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2020/21冬の移籍期間が閉幕して [移籍情報]

2020/21冬の移籍期間が閉幕して


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IN

ヘルタ・ベルリンから
 CB オマー・レキク(19歳)チュニジア £54万(推定)

ブライトンから
 GK マット・ライアン(28歳)オーストラリア代表 シーズンローン

レアル・マドリーから
 攻撃的MF マルティン・ウーデゴール(22歳)ノルウェー代表 シーズンローン


OUT

シャルケヘ
 左SB セアド・コラシナツ(27歳)ボスニア・ヘルツェゴビナ代表 シーズンローン

ニースへ
 CB ウィリアム・サリバ(19歳)フランスU-20代表 シーズンローン

ハイバーニアンへ
 GK マット・メイシー(26歳)イングランド フリー

オリンピアコスへ
 CB ソクラティス・パパスタソプーロス(32歳)ギリシャ代表 フリー

フェネルバフチェへ
 攻撃的MF メスト・エジル(32歳)元ドイツ代表 フリー

チャールトンへ
 CMF マット・スミス(20歳)イングランド シーズンローン

ウィールドストーンへ
 CB ジョセフ・オロウ(21歳)シーズンローン

キルマーノックへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン

シャルケヘ
 CB シュコドラン・ムスタフィ(28歳)元ドイツ代表 フリー

ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンへ
 両SB エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23歳)シーズンローン

ニューカッスルへ
 CMF ジョー・ウィロック(21歳)シーズンローン


(年齢は2/1時点)


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この冬の移籍期間のポイントは
「攻撃をクリエイトするチャンスメイカー」の獲得と
「余剰戦力の人員整理」と言う
2つの大きな目標がありましたが
その2つの目標と共に
実力不足を露呈してしまった
「第2GK問題」に対しても
的確な補強が出来ましたので
期待通りの成果を挙げられたと思います。

「攻撃をクリエイトするチャンスメイカー」に関しては
移籍市場が開く前から色々な名前が挙がっていました。
ノリッジ・シティのブエンディアを筆頭に
インテルのエリクセン、ドルトムントのブラント等
メディアに挙がった選手は数多くいましたが
単純に現在の財政状態から
投資出来る資金が非常に限られていた為に
完全移籍での獲得が基本となる
ブエンディアやエリクセンには
手を出す事が出来なかったのは明白で
実質ローンでの獲得が可能な選手が
補強の対象になっていたと思います。

その様な状況の中でタイミング良く
レアル・マドリーで出場機会を掴めていなかった
11ウーデゴールが出場機会を求めて
移籍を希望したと言うのは
アーセナルにとって非常にラッキーだったと思います。

そして当初は昨シーズンローン移籍していた
レアル・ソシエダに戻る事が有力視されていましたが
その様な状況の中で強奪出来たのは
フロント陣の成果だと思います。

チャンスメイク能力は昨シーズンローン移籍していた
レアル・ソシエダで実証されており
同時に中盤の高齢化が進むレアル・マドリーは
この逸材を手放す意向がなく
ローン移籍が前提だった所も
資金が限られているアーセナルにとっては
渡りに船だったと思います。

勿論、PLの独特のスタイルに
すぐに適応出来るかどうかの問題はありますが
現在トップ下のレギュラーである
32スミス・ロウの出場機会を保ちつつ
その負担を軽減する事が目標と考えれば
非常に良い補強だと思います。

一方で昨夏に移籍したマルティネスに代わり
第2GKとして獲得した13ルナルソンが
実力不足を露呈してしまった事で
優先順位はそれ程高くなかったとは言え
第2GKも潜在的に補強が必要なポジションでした。
その第2GKにブライトンで出場機会を失っていたとは言え
PLでの経験が豊富な33ライアンを
ローンで獲得出来たのは
もしかしたら11ウーデゴールの獲得よりも
チームにとっては非常に重要な取引になるかもしれません。

一方で31コラシナツがシャルケへローン移籍し
15メイトランド=ナイルズがWBAヘローン移籍した為に
本職の左SBが3ティアニーのみになってしまったのは
少なからず問題だと思います。

勿論、17ソアレスの左SBでの起用に目処が立ち
緊急時には7サカも対応可能ではありますが
2ベジェリン、3ティアニー、17ソアレスの
3人しか本職のSBがいない状況は
やはり不安が残ります。
今後21チェンバースがコンディションを上げて
起用可能な状況になれば4人体制になりますが
それでも左SBの駒不足は否めませんので
左SBの補強も行えれば
更に完璧な補強になっていたと思います。

そしてもう一つの問題だった
余剰戦力の人員整理を
この冬の移籍期間で実施出来た所も
良かったと思います。

PLとELの登録枠から外れていた
エジルとソクラティスを
それぞれフェネルバフチェとオリンピアコスへ
CBの序列を下げていたムスタフィをシャルケへ
移籍金が発生しない契約解除と言う形での
放出になりましましたが
それでも合わせて£50万以上の週給を
削減する事が出来ましたので
財政的には良い取引になったと思います。

同じく出場機会が限られていた31コラシナツは
元々家族がドイツへの帰還を希望していた事もあり
ローンと言う形ですがシャルケへ移籍しましたが
状況を考えますと2022年夏までの契約が残っていますが
このまま片道切符になる可能性もあると思います。

この様に余剰戦力の人員整理が進んだ事で
スカッドのスリム化が計られましたが
同時に4サリバ、15メイトランド=ナイルズ、
28ウィロック等の若い選手達に出場機会を与える為に
ローン移籍に出した所もこの冬の特徴だと思います。

完全にフォームを崩していた4サリバ、
来夏のユーロ2020でイングランド代表入りを目指している
15メイトランド=ナイルズ、
壁にぶつかっている28ウィロックと
各々異なる理由がありますが
それぞれの問題をこのローン移籍で解決して
来夏に戻ってくる事が期待されています。

最後にファーストチームの問題ではありませんが
来夏で契約が切れる38バログンの去就が
未だに決まっていない所は非常に気になる所です。

メディアによれば契約更新するかどうかは
主にファーストチームでの出場機会を
得られるかどうかがポイントになっている様ですが
14オーバメヤン、9ラカゼットは勿論の事、
30エンケティアや35マルティネッリと言う
既にファーストチームのスカッドに入っている若い選手、
そして同じ2001年生まれで今シーズンはローンに出ている
ジョン=ジュールズとストライカーの層は
近年稀に見る厚さを誇っていますので
チームとして定期的な出場機会を
約束する事が出来ないのも十分に理解出来ます。

実際、同じ19歳だった18/19シーズンの
30エンケティアと比べても
今シーズンの38バログンは
しっかりと結果を出していますので
U-21イングランド代表最多ゴール記録保持者である
30エンケティアを上回るストライカーに
成長する可能性を秘めている38バログンを
他のクラブに流出させてしまうのは
大きな間違いになる可能性があると思います。

イアン・ライト以来の
イングランド籍のエースストライカーが
アーセナルに生まれる可能性もあると思いますので
是が非でも契約延長をまとめて欲しいと
強く願います。

この冬の移籍期間では
11ウーデゴールと33ライアンをローンで獲得し
32スミス・ロウの負担を軽減するチャンスメイカーと
第2GKの問題を解決する補強が出来たと思います。
同時に余剰戦力の人員整理も行い
シーズン後半のスカッドは25人編成になりました。

よって、左SBの選手層に問題が残っていますが
限られた予算の中での補強と考えれば
限りなく100点に近い評価を与えても良いと考えます。


C'mon Arsenal !!


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1 ベルント・レノ(28)
2 エクトル・ベジェリン(25)(HG)
3 キーラン・ティアニー(23)

5 
6 ガブリエウ(23)
7 ブカヨ・サカ(19)(U-21)(HG)
8 ダニ・セバージョス(24)
9 アレクサンドル・ラカゼット(29)
10 
11 マルティン・ウーデゴール(22)
12 ウィリアン(32)
13 ルナル・アレックス・ルナルソン(25)
14 ピエール=エメリク・オーバメヤン(31)
15 
16 ロブ・ホールディング(25)(HG)
17 セドリック・ソアレス(29)
18 トーマス・パーティ(27)
19 ニコラ・ぺぺ(25)
20 
21 カラム・チェンバース(26)(HG)
22 パブロ・マリ(27)
23 ダヴィド・ルイス(33)
24 リース・ネルソン(21)(U-21)(HG)
25 モハメド・エルネニー(28)
26 
27 
28 
29 
30 エディー・エンケティア(21)(U-21)(HG) 
31 
32 エミール・スミス・ロウ(20)(U-21)(HG)
33 マット・ライアン(28)
34 グラニト・ジャカ(28)
35 ガブリエウ・マルティネッリ(19)(U-21)
  

シーズンローン
4 ウィリアム・サリバ(19)(U-21)
11 ルーカス・トレイラ(24)
15 エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23)(HG)
27 コンスタンティノス・マヴロパノス(23)
28 ジョー・ウィロック(21)(U-21)(HG)
29 マテオ・グエンドゥージ(21)(U-21)
31 セアド・コラシナツ(27)


ホームグロウン 3名
非ホームグロウン 17名
U-21 5名
ローン 7名

(年齢は2/1現在)


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