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FA Final:ARSENAL vs Chelsea [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Chelsea
2020年8月1日(土)The Emirates FA Cup Final, Wembley

Goal
 (6)Pulisic
 (28)14Aubameyang(pk)
 (67)14Aubameyang(←19Pepe)

Sent off
 (73)Kovacic

26Martinez

16Holding  23Luiz  3Tierney

 2Bellerin  8Ceballos  34Xhaka 15Maitland-Niles

  19Pepe         14Aubameyang

9Lacazette



(82)9Lacazette>>>30Nketiah
(88)23Luiz>>>5Sokratis
(90)3Tierney>>>31Kolasinac


Substitutes
 33Macey
 11Torreira
 28Willock
 57Smith
 77Saka
 24Nelson


Arsenal 1.jpg14回目のFA杯優勝!!

この試合はFA杯決勝と言うだけではなく
来シーズンのEL出場権も賭けた
アーセナルにとって非常に重要な試合でしたが
見事に逆転勝利を挙げました。

この試合で運に恵まれたのは
アーセナルの方だったと思います。

チェルシーのDFラインの要である
キャプテンアスピリクエタがハムストリングを痛めて
前半途中で退き、
後半早々にはプリシッチもハムストリングを痛めて
退いてしまい
早い時間帯に選手交代のカードを
負傷者の交代という形で2回も使ってしまったのは
チャルシーにとっては
戦術的に足枷を掛けられたのも同様の状態でしたので
アーセナルにとっては幸運だったと思います。

特にプリシッチが負傷交代したのは
アーセナルにとっては幸運だったと思います。
中に絞って2ラインの間に入って来たプリシッチに対しては
34ジャカや8セバージョスが捕まえるのに苦労していましたし
サイドから仕掛けてくるプリシッチに対しては
16ホールディングは止められずに
翻弄される場面が何度もあったと思います。

そういう意味ではプリシッチの様な
スピードがありテクニックにも優れる
ドリブラータイプのアタッカーに対しては
やはり現時点での16ホールディングの
スピードと俊敏性ではまだ厳しいのかも知れません。
それ以外でも16ホールディングは
またイージーなパスミスを犯したり
前に出てもタイミング的に遅れてしまい
相手を抑えきれない場面等が散見されましたので
来シーズン開幕するまでに
その辺りを修正しなければならないと思います。
個人的にはやはり3CBの中央で起用するのが
一番16ホールディングの良さが活かされる様に感じます。

そしてこの試合でも後半に入ると
アーセナルの選手達は全体的に運動量が落ちてきましたので
もし仮に最後までプリシッチが残っていたら
アーセナルにとって
非常に厄介な存在になっていたのは言うまでもなく
同時に厄介な存在なウィリアンも
怪我で欠場していたのも
アーセナルにとっては幸運だったと思います。

そしてアーセナルが逆転した直後に
コヴァチッチが2枚目の警告を受けて
退場処分になったのもこの試合の流れを決定付けた
ポイントだったと思います。
確かに2枚目の警告を受けた時のチャージは
警告に値するだけのチャージだったかどうかは
賛否が分かれると思いますが
すでに警告を受けた身で
不用意なチャージを仕掛けてしまった事自体は
コヴァチッチのミスには変わりないと思います。

勿論、幸運だけでアーセナルが勝った訳ではありません。
この試合はアーセナルの選手達にとっては
ただ単に伝統のFA杯の栄冠だけではなく
来シーズンのELへの出場権が賭かった試合でしたので
最後まで非常に良く集中していたと思います。

試合開始当初こそは中盤の底のエリアに
スペースが出来ていた様に非常に緩く
結果的にそこを上手く突かれて
早々に失点してしまいました。
特に34ジャカは試合の入り方が非常に悪く
動きがガチガチで
ボールを受けても前を向く事が出来なくなると言う
プレッシャーが掛かった時の
悪い状態が顔を出していましたので
非常に心配な状況でしたが
時間が経つにつれてそれもすぐになくなり
集中力を観せる様になったと思います。

一方の8セバージョスはこの試合でも
非常に集中し、そして非常にアグレッシブに
中盤を飛び回っていたと思います。
言うなればボールが動いた所には
必ず8セバージョスがいる、
その様に思えるほど最後まで運動量は落ちませんでした。

そしてこの試合で大きく違った姿を観せていたのが
19ぺぺだったと思います。
これまではどこか流れに乗り遅れる場面が多く、
特に守備の局面においては
守備に戻って来てもただ戻って来ているだけで
守備をしようとする意気込みは
それ程感じる事はありませんでしたが
この試合では激しくアップダウンを繰り返すなど
強い意気込みを感じました。
それと共にオフサイドで取り消されてしまいましたが
ゴール左上に突き刺した見事な弾道のミドルシュートは
完璧でしたし
14オーバメヤンの逆転ゴールをアシストする等
ゴールに直結するプレーも観せてくれました。

どちらも右サイドから2ラインの間を
中央に向かって切り込んできた所で
決定的なプレーを観せた様に
これが19ペペの活かし方なのかも知れません。
右サイドを縦に仕掛ける役割は右SBや右WBに任せて
19ぺぺは往年のロッベンの様に
ガンガン中にカットインさせて
シュートやラストパスを送らせる形を
確立して欲しいと思います。

まぁ、14オーバメヤンへのラストパスも
本当だったら14オーバメヤンのやや前方にパスが出されていたら
左脚で止めて右脚を振り抜くだけで済んだと思いますが
この場面では手前側にパスを出してしまった為に
右脚でトラップした後に一度ズマをかわすと言う
余計なアクションが必要になってしまった様に
右脚側に出すのか、左脚側に出すのか、
足下に出すのか、半歩前に出すのか
半歩後ろ側に出すのかと言う
意図と精度をもっと上げなければならないと思いますが、、、。
とは言え19ぺぺも来シーズンに繋がるプレーを
観せてくれたと思います。

そして何よりも14オーバメヤンは
流石としか言いようがありません。
準決勝のシティ戦に続きこの決勝でも
2ゴールを奪いチームを勝利に導き
そしてなんだかんだ言ってもキャプテンとして
常に先頭を走っていたと思います。

PL最終節に勝利して来シーズンのCLを確保し、
その上1週間後には
今シーズンのCLバイエルン戦が控えている
チェルシーがこの試合に集中しきれなかったのは
ある程度は仕方がなかったと思います。
結局、この試合に賭ける思いは
アーセナルの方が上回っていたのだと思います。

その重要な試合に臆する事なく
見事な試合で勝ち切ったアーセナルを讃えたいと思います。

今シーズンは非常に苦しいシーズンでした。
どん底の状態からアルテタ監督と共に
一歩一歩這い上がって来ましたが
それでもPLでは8位に終わってしまいました。
しかしこれまで信念を持って取り組んできた事が
正しかったと
この試合で証明されたと思います。

アルテタ監督もコメントしていましたが
まだまだ改善しなければならない所は
沢山あると思います。
リバプールやシティに追いつく為には
全体的に1ランクも2ランクも
上げていかなければならないと思います。
その様な困難なミッションが待ち構えていると思いますが
アルテタ監督と共に
必ず乗り越えてくれるでしょう!!


C'mon Arsenal !!


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追伸、今シーズンもお付き合いしていただいて
ありがとうございました。
今シーズンは非常に苦しく難しいシーズンでしたが
アルテタ監督が就任し
アーセナルがアーセナルである為のフィロソフィーを
選手に、チームに、そしてクラブに思い出させ
再びアーセナルらしさが戻って来た様に感じます。

勿論、本当にアーセナルと言う名に相応しいチームになるのには
まだまだ長い道のりが待っていると思いますが
きっとアルテタ監督ならばそれを成し遂げてくれると思います。

現在も新型コロナウイルスによる感染症で
全世界で未曾有の危機に直面していますが
その様な状況でもPLが再開し
FA杯の栄冠を挙げる所が観れた事に
感謝したいと思います。

短い夏を挟んでまたすぐに
フットボールの季節が始まります。
困難な時を乗り越えた先には
必ず明るい未来があるでしょう!!

それがすぐそこにまで来ている事を信じて
共に戦い続けましょう!!


では、また。


DSC_7978_2020080181921005.JPG



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2ベジェリン     PL:1G0A EL:0G0A CC:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:0G2A FA:0G1A 
5ソクラティス    PL:2G0A FA:1G0A
8セバージョス    PL:0G2A EL:1G0A FA:1G0A
9ラカゼット     PL:10G4A EL:2G0A
10エジル       PL:1G2A EL:0G0A CC:0G1A 
11トレイラ      PL:1G1A EL:0G0A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:22G3A EL:3G0A FA:4G0A
15ナイルズ      PL:0G2A EL:0G0A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:0G0A CC:1G0A
17ソアレス      PL:1G0A
19ペペ        PL:5G6A EL:2G2A FA:1G2A
20ムスタフィ     PL:0G1A EL:1G0A
21チェンバース    PL:1G1A EL:0G0A CC:0G3A
23ルイス       PL:2G1A
24ネルソン      PL:1G0A EL:0G1A CC:1G1A FA:1G1A
28ウィロック     PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージ   PL:0G1A EL:0G0A CC:0G1A 
30エンケティア    PL:2G0A EL:0G0A FA:2G0A
31コラシナツ     PL:0G2A
34ジャカ       PL:1G2A
35マルティネッリ   PL:3G0A EL:3G3A CC:4G0A FA:0G1A 
77サカ        PL:1G5A EL:2G4A CC:0G1A FA:1G1A


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