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PL19:ARSENAL vs Newcastle United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−0 Newcastle United
2023年1月3日(火)Premier League, Emirates Stadium

Goal


1Ramsdale

 4White 12Saliba 6Gabriel 35Zinchenko

5T. Partey

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka             11Martinelli

14Nketiah


(75)4White>>>18Tomiyasu


Substitutes
 30Turner
 16Holding
 17Cedric
 3Tierney
 25Elneny
 23Lokonga
 21Vieira
 27Marquinhos 


Arsenal 1.jpg現在PL最少失点数の
ニューカッスルの強固な守りを
最後まで切り崩す事が出来ず、
この上位対決はスコアレスドローで終わりました。

先発は前節のブライトン戦と
同じメンバーが組まれました。

この試合も開始から
フルスロットルのアーセナルが
ニューカッスルゴールに迫りました。

5トーマスからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた11マルティネッリが折り返した
2分過ぎの場面、
その折り返しはゴール前に入ってきた14エンケティアには合わず
そのこぼれ球に対してペナルティ内に走り込んできた4ホワイトが
シュートを撃とうと試みましたがこれもヒットしませんでした。
そしてそこで跳ね上がったルーズボールに対して
最終的にシェアがクリアーしようとしたボールが
11マルティネッリに当たり戻ってきたボールを
8ウーデゴールがダイレクトボレーを放ちましたが
そのシュートも枠を捉えられず。

簡単なシュートではありませんでしたが
それでもゴール正面でフリーの状態でしたので
8ウーデゴールは枠を捉えなければならなかったと思います。

8ウーデゴールのパスを受けた7サカが
ドリブルでバーンをかわしてポケットの位置にまで侵入した
4分過ぎの場面、
角度のない所から左脚でシュートを放ちましたが
ポープにセーブされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

35ジンチェンコからの縦パスを受けた34ジャカから
8ウーデゴール〜34ジャカ〜11マルティネッリ〜34ジャカへと
スペースのない所を繋いだ4分過ぎの場面、
その34ジャカが右脚を振り抜きましたが
ブロックされてしまいゴールを奪う事が出来ず。

ラストパスを受けた34ジャカのトラップが
流れていなければもっと良い状態で
シュートを撃つ事が出来ていたかもしれませんでした。

ドリブルで持ち上がってきた7サカからのパスを
左サイドで受けた11マルティネッリから
その11マルティネッリを追い越してきた
34ジャカにパスが送られた6分過ぎの場面、
11マルティネッリから送られた
パスのスピードが34ジャカとは合わず
34ジャカはなんとかスライディングしながら
シュートを撃ちましたが
枠を捉える事は出来ず。

左サイドからのクロスを
5トーマスがヘッドでクリアーし
そのボールを8ウーデゴールがヘッドで前方に送った
13分過ぎの場面、
そのボールに対して
14エンケティアがシェアと上手く入れ替わって前を向き、
そのままドリブルで深い位置にまで持ち上がった所から
鋭い切り返しでボットマンをかわして
34ジャカにラストパスが送られましたが
34ジャカのシュートはヒットせず。

7サカのパスで裏に抜け出した8ウーデゴールが
ポケットの所にまで入り込んだ所から
中に折り返しましたがボットマンにブロックされてしまい
繋げる事は出来ず。

序盤から良い形でニューカッスルゴールに迫りましたが
シュート精度やパス精度に欠いて
その良い仕掛けをゴールに結び付ける事が出来ないまま
徐々に攻め倦み始めてしまい、
次にニューカッスルゴールに迫ったのは
この場面だったと思います。

34分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った
右サイドからのFKを
6ガブリエウがヘッドで合わせましたが
わずかに枠を捉える事が出来ず。

後半も良い形でニューカッスルゴールに迫りました。

35ジンチェンコからの縦パスを受けた
14エンケティアから8ウーデゴールへ
折り返しが送られた45分過ぎの場面、
この折り返しはウィロックにカットされてしまい
シュートを撃つ事が出来ませんでしたが
35ジンチェンコの針の穴を通す様な
鋭い縦パスは見事でした。

34ジャカ〜8ウーデゴール〜7サカへと
左サイドから右サイドへ展開した46分過ぎの場面、
その7サカが深い位置まで侵入した所から
折り返しましたが
その折り返しもカットされてしまい
ニアに入ってきた14エンケティアには通らず。

35ジンチェンコから鋭い楔のパスが
34ジャカに送られた55分過ぎの場面、
そのパスを受けた34ジャカからのパスを受けた
8ウーデゴールがゴール正面から左脚を振り抜きましたが
枠を大きく外してしまいゴールを奪う事は出来ず。

その後もボールを圧倒的に支配しながらも
最後の局面を切り崩す事が出来ないまま
次にニューカッスルゴールに迫る場面は
終盤まで待たなければならなかったと思います。

78分過ぎ、7サカが蹴った右CKを
ニアで11マルティネッリがヘッドで
流す様に合わせましたが
僅かに枠を捉える事が出来ず。

枠を捉える事は出来ませんでしたが
誰かファーサイドに詰めていたら
押し込めた場面だったと思います。
しかしこれまでセットプレーの局面で
主にファーサイドに詰めていたのは
他でもない9ジェズスでしたので
9ジェズスがいたら
また違う結果になっていたかもしれませんでしたが
この場面でファーサイドに誰も詰めていなかったのは残念でした。

83分過ぎ、自陣深い位置でボール奪い返した
7サカから8ウーデゴール〜34ジャカへと繋ぎ
その34ジャカから送られた
左サイドへのスペースへのパスで抜け出した
11マルティネッリが戻したボールを
8ウーデゴールがダイレクトで中に折り返しましたが
そのパスに34ジャカには合わず。

86分過ぎ、6ガブリエウが送った縦パスを
34ジャカが背後に流したボールで抜け出した
14エンケティアが左脚を振り抜きましたが
ポープのファインセーブに阻まれ
ゴールを奪う事が出来ず。

そしてゴールが奪えないまま
後半ロスタイムに入り
賛否が分かれる場面が訪れました。

94分過ぎ、11マルティネッリのヒールパスを受けた34ジャカが
左サイドからポケットの位置に入り込んだ所から送ったクロスが
カバーにきたマーフィーの腕に当たりましたが
判定はノーファールでした。

確かに至近距離から蹴られたボールでしたので
不可抗力で当たったと言う解釈は出来るかもしれませんが
後ろにいたシェアは
両腕を体にしっかりと付けた格好で対応していたのに対して
マーフィーの腕は肩のライン近くまで挙がっていましたので
全てが不可抗力とは言えない状況だったと思います。

しかもこの場面はゴールラインのすぐ横での出来事で
マーフィーの体のライン側でボールが当たったのに対して
この試合を裁いていたマドレイ主審は
ペナルティの外側から
尚且つ間には2〜3人の選手がいる状態で見る格好でしたので
本当にこの場面を目視出来ていたかどうか些か疑問を感じます。

この様な状況でマドレイ主審は
本当に100%の自信を持って判定出来ていたのか?
本当に少しも疑念がなかったのか?
この試合の勝敗を分ける
非常に重要な場面でしたので
120%の確信を得る為に
自分には見えない方向からの状況を見る事が出来る
VARと言うツールを積極的に利用するべきだった様に
個人的には感じます。

とは言え、個人的にはこのハンドの場面よりも
58分過ぎの場面での判定の方が疑問を感じます。

右サイドから7サカが蹴ったFKに対して
ゴール前に入ってきた6ガブリエウを
バーンが背後からシャツを引っ張って倒していましたが
判定はノーファールでした。

ゴール前での多少の押す、掴む、引っ張ると言う行為は
PLではある程度許容されていますが
今回の場合はシャツが捲れ上がる程引っ張っており、
仮に引っ張られていなければ
ゴール前で競る事が出来る位置での出来事でしたので
明らかなプレーを妨害する行為だったと思います。

もっと言えば39分過ぎの場面では
ギマランイスにかわされた8ウーデゴールが
シャツを引っ張った場面では
8ウーデゴールにイエローカードが提示されました。
確かにシャツが伸びる程引っ張っていましたので
ファールの判定は妥当だと思います。
しかしギマランイスのドリブルが止まる事も
ギマランイスが倒される事もなく
ゴールに直結する様な局面ではなく
センターサークルの手前での出来事だったにも関わらず
マドレイ主審はファールを取るだけではなく
イエローカードまで提示していましたので
この判定基準を考えれば
この場面での6ガブリエウに対するバーンの行為は
ファールをとって然るべき状況だったと思います。

その事からも試合後アルテタ監督が苦言を述べていた事に対して
強く同意するものであり
同時に後日検討されるであろう
VARの介入に対する検討会で
再び問題になると思います。

結局、現在PL最少失点数の
ニューカッスルの強固な守りを
最後まで崩す事が出来ずに
スコアレスドローで終わりました。

2つの疑惑の判定があったとは言え
最後までゴールを奪う事が出来なかった要因は
試合後アルテタ監督もコメントしていた様に
アタッキングサードでのプレーの精度だったと思います。

ラストパスが微妙にズレる場面や
フィニッシュの精度、
この問題がなければ十分にゴールを奪うチャンスはあったと思います。

同時に以前から書いています様に
試合の流れを変えるゲームチェンジャーが不在と言う問題も
大きかったと思います。

これは今始まった事ではなく
昨シーズンからずっと続いている問題ですが
先発メンバーと同等以上の力を発揮出来る選手が
今のアーセナルのベンチにはいません。

先発メンバーが試合を支配して
攻め続けている状況が続いていたので
メンバーを代える必要はなかったと
試合後アルテタ監督はコメントしていましたが
確かに試合を支配して攻め続けていましたが
肝心のアタッキングサードに入ってから
ニューカッスルのディフェンスを崩す事が出来なければ
意味がありません。

例えば高さのあるCFを投入するなり
独力で突破する事が出来るドリブラーを投入するなり
戦術的な変更や
個の打開力で無理やりゴールをこじ開ける様な
変化を付ける事が出来る選手がベンチに控えていない所は
現在のアーセナルの最大の弱点であり
以前から何度も書いていますが
先発組みが揃えば簡単に負ける事はありませんが
その先発組みが抑えられた時に
勝ち点を奪う事が難しい所が
後々大きな足枷になってしまうと思います。

この様な問題を解決する為にも
この冬の移籍期間で
その問題を解決する選手の補強を
絶対に行わなければならないと思いますし
その様な補強に失敗してしまった場合には
悲願のPL制覇は確実に遠のいてしまう様に感じます。

次はFA杯オックスフォード・ユナイテッド戦です。

薄いスカッドの中で
アルテタ監督は4試合以上連続で先発しない様に
選手をやりくりしている様ですが
CBとCFは明らかに頭数が足りていませんので
4試合以上連続で先発させないと言う原則を破って
6ガブリエウまたは12サリバを起用するのか?
14エンケティアを起用するのか?
注目されます。

まぁ、このニューカッスル戦は火曜日開催で
オックスフォード・ユナイテッド戦は
月曜日開催ですので約1週間空いており
次のスパーズ戦も日曜日開催ですので
試合間隔的には十分なインターバルが
取れていると判断するのならば
その辺りの原則は気にせずに起用してくるかもしれません。

一方でオックスフォード・ユナイテッドは
今シーズンは3部相当のリーグ・ワンの中位に沈んでいますので
CBやCFにリザーブの選手を起用する可能性も十分にあるかもしれません。

どちらにせよ最も重要なのは
そのオックスフォード・ユナイテッド戦の後に控えている
アウェイのスパーズ戦とホームのユナイテッド戦だと思います。
この2試合に照準を合わせて
ベストな状態で挑める様に
上手く管理して欲しいと思います。

そしてそろそろ10スミス・ロウが
戻ってきてくれる事を期待します。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A
7サカ        PL:6G6A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:7G5A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:7G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:2G0A EL:2G1A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G1A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G4A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A


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