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2020/21シーズンに向けて〜〜続・補強のポイント、その3〜〜 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンに向けて:続・補強のポイント、その3

Arsenal 1.jpg
〜〜CMF & DMF〜〜

4エルネニー(28):移籍する可能性99%
8セバージョス(24):ローン期間終了
11トレイラ(24):移籍する可能性50%
15メイトランド=ナイルズ(23)(HG):移籍する可能性30%
28ウィロック(21)(U-21)(HG):残留確実
29グエンドゥージ(21)(U-21):移籍する可能性99%
34ジャカ(27):残留確実

(年齢は9/12時点)


このポジションはダブルボランチならば
4人編成で良いと思いますが
3センターを組む事を想定するのならば
最低5人編成は必要だと思われます。

エメリ監督時代には問題があった34ジャカも
今では中盤の大黒柱として
アルテタ監督から絶大な信頼を得ていますので
一時期の放出論は完全に過去の物になったと思います。

一方でアーセナルの未来を託す存在だと思われていた
29グエンドゥージがアルテタ監督の厳格な規律を受け入れられず
更にはPL再開後のブライトン戦での騒動後、
ファーストチームから外される事態に陥っています。

周囲の環境や評価が余りにも早く変わり過ぎてしまった為に
自分の進むべき道を見失ってしまった様な状況なのか
規律を乱し明らかに自分にある非を認められない状況では
チームから外されるのも当然であり
この様な状況のままシーズンが終われば
放出されるのは確実だと思います。

本当ならば同じポジションだった
アルテタ監督の指導を受けた29グエンドゥージが
その才能をどこまで伸ばす事が出来るのか
楽しみにしていただけに非常に残念です。
願わくばこれまで後ろ盾になっていた
14オーバメヤンや9ラカゼットが
29グエンドゥージを戒めて
本来進むべき道に引き戻して欲しいと思いますが、、、。

11トレイラに関しては五分五分かもしれません。
これまでも潜在的にセリエAへの復帰を希望している事は
公然の秘密になっていた事を考えますと
この夏に移籍する可能性は十分にあると思います。

とは言え、昨今の新型コロナウイルスの影響で
財政的に苦しいセリエAのクラブの中から
11トレイラの獲得に動けるクラブが
現れるかどうかは些か疑問であり
移籍を希望してもその移籍先が現れずに
結果として残留する可能性は十分にあると思われます。

その他ではPL再開後本職のCMFで起用される事もあった
15ナイルズも去就が不透明な選手だと思います。
本来ならばホームグロウン選手であり
契約も2023年夏まで残っていると言われていますので
この夏に放出する必要はないと思いますが
その一方でポジションが固まらず
以前から中途半端な起用方法が続いている状況を
本人と共にフロント陣が
どの様に考えているのかがポイントになると思います。

複数のポジションでプレー出来る利便性を活かして
これまでと同様にチームをバックアップする役割を
全うしていくのか?
それとも自立したポジションの確立を目指すのか?
仮に後者を求めていくのならば
アーセナルの中で確立するのは難しいと思いますので
近いうちにアーセナルを去る日が来るかもしれません。

一方で28ウィロックは監督が代わっても
一定の出場機会を掴み続けていますので
移籍する理由は見当たらないと思います。

現時点で来シーズンも残留が確定しているのは
34ジャカと28ウィロックだけで
今シーズンローンに出ていた4エルネニーや
29グエンドゥージが残留する可能性は
非常に低いと思います。
一方で移籍市場の状況によっては
11トレイラや15ナイルズは残留する可能性はありますが
仮に11トレイラや15ナイルズがチームを去る様な事になれば
頭数的には明らかに足りない状況に陥ります。

一方で既存の選手のプレースタイル的に
偏りがあるのも気になる所です。

34ジャカは司令塔タイプの選手ですが
機動力がない為に守備面に関しては制約があり、
28ウィロックに関しては
Box to Boxタイプではありますが
攻撃面での創造性に不足感があります。
11トレイラは既存のスカッド唯一の守備的MFですが
フィジカル的な強度に不足感があり
一方の15ナイルズは
抜群のスピードと機動力を持っていますので
本気になれば良いDMFになりそうですが
現時点では明確なキャラクターがない等、
既存のスカッドには
攻撃面で創造性を発揮するタイプや
フィジカル的な強度が高いタイプが
不足していると思います。

攻撃面で創造性を発揮するタイプに関しては
ローン移籍先のハダースフィールドで
CMFでプレーしていた
32スミス・ロウを起用する事で
カバー出来るかもしれませんが
現時点ではどこまで機能するかは不透明ですので
度に期待をするのは禁物かもしれません。

一方でこの夏に一度レアル・マドリーに帰還する
8セバージョスの再獲得に関する交渉が
かなり進んでいると言われていますので
8セバージョスを再獲得する事で
この問題は解決出来るかもしれません。
そしてフィジカル的な強度の高いタイプに関しても
以前からトーマスの名前が挙がり続けている様に
これらのタイプのCMFは来シーズンに向けての
重要な補強ポイントになると思われます。


〜〜攻撃的MF〜〜

7ムヒタリアン(31):移籍する可能性99%
10エジル(31):移籍する可能性80%
32スミス・ロウ(20)(U-21)(HG):残留確実

(年齢は9/12時点)


以前から代理人を通して
契約満了になる来シーズンまでは
アーセナルに残留すると明言していた
10エジルの去就がかなり怪しくなり始めています。

現実的にPL再開後は一度もピッチに立っておらず、
そうこうしている内に背部の怪我と言う理由で
ベンチからも外れてしまいました。

起用していない理由に付いてアルテタ監督は当初は
「戦術的な理由」とコメントしていましたが
その後、「ここ数週間の間に多くの事が起こり
その結果まだ準備ができていない」
と言う様なコメントに変わりました。

しかしPL再開する前までは
トレーニングや練習試合には参加していましたので
準備が出来ていないと言う理由は考えられず、
そう考えますとやはりピッチの外で
何らかの問題が発生したと考える方が妥当だと思います。

実際この春に子供が生まれただけに
本当にプライベートの問題で
フットボール所ではないのかもしれませんが、
反対に時期が時期だけに
構想外等の契約に関わる宣告を受けた可能性もあり
普通に考えれば10エジルは退団に向かっている様に観えます。

同様にローマへローンに出ていた7ムヒタリアンも
退団する可能性は高いと思います。
7ムヒタリアン本人もローマも
来シーズン以降もローマへ残留する事を希望しており
あとはどの様な形態で移籍するかだけの
問題だと思われます。

よって状況によっては
来シーズンのこのポジションは
ローンから戻ってくる
32スミス・ロウだけになる可能性があります。

とは言え、アルテタ監督が目指すスタイルを
実現させる為のシステムに
「トップ下」と言うポジションが
必ず必要なのかどうかと言われれば
必ず必要なポジションと言う訳ではないと思われます。

ここまでの半年間のアルテタ監督を観ていますと
自分のシステムやスタイルに
チームをはめ込むのではなく
チームのスカッドに合わせて
最適なシステムやスタイルを
構築していくタイプの監督の様に観えます。
よって10エジルが万全の状態ならば
その10エジルを最大限に活かす為に
トップ下のポジションがある
4−2−3−1を組むかもしれませんが
10エジルがいないのならば
トップ下には拘らない様に感じます。

現実的に考えてもこのシーズン終盤では
脆弱な守備組織をカバーする為に
速やかに3バックを使い始めた様に
アルテタ監督はその時々で最適なシステムを選択する
柔軟性がある監督だと思われます。

よって仮にこのポジションが
32スミス・ロウだけになったとしても
トップ下で起用出来る新たな攻撃的MFの獲得に動くと言うよりも
32スミス・ロウをCMFやインサイドハーフで使うシステムを
構築する事を選択するかもしれません。


・・・つづく。


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