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2022/23のスカッド:開幕版 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンのファーストチームのスカッド開幕版です。

Arsenal 1.jpg


1 アーロン・ラムズデール(23)(HG)
2 エクトル・ベジェリン(27)(HG)
3 キーラン・ティアニー(25)
4 ベン・ホワイト(24)(HG)
5 トーマス・パーティ(29)
6 ガブリエウ(24)
7 ブカヨ・サカ(20)(U-21)(HG)
8 マルティン・ウーデゴール(23)
9 ガブリエル・ジェズス(25)
10 エミール・スミス・ロウ(22)(HG)
11 ガブリエウ・マルティネッリ(21)(U-21)
12 ウィリアム・サリバ(21)(U-21)
13 ルナル・アレックス・ルナルソン(27)
14 エディー・エンケティア(23)(HG)
15 エインズリー・メイトランド=ナイルズ(25)(HG)
16 ロブ・ホールディング(26)(HG)
17 セドリック・スアレス(31)
18 冨安健洋(23)
19 ニコラ・ぺぺ(27)
20 
21 ファビオ・ヴィエイラ(22)
22 パブロ・マリ(29)
23 アルベール・サンビ・ロコンガ(22)
24 リース・ネルソン(22)(HG)
25 モハメド・エルネニー(30)
26 
27 マルキーニョス(19)(U-21)
28 
29 
30 マット・ターナー(28)
31 
32 
33 
34 グラニト・ジャカ(29)
35 オレクサンドル・ジンチェンコ(25)
  ルーカス・トレイラ(26)


シーズンローン
 20 ヌーノ・タヴァレス(22)
 33 アーサー・オコンクウォ(20)(U-21)(HG)
 26 フォラリン・バロガン(21)(U-21)(HG)


(年齢は9/1現在)
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プレミアリーグには「ホームグロウン」制度があり
少なからずチームの構成に影響を与えています。

因に「ホームグロウン制度」とは、
『プレミアリーグのファーストチームのシニア
(22歳以上:2000年12月31日生まれ以前)の登録数は25名まで、
そのうち21歳の誕生日を迎えるシーズンまでに
3年以上イングランド&ウェールズ内のクラブに所属していた
「ホームグロウン」選手が最低8名必要。
(反対に言うと「非ホームグロウン」選手は17名までとなります。)
その他21歳以下の選手の登録は随時追加出来る。』
と言う規定です。

開幕時点でのスカッドの内訳は

ホームグロウン 8名
非ホームグロウン 17名
U-21 5名
ローン 2名


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GK
 1アーロン・ラムズデール(23)
 30マット・ターナー(28)
 13ルナル・アレックス・ルナルソン(27)


昨シーズンレノからポジションを奪った
1ラムズデールがそのまま正GKに就き
フラムに移籍したレノに代わって
アメリカ代表の30ターナーを第2GKに迎えましたが
その30ターナーがどこまで対応出来るかどうかに関しては
現時点では少なからず不安があります。

プレシーズンマッチの初戦のニュルンベルグ戦では
不安定な所を露呈してしまったのは勿論ですが
一番の不安はやはり足下の技術面です。

バックラインでボールを回す程度の事は問題はありませんが
それでも何処かぎこちなく
その上効果的なパスを前線に送る様な
パスの精度も持ち合わせていない様ですので
現在のアーセナルのスタイルに
本当に適応出来るのかどうか
少なからず不安は残っています。

13ルナルソンはまだスカッドに残っていますが
すでにアルテタ監督の構想からは外れており
夏に移籍期間が終わる前に移籍すると思われますので
そうなった場合には
リザーブチームのヘインが第3GKを務める事になると思われます。


CB 
 4ベン・ホワイト(24)
 6ガブリエウ(24)
 12ウィリアム・サリバ(21)
 16ロブ・ホールディング(26)
 22パブロ・マリ(29)


CBは昨シーズンの4ホワイト&6ガブリエウのコンビを軸に
今シーズンも回っていく思われていましたが
プレシーズン中に試された
12サリバ&6ガブリエウのコンビが
非常に安定していた事で状況は変わりつつあります。

当面右CBのポジションを争うと思われる
その4ホワイトと12サリバを比べますと
上背がある分、12サリバの方が高さがあり
フィジカル的な強度も12サリバの方に軍配が上がります。
スピードに関しては両者共に十分なスピードがありますが
クイックネスに関しては4ホワイトの方が
小回りが効く様な印象を受けます。

足下の技術レベル、特にフィードの精度に関しては
やはり4ホワイトの方が大きく上回っていますが
当初心配していた危機察知能力や反応面に関しては
このプレシーズンの間に
大きく改善されたと思いますので
12サリバのマイナス要素としては
かなり減少したと思います。

よって4ホワイトを起用した場合には
バックラインから1本のフィードで
状況を変える事の出来る所は大きな武器ですが
ゴール前の高さと強度が不足する問題が発生します。
勿論、それは右SBに18冨安が起用する事で
DFラインのフィジカル的な強度を
保つ事は出来ると思われますが
昨シーズンの様に右SBに17セドリックが入った時は
フィジカル的な強度の低下が避けられない問題がありました。

一方で12サリバを起用すれば
スピードと強度を兼ね備える
6ガブリエウと12サリバがゴール前に並びますので
DFラインの強度は格段に上がる事は
プレシーズンで実証済みです。
一方でこのコンビですと
フィード能力の面に不足感が出てしまう問題があります。

その両面の利点を保ちつつ問題点を減らす方法として
プレシーズンで試していた
4ホワイトを右SBで起用する形が
現状としては解決策になる可能性がありますが
4ホワイトは右SBの位置でプレー出来ると言っても
SBのプレーが出来る訳ではありませんので
18冨安以上に右SBの攻撃参加は限定的な物になると言う
新たな問題が発生する可能性があります。

又、プレシーズンで3バックを試した様に
状況によっては4ホワイト、6ガブリエウ、12サリバで
3バックを組む可能性もあるかもしれませんが
プレシーズンの状況を観る限りでは
3−4−3もしくは3−5−2よりも
従来の4−3−3の方が
チームとしての攻撃力は圧倒的に高い事を考えますと
3バックはオプションの域を超えないかもしれません。

そして本来ならば左CBには左利きのCBを起用する事が
アルテタ監督の基本方針でしたので
昨シーズンローンに出ていたウディネーゼで
レギュラーとしてプレーしていた22マリには
期待していましたが
残念ながらプレシーズン中に結果を出す事が出来ませんでしたので
移籍期間が終わるまでに放出される可能性が高いと思います。

よって今シーズンのCBは
上記の3人に16ホールデングを加えた4人で
回して行くと思います。


右SB・右WB
 18冨安健洋(23)
 17セドリック・スアレス(31)
 2エクトル・ベジェリン(27)


このポジションは18冨安が万全ならば
1stチョイスは間違いなく18冨安だと思われます。

スピードとフィジカル的な強度を兼ね備え
危機察知能力も高い18冨安は
昨シーズンは右サイドの守備強度を劇的に向上させました。
攻撃面に関してもウイングの選手の様に
自らドリブル突破する様な仕掛けは出来ませんが
高い位置まで攻め上がりコンビネーションで仕掛ける等
SBとしての最低限の攻撃力も持ち合わせていると思います。

一方で昨シーズンは怪我が長引いて
シーズン後半の殆どの期間を欠場してしまい、
この夏もプレシーズンのツアーに同行しましたが
フルトレーニングに復帰する事が出来ず
開幕前のこの時期になり
やっと復帰しようとしている状況です。

単純に速く激しいPL特有のスタイルに
蝕まれた部分もあるでしょうし
元々がCBですのでSB特有の負荷に対する耐性に
問題があるのかもしれませんが
どちらにせよ怪我に対するコンディション管理は
今まで以上に行う必要があると思いますので
シーズン通して稼働させる為には
バックアッパーの存在が重要になってくると思われます。

そのバックアッパーの1番手は
本来ならば17セドリックになりますが
その17セドリックは攻守共に平均的と言わざる得ず、
18冨安を完全にバックアップするのは難しい為に
プレシーズンで試されていた
4ホワイトの右SBでの起用が増えるかもいれません。

2ベジェリンに関しては
ベティスへの移籍を強く希望しているのは
周知の事実ですが
そのベティスは移籍金を払って
2ベジェリンを獲得する意思がない為に
契約解除で退団出来るかどうかが焦点になると思われます。

よって今シーズンは1stチョイスが18冨安というのは
変わらないと思いますが
そのバックアップの一番手は
17セドリックから4ホワイトに移行する可能性があります。

しかしこの布陣ですと右サイドの攻撃力に
問題が残ってしまう可能性があるかもしれません。


左SB・左 WB
 3キーラン・ティアニー(25)
 35オレクサンドル・ジンチェンコ(25)


怪我さえなければこのポジションの1stチョイスは
3ティアニーだと思いますが
昨シーズンも怪我の影響で
シーズンの約半分を欠場してしまった事を考えますと
その地位は揺らぎ始めていると思います。

実際、その穴を埋める為にシティから獲得した
35ジンチェンコはタイプは違いますが
実力的にも実績的にもそれ程大きな差はない為に
左SBの力関係に大きな変化をもたらすと思います。

3ティアニーはライン側を頻回にアップダウン出来る走力と
深い位置まで侵入した所したから
正確なクロスを供給する攻撃面と
代表では3バックの左CBで起用される試合がある様に
粘り強い守備力を兼ね備えた
典型的な左SBの選手だと思います。

一方の35ジンチェンコは
代表では中盤で起用されている様に
元々はCMFの選手ですので
ワイドな位置から仕掛けるだけではなく
中に絞って5トーマスと並んで組み立ての段階に顔を出したり
インナーラップしてハーフスペースを突いて
攻撃面に厚みをもたらす偽SBと呼ばれるタイプで
同時にその正確な左脚から送られる
サイドチェンジのパスは非常に魅力的な武器だと思います。

アルテタ監督がどちらを1stチョイスに選ぶのか?
あるいは1stチョイスを定めないのかは分かりませんが
コンディションの状態や相手チームのタイプ、
そして同じ左サイドでプレーする
左サイドアタッカーのタイプによって
柔軟に選択出来る状況になった左SBは
戦術的に大きな幅をもたらす可能性があると思います。


アンカー
 5トーマス・パーティ(29)
 25モハメド・エルネニー(30)


アンカーに関しては5トーマスが1stチョイスと言うのは
揺るぎない事実であり
5トーマスが居るのと居ないのとでは
全く違うチームになってしまうほど
チームにとって最重要選手の一人です。

一方で5トーマスは筋肉系に怪我のリスクがある為に
この5トーマスのバックアッパーが
昨シーズンは問題になってしまいましたが
フィジカル的な強度やプレーのスケール感、
そして時々決定的なミスを犯してしまう問題はありますが
バックラインから的確にボールを引き出し
テンポ良くボールを捌いて中盤の流れを良くすると言う
チームにとって重要な役割を
昨シーズン終盤に25エルネニーが見事に務め挙げた事で
バックアッパー問題も一応クリアー出来たと思います。


インサイドハーフ
 8マルティン・ウーデゴール(23)
 34グラニト・ジャカ(29)
 21ファビオ・ヴィエイラ(22)
 23アルベール・サンビ・ロコンガ(22)
 15エインズリー・メイトランド=ナイルズ(25)


現在のインサイドハーフの1番手は
右がキャプテンに就任した8ウーデゴールで
左が34ジャカになります。

右インサイドハーフの8ウーデゴールは
チャンメイクを担う攻撃的MFの役割を担い
左インサイドハーフの34ジャカは
ハーフスペースに侵入して攻撃に厚みをもたらす共に
3列目に下がって5トーマスをフォローし
その上で左SBの空けたスペースを埋める役割も担う
バランサーの役割を担っています。

この2人をバックアップするのが
21ヴィエイラと23ロコンガだと思います。
21ヴィエイラは怪我の影響で
まだ実戦投入されていませんが
相手の急所を突くパスセンスを考えますと
8ウーデゴールと同じ攻撃的MFの役割を担うと思われます。

一方の23ロコンガは機動力と推進力が売りのMFだと思いますので
3列目から前線までの広い範囲で攻守にカバーする役割のある
バランサーの適正があると思いますが
現時点では34ジャカ程の戦術的理解度はありませんので
今後戦術理解度を上げて覚醒する事が待たれます。

そして状況によっては
8ウーデゴールと21ヴィエイラを並べたり
10スミス・ロウを起用する等
攻撃的な布陣を組む事も
5トーマスと34ジャカが2ボランチを組み
8ウーデゴールや21ヴィエイラがトップ下を務める形等
昨シーズンに比べて中盤のバリエーションは豊富になったと思います。

一方でこの布陣から更にレベルアップを図る為に
34ジャカに代わるCMFの補強の噂が絶えません。
確かに34ジャカはバランサーとして難しい役割を
的確にこなしていますが
2ラインの間からのチャンスメイク力や
DFラインの裏を突く機動力の鋭さ等に関しては
物足りなさがあるのは事実であり
移籍期間が終わるまでに
新たな選手を獲得する可能性は残っています。

15マイトランド=ナイルズに関しては
プレシーズンでも積極的に起用されていましたが
残念ながら結果を出す事が出来ませんでしたので
昨シーズン同様に構想から外れて
移籍期間が終わる前に他のクラブに
移籍する可能性があると思います。


サイドアタッカー
 7ブカヨ・サカ(20)
 11ガブリエウ・マルティネッリ(21)
 10エミール・スミス・ロウ(22)
 19ニコラ・ぺぺ(27)
 24リース・ネルソン(22)
 27マルキーニョス(19)


右サイドは7サカ、
左サイドは11マルティネッリと10スミス・ロウと言う3人が
このポジションの主力という状況は
今シーズンも変わらないと思われます。

まず左サイド関してはプレシーズン中に
9ジェズスとのスムーズなポジションチェンジや
コンビネーションを観せて相性の良さをアピールした
11マルティネッリがこの開幕の時点では
一歩リードした印象です。

その11マルティネッリは
昨シーズンはサイドから深い位置にまでドリブルで仕掛ける等
ウイング色が強くなっていた印象でしたが
今シーズンは9ジェズスと頻回にポジションを変える事で
ゴール前に顔を出す機会が増える可能性がありますので
以前のようなストライカー色が戻ってくるかもしれません。

一方の10スミス・ロウは9ジェズスとの相性云々よりも
結局プレシーズンの初戦のニュルンベルグ戦以降
怪我で離脱してピッチに戻れていない様に
昨シーズン後半からフィジカルコンディションに
問題を抱えたままになっています。

11マルティネッリと10スミス・ロウと言う
タイプの異なる2人が揃っていれば左サイドは安泰ですが
昨シーズンと同様に10スミス・ロウが
シーズン通して稼働出来なかった場合には
右サイド同様にバックアッパーに問題が出るかもしれません。

その右サイドは昨シーズンから引き続き
7サカのバックアッパー問題が続いています。

本来ならば19ペペがその役割を担うべきですが
プレシーズンでも結果を出す事が出来ず、
ローン先のフェイエノールトで結果を残し戻ってきた24ネルソンも
プレシーズンでの活躍は散発的で
序列を上げるまでのインパクトを残せていません。

昨シーズンもシーズン終盤は無理を承知で
7サカを使い続けざる得なかった事を考えますと
今シーズンも酷使しすぎれば
怪我のリスクが高まるだけですので
このプレシーズン中に
7サカのバックアッパーの目処を立てられなかったのは
大きな問題になるかもしれません。

移籍期間が終わるまでに
新たな選手の補強に動く可能性が
ない訳ではないと思いますが
現実的にCMFの補強が優先されると思いますので
既存の選手でこの穴を埋める必要があるかもしれません。
その様な状況で19ペペと24ネルソンが
十分な結果を出せないのならば
若い27マルキーニョスを積極的に起用して
育てていくのも一つの方法かもしれません。


ストライカー
 9ガブリエル・ジェズス(25)
 14エディー・エンケティア(23)

この夏に獲得した9ジェズスが
このポジションの問題を全て解決してくれるかもしれません。

まず期待したいのはやはり決定力です。
昨シーズンまでのエースだったオーバメヤンは
年齢的な衰えもあり精彩を欠き
ラカゼットはポストプレーや献身的なハイプレスで
チームに大きく貢献しましたが
肝心の決定力に問題を抱えていた為に
本来ならば最もゴールを奪わなければならない
このポジションは機能不全を起こしていました。

その決定力不足に対して
プレシーズン中に5試合で7ゴール奪った様に
9ジェズスは早速その期待に応える活躍を観せた思います。

守備ブロックのギャップに入る
ポジショニングとタイミングのセンスに優れ
同時にラストパスを呼び込む
効果的なフリーランニングも俊逸だと思います。
そしてゴール前のこぼれ球に対する反応も非常に早く
綺麗な形でゴールを奪うだけではなく
泥臭く押し込む様なゴールも期待できます。

同時に昨シーズンラカゼットが担っていた様な
下がってきた所で楔のパスを受けるポストプレーに関しても
プレッシャーに曝された状況でもしっかりと収め、
ボールをロストする事なく確実に次に繋げられる所は
前任者を上回る安定性を観せており
サイドに流れてサイドからの仕掛けの起点になったり
ボールが前に進まなければ3列目辺りまで下がってきて
組み立ての段階にも顔を出す等
ピッチの至る所に自由に顔を出して
攻撃陣の活性化に一役かっていると思います。

そしてグアルディオラが「前線での守備ではベストだ」と評した様に
守備面に関しても非常に印象的で
その効果的に仕掛けるハイプレスは
チームの守備組織にも大きな影響をもたらしていると思います。

一方の14エンケティアも
9ジェズスの加入に触発される様に
昨シーズンの終盤の好調さを維持しており
今シーズンは更なる成長が期待されます。

現実的にフィニッシュの局面だけに限らず
攻守に於いて大きな影響力を発揮している
9ジェズスが1stチョイスだと思いますが
9ジェズスはサイドでのプレーも可能ですので
状況によってはCFに14エンケティア、
サイドに9ジェズスという形で同時起用も可能ですし、
この2人の2トップもプレシーズンでは可能性を示したと思います。

一方でこの2人に次ぐ第3ストライカーだった26バロガンは
経験を積む為にランスにシーズンローンに出ましたが
有事の際には今シーズンは試合中の流れによって
「9番」のポジションでプレーする事もある
11マルティネッリや
「偽CF」としての資質がある10スミス・ロウも
起用可能だと思いますので
布陣的には9ジェズス&14エンケティアの
2人だけでも十分だと思われます。


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ここまでの移籍期間では
新たなエースストライカーとして
シティから9ジェズスを£4500万(推定)で獲得し
怪我が多い3ティアニーをバックアップするだけではなく
ポジションを分け合うレベルの左SBとして
シティから35ジンチェンコを
£3000万+200万(推定)で獲得し
そして退団したレノに代わる第2GKとして
ニューイングランド・レボリューションから
30ターナーを£750万(推定)で正式に獲得する等
効果的な補強を続けています。

同時にポルトから21ヴィエイラ、
サンパウロから27マルキーニョスと言う
将来性のある選手も獲得しており
補強は順調に進んでいると思います。

同時にマルセイユへのローンで大きく成長した12サリバが
このプレシーズンの間にCBのレギュラー候補に躍進し
契約がこの夏までだった25エルネニーと14エンケティアも
契約延長に成功した事で
選手層的にもかなり充実したと思います。

一方で当初から補強が必要とされていた
中盤に関しては未だに補強が進んでおらず
レスターのティーレマンスとリヨンのパケタが
その獲得候補に挙がっています。

しかし現在のスカッドには非ホームグロウン選手が
17名在籍している為に
今後新たな選手を獲得する為には
まず既存の選手の売却が必要になります。

実際、トレイラにはガラタサライへの、
22マリにはモンツァやヴェローナ等への移籍が迫っており
2ベジェリンはベティスへ加入する為に
契約解除の交渉を行っている様です。

これ以外にも構想外の13ルナルソンや
結果を出せていない15メイトランド=ナイルズ、
19ぺぺ、24ネルソンも
移籍の可能性が残っていますので
新しい選手を獲得する為の枠を作る為にも
補強資金を得る為にも
これらの選手の売却を早急に進めなければならないと思います。

実際ティーレマンスとパケタの
どちらの選手を獲得した方が良いかと聞かれれば
個人的にはティーレマンスの獲得を望みます。

チャンスメイク力と決定力を兼ね備える
パケタを獲得する事が出来れば
攻撃面に新たなオプションを得る事が出来ますが
その一方でパケタは21ヴィエイラとポジションが被っており
21ヴィエイラを獲得する前ならばまだしも
既に21ヴィエイラを獲得した後にパケタを獲得してしまうと
21ヴィエイラの獲得意義が薄れてしまいます。

一方でティーレマンスはインサイドハーフに適応があり
状況によってはアンカーとしても起用可能ですので
現在のスカッドをより強固の物にする為には
パケタよりもティーレマンスの方が有用だと思います。

とは言え、現在左インサイドハーフを担っている34ジャカの事を
新たな選手を獲得してバックアッパーに降格させる決断を
アルテタ監督が下せるかどうかという問題もあります。

チームキャプテンには8ウーデゴールが就任しましたが
実際試合前に円陣を組んだ時に
主に話をしているのは34ジャカであり
実質的にチームの精神的な支柱となっているその34ジャカを
バックアッパーに降格させる決断は
少なからずチームに影響を及ばす可能性があると思います。

その事を踏まえても中盤を補強するのか?
移籍期間が終わるまで注目されます。

今シーズンのスカッドはプレシーズンを見る限り
レギュラー組とサブ組の間には少なからずまだ差はありますが
ベストメンバーを組む事が出来れば
優勝争い出来るだけのポテンシャルがあると思いますので
大いに期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)


OUT


シュツットガルトへ完全移籍
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(24歳)ギリシャ代表 £300万(推定)

リヨンへ完全移籍
 ストライカー アレクサンドル・ラカゼット(31歳)元フランス代表 フリー

ストーク・シティへシーズンローン
 CB ハリー・クラーク(21歳)イングランド 手数料非公表

スパルタ・ロッテルダムへシーズンローン
 CB オマル・レキク(20歳)チュニジア代表 手数料非公表

イプスウィッチ・タウンへシーズンローン
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

RKCヴァールヴァイクへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(19歳)デンマークU-19 手数料非公表

ボーフムへ完全移籍
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(23歳)イングランド 移籍金非公表

サンダーランドへ完全移籍
 CB ダニエル・バラード(22歳)北アイルランド代表 移籍金非公表

FCデン・ボスへシーズンローン
 ストライカー ニコライ・モラー(20歳)スウェーデンU-20 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへ完全移籍
 CMF マテオ・グエンドゥージ(23歳)フランス代表 £900万(推定)

ポーツマスへ完全移籍
 右SB ザック・スワンソン(21歳)イングランド 移籍金非公表

チェルムスフォード・シティへローン移籍(1月まで)
 GK オヴィ・エヘァリ(19歳) イングランド 手数料非公表

エア・ユナイテッドへシーズンローン
 CB アレックス・カーク(19歳)イングランド 手数料非公表

バーミンガム・シティへシーズンローン
 CB オーストン・トラスティ(24歳)アメリカ 手数料非公表

チェルシーへ完全移籍
 サイドアタッカー オマリ・ハッチンソン(18歳)イングランドU-19 移籍金非公表

レアル・オビエドへシーズンローン
 攻撃的MF マルセロ・フローレス(18歳)メキシコ代表 手数料非公表

キルマーノックへシーズンローン
 右SB ライアン・アレバイオス(20歳)イングランド 手数料非公表

クルー・アレクサンドラへシーズンローン
 GK アーサー・オコンクウォ(20歳)イングランド 手数料非公表

オリンピック・マルセイユへシーズンローン
 左SB ヌーノ・タヴァレス(22歳)ポルトガルU-21 手数料非公表

クローリー・タウンへシーズンローン
 CB マジード・オグングポ(19歳)アイルランドU-19 手数料非公表

フラムへ完全移籍
 GK ベルント・レノ(30歳)ドイツ代表 £800万(推定)

スタッド・ランスへシーズンローン
 ストライカー フォラリン・バロガン(21歳)イングランドU-21 手数料非公表

ブラックプールへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(18歳)イングランドU-19 手数料非公表


(年齢は9/1時点)


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