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PL16:Wolves vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Wolves 0−2 ARSENAL
2022年11月12日(土)Premier League, Molineux

Goal

 (54)8Ødegaard(←21Vieira)
 (75)8Ødegaard


1Ramsdale

4White 12Saliba 6Gabriel 35Zinchenko

5T. Partey

8Ødegaard     34Xhaka

 7Saka             11Martinelli

9Jesus


(15)34Xhaka>>>21Vieira
(90)7Saka>>>24Nelson
(90)21Vieira>>>25Elneny
(90)35Zinchenko>>>17Cedric


Substitutes
 30Turner
 3Tierney
 16Holding
 27Marquinhos
 14Nketiah


Arsenal 1.jpgW杯開催に伴う中断前の最後の試合は
ウルヴスを寄せ付けずに勝利し
首位でクリスマスを迎える事になりました。

先発は前節のチェルシー戦と
同じメンバーが組まれました。

しかし試合開始早々に
34ジャカが体調不良を訴えて
試合がストップし
一度はプレーに戻りましたが
やはり続行出来なくなり
15分に21ヴィエイラと交代する
ハプニングがありました。

試合はボールを支配するアーセナルが
ゴール前にバスを置く様に
5−3−2のブロックを築いて守り
アダマ・トラオレとグエデスのスピードを活かした
カウンター狙いのウルブスを
いかにして攻略するかと言う流れで進みましたが
開始早々に惜しいチャンスがありました。

5分過ぎ、11マルティネッリが送ったクロスを
DFラインの裏を取った9ジェズスが収めて
右脚を振り抜きゴールネットに突き刺しました。
残念ながら9ジェズスの位置がオフサイドで
ゴールは認められませんでしたが
ここで決まっていたら
最近ゴールに見放されていたモヤモヤが
払拭出来たかもしれませんでしたので
残念でした。

一方でウルヴスのカウンターで
ゴールに迫られる場面もありました。

6分過ぎ、セメドからの裏に出されたパスを受けた
B.トラオレに左サイドに抜け出され
そこからのグエデスへクロスが送られました。
そのクロスに対してはグエデスに通る前で
12サリバがしっかりとブロックし、
そのこぼれ球に対して詰めてきたアダマ・トラオレが
シュートを放つも6ガブリエウがしっかりとブロックして
ゴールを死守。

そもそもグエデスの位置がオフサイドでしたが
ウルヴスの前線の2人のスピードに対して
CBの2人はしっかりと対応出来ていましたが
それでもギリギリの対応に強いられていたのも事実であり
集中力が試される試合になりました。

その後は引いて守るウルヴスのブロックを
なんとかしてこじ開けようと
あの手この手を駆使して攻め続けました。

4ホワイトからのパスを受けた8ウーデゴールが
ダイレクトで送ったパスを受けた7サカが
右脚で折り返した13分過ぎの場面、
そのクロスはブエノの足に当たり
ゴールに向かいましたが
ホセ・サに掻き出されてゴールならず。

7サカが右CKを蹴った14分過ぎの場面、
6ガブリエウがヘッドで合しましたが
枠を捉える事は出来ず。

35ジンチェンコからのパスを
下がった位置で9ジェズスが受けた21分過ぎの場面、
そこから一気に加速して
ペナルティ内にドリブルで切り込んでいき
右脚を振り抜きました。
そのシュートはキルマンにブロックされてしまいましたが
ゴール前に築かれて強固な壁を
果敢なドリブル突破で風穴を開けようとした
良い仕掛けだったと思います。

左サイドに開いていた21ヴィエイラからのパスを
ハーフスペースで受けた35ジンチェンコが
ダイレクトでクロスを送った22分過ぎの場面、
そのクロスに対して9ジェズスがヘッドで合わせましたが
残念ながら枠を捉える事は出来ず。

11マルティネッリからのパスを
センターサークル辺りで受けた7サカが
そのままドリブルで持ち込み
左サイドに開いていた9ジェズスへ
スルーパスが送られた34分過ぎの場面、
そのパスを受けた9ジェズスは
ペナルティに入った所で切り替えしてボールを持ち直し
右脚を振り抜きましたが
そのシュートはバーを叩きゴールを奪う事が出来ず、
同時に9ジェズスの位置はオフサイドでした。

4ホワイトが送ったクロスを
ファーサイドで9ジェズスが
ダイレクトボレーで合わせた39分過ぎの場面、
残念ながらジャストミート出来ずに
枠を捉えられませんでしたが
難しい高さのボールだったとは言え
フリーの状況でしたので
絶好調の時期の9ジェズスならば
決めていたかもしれない場面だったと思います。

一方で前半の間で危ない場面は2度ありました。

19分過ぎ、4ホワイトから11マルティネッリへ送られた
サイドチェンジのパスが逸れてしまった為に
11マルティネッリが収める事が出来ずに
こぼれてしまったボールを
セメドに収められてしまった所から
カウンターを受けてしまいました。
そのままドリブルで左サイドを持ち上がってきた
セメドが送ったスルーパスで
グエデスに抜け出されてしまい
そのままシュートを撃たれてしまいましたが
幸い枠を捉えずに救われました。

43分過ぎ、トティのフィードを奪った12サリバが
1ラムズデールに送ったバックパスを
グエデスにカットされてしまい
そのまま持ち込まれてシュートを撃たれてしまいました。
幸い戻ってきた6ガブリエウがブロックして
そのシュートは枠を捉える事はありませんでしたが
そのバックパスを狙っていたグエデスの位置の確認を怠った
12サリバの大きなミスだったと思います。

結局アーセナルゴールに迫られた場面は
ミスが絡んだ場面でしたので
ウルヴスのカウンター狙いに対しては
概ね抑える事が出来ていたと思います。

一方で攻めあぐねている訳ではありませんが
ウルヴスの強固な守備のブロックに対して
攻めきれないまま
前半は0−0で終わりました。

後半は最初にチャンスを作ったのは
ウルヴスのカウンターからでした。

47分過ぎ、8ウーデゴールが送った
クロスのクリアーボールを収めたアダマ・トラオレが
5トーマスのタックルをかわしてながら
一気にドリブルで加速した所から
右サイドを駆け上がってきたグエデスへ展開し
そこからゴールに向かってきたアダマ・トラオレに
クロスが送られました。
幸い前に飛び出した1ラムズデールが
アダマ・トラオレに通る前にカットしましたが
前線の2人だけで完結する事が出来る
ウルヴスのカウンターの脅威が出た場面だと思います。

その後、遂に先制点が生まれました。

54分、35ジンチェンコからのパスを
左サイドに開いていた位置で受けた9ジェズスが
カットインした所から送ったスルーパスで
ハーフスペースに21ヴィエイラが飛び出し、
深い位置にまで侵入した所から
ホセ・サの肩口を越す様に送った
柔らかいタッチの浮き球のクロスを
ゴール前に詰めてきた
8ウーデゴールが押し込みゴール!!

21ヴィエイラのフリーランニングと
9ジェズスの連動した動きで
遂にウルヴスの築いた強固な壁に
風穴をあける事に成功しました。

その後は徐々にウルヴスゴールに迫る場面が
増えていきました。

21ヴィエイラの左サイドに駆け上がる動きに合わせて
35ジンチェンコがスルーパスを送った60分過ぎの場面、
そのまま抜け出した21ヴィエイラが送ったクロスは
クリアーされてしまいましたが
この場面でも21ヴィエイラのフリーランニングが活きた場面でした。

ここ最近の21ヴィエイラは
PL特有の激しいチャージへの対応に
苦労している様に観えましたが
それは元々21ヴィエイラはパスの出し手側の選手なので
足下にパスを受ける場面が多い為に
狙われる場面が多かったのかもしれません。
反対にこの試合では
今まで以上に積極的なフリーランニングを観せており
それにより相手のマークを上手く外す事が出来、
結果としてチャージを受ける局面が減った様に感じます。

そして以前にも21ヴィエイラは8ウーデゴールと並んで
インサイドハーフで起用された事もありましたが
その時は8ウーデゴールと役割が被る為に
その良さが活きていませんでしたが
この試合では34ジャカに代わって
途中出場した事もあった為なのか
今シーズンの34ジャカの様な
ハーススペースを中心に飛び出す動きを
積極的に取り入れていた事で
チームの中でも機能する事が出来ていたと思います。

とは言え、この試合では
アーセナルがボールを持ち続ける流れだった事もあり
34ジャカが担っているもう一つの柱である
左サイドをカバーする守備面の役割を
21ヴィエイラが行う場面はあまりありませんでしたので
現在34ジャカが担っている攻守に多岐にわたる役割を
21ヴィエイラが担えるかどうかは
まだ不透明な部分もあると思いますが
少なくともこれまでの8ウーデゴールの
バックアッパーと言う立ち位置から
34ジャカをバックアップする役割も担える可能性を
示したと思います。

4ホワイトが送ったクロスを
コリンズがヘッドでクリアーして
ファーサイドに流れたボールを
11マルティネッリがダイレクトボレーで
押し込もうとした61分過ぎの場面、
そのシュートはホセ・サのファインセーブで防がれ
そのこぼれ球に対して8ウーデゴールが
ヘッドで押し込もうとしましたが
このシュートもトティにブロックされてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

4ホワイトが送ったスペースへの
精度の高いフィードを受けて抜け出した
9ジェズスがタメを作った所から
走り込んできた8ウーデゴールへラストパスを送った
64分過ぎの場面、
残念ながらそのパスは
同じく戻ってきたトティにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
右SBに移ってから余り送らなくなっていますが
4ホワイトの精度の高いフィードは
昨シーズンのアーセナルの一つの武器でしたので
4ホワイトはもっとフィードを蹴っても良い様に感じます。

そして試合を決める2点目が生まれました。

75分、コーナフラッグ辺りでボールを奪い返した
11マルティネッリが持ち込んだ所から送ったヒールパスで
入れ替わるように裏に飛び出した35ジンチェンコが
深い位置から送ったクロスのこぼれ球を
11マルティネッリが右脚を振り抜きました。
そのシュートはホセ・サにセーブされてしまいましたが
そこからのこぼれ球を収めた8ウーデゴールが
左脚を振り抜きゴール!!

前後の揺さぶりにウルヴスの守備陣の脚が止まった所で
仕留めたゴールでした。

その後も惜しい場面はありました。

83分過ぎ、ブエノのパスをカットした
8ウーデゴールからのパスを受けた9ジェズスが
右サイドに駆け上がってきた7サカに繋ぎ
その7サカからペナルティに向かって走り込んできた
9ジェズスへタイミング良くリターンパスが送られました。
残念ながら9ジェズスに通る直前に
コリンズにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事が出来ませんでしたが
プレービジョンが共有されていた
良い仕掛けだったと思います。

一方で終了間際に危険な場面がありました。

88分過ぎ、12サリバからのパスを
絞った位置で受けた35ジンチェンコが
ポデンスのチャージを受けて
あっさりとボールをロストしてしまい
そのこぼれ球を収めた
アダマ・トラオレからのパスを受けたポデンスに
ペナルティの中からシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは1ラムズデールのファインセーブで
ゴールを死守しましたが
前節のチェルシー戦でも試合の終盤に
足を滑らせてボールをロストしてしまった場面がありましたが
怪我明けの35ジンチェンコは
まだ90分間集中力を保つだけの
コンディションにまでは戻っていないのかもしれません。

試合はこのまま0−2で勝利!!

これで2位シティと勝ち点差5を付けて
首位でW杯の中断に入る事が出来ました。

しかしこのW杯の中断期間が
吉と出るのか?凶と出るのか?
シーズン中にW杯を開催する事は初めての事ですので
どの様な影響をもたらすか全くわかりません。

そのW杯には10名の選手が選ばれています。

イングランド代表
 7サカ
 4ホワイト
 1ラムデール

ブラジル代表に
 9ジェズス
 11マルティネッリ

フランス代表に
 12サリバ

日本代表に
 18冨安

スイス代表に
 34ジャカ

ガーナ代表に
 5トーマス

アメリカ代表に
 30ターナー

日本代表、アメリカ代表、ガーナ代表と
くじ運が悪かったスイス代表は
グループステージ突破出来るかどうかが
焦点だと思いますので
仮にグループステージだけで終われば
9日間で3試合行い
12月初めにはチームに戻ってきます。
これは通常の代表期間とそれ程大きな差がない状況であり
チームに戻ってからも
ある程度コンディションを調整する期間を
儲ける事が出来ますので
W杯の影響は最小限で済ませる事が出来るかもしれません。

一方でイングランド代表、ブラジル代表、フランス代表は
場合によっては決勝戦まで行く可能性があり、
仮に決勝戦まで進んだ場合には
約4週間で7試合を行い
12月18日までカタールに留まる事になります。

その様な状況の中で
大会中に負傷する可能性があるのは勿論ですが
30度以上の環境でプレーする事による
疲労の蓄積やコンディションの低下、
反対にレギュラーでプレーしていた選手が
サブに回る事によるプレー時間の減少や
戦術の違うチームでプレーする事で
フォームを崩してしまう問題など
色々な面で影響が出る可能性があると思います。

同時に勝っても負けても大きな大会の後には
緊張の糸が切れた様な虚脱感や喪失感が
襲ってくるかもしれません。
また、自らのミスで試合を落としたりしたら
想像を絶する罪悪感や
自信の損失が襲ってくるかもしれません。
その様にフィジカル的な問題と
メンタル的に難しい状況の中で
決勝戦の約1週間後のボクシングデイには
PL第17節ウエスト・ハム戦が組まれています。

W杯の余韻に浸る間もなく
真冬のイングランドに戻って
再びアーセナルの為に戦う準備を整えなければならない状況は
選手にとっては非常に過酷だと言わざる得ません。

その様な状況をアルテタ監督は
上手くコントロールする必要があると思います。

W杯に参戦している選手に何かあった時に備えて
イングランドに残ったメンバーで行うドバイキャンプで
サブ組の底上げを行わなければならないと思います。
そして仮に底上げが出来なければ
冬の移籍期間が開いたら速やかに補強を行い
シーズン前半に露呈した選手層の薄さの改善に
努める必要があると思います。

シーズン前半は予想以上に結果を残しましたが
本当の勝負はW杯が終わってからだと思いますので
この中断期間を有効に使って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A
7サカ        PL:4G6A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G1A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A

 
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