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PL36:ARSENAL vs Brighton [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−3 Brighton
2023年5月15日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal

 (51)Enciso
 (86)Undav
 (90+7)Estupinan


1Ramsdale

 4White  15Kiwior  6Gabriel  3Tierney

20Jorginho

8Ødegaard    34Xhaka

7Saka              11Martinelli

9Jesus


(19)11Martinelli>>>19Trossard
(60)20Jorginho>>>5T. Partey
(60)34Xhaka>>>24Nelson
(76)9Jesus>>>14Nketiah
(76)8Ødegaard>>>10Smith Rowe


Substitutes
 30Turner
 16Holding
 97Walters
 21Vieira


Arsenal 1.jpg実質上の終戦を告げる
敗戦だったと思います。

先発は怪我で離脱した35ジンチェンコに代わって
3ティアニーが左SBに入った以外は
前節と同じメンバーが組まれました。

試合は序盤から非常にアグレッシブに仕掛けてきた
強度の高いブライトンのプレーに
圧倒されてしまったと言えると思います。

試合後アルテタ監督がコメントしていた様に
それでもまだ前半は拮抗していたと思いますが
後半は全くダメで
1年前にメディアの前で34ジャカが苦言を呈していた時と
同じ光景を再び観せられてしまった様な感じでした。

本当に勝とうと強い意志を持って
この試合に挑んでいたのか?
もっと言えば本当に奇跡の逆転優勝を信じて
シーズン終わりまで勝ち続けようとする
強い意志があったのか?

少なくともこの試合に勝とうとする強い意志は
ブライトンの方が上回っていたのは確かだと思います。

その様な状況の中で
この試合では試合の行方を左右する
いくつかの場面があり
11マルティネッリが怪我を負い
早々にピッチを去らなければならなくなった所も
一つのポイントだったと思います。

11マルティネッリが負傷した発端は
4分過ぎの場面の
三苫に対する激しいチャージが
切っ掛けだったのは言うまでもないと思います。

4分過ぎ、8ウーデゴールが11マルティネッリへ
ヘッドで送ったボールに対して
走り込んできた11マルティネッリと三苫が激突しました。

そのボールは高々と舞い上がった為に
走り込んできた11マルティネッリは
助走をつける形で高々とジャンプしましたが
反対に三苫はジャンプをせずに
落下地点で待つ格好になっていた為に
ジャンプした11マルティネッリの腰辺りが
三苫の頭部をヒットしてしまいました。

当然このチャージは故意ではなくても
非常に危険なチャージになってしまいましたので
カードを出すべき場面だったと思いますが
その一方で故意ではなかったのは明らかだと思いますので
レッドカードに値するかと言われれば
賛否は分かれると思います。

まずこの場面は相手が行ってくるであろう対応に対する
各々の予測のズレが生んだ
不幸なアクシデントだと個人的には思います。

結果的に非常に危険なチャージをかます事となる
11マルティネッリ側の視点に立ってみますと
高く上がったルーズボール気味のボールに対して
三苫もジャンプして競りにくると
予測していたと思われ
そのジャンプしてくると予測した三苫に対して
ショルダーを当てに行っている様に観えます。

勿論、そもそも三苫がジャンプして競りに来ると言う
11マルティネッリの予測自体が間違っており
同時に最後までボールしか見ていなかった事もあり
三苫がジャンプして競りに来ていない事に
気が付かなかったのも
この様な危険なチャージを産んでしまった
大きな原因だと思います。

そしてもしかしたら落下してくるボールに間に合わない事が
走っている途中で分かった為に
ボールに対してヘッドを試みる事をやめて、
ジャンプしてくるであろう三苫に
ショルダーをぶつける事で競り勝とうとする
姑息な手段を選択した可能性は否定出来ませんので
これらの11マルティネッリの判断は
甘いと言わざる言えないと思います。

反対に最初から三苫を潰そうと考えて
悪意を持ったチャージを仕掛けたのならば
左腕を振り上げて飛び込んで来たのではないかと思います。
当然ですが腕を振り上げる事で
より高くジャンプする事が出来るのは勿論ですが
相手を上から押さえつける事も出来ますので
最初から相手の首から上を狙っていたのならば
確実に腕を振り上げていたと思います。

しかしこの場面での11マルティネッリは
腕を振り上げていなかった事からも
ハードチャージで吹っ飛ばそうと考えたかもしれませんが
決して頭を狙った物ではなく
純粋に競り勝つ為にショルダーをぶつけに行った所に
三苫がいなかった為に
腰のあたりが三苫の頭を捉えてしまったと考えられます。

反対に三苫も飛び込んできた11マルティネッリに対して
ぶつかる前に身を屈めるなり
背を向けてブロックするなりしていれば
この様な状況にならなかったのも事実だと思います。

この場面で三苫は走り込んでくる
11マルティネッリの事を一度確認しており
ぶつかる時に両腕を挙げて
防御動作もしていましたので
飛び込んでくる事は少なからず予測していた様に観えます。

仮に飛び込んでくる11マルティネッリに対して
三苫が身を屈めたり背を向けてブロックする事が出来ていたら
危険なチャージを受けなかっただけではなく
飛び込んできた11マルティネッリの方が
三苫を乗り越えて空中で一回転する様に
落下する事になっていたかもしれませんので
怪我を負うリスクは
飛び込んできた11マルティネッリの方が高くなります。
同時に状況的に考えれば
落下地点に先に入っていた三苫に対して
11マルティネッリは上から覆い被さる形にもなりますので
ファールをもらう事も出来たかも知れません。

飛び込んできた11マルティネッリの事を
全く認識していなければ仕方ありませんが
三苫は一度11マルティネッリの事を
確認していましたので
なぜ体がぶつかる準備をしていなかったのか?
なぜ飛び上って競り合おうとしなかったのか?
そしてなぜ避けようともしなかったのか?
疑問を感じる所もあります。

勿論、三苫としてはまだ距離があった
11マルティネッリが全力で飛び込んでくるとは
予測していなかったのかもしれませんが
11マルティネッリと同様にそこでの予測のズレが
この様な危険なチャージを
受ける結果になってしまった部分もあると思います。

基本的には出会い頭の不幸のアクシデントだと思いますが
それでも結果的には三苫の頭部にクリーンヒットする
危険なチャージになってしまいましたので
レッドかどうかは別としても
イエローは出すべきだったと思います。

そしてこの後にその11マルティネッリが
危険なタックルを受けてしまいました。

6分過ぎ、3ティアニーがヘッドで繋いだボールを
左サイドのセンターライン付近で受けた11マルティネッリが
中に向かってドリブルで進んでいる所で
カイセドが後方から仕掛けたタックルを受けて左足首を負傷し
その後プレー続行不可能になり
ピッチを後にしました。

この時のカイセドのタックルは
危険なタックルだったのは勿論問題ですが
一番の問題だったのは
三苫へのチャージに対する
報復のタックルだった所だと思います。

中継を観ていた人ならばこのタックルが
三苫に対するチャージの報復だったかかどうかは
誰もが気が付いていると思いますが
このタックルの後に
手を出した三苫に対して
カイセドがタッチして応えた姿が
リプレーで映し出されており
この光景がこのタックルの直後の光景ならば
全てを物語っていると思います。

仮に三苫が犯したミスを
カイセドがファールを犯してリカバリーしたというのならば
「ミスをカバーしてくれてありうがとう」
という意味でタッチする事もありますが
この場面では三苫は全く関係していませんので
このタッチが意味する所は
「報復してくれてありがとう」と言う三苫に対して
カイセドが応えた事になり、
奇しくもみ本人達が報復した事を認める形になっています。

一般的に報復タックルは
非常に重い罪が課されるのは言うまでもなく
この場面で1発レッドが出されなかったのも
大いに疑問を感じます。

やられたらやり返されるのが
フットボールだと言う意見もありますが
その理論が正しくないという事は
常識人ならば誰もが分かる筈です。

どちらにせよ早々に11マルティネッリを失った事で
この後のアーセナルは左サイドを攻め倦む事となると共に
この後も主審の曖昧な判定基準に
試合の行方は左右されてしまったのは残念でした。

その審判の判定に強く疑問を感じた場面が
最初の失点の場面です。

51分、コルウィルが送ったロングフィードを
深い位置で収めた三苫がタメを作った所から
追い越してきたエストゥピニャンに繋げられ
そのエストゥピニャンからクロスが送られました。
そのクロスはニアにいた3ティアニーが
ヘッドでクリアーしましたが
そのクリアーボールを再びエストゥピニャンが中に折り返し、
そのボールをエンシソにヘッドに押し込まれてしまい失点。

この場面では最初のクロスを入れられた場面で
15キヴィオルがファーガソンに
踵を踏まれて倒れてしまった事で
ゴール前に大きな穴が空いてしまいましたが
そのファーガソンのチャージに対して
VARが入る事もなく
ノーファールの判定に至ったのは疑問でしかありません。

「靴が脱げた位でプレーを止めるな」
「なぜインプレー中なのに靴を気にしているのか?」
などのコメントもあり
実際この試合を解説していたキーンも
靴が脱げた位でプレーを止めるなと
苦言を呈していましたが
靴が抜けたのではなく
踵を踏まれた事で靴も脱げたのは
リプレーを観ればはっきりと分かると思います。

しかも後ろから6ガブリエウに押された状態の
ファーガソンの踏み込んだ足で
15キヴィオルの左踵を踏み付けていますので
場合によってはその圧力は2倍くらい
かかっていたかもしれません。

実際、踵を踏まれてうずくまった15キヴィオルは
靴の事など気にしてはおらず
すぐさまアキレス腱を手で押さえて蹲った様に
プレーを止めた訳ではなく
立ち上がる事が出来なかったのは明白だと思います。

勿論、後ろから6ガブリエウのプレッシャーを受けて
ファーガソンが踏ん張った足が
たまたま15キヴィオルの左踵を
踏み付けてしまったのはアクシデントでしかありませんが
結果として15キヴィオルのプレーを
妨げてしまったのはいうまでもありませんので
このチャージでファールを取らなかったのは
疑問でしかありません。

まぁ、この主審がこの一瞬の出来事を
的確に判断出来ないのは仕方がありませんが
画像には完全に写っていましたので
なぜVARが介入しなかったのか大きな疑問です。

まぁ、例えCKの場面でGKが抱き付かれて
動きを抑えられたとしても
それはファールにはならず、
オフサイドをチェック待ちの間に
VARでオフサイドをチェックすらしない等、
アーセナルの試合は
一般的な試合とは異なる判定基準で
試合が行われているのは
誰もが知っている所だと思いますので
ゴール前で踵を踏まれた位の事が
ファールにならないのは仕方がありませんかね。

とは言え、一般人ならまだしも解説のキーンが
そこまで非難するのはどうかと思います。
まぁ、現役時代の事を思い出せば
キーンは常に足を踏む側の人間ですので
踵を踏まれた時の痛さを知らないのは
仕方がないかもしれませんね、、、。
反対に言えばキーンは相手の動きを止める為に
数限りなく足を踏み付けてきた様に
相手の動きを止める上で足を踏むと言う行為の有用性は
誰よりもキーンが一番よく知っていると思います。
そう言う意味では踵を踏まれた15キヴィオルが
動けなくなった理由も
誰よりも理解出来るのがキーンの筈ですが、、、、。
キーンレベルの人でも現場を離れると
もうその様な感覚はなくなってしまうのでしょうかね、、、。

この様に試合の行方を左右する出来事が
何度かありましたが
それでも仮に11マルティネッリを
早い時間で失っていなかったとしても、
この場面の失点が撤回されたとしても、
この試合で勝機があったかと言われれば
中々そうも言えなかったと思います。

確かにゴールを奪うチャンスは何度かあったと思います。

ダンクのフィードを7サカが途中でカットした
6分過ぎの場面、
すぐさまドリブルで持ち込んだ所から
8ウーデゴールに繋げられましたがシュートを撃つ事が出来ず。
コルウィルが寄せてきていたとは言え
シュートコースは空いていましたので
思い切って左脚を振り抜いても良かった様に感じます。

右サイドからカットインしてきた7サカのパスを
9ジェズスが8ウーデゴールに繋いだ16分過ぎの場面、
そのパスを受けた8ウーデゴールは
前節と同様にペナルティの外側から
豪快に左脚を振り抜きましたが
その地を這う様な鋭い弾道のシュートは
残念ながら枠を捉えられず。

パスを受けたマクアリスターに対して仕掛けた
20ジョルジーニョの激しいプレスで
ボールを奪い返した所から
ショートカウンターを仕掛けた23分過ぎの場面、
そこでこぼれたボールを34ジャカ〜8ウーデゴールと繋ぎ
その8ウーデゴールからのスルーパスで裏に出た9ジェズスが
角度のない所から豪快に右脚を振り抜きましたが
スティールのファインセーブで阻まれゴールを奪う事は出来ず。

15キヴィオルからの縦パスを受けた8ウーデゴールから
34ジャカ〜19トロサールへと繋いだ30分過ぎの場面、
そのパスを受けた19トロサールは
カットインした所から右脚を振り抜きましたが
そのシュートはバーの上をかすめてゴールは奪えず。

スティールが送ったパスがズレた所を
19トロサールがカットした40分過ぎの場面、
その19トロサールからのパスを受けた
9ジェズスが送ったクロスを
ファーサイドで7サカに通りましたが
その7サカが中途半端に中に折り返したボールは
シュートに繋がらず。
やや難しい体勢だったとは言え7サカはフリーでしたので
ダイレクトボレーを狙って欲しかった場面でした。

右CKの流れから左サイドで
9ジェズスが放ったシュートのこぼれ球が
7サカの所に来た46分過ぎの場面、
7サカは間髪入れずに左脚を振り抜きましたが
残念ながら枠を捉える事が出来ず。

前半はポゼッションが38%対62%だった様に
ボールは圧倒的にブライトンに握られながらも
総シュート数が8本対3本だった様に
シュートチャンスはそれなりに作れていたと思います。

反対に試合終了の時点では
総シュート数が14本対12本になった様に
シュートチャンスを増やしたブライトンに対して
アーセナルのシュートチャンスは減ってしまい
後半の間でゴールの匂いがしたのは
これら位だったと思います。

62分過ぎ、7サカ〜9ジェズス〜24ネルソンへと
右サイドから左サイドへと展開した所から
カットインした24ネルソンが右脚を振り抜きました。
24ネルソンのイメージとしては
少し巻くつもりだったのかもしれませんが
その鋭いシュートはそのまままっすぐ抜けてしまい
惜しくも枠を捉える事が出来ず。

70分過ぎ、5トーマスからのパスを受けた
8ウーデゴールが送った裏へのスルーパスで
走り込んできた19トロサールが抜け出し
右脚を振り抜きましたが
そのシュートはスティールの正面で
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

結局、後半途中に攻撃的な選手を送り込みましたが
期待通りの働きをしたのは24ネルソンだけであり
パスを引き出す事も収める事もあまり出来なかった
14エンケティアも問題でしたが
特に10スミス・ロウは醜かったと思います。

10スミス・ロウは8ウーデゴールに代わって
右インサイドハーフに入りましたが
ボールに絡む場面が極端に少なかったのは勿論ですが
そもそも運動量が少なく
ボールの反対サイドでジョギングしている場面が
何度もありました。

単純に身体的なコンディションに
問題があるのかもしれませんし
メンタル的にまだ怖くて
全力でプレーする事が出来ていないのかもしれません。
もっと言えば手術を行なってから
一向にコンディションが上がっていない事を考えますと
ソケイ部の問題は今回の手術では
改善していない可能性もあるのかもしれません。

実際10スミス・ロウは長い間ソケイ部の問題を抱えながら
プレーしてきたと言われており
その様な問題があっても
それなりにプレー出来ていた状況があります。

その一方で10ゴール挙げてブレイクした
21/22シーズンはそのソケイ部の問題が殆ど顔を出さなかった
数少ない期間だったと言われており
結局我々が期待している10スミス・ロウのプレーを目にする為には
ソケイ部の問題が完全に解消されない限り
目にする事が出来ないと言えると思います。

よって中途半端なコンディションでプレーするくらいならば
完治を目指して更なる治療に励んで欲しいと
個人的には思っています。

その一方でボールと関係ない所で
チンタラとジョギングしている姿を観ると
ボールに絡む事を望んでいない様にも観えてしまいますので
コンディション云々の問題ではなく
メンタル的な問題で全力でプレー出来ていない可能性もあると思います。

元々10スミス・ロウは性格的に優しすぎると言われており
ベストなプレーをする為には確固たる自信を
身にまとう必要があると言われています。

しかし怪我に対して手術を行い
その手術後も思う様なプレーが出来ていない状況に
その自信が揺らいでしまい
結果として昨今観せている様な消極的なプレーに
終始してしまっているのかもしれません。

仮にその様なメンタル的な問題があるのならば
是非とも2021年9月26日PL第6節
エミレーツで行われたスパーズ戦での自分の姿を
思い出して欲しいと思います。

この試合で左サイドで先発した10スミス・ロウは
1ゴール1アシストの活躍で
この試合の勝利に大きく貢献しました。

下部組織出身の選手にとって
スパーズ戦で活躍する事の意味は
普通の選手以上によく知っており
言うなればスパーズ戦で活躍する事は
下部組織出身の選手にとっての夢でもあります。

そのスパーズ戦で魅せた感情の爆発させていた姿を
今の10スミス・ロウには
真正面から観て欲しいと思います。

果たして今の10スミス・ロウの中に
あれだけの感情を爆発させるだけのエネルギーが
残っているのか?
自分に問い正して欲しいと思います。

ただ言える事は
あのレベルのエネルギーを爆発する事が出来なければ
ベストなスミス・ロウに戻る事が出来ないと言うのは
間違いないと思います。

それだけのエネルギーをピッチで爆発させる為には
ピッチの中でチンタラとジョギングしている暇はないはずです。
常に動き、常にボールに絡み
そして常にチームの勝利に対する責任を背負う、
言うなれば自分の限界を決めずに
常にその限界に挑み続ける様にプレーし続ける事で
自らの前に現れた壁を打ち破り続けている
8ウーデゴールの様な覚悟が必要だと思います。

怪我に対する恐怖に打ち勝ち
自分の中にあるエネルギーを出し惜しみする事なく
そのエネルギーを常に燃やし続けて自分の限界に挑み続ければ
失った自信は必ず取り戻す事が出来、
そして再びベストな状態の10スミス・ロウで
我々の目の前に現れてくれると思います。

コンディションの問題であろうが
メンタル的な問題であろうが
その理由はどうあれ
仮に全力でプレーする意志を示せなければ
チームの為に常に全力でプレーする事を求める
アルテタ監督の下では信頼を得る事は出来ないと思いますので
早かれ遅かれチームを去る時が来てしまうと思います。

個人的には好きな選手でもありますが
下部組織出身の7サカや10スミス・ロウが
新しい黄金期の旗頭として
アーセナルを引っ張って行くと言うのは
ロマンがありますので
絶対に復活して欲しいと強く願っています。

結局、その後も2点奪われてしまい
この大事な試合は0−3で落としてしまいました。

今節も勝利したシティが
残りの3試合の内あと1勝すれば
優勝が決まりますので
まだ逆転優勝の可能性は残っていますが
実質的にタイトル争いは終戦したと言って良いと思います。

最終的には常々言っていた様に
ベストなメンバーを常に揃える事が出来れば
今シーズンのアーセナルは最強だったかもしれませんが
怪我人が出てベストメンバーが組めなくなると
大きくチーム力を落としてしまう問題が
今シーズンも出てしまいました。

鉄壁のDFラインを築いていた12サリバの欠場は勿論、
この試合で三苫に対して全く歯が立たなかった
4ホワイトに代えてベストな状態の18冨安を使えていたら
どうなっていたのでしょうか?

そして守備に対しては大いに不安がありますが
この試合で35ジンチェンコを起用できていたら
試合の流れも変わっていたかもしれません。

結局35ジンチェンコが起用出来なかったこの試合では
アルテタ監督は偽SBシステムを使いませんでした。

勿論、3ティアニーには偽SBシステムの適応がありませんので
無理に中でプレーさせる事で
ブライトンの鋭いプレスの標的にされる事を
避けたのだと思いますが
これによりポゼッションを
ブライトンに完全に明け渡してしまったとのは言うまでもなく
結果として今シーズンの戦い方とは
明らかに異なる戦い方をしなければならなくなってしまったのは
問題だったのかもしれません。

来シーズンに向けて
レギュラー組とサブ組との戦力差の問題は
改善しなければならない重要なポイントだと思います。

PL制覇に向けて最大の障壁であるシティは
仮にデ・ブライネを起用出来なくても
ギュンドアンやベルナルド・シウバがいて
仮にハーランドを起用出来なくてもアルバレスがいる様に
一人や二人欠けても全く戦力が落ちないだけではなく
エースを欠いたとしても戦力の低下を
最小限に留めるだけの層の厚さがあります。

実際シティの様にすぐに分厚いスカッドにする事は
アーセナルには無理ですが
現実問題として来シーズンはPLとCLの
2つの大会が待っていますので
選手層の拡充は絶対に必要であり
長い間続いているレギュラー組とサブ組の
戦力的に差がある問題は
今後1〜2年掛けて取り組む問題ではもうなく
この夏に解決しなければならない
大きな大きな問題だと思います。

現在のチームにさらなる肉付けが出来るかどうか
妥協しない夏にして欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:0G1A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:2G5A 
5トーマス      PL:3G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A
7サカ        PL:13G11A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:15G7A 
9ジェズス      PL:10G5A EL:0G1A 
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:15G5A FA:0G1A
12サリバ       PL:2G1A EL:1G0A 
14エンケティア    PL:4G1A EL:2G1A CC:1G0A FA:2G0A
16ホールディング   PL:1G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G1A EL:0G1A 
19トロサール     PL:1G8A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A
21ヴィエイラ     PL:1G2A EL:1G2A FA:0G2A
24ネルソン      PL:3G2A EL:0G0A CC:0G1A 
25エルネニー     PL:0G0A FA:1G0A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:5G7A EL:2G0A  
35ジンチェンコ    PL:1G2A


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