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PL7:Brighton vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Brighton 0−0 ARSENAL
2021年10月2日(土)Premier League, Amex Stadium

Goal


32Ramsdale

18Tomiyasu  4White  6Gabriel  3Tierney

5T. Partey  23Lokonga

  7Saka     8Ødegaard    10Smith Rowe

14Aubameyang


(62)8Ødegaard>>>19Pépé
(71)14Aubameyang>>>9Lacazette
(89)7Saka>>>15Maitland-Niles


Substitutes
 1Leno
 17Cédric
 20Tavares
 16Holding
 25Elneny
 35Martinelli


Arsenal 1.jpg4連勝を目指して敵地に乗り込んだブライトン戦は
開幕から好調のブライトンを
最後まで崩す事が出来ずに
スコアレスドローとなりました。

先発はスパーズ戦で
右膝関節内側側副靱帯損傷の怪我を負った
34ジャカに代わって23ロコンガが
起用された以外は
そのスパーズ戦と同じ布陣が組まれました。

この日は強い雨と風により
ピッチコンディションは良くなさそうでしたが
それを差し引いても
デュエルの強度、出足の鋭さ、
献身的な運動量の全ての面で
ブライトンに圧倒されていた為に
ペースを掴むのに苦労していました。

出だしは良かったと思います。

5トーマスからのパスを受けた7サカが
そのまま右サイドをドリブルで持ち上がり
対峙したバーンとククレジャの間を切り込んで行った
40秒過ぎの場面、
左脚から放たれたシュートはGKの正面でしたが
試合開始からキレのある動きでゴールに迫っただけに
スパーズ戦と同様にブライトンを圧倒してくれると思いましたが
その後が中々続かず、
次にブライトンゴールに迫ったのは
この場面まで待たなければなりませんでした。

22分過ぎ、ククレジャへのパスをカットした
18冨安のクリアー気味のフィードで
右サイドを抜け出した7サカからの折り返しを
ファーサイドで14オーバメヤンがヘッドで合わせました。
バーンのタックルを受けながら送った折り返しを
14オーバメヤンがダンクの頭の上から
強引に合わせたヘッドはポストを叩き
惜しくもゴールは奪えませんでした。

一方で前記の様に試合を支配していたブライトンに
危ない場面を何度も作られてしまいました。

右サイドからのスローインの流れから
モデル〜ララーナ〜ククレジャと
スペースのない所を繋げられて突破を許してしまった
13分過ぎの場面、
ククレジャから送られたゴール前を横切る様な鋭いクロスは
ゴール前のモペイを抑え込んで事なきに済みましたが、
ゴール前で触られていたら失点していた場面でした。

右サイドからモペイにクロスを入れられたボールに対して
32ラムズデールがハンブルしたボールを
ダンクにシュートを撃たれてしまった20分過ぎの場面、
ハンブルした所で32ラムズデールは
ダフィに強烈なヒップアッタックを受けて
吹っ飛ばされてしまいましたが
それでもキーパーチャージを取られず、、、。
PLのルールブックには
キーパーチャージのと言う文字は
既に無くなっているのでしょうか?

グロスからのパスを受けたモペイが送った浮き球のパスで
後方から走り込んできたララーナに飛び出されてしまった
27分過ぎの場面、
そこからの折り返しはトロサールと競り合いながら
4ホワイトがクリアーして難を逃れましたが
完璧に崩された場面でした。

CKからの流れでダンクがアーリークロスを送った
28分過ぎの場面、
6ガブリエウの背後に落とすその完璧なクロスを
バーンにヘッドで合わされてしまいましたが
幸い枠をとらえず救われました。

この様にゴールを奪われてもおかしくない場面が続きましたが
アーセナルの守備陣の集中力と
ブライトンの決定力不足に救われる形で凌ぎきり
前半の終盤になって
やっとアーセナルの時間が訪れました。

39分過ぎ、チャージを受けながらボールをキープした
10スミス・ロウから18冨安〜7サカと
右サイドに展開して行き
そこから繋いだ8ウーデゴールの折り返しを受けた
5トーマスがミドルシュートを撃ちました。
抑えの効いた良いミドルシュートでしたが
ポストの外側でゴールならず。

23ロコンガ〜10スミス・ロウ〜3ティアニーと
繋いだ所からクロスが送られた43分過ぎの場面、
そのクロスは7サカの手前でクリアーされてしまいましたが
そのこぼれ球を収めた5トーマスから
23ロコンガ〜5トーマス〜8ウーデゴールと繋ぎ
その8ウーデゴールから10スミス・ロウへ
鋭い楔のパスが送られました。
その楔のパスを受けた10スミス・ロウは
7サカに落としましたが
その7サカは前を向けず、
8ウーデゴールとのワンツーで抜け出そうとしましたが
それもカットされてしまい
結局シュートを撃つ場面にまでは至りませんでしたが
本来のアーセナルのリズムを感じる連動的な仕掛けでした。

6ガブリエウからのパスを受けた10スミス・ロウが
そのまま左サイドをドリブルで駆け上がって行った
43分過ぎの場面、
そこから入れられたクロスは
前にいたダンクがクリアー出来ずに抜けていきましたが
その背後にいた14オーバメヤンも合わせる事が出来ずに
前半最後の決定機も活かせませんでした。

後半に入ってもブライトンの圧力は変わらず
ペースを掴む事が出来ずに苦しみましたが
それでも何度かチャンスはあったと思います。

ルーズボールを収めた5トーマスから
14オーバメヤンへスルーパスが送られた
52分過ぎの場面では上手く抜け出して
GKのサンチェスもかわしましたが
戻ってきたダフィのタックルを受けてシュートを撃つ事が出来ず、
同時にオフサイドでしたのでこのチャンスを活かす事が出来ず。

ダフィがヘッドでクリアーしようとしたボールが
後方にそれた58分過ぎの場面では
そのこぼれ球を14オーバメヤンは収める事が出来ずに
フリーで抜け出すチャンスを逸してしまいました。

スミス・ロウから送られたスルーパスで
14オーバメヤンが前を向いてゴールに迫った
63分過ぎの場面でも
ペナルティに入る前にバーンのタックルを受けて
シュートを撃つ事が出来ませんでしたが
それでも前半とは変わって
上手くスペースを突いて
チャンスを作れる様になっていたと思います。

そして本格的に良くなったのは
14オーバメヤンに代わって9ラカゼットが投入されてからです。

14オーバメヤンは
元々それほどポストプレーを得意としている訳ではなく
仮に縦パスが入ったとしても収まらない場面や
的確に次に展開できない場面が散見されますが
一方の9ラカゼットは下がってきて楔のパスを引き出すのが上手く
そこから展開してチャンスを広げるプレーが持ち味ですので
9ラカゼットがトップに入り前線でボールが収まり出した事で
アーセナルの攻撃陣は良いリズムが生まれたと思います。

74分過ぎ、18冨安から送られた楔のパスを
下がってきた9ラカゼットがダイレクトで5トーマスへ落とし
その5トーマスが送ったスルーパスで
10スミス・ロウが抜け出しました。
そのままドリブルで抜け出した10スミス・ロウのシュートは
サンチェスに防がれてしまいましたが
完璧な崩しだったと思います。
とは言え、ダフィに迫られた為に
10スミス・ロウはスピードを落とされてしまいましたので
自ら撃たずに2タッチ目のタイミングで
並走していた7サカにパスを出しても良かった様に感じます。

77分過ぎ、5トーマスから入れられた縦パスを
10スミス・ロウが1タッチして9ラカゼットに繋ぎ
そこからのスルーパスで19ペペが裏に抜け出しました。
19ぺぺの折り返しはブロックされてしまいましたが
スペースのない中でプレービジョンが共有された
良い仕掛けだったと思います。

結局、激しく仕掛けられるハイプレスに対して
テンポ良くボールを動かして
そのプレスを突破するのも手ですが
そのプレスの背後で縦パスを引き出し、
そこでしっかり収まり出した
9ラカゼットが入った後からの展開の方がよりシンプルであり、
同時にそのまま攻撃に移れる分
より効果的だった様に感じます。

そう言う意味ではこれからもハイプレスに曝されて
そのプレスに苦戦する様な展開の時は
早い段階で9ラカゼットを投入するべきなのかもしれません。

守備に関してはクリーンシートで終わらせる事が出来ましたが
ここまでの3戦とは違い
なんとか凌いだと言う言葉が適切かもしれません。

前記の様に激しいハイプレスに曝されると共に
ピッチコンディションが悪かった為に
些細なミスを繰り返した事で
ピッチの殆どの局面で劣勢に陥っていました。

それはここ3戦で鉄壁を誇っていた右サイドでも同様で
右サイドから執拗に仕掛けられてしまいました。

18冨安が狙われたのか?
それともブライトンの左サイドに入ったククレジャが
崩しの切り札だった為に
自ずと右サイドから仕掛けられる場面が
多かっただけなのかは分かりませんが
結果的には18冨安はククレジャを抑えるのに
非常に苦労していたと思います。

特に前半はククレジャの突破や
コンビネーションで抜け出される場面が何度かあり
ハイボールに対してもそれほど身長の高くないククレジャに
競り負ける場面もありました。

そして36分過ぎの場面では
裏に出されたスルーパスに対して
ククレジャと競り合いながらそのスルーパスを追っていた時に
スパーズ戦でのケインの時と同様に
再びバランスを崩して倒されてしまったのは気になります。

確かにククレジャはスピードがあり
ボディーバランスも優れていますが
ケインや18冨安に比べてフィジカル的な強度は
それほど高くないはずですので
競り合い中でバランスを崩されてしまうのは
現在の18冨安の弱みと言わざる得ないかもしれません。

同時に特に前半はククレジャとの間合いが
通常の間合いよりも距離を取られていた印象で
言うなればククレジャの間合いで
対応させられていた様に観えました。
それによりボールを取りに行っても
触る事が出来ずに翻弄されていた様に感じます。
勿論、後半に入り本来の18冨安の間合いで
対応できる様になってからは
強固なディフェンスを観せれる様になりましたが
今後研究されていくと
この試合で観せてしまった様な弱みを
突かれる場面が増えるかもしれませんので
更なる成長が必要だと思われます。

全体的には18冨安も試合後コメントしていた様に
ペナルティの外では劣勢でも
ペナルティの中だけは4ホワイトも6ガブリエウも
大きなミスを犯さずに高い集中力を保ち続け、
そこに要所要所で5トーマスがDFラインに出来た穴を
素早く埋める様にカバーした事で
非常に強固だったと思います。

そしてこの試合でも32ラムズデールは
非常に良かったと思います。

右サイドのペナルティの外側から
ククレジャにミドルシュートを撃たれた
80分過ぎの場面では
非常に嫌なバウンドのシュートでしたが的確に弾き出し、
右サイドからのマック・アリスターのクロスを
ファーサイドのマーチがヘッドで折り返したボールを
飛び出して弾き出した85分過ぎの場面は
もしも32ラムズデールが触っていなければ
ゴール前に飛び込んできたモペイに
押し込まれていたと思いますので
まさにチームを救うプレーだったと思います。

連勝は3で終わってしまいましたが
この厳しい展開の試合でも失点0で乗り切った
守備陣は確かな物と言えると思います。

一方で攻撃陣は一時期に比べれば悪くはありませんが
攻撃陣の力で勝利を引き寄せるだけの力はまだなく
チャンスは作れているだけに
それを効率よくゴールに結びつける事が出来る様に
修正が必要なのは言うまでもないと思います。

当分の間は守備陣頼みの展開が続くかもしれませんが
前回の代表期間明けで守備陣が安定した様に
今回の代表期間明けには攻撃陣が改善されている事を
期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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7サカ        PL:1G1A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:1G0A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:0G0A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:1G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:2G0A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G1A
19ペペ        PL:0G1A CC:1G1A
30エンケティア    PL:0G0A CC:1G0A


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