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冬の移籍期間に向けて2020/21、その3 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2019/20、その3

Arsenal 1.jpg


この冬の移籍期間で補強が必要だと思われるポジションは

1、攻撃をクリエイトするチャンスメイカー

一択です。

攻撃をクリエイトするチャンスメイカーと言っても
いくつかのタイプの選手が含まれると思います。
中盤の組み立ての段階からラストパスを送る段階までの
数多くの状況下で攻撃をクリエイトする
MF色の強い選手から
より前線で決定機に直接的に関与する
アタッカー色の強い選手まで含まれると思われます。

では、アーセナルが獲得に動いていると噂される選手を
挙げてみたいと思います。


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ホッセム・アワール(22歳):インサイドハーフ、トップ下
Houssem Aouar
オリンピック・リヨン
1998年6月30日生
175cm 70kg
フランス代表
移籍金 £5300万


クリスティアン・エリクセン(28歳):攻撃的MF
Christian Dannemann Eriksen
インテル
1992年2月14日生
182cm 76kg
デンマーク代表
移籍金 £1200万


エミリアーノ・ブエンディア(24歳):右サイドアタッカー
Emiliano Buendía
ノリッジ・シティ
1996年12月25日生
172cm 72kg
アルゼンチン
移籍金 £


イスコ(28歳):トップ下
Isco
レアル・マドリー
1992年4月21日生
176cm 74kg
スペイン代表
移籍金 £


ヴィニシウス・ジュニオール(20歳):左サイドアタッカー
Vinícius Júnior
レアル・マドリー
2000年7月12日生
176cm 62kg
ブラジル代表
移籍金 £


ユリアン・ブラント(24歳):攻撃的MF、サイドアタッカー
Julian Brandt
ボルシア・ドルトムント
1996年5月2日生
185cm 83kg
ドイツ代表
移籍金 £


ファビオ・ヴィエイラ(20歳):攻撃的MF、CMF
Fabio Vieira
ポルト
200年5月30日生
170cm 62kg
ポルトガルU-21
移籍金 £2700万


(年齢は2021年2/1現在)

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まず、最も理想的な選手は
夏の移籍期間でも最後の最後まで獲得に動いていた
リヨンのアワールだと思います。

インサイドハーフでもトップ下でも
もっと言えばサイドアタッカーとしても
チャンスメイク出来る高い技術の持ち主で、
特に中盤からドリブルで持ち上がる推進力と
アタッキングエリアに入ってからのラストパスの質、
そして状況によって
シュートの局面にも顔を出す事が出来るアワールは
現在のアーセナルが求めているタイプの
タレントだと思います。

唯一不安なのはリーグ1に比べて
明らかに激しく展開が速いPLでも
同様なプレーが出来るかどうかであり
特にシーズン途中の冬の移籍期間での加入は
適応する事が難しいと言われていますので
多くのリーグ1から移籍してきた選手同様に
最初は適応に苦しむ可能性もあると思います。

とは言え、攻撃をクリエイトするという意味では
理想的な選手であり獲得するチャンスがあるのならば
是非とも獲得して欲しいと思います。

インテルで出場機会を掴めずに苦しんでいるエリクセンが
この冬に移籍する可能性が高いと言われており
その移籍先としてアーセナルの名前が挙がっています。

昨冬にスパーズから移籍したインテルでは
よりフィジカル的な部分が求められる
コンテ監督のスタイルへの適応に苦しみ
ベンチを温める試合が多く
エリクセン本人もクラブとしても
この冬の移籍には前向きと言われています。

とは言え、スパーズ時代は
公式戦69ゴール89アシストを挙げ
絶対的な司令塔として
攻撃陣を牽引していたエリクセンが
僅か1年足らずでパフォーマンスレベルを
落としたとは考えられず
慣れ親しんだPLに戻って来れば
もう一度その実力を発揮してくれると思われます。

ノリッジのブエンディアも
獲得候補に挙がる事のある選手です。
ノリッジは昨シーズンPL最下位で
今シーズンはチャンピオンシップに降格してしまいましたが
そのノリッジの中で奮闘していたのがブエンディアでした。

右利きですが左脚からも正確なパスが出せる柔軟性、
細かなボールタッチと小柄な所を活かして
小回りの効くドリブルの切れ味、
そして確かなプレービジョンを持っている
右サイドアタッカーで
昨シーズンはシーズン27得点しか奪う事が出来なかった
ノリッジの約1/4に当たる7つのゴールが
ブエンディアのアシストから生まれており
今シーズンのチャンピオンシップでも
6ゴール7アシストと結果を出しています。

ノリッジが降格した事で
この夏にPLのクラブが獲得に動くと思われていましたが
新型コロナウイルス感染症の影響による
財政状態の悪化により
どのクラブも獲得に動く事はありませんでした。
しかし今シーズンの活躍を考えれば
チャンピオンシップの器には収まらない事は
証明されていますので
この冬に再びPLに戻ってくる可能性は
十分にあると思います。

レアル・マドリーのイスコやヴィニシウスを
ローン移籍での獲得に動いているという噂があり
実際、ポジションを掴めていないこの2人を
財政状態を安定させる為に
レアル側も移籍に前向きと言われています。

ヴィシニウスはドリブルだけに限れば
ワールドクラスのテクニックの持ち主かもしれませんが
球離れが悪くゴールに直結するプレーに
難があると言われていますので
攻撃をクリエイトするチャンスメイカーを探している
今のアーセナルが求めているタイプの選手ではない様に感じます。

イスコも優れたテクニックの持ち主ながら
そのテクニカルなプレーに傾倒しすぎる為に
シンプルにプレーして
攻撃陣のテンポを上げる様なプレーに
問題がある様に感じますので
同じくプレーのテンポが上がられない
今のアーセナルを救う存在になるかどうか疑問に感じます。

ドルトムントのブラントも
今シーズンは若手の台頭があり
思う様に出場機会を掴めていない為に
アーセナルの獲得リストに入ったと言われています。
そのブラントはトップ下や
シャドーストライカーを主戦場にする
テクニックに優れたチャンスメイカーと言う印象ですが
このブラントもテクニカルなプレーに傾倒する傾向があり
プレーのテンポに問題がある様に感じる所は
気になります。

ポルトのファビオ・ヴィエイラにも
興味を示していると言う噂があります

現在20歳のファビオ・ヴィエイラは
昨シーズン後半にファーストチームに昇格し
今シーズンも徐々に出場機会を増やし始めた
今売り出し中のテクニカルな攻撃的MFで
線は細いのですがボディーバランスが良く
スピードと敏捷性も優れているので
スペースのない所でも苦にしていません。
又、正確な左脚と確かなプレービジョンを持っており
俗に言う糸を引く様なロングレンジのスルーパス1本で
決定機を作る事が出来る所も
大いに魅力を感じます。
一方でファールで止められる場面が多い所は気になります。
特に激しいプレーが許容されているPLでは
怪我の問題は懸念材料になるかも知れませんが
将来的にポルトガル代表に名を連ねる可能性が高い
ファビオ・ヴィエイラは興味深いタレントだと思います。


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現在のアーセナルにとって
最も理想的な選手はアワールだと思われますが
夏の時点で£5300万と言われていた高額な移籍金は
今のアーセナルがすぐに準備出来る金額ではなく
同時にステップアップの時期に来ているアワールにとって
現在不振に苦しみPL下位に沈んでいるアーセナルを
ステップアップの場として選んでくれるかどうかは
少なからず疑問に感じますので
獲得を実現させる為にクリアーしなければならない問題は
かなり大きいと思います。

現在のアーセナルにとっては
より前線で決定機に直接的に関与する
アタッカー色の強い選手よりも
中盤の組み立ての段階からラストパスを送る段階までの
数多くの状況下で攻撃をクリエイトする
MF色の強い選手の方が必要だと
個人的には思っていますので
アタッカー色の強いヴィシニウスは
そのプレーの特徴と共に
この冬にアーセナルが求めている選手ではない様に感じます

ブエンディアも右サイドアタッカーを主戦場とする
ドリブラーですので
同様にもう少しMF的な選手の方が
今のアーセナルには必要だと個人的には思います。

そういう意味ではタイプ的には
エリクセン、イスコ、ブラントが
求めているタイプの選手だと思いますが
プレーのテンポの面やPLでの事績を考えますと
エリクセンが理想かもしれません。

しかし問題は、新型コロナウイルス感染症の為に
財政状態が悪化しているインテルが
完全移籍での売却を求めていると言われている所で
獲得に必要な移籍金を
今のアーセナルが準備出来るかどうかは疑問であり
スパーズのライバルクラブに当たるアーセナルへの移籍を
決断出来るかどうかもポイントだと思います。

とは言え、個人的にはエリクセンを
シーズン終わるまでのローン移籍で
獲得出来れば理想的であり
更に買取オプションを付ける事が出来れば
言う事はないと思いますので
なんとか上手くまとまって欲しいと思っています。

ポルトのファビオ・ヴィエイラは
先行投資的な意味合いならば
非常に魅力的ですが
今すぐに結果が求められる現状には
適していないと思われますので
来夏に獲得するチャンスがあれば
チャレンジして欲しいと思います。


では、数日後には冬の移籍期間が始まります。
そこでアーセナルがどの様な立ち振る舞いを
観せてくれるか楽しみです。


C'mon Arsenal !!


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