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冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−2 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−2

Arsenal 1.jpg次は、誰も予想をしていなかった
ポルトから獲得した21ヴィエイラです。


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21ファビオ・ヴィエイラ(22歳)

ある意味、21ヴィエイラの獲得は
この夏のサプライズだったかもしれません。

確かに中盤の補強は
優先度が高いポジションでしたが
それは5トーマスをバックアップする守備的MFや
現在34ジャカが担っている
攻守の両面で存在感を観せる
Box to Boxタイプの選手の補強であり
攻撃的MFタイプの選手では
なかったと思われます。

なぜならば、結果的にはシーズンの前半を
棒に振る事になってしまいましたが
今シーズンが始まる前の段階では
攻撃的MFには8ウーデゴールと共に
10スミス・ロウもいましたので
このポジションの補強の必要性はない様に観えました。

しかし、その上で21ヴィエイラを獲得したと言う事は
アルテタ監督の構想の中では10スミス・ロウは
現在の4−3ー3におけるインサイドハーフよりも
よりゴールに近い所でプレー出来る
前線の左サイドでプレーする方が活きると言う
評価だと考えられ
その事から8ウーデゴールをバックアップする為に
21ヴィエイラを獲得したと考えるのが自然かも知れません。

その21ヴィエイラはこれまでの評価通りに
テクニックレベルが高く
特に21ヴィエイラにしか見えないパスコースを見い出し
そこに正確なラストパスを供給する
生粋のラストパッサーと言う印象で
実際アーセナルに加入してからも
その様なパスを観せてくれていると思います。

一方で加入当初から懸念していた様に
フィジカル的には非常に華奢で
当たりの激しいPLのDFのボディーコンタクトへの対応に
非常に苦しんでいる印象を受けます。
本人もそれを自覚しており
フィジカルトレーニングに励んでいる様ですが
現状としてはその激しいボディーコンタクトに
自らのペースを乱されいる様に観え
まだ本領を発揮出来ているとは言えないと思います。

プレースタイル的には
トップ下やインサイドハーフが
ベストポジションだと思われますが
PLの激しいボディーコンタクトに
苦しんでいる状況がある為なのか
インサイドハーフよりもプレッシャーが少ない
右サイドで起用される試合もありましたが
今の所、その右サイドではあまり機能出来ていないと思います。

また、8ウーデゴールと並んで
左インサイドハーフで起用された試合もありましたが
同じ左利きでパッサータイプの
8ウーデゴールとはプレースタイル的に似通っている為なのか
インサイドハーフでの8ウーデゴールとの共存も
当初は上手くいっていなかったと思いますので
8ウーデゴールと同じ右インサイドハーフが
主戦場と考えられていたと思います。

この様に、PLのスタイルへの適応にも苦しみ
チーム内でのポジション争いでも上手くいっていなかった
21ヴィエイラでしたが
体調不良の34ジャカに代わって
早い段階で投入された
PL16節のウルヴス戦でのプレーは
一つの切っ掛けになるかも知れません。

この試合での21ヴィエイラは
34ジャカと交代して入った事もあったのか
これまでの様なキーパスやラストパスを供給する
パスの出し手としての振る舞いから
今シーズンの34ジャカの様に
効果的なフリーランニングで
裏のスペースやハーフスペースに積極的に出て
パスの受け手としての振る舞いを観せた事で
8ウーデゴールと上手く共存する事に成功し
チームの中でも機能して観せました。

そしてパスの出し手として振る舞っている時は
基本的に足下でパスを受ける場面が多い為に
相手に捕まり激しいチャージに曝される場面が
多くなっていたと思いますが
この試合の様に積極的にフリーランニングをする事で
相手に捕まり激しいチャージを受ける場面も
減っていたと思います。

PLの激しいボディーコンタクトへの耐性を付ける為に
フィジカル的な強度を上げる事は
確かに必要だと思いますが
この試合を見る限りでは
ボディーコンタクトを受けない
身のこなしやマークの外し方、
そして相手のブロックに出来たスペースの見付け方を
磨いた方が良いのかも知れません、

今後は8ウーデゴールから
右インサイドハーフのポジションを奪いに行くのか?
左インサイドハーフで
8ウーデゴールとの共存を目指すのかは分かりませんが
アルテタ監督が目指すスタイルには
十分に適応出来るレベルの選手だと思いますので
小柄でも激しいPLのスタイルに適応した
カソルラやダビド・シルバの様に
PLのスタイルにしっかりと適応する事が待たれます。


C'mon Arsenal !!


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サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


(年齢は獲得時の年齢)


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