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冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−1 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−1

Arsenal 1.jpgプレシーズンマッチでは
5戦全勝と相手を寄せ付けない等、
充実したプレシーズンを観て
開幕前に
『ベストメンバーを組む事が出来れば
優勝争い出来るだけのポテンシャルがある』と
書きましたが
ここまでのシーズン前半は
その期待を上回る結果を出していると思います。

12勝1分1敗勝ち点37で首位!!
得点33点はリーグ2位、
失点11点はリーグ1位、
得失点差+22はリーグ2位と
文句の付けようがありません。

その要因はアルテタ監督体制4シーズン目に入り
チームとして成熟してきていると共に
この夏の移籍期間で
昨シーズンまで欠けていたラストピースを
補強出来た事が非常に大きかったと思います。

それでは最初にこの夏に獲得した選手達に付いて
私見的に考えてみたいと思います。

では最初はサンパウロから獲得した
27マルキーニョスです。


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27マルキーニョス(19歳)

サンパウロから獲得した27マルキーニョスは
ブラジルとイングランドの生活環境の違いや
英語が話せない問題などもあり
当初はローン移籍に出される可能性があった様ですが
英語は全く話せない様ですが
6ガブリエウや11マルティネッリの手を借りながら
チームやロンドンでの生活に上手く適応し、
そしてプレシーズンでも評価を上げた事で
シーズン前半はそのままスカッドに残りました。

左利きの27マルキーニョスは逆脚のアタッカーとして
右サイドを主戦場としており
ブラジル人選手らしい
独特なリズムのドリブル突破と
正確な左脚を武器に
リザーブのPL2の試合では
5試合で4ゴール2アシストと
リザーブレベルではない事を証明し、
ファーストチームでの公式戦初出場した
ELグループステージ第1節のチューリッヒ戦でも
1ゴール1アシストを挙げて
チームを勝利に導きました。

この活躍を受けて
この夏にニースへローン移籍した19ペペの穴や
開幕直後に怪我で離脱した24ネルソンに代わって
7サカのバックアッパーとして
名乗りを挙げる事が期待されましたが
今の所、PL1試合途中出場、
EL2試合先発1試合途中出場、
カラバオ杯1試合先発に止まっており
7サカのバックアッパーとしては
十分な働きを観せていません。

現状としてはプレースピードやテンポが
まだブラジル時代のそれからアップデート出来ていない印象で
リザーブレベルの試合ならば
そのプレースピードやテンポでも
個の力で大きな問題にはならないのかもしれませんが
ファーストチームの試合、
特に今シーズンのアーセナルのプレースピードやテンポには
付いて行けていない印象を受けます。
そしてPLの速く激しいスタイルにも
まだ適応出来ていない印象で
ここ最近は得意のドリブルが通用するしないの前に
積極的に仕掛ける場面自体が少なくなっており
明らかに『壁』にぶつかっている様に観えます。

とは言え、ブラジル時代とは明らかに違う次元に
急にやってきた事を考えれば
プレースピードやテンポに付いて行けていないのは
仕方がない事だと思います。
しかしその一方でシーズン序盤の様に失敗を恐れずに
積極的に仕掛ける事をやめてしまっている現状は
ちょっと心配です。

19歳の選手にとっては
アーセナルへの移籍は大きなチャレンジですが
そのチャレンジをピッチの上でしなくなってしまっては
その先の道は開けないと思います。
自信を失っているのか?
スタイルの違いに混乱しているのか?は分かりませんが
今はひたむきにチャレンジし続ける事が
重要に感じます。

現状の『壁』にぶつかっている27マルキーニョスを
この冬の移籍期間でローンに出す可能性がある様ですが
それも色々な問題があるかもしれません。

PLのスタイルに慣らす為には
チャンピオンシップのチーム等に
ローン移籍させて経験を積ませる事が一番かもしれませんが
一方で英語がまだ話せない27マルキーニョスを
イングランドの他のクラブに一人で行かせても
そのチームの中で孤立してしまって
大した成果は出ないかもしれません。

コミニュケーション面を考えれば
スペインやポルトガルのクラブに
ローン移籍させるのも一つかもしれませんが
過去にヴェラやキャンベル等の中南米系の若い選手が
ローン移籍に出ていたスペインやポルトガルのクラブで
結果を出して戻ってきても
結局最後まで速く激しいPLのスタイルには
適応出来なかった事を考えますと
スペインやポルトガルのクラブへのローン移籍は
PL仕様にアップデートする役には立たない可能性がありますので
国外のクラブへ移籍させるにしても
十分に考慮する必要があると思います。

今後アーセナルでポジションを掴む為には
戦術的な理解度や守備面での貢献度等、
改善しなければならない所は沢山あるかも知れませんが
まず最初にクリアーするべきポイントは
現在のアーセナルのプレースピードやテンポの中で
プレーの精度を保ちながら
自らのプレーを行う事が出来るかどうかだと
個人的には思います。
左脚から繰り出されるシュートやクロスの精度は高く
ドリブルでカットインした所から
左脚を振り抜くと言う得意パターンも持っていますので
そこを磨くだけでもチームにとっては
戦術的なオプションになると思いますので
速やかに適応する事が望まれます。

とは言え、元々育成枠としての意味合いもある獲得でしたので
短期的な評価には左右されずに
11マルティネッリを主力選手に育てた様に
27マルキーニョスも地に足を付けて
じっくりと育成して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


(年齢は獲得時の年齢)


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