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2023/24シーズンに向けて補強ポイント〜〜まとめ〜〜 [Arsenal F.C.]

2023/24シーズンに向けて補強ポイント〜〜まとめ〜〜

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〜〜〜まとめ〜〜〜


この夏の補強ポイントは

1、インサイドハーフ・CMF

2、左利きの右サイドアタッカー

3、左SB

4、右SB

5、CB

の5つのポジションを挙げましたが
現在アーセナルが最優先に取り組んでいるのが
ウエストハムのライスであり
ブライトンのカイセドだと思います。

ライスに関してはバイエルンも
積極的に獲得に動いていると言われていますが
健全経営のバイエルンが一人の選手に対して
£1億クラスのオファーを出す可能性があるのか?
仮に一人の選手に対して£1億クラスの予算を使うのならば
レヴァンドフスキの穴を埋めきれなかった
ストライカーの方が優先順位が高いのではないか?
更に言えばCEOのオリバー・カーンと
スポーツディレクターのサリハミヂッチの
バイエルンのトップ2が揃って退任した状況で
誰が主導してこの様な高額投資の許可を下すのか?

と幾つもの疑問が浮かびます。

そしてライス本人もPLに残る事を希望していると言われており
特にロンドンに残る事を希望していると言われていますので
そう言う意味でもアーセナルの方が
有利なポジションに立っていると思います。

そのアーセナルは来週開催される
ヨーロッパ・カンファレンスリーグ決勝戦が終わるのを
待っている状態で
それが終わったら正式にオファーを出すと言われており
最初の提示額は£9000万辺りだと言われています。

しかしウエストハムの希望額が
£1億2000万と言われている事を考えれば
£9000万程度で獲得に成功する可能性は低く
実際は£1億前後の攻防になると思われます。
勿論、アーセナルも£9000万で獲得出来るとは
思っていないと思いますが
その選手の評価額を大きく上回る投資を行わない
アーセナルがどこまで投資する計画なのかは
非常に気になります。

一方のカイセドはこれまでの流れを考えますと
ライスに対するプランBではなく
両方の選手共に獲得を目指している様に感じます。

そのカイセドはブライトンのデゼルビ監督も
この夏にブライトンを離れる可能性を認めており
ここ最近聴こえてくる噂では
ブライトンはカイセドの移籍金を
£7500万に設定したと言われています。

現状としては冬の移籍期間の時点で
アーセナルと個人合意したも同然の状況にまで行きましたので
あとはアーセナルが£7500万を
払うかどうかの状況だと思われます。

右SBに関してはガラタサライのサシャ・ブイか
バジャドリードのフレスネダの2択の様に感じます。

サシャ・ブイに関しては
既に£1470万の最初のオファーを
出したと言われていますが
そのオファーはガラタサライに却下されており
現在のサシャ・ブイに対して
それ以上の投資を行うかどうかが
ポイントだと思います。

一方でガラタサライが希望する£2100万レベルのオファーは
フレスネダのバイアウト条項の設定されている£2650万と
それほど大きな差がなくなってしまいますので
個人的にはフレスネダの獲得に動いて欲しいと思います。

左SBとCBに関しては誰を狙っているのかよく分かりません。

勿論、ライスやカイセドの高額案件が決着しなければ
この2つのポジションに投資出来る予算が決まりませんので
動くに動けないのも分かります。

現状としてライスとカイセドの獲得に成功すれば
残っている予算はかなり限られると思われますので
場合によってはこの夏での補強が
見送られる可能性もゼロではないと思われます。

しかしこれらのポジションの補強を見送る為には
3ティアニーの残留が条件であり
12サリバの契約延長と
右SBの補強が終わり
4ホワイトをCBに再コンバート出来る状況になる事が
条件になりますが、、、。

同じ様に右サイドアタッカーに関しても
まだ現実的な動きが見えてきていません。

最近ではPSVのシャヴィ・シモンズの名前が挙がっていますが
シャヴィ・シモンズの本職は攻撃的MFであり
サイドでもプレー可能で両脚遜色なく使えるとは言え
右利きの選手ですので
右サイドアタッカーに対する補強と言うよりも
8ウーデゴールに対してパリSGが興味を示している
と言う噂に対してその穴埋め候補として
名前が挙がってきたのかもしれません。

個人的には右サイドアタッカーに対しては
ムサ・ディアビを獲得して欲しいと思っていますが
£5000万と言われる予算が
残っているかどうかが
ポイントになると思われます。


反対にこの夏の放出候補としては
まず今シーズンローンに出ていた選手が挙げられます。

ルナル・アレックス・ルナルソン(28歳)
セドリック・スアレス(32歳)
アルベール・サンビ・ロコンガ(23歳)
パブロ・マリ(30歳) 
エインズリー・メイトランド=ナイルズ(26歳)
ニコラ・ぺぺ(28歳)
ヌーノ・タヴァレス(23歳)
チャーリー・パティーノ(19歳)

(年齢は2023年9/1時点)

この中でモンツァにローン移籍していたマリは
その契約に付帯していた
£600万(推定)と言われる買取条項が発動され
この夏に移籍する事がほぼ決定していると言われており
アーセナルとの契約がこの夏までの
メイトランド=ナイルズもそのまま契約満了で
退団する事がほぼ決定しています。

一方で契約が2024年夏までと言われる
ルナルソン、セドリック、ペペも
契約延長が結ばれない限り
アーセナルに復帰する可能性が低いと言うのは
言うまでもありませんので
今夏の放出が既定路線だと思いますが

とは言え、ルナルソンとセドリックは
多くの移籍金を得る事は期待出来ず、
獲得に高額投資を要したペペも
その移籍金を回収する見込みは難しい状況ですので
噂によれば契約解除で放出する可能性もあると言われています。

タヴァレスに関してはマルセイユで
結果を出した事もあり
十分に買い手は現れると思いますので
獲得に要した£680万を上回る
£1000万台の移籍金で
売却する事は可能だと思いますが
ローン先のクリスタルパレスでも
結果を出せなかったロコンガに関しては
完全移籍での買い手が現れる可能性は低いと思いますので
ベルギー時代にロコンガを指導し高く評価していた
コンパニ監督が率いるバーンリーが
獲得に動いてくれる事を期待するしかないかもしれません。

一方でリザーブ所属の逸材パティーノも
出場機会を求めて移籍を志願していると言われています。

しかし今シーズンローン移籍に出ていた
ブラックプールでも結果を残せていない状況を考えますと
現時点のパティーノが常時先発で出場出来るクラブは
チャンピオンシップのクラブか
レベルの落ちる他国のリーグのクラブに移籍するしかなく
その才能は高く評価されていても
実際結果を出せていない19歳の選手を獲得に動くクラブは
そこまで多くない様に感じますので
仮に移籍が成立したとしても
移籍金は£500万も得られないかもしれません。

一方でファーストチームの選手の中にも
この夏に退団する可能性がある選手がいます。

34グラニト・ジャカ(30歳)
3キーラン・ティアニー(26歳)
24リース・ネルソン(23歳)
16ロブ・ホールディング(27歳)
26フォラリン・バロガン(22歳)

(年齢は2023年9/1時点)


34ジャカに関してはレヴァークーゼンへの移籍が
ほぼ決定しており
その移籍金は£1300万前後になると言われていますが
ここにきてバイエルンが興味を示した事で
移籍金はもう少し上がるかもしれません。

3ティアニーに関してはニューカッスルが
£3000万で獲得に動いていたと言われていますが
来シーズンのシャツのモデルになっている事、
そして左SBの補強候補の噂が挙がっていない状況を考えますと
移籍の噂が一人歩きしていただけで
このまま残留する可能性もあると思います。

この夏で契約が切れる24ネルソンは
契約延長間近と言われていますので
順調に行けば放出候補から外れると思われますが
残りの契約が1年になった16ホールディングに関しては
契約延長の動きがなければ
この夏の放出候補になる可能性があります。

しかし実際放出候補になるのは
CBの補強とセットになりますので
CBの補強が不透明の現状を考えますと
まだどうなるかわかりませんが
仮に放出されるとなりますと
ホームグロウン選手ですので
£1000万レベルの移籍金になると思います。

一方で難しいのは26バロガンです。
今シーズンローン移籍で加わったスタッド・ランスで
リーグ戦21ゴール挙げた26バロガンは
来シーズンも先発でプレー出来るクラブでの
プレーを希望している関係で
放出候補になっています。

実際、ACミラン、ライプツィヒを筆頭に
オシムヘンが引き抜かれた時の代役として
ナポリも興味を示していると言う噂まで出てきている様に
CL出場権を持ったイタリアやドイツのクラブが
獲得に動いていると言われており
アーセナルは£3〜4000万の値札をつけていると言われています。

一方で今シーズンブレイクした26バロガンを
一度も本格的にファーストチームでプレーさせないまま
放出するのが良い事なのかどうか?
と言う問題があります。

個人的には伸び代がそれ程なさそうな14エンケティアを
まだ伸び代がある26バロガンと入れ替えて欲しいとと言う
強い欲求があります。

実際、PLで4ゴールを挙げた14エンケティアと
リーグ1で21ゴール挙げた26バロガンの
どちらの選手が実力的に上なのか?
と言う問題はあります。

それを計る一つの指標を挙げるとすれば
仮に今26バロガンを獲得する為には
£3〜4000万の移籍金が必要になりますが
14エンケティアを獲得す為に必要な移籍金は
£1500万レベルだと思います。

勿論、市場価値的な評価が
実際の選手の実力の全てを表す訳ではありませんが
選手をクラブの資産と考えるのならば
どちらの選手の方が価値が高いかは
自ずと答えが出ると思いますので
補強資金の捻出が必要だとしても
売却するのは26バロガンではなく
14エンケティアの方だと思います。

とは言え、26バロガンに9ジェズスと
ポジション争いをする意思があるんのか?
9ジェズスのポジションを奪う自信があるのか?
にもよりますが、、、。


一方で来シーズンの補強において
もう一つ問題になるのが
選手登録枠の問題です。

最終的な今シーズンのスカッドは
ホームグロウン 6名
非ホームグロウン 14名
U-21 4名
と言う構成でした。

しかし今シーズンU-21枠で登録していた
7サカ、11マルティネッリ、12サリバが22歳になる為に
来シーズンはシニア枠で登録しなければならなくなりますので
ホームグロウン 8名 
非ホームグロウン 15名
U-21 1名
と言う構成になり
残っている登録枠は2つになります。

そして予定通り34ジャカが退団して
登録枠が1つ空いたとしても
現時点で新たに登録出来る枠は3つだけになります。

よって仮にライス、カイセド、サシャ・ブイを獲得した場合には
全ての登録枠が埋まる事になり
その後は既存の選手を放出しない限り
新たな選手を獲得出来なくなります。

一方でサシャ・ブイではなく
今年19歳になるフレスネダを右SBに獲得した場合には
フレスネダはU-21枠での登録になりますので
登録枠は1つ残る事になります。
そう言う意味でも右SBにはサシャ・ブイではなく
フレスネダを獲得した方が良いと個人的には思ってます。

同時に26バロガンをチームに復帰させた場合も
来シーズンからシニア枠になる為に
登録枠を1つ用意しなければなりません。
そう言う意味でも26バロガンを復帰させる為には
14エンケティアの放出とセットで
考えなければならないと思います。

よって登録枠的には
この夏の補強可能人数は
3人もしくは4人程度になると思われ
それ以上獲得する為には
既存の選手の放出とセットになると思われます。


最後に補強予算的に考えてみたいと思います。

この夏の元々の補強資金は
£1億8000万と言う噂があり
この予算に選手の売却益を加えた額が
実際のこの夏の補強資金になると言われています。

例えば、

支出
ライス   £1億
カイセド  £7500万
フレスネダ £2650万

合計    £2億150万


収入
元々の補強資金 £1億8000万
ジャカ     £1300万
マリ      £600万
ルナルソン   £100万
セドリック   £200万

合計     £2億200万

これで収支のバランスが取れます。

この3名に加えて
ムサ・ディアビ又はグエイを獲得する場合は

支出
ライス       £1億
カイセド      £7500万
フレスネダ     £2650万
ディアビ又はグエイ £5000万

合計    £2億5150万
となります。

それに対して放出候補の選手の売却に伴う
予想される収入を加えてみますと

収入
元々の補強資金 £1億8000万
ジャカ     £1300万
マリ      £600万
ルナルソン   £100万
セドリック   £200万
タヴァレス  £1300万
パティーノ  £500万
ペペ     £700万(年俸分)

合計     £2億2700万
となり、
これでは£2450万足りませんので
更なる選手の放出が必要になります。

3ティアニー又は26バロガンを£3000万
で売却して £2億5700万

又は
14エンケティアを£1500万
16ホールディングを£1000万
で売却して £2億5200万

となり収支的にも登録枠的にも
問題がなくなります。

まぁ、元々の補強予算が本当に
£1億8000万もあるかどうかもわかりませんし、
CL出場権を獲得した事で
もっと補強予算が増えている可能性もありますし、
3ティアニーや26バロガンを
売却するかどうかによっても
状況は大きく変わりますので
本当のところどの様な動きになるかは
まだ予測できない部分が大きいと思いますが
現状としては先行して獲得の噂が挙がっている
ライス、カイセド、サシャ・ブイ又はフレスネダの右SBの3人は
確実に獲得して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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