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2020/21シーズン終盤に向けて [Arsenal マッチリポート]

2020/21シーズン終盤に向けて

Arsenal 1.jpg今シーズンも残り試合が9試合となり
来シーズンのCL・ELへの出場権を賭けて
今まで以上に熾烈な戦いが始まると思います。

しかし我らがアーセナルは
安定した戦いが中々出来ない為に
勝ち点を伸ばす事が出来ず
現在は勝ち点42の9位に沈んでいます。

そこで来シーズンのCL・ELの出場権を獲得する為には
今後どれだけの勝ち点が必要なのかを
今一度整理してみたいと思います。

まず現在の4位から9位までの順位と勝ち点です。

4位 チェルシー   29試合 勝ち点51    
5位 ウエスト・ハム 29試合 勝ち点49
6位 スパーズ    29試合 勝ち点48
7位 リバプール   29試合 勝ち点46
8位 エヴァートン  28試合 勝ち点46
9位 アーセナル   29試合 勝ち点42

そして過去10シーズンの
4位から7位までの平均勝ち点です。

4位 71.3点(66点〜79点)・・・72点
5位 67.8点(62点〜75点)・・・68点
6位 63.6点(58点〜69点)・・・64点
7位 58.8点(54点〜64点)・・・59点

この平均勝ち点を基準としますと
アーセナルが残り9試合で
4位から7位に入る為に必要な勝ち点は
以下になります。

4位:30点
5位:26点
6位:22点
7位:17点

アーセナルよりも上位のクラブが
勝ち点を大きく落とせば可能性がない訳ではありませんが
当然ですが残り9試合で勝ち点30を獲得する事は不可能ですので
現実的に来シーズンのCL出場権を獲得する為には
ELで優勝するしかないと思います。

一方でELの出場権は5位のクラブと共に
FA杯優勝クラブとカラバオ杯優勝クラブに与えられます。
その両杯の残っているクラブの顔ぶれを考えますと
来シーズンのELの出場権は
7位までのクラブに与えられる可能性は十分にありますので
現実的な目標は最低でも7位に入る事だと思います。

しかし過去10シーズンの7位の平均勝ち点59を基準にしますと

4位 チェルシー   残り9試合で 8点   
5位 ウエスト・ハム 残り9試合で10点
6位 スパーズ    残り9試合で11点
7位 リバプール   残り9試合で13点
8位 エヴァートン 残り10試合で13点
9位 アーセナル   残り9試合で17点

と他のクラブは確実にクリアーする可能性が高い事からも
過去10シーズンの7位のクラブの中で
最も高かった勝ち点64を
今シーズンの7位のクラブは
超えてくる可能性もあると思います。

仮に7位に入る為に必要な勝ち点を
『65』と設定しますと
今後必要な勝ち点は以下の様になります。

4位 チェルシー   残り9試合で14点 例:3勝2分4敗  
5位 ウエスト・ハム 残り9試合で16点 例:5勝1分3敗
6位 スパーズ    残り9試合で17点 例:5勝2分2敗
7位 リバプール   残り9試合で19点 例:6勝1分2敗
8位 エヴァートン 残り10試合で19点 例:6勝1分3敗
9位 アーセナル   残り9試合で23点 例:7勝2分

勝ち点を65点まで伸ばす為には
アーセナルは残り9試合で勝ち点23が必要であり
これは7勝2分以上の成績が必要という事であり
現実的にかなり厳しい戦いになるのは変わりがありません。

次は残りの対戦相手から
獲得する勝ち点を推測してみたいと思います。

仮に現在の順位よりも下位のクラブとの対戦に勝利し
上位のクラブとの対戦に敗れると仮定しますと
以下の様な結果になります。

4位 チェルシー   7勝2敗で21点 勝ち点72 
5位 ウエスト・ハム 7勝2敗で21点 勝ち点70 
6位 スパーズ    7勝2敗で21点 勝ち点69 
7位 リバプール   8勝1敗で24点 勝ち点70 
8位 エヴァートン  7勝3敗で21点 勝ち点67 
9位 アーセナル   6勝3敗で18点 勝ち点60 

最終順位は
4位 チェルシー   勝ち点72
5位 ウエスト・ハム 勝ち点70
5位 リバプール   勝ち点70
7位 スパーズ    勝ち点69
8位 エヴァートン  勝ち点67
9位 アーセナル   勝ち点60 

これもアーセナルは7位に入り込むのは
非常に難しいと思われます。

一方でシティ、ユナイテッド、レスターの
トップ3との対戦では敗れ、
トップ4からアーセナルとは勝ち点1差の10位の
アストン・ヴィラまでの7クラブとの直接対決ではドロー、
それ以下の下位クラブとの対戦に勝利すると仮定しますと
以下の様になります。

4位 チェルシー   4勝3分2敗で15点 勝ち点66
5位 ウエスト・ハム 6勝2分1敗で20点 勝ち点69
6位 スパーズ    5勝2分2敗で17点 勝ち点65
7位 リバプール   6勝2分1敗で20点 勝ち点66
8位 エヴァートン  4勝5分1敗で17点 勝ち点63
9位 アーセナル   6勝3分0敗で21点 勝ち点63

最終順位

4位 ウエスト・ハム 勝ち点69
5位 チェルシー   勝ち点66
5位 リバプール   勝ち点66
7位 スパーズ    勝ち点65
8位 エヴァートン  勝ち点63
8位 アーセナル   勝ち点63

この仮定で計算しますと
勝ち点65のスパーズが7位になりますので
最終的にはこの位の勝ち点での争いになる可能性が
一番高い様に個人的には感じています。

4位のウエスト・ハムとは勝ち点6差ですが
来シーズンのEL出場権の獲得の可能性が残される
7位のスパーズとは勝ち点差が『2』となり
現実的に逆転の可能性がある勝ち点差になります。

勿論、シーズン終盤は残留争いをしているクラブは
非常に厄介な対戦相手に変貌し
下位のクラブから勝ち点3を
簡単に奪う事が出来るかどうかは分かりませんので
全体的にもう少し勝ち点が下がってくるかもしれません。
一方で要所要所で勝負弱さを露呈してしまう
今シーズンのアーセナルの状況を考えますと
下位のクラブから取りこぼす可能性を
否定する事が出来ない所が、、、。

どちらにせよこの机上の空論が
現実になるのかどうかは
代表戦明けのリバプール戦で決まるかもしれません。

年明けから調子を崩し、
特に2月は最悪な状態だったリバプールも
ここに来て徐々に調子が戻りつつあります。
そのリバプールから勝ち点3を奪う事が出来れば
私の推測を上回る勝ち点を稼ぐ可能性が出て来ます。

度々観せてしまう緩んだ試合ではなく
最初から最後まで全開で戦う事が出来れば
どの様なチームを相手にしても必ず勝てるはずです!!

来シーズンの命運を賭けて
リバプール戦で勝利を掴む事を
期待したいと思います!!


C'mon Arsenal !!


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PL29:West Ham United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

West Ham United 3−3 ARSENAL
2021年3月21日(日)Premier League, London Stadium

Goal 
 (15)Lingard
 (17)Bowen
 (32)Soucek
 (38)Soucek(og)
 (61)Dawson(og)
 (82)9Lacazette(←19Pépé)


1Leno

21Chambers  23D.Luiz  22Marí   3Tierney

18T. Partey  34Xhaka

14Aubameyang   11Ødegaard   7Saka  

9Lacazette


(74)7Saka>>>19Pépé
(74)34Xhaka>>>32Smith Rowe
(81)14Aubameyang>>>35Martinelli


Substitutes
 33Ryan
 16Holding
 6Gabriel
 17Soares
 25Elneny
 8Ceballos


Arsenal 1.jpg不甲斐のないプレーを露呈して
早々に3失点、、、。
本当に最初の35分間がなければ、、、
と思う試合でした。

先発はGKには1レノが入り
DFラインは右SBには21チェンバース、
左SBには3ティアニーが入り
23D.ルイスと共にCBで起用されたのは
この試合は22マリでした。
中盤は18トーマスと34ジャカが組み
2列目の右に14オーバメヤン、左に7サカ、
トップ下に11ウーデゴールが入り
1トップを9ラカゼットが務める
4−2−3−1で始まりました。

この試合の先発で最も気になったのは右SBです。
ELベンフィカ戦の2ndレグまでは
基本的には2ベジェリンが序列の最上位にいましたが
その後の試合では
2ベジェリン、17ソアレス、21チェンバースの3人が
それぞれ2試合ずつ起用されている事からも
序列的にはフラットに近い状態になっている様に観えます。
既に来シーズン以降もスカッドに残すメンバーの選定が
始まっているのかもしれませんが
その根源に2ベジェリンの去就問題があるのかどうかは
非常に気になる所です。

前半の入り方は最悪でした。

連戦が続いていた事もあり
コンディションに問題があったのかもしれませんが
序盤はとにかく動きが重く、
ボールを保持する事すら苦しみ、
パスを出したくても出し所がない為に
一向にボールを前に進められず、
結局ボールを持っても後ろでしか持てない為に
ダラダラとした状況でした。

そして守っては相手の動きに付いて行けず、
球際の競り合いに後手を踏むだけではなく
競り合いに入る事すら出来ない様な状況で
まさにウエスト・ハムのなすがままの状況だったと思います。

その様な状況もありあっさりと先制点を奪われてしまいました。

15分、右サイドのライン側を侵入してきた
アントニオからの折り返しを受けたリンガードに
ミドルシュートを決められてしまい失点。

確かにリンガードのシュートは
良いシュートだったと思いますが
そもそもペナルティ内に7人も戻ってきていながら
誰一人としてリンガードを観ていなかったと言う
失態、、、。

そして続け様に更なる失態を犯します。

17分、7サカがアントニオを倒して与えたFKを
リンガードがクイックスタートしてボーウェンに繋ぎ、
そのボーウェンに持ち込まれて
至近距離からニアを撃ち抜かれてしまい失点。

誰一人としてボールを観ていないと言う
失態、、、。

集中力の問題だけでは済まされない
大きな失態です。
何の為にピッチに立っているのか?
本当に勝つ気持ちでこの試合に挑んでいるのか?
と疑ってしまう程まさに「腑抜け」の状態でした。

そして3失点目も簡単に奪われてしまいました。

32分、ソウチェクからのパスで
左サイドの深い位置まで侵入してきた
ボーウェンのクロスは
3ティアニーがブロックしましたが
そのこぼれ球を上がってきたコーファルに
ダイレクトでクロスを入れられてしまいました。
そのクロスに対してアントニオがヘッドで合したボールが
ソウチェクの足に当たってゴールに吸い込まれ失点。

上がってきたコーファルに誰も付いて来ていないと言う
失態、、、。

『あの』ユナイテッド戦の様な
歴史的な大敗が再び起ってしまうのではないかと
本当に覚悟しました。

しかしこの1本のゴールを切っ掛けに
巻き返しが始まります。

38分、11ウーデゴールのスルーパスを受けた
21チェンバースが送った鋭いクロスを
9ラカゼットがワントラップしてから
右脚を振り抜きゴール!!

公式的には若干枠からそれたシュートが
ソウチェクに当たってコースが変わり
ゴールに突き刺さった事で
ソウチェクのオウンゴールになりましたが
綺麗に決まったゴールでしたので
21チェンバースのアシスト&9ラカゼットのゴールでも
良かった様に感じます。

このゴールで目が覚めたアーセナルは
一気にテンポアップして
ウエスト・ハムゴールに迫り始めました。

39分過ぎ、18トーマスからのパスを受けた
9ラカゼットが送ったダイレクトスルーパスで
7サカが抜け出し左脚を振り抜きました。

残念ながらコースが甘く
ファビアンスキにセーブされてしまいましたが
この場面の様にアーセナルのテンポが
ウエスト・ハムを上回り始めまて来ました。

41分過ぎ、18トーマスからの縦パスを
9ラカゼットがダイレクトで7サカに繋ぎ
その7サカからパスを受けた11ウーデゴールが
タメを作っている間に
駆け上がってきた21チェンバースへ
スルーパスが送られサイドを突破しました。

残念ながらそこから送られたクロスは
ブロックされてしまいましたが
1本の縦パスから流れる様な展開は
アーセナルらしい展開だったと思います。

後半に入ってからアーセナルの勢いは
さらに加速しました。

46分過ぎ、3ティアニーからのパスを
中に絞った位置に入っていた21チェンバースが
DFラインの裏へ右脚のアウトサイドで送った
ダイレクトの浮き球のパスで
9ラカゼットが抜け出し
前に出てきたファビアンスキをかわす様に
ループシュートを放ちました。

残念ながらゴールラインを割る前に
戻ってきたディオプにクリアーされてしまいましたが
21チェンバースのパスは非常にお洒落なパスだったと思います。

49分過ぎの場面も
後半のアーセナルの調子が良くなった事を示す
時間帯だったと思います。

走り込んできた11ウーデゴールに対して送った
21チェンバースの縦パスから始まり
11ウーデゴール〜7サカ〜21チェンバース〜
11ウーデゴール〜21チェンバース〜7サカ〜
9ラカゼット〜11ウーデゴール〜7サカ〜21チェンバースと
スペースのない所を小気味よくパスを繋ぎ、
21チェンバースが送ったクロスはクリーされてしまいましたが
そのクリアーボールを収めた
34ジャカから14オーバメヤン〜11ウーデゴールと
またスペースのない所を繋いで行きました。
最後に送った9ラカゼットへの浮き球のラストパスは
クリアーされてしまいましたが
この様に後半はスペースがない所でも
人とボールが完璧に連動した仕掛けで
ゴールに迫る場面が増えていきました。

51分過ぎ、11ウーデゴールがドリブルで
切り込んでいった所から送られた
楔のパスを受けた9ラカゼットが
振り向きざまに左脚を振り抜きましたが
ファビアンスキの正面でゴールならず。

そしてアーセナルの圧に屈する様に
オウンゴールを誘発させました。

61分、7サカからのパスを受けた11ウーデゴールが
ミドルシュートを撃つ構えから送ったパスを
右サイドを駆け上がって来た21チェンバースが
ゴール前に鋭いクロスを送り
そのクロスをクリアしようとしたドーソンが
綺麗にゴールに叩き込みオウンゴール!!

このオウンゴールの誘発は
21チェンバースへの11ウーデゴールのパスの時点で
引き起こされた様に感じます。
11ウーデゴールのミドルシュートを撃とうとしたフェイクで
ウエスト・ハムの守備陣の意識を中央に寄せた所から
21チェンバースへパスを送った事で
ウエスト・ハムの守備陣は少なからず混乱したのは間違いなく
準備が出来ないまま送り込まれた鋭いクロスへの対応に
後手を踏む形を作り出したと思います。

そして記録には残りませんが
1つ目のオウンゴールを誘発させた
9ラカゼットのシュートに続き
この試合の21チェンバースは
実質2つのアシストを挙げたと言って良いと思います。

そしてこの試合の21チェンバースと11ウーデゴールの連携は
非常に良かったと思います。

膨らんだ位置から中に向かって走り込んでくる21チェンバースが
スピードを緩めずにそのままクロスを上げやすいポイントに
11ウーデゴールから正確にパスが送られてくる事で
クロスを上げる事を容易にしていたのは勿論の事、
21チェンバースの持ち味である
強く鋭い球筋のクロスを
ダイレクトで入れる事が出来る事で
ウエスト・ハムの守備陣は
十分に準備が出来ていない状況で
クロスに対応せざる得なくなり
結果としてより効果的なクロスになっていたと思います。

今シーズンは2019年12月に負った
左膝関節前十字靭帯断裂の怪我からの
復帰シーズンだった為に
シーズン前半の21チェンバースは
ELで4試合起用されただけで
殆ど出場機会が得られていませんでしたが
ここに来て右SBでの出場機会を得て
遂に結果を出したと思います。

守備の対応に関しては試合勘がまだ鈍いのか
改善の余地があると思いますが
2ベジェリンや17ソアレスにはない
強く鋭いクロスという武器は
良いアクセントになっていたと思います。

全体的に観ても動きの鋭さは徐々に戻ってきており
フィジカル的な怪我の影響はそれ程ない様に感じます。
そして2ベジェリンや16ホールディングの様に
前十字靭帯断裂から復帰して来た選手が
本当の意味で怪我の前のレベルに戻るのは
復帰シーズンの次のシーズンになると思われますので
これから更に上がってくると思われます。
これで現在フラットに戻ったと思われる
右SBのポジション争いに21チェンバースも
本格的に参戦してきたと言って良いと思います。

その後もアーセナルのペースは続きました。

67分過ぎ、18トーマスの楔のパスを受けた
9ラカゼットが14オーバメヤンに繋ぎ
そこからペナルティに向かって走り込んで来た
9ラカゼットにリターンパスを送りましたが
そのパスはライスにカットされてしまいました。
そしてその跳ね上がったルーズボールを
9ラカゼットがヘッドで落としたボールを
11ウーデゴールが左脚を振り抜きましたが
これもブロックされてしまいました。

本当ならばコーファルとドーソンの間に上手く入って
9ラカゼットからのパスを受けた14オーバメヤンが
シュートまで持っていかなければならない場面だったと思いますが
ドーソンをかわしきれずに
シュートを撃つ事が出来ませんでした。

全体的に観てもこの試合の14オーバメヤンは
オリンピアコス戦と同様に動きが重く悪く
後半勢いを増したアーセナルのテンポに
付いていく事が出来ていなかったと思いますので
シーズン終盤に向けて非常に心配です。

一方で守備面に関しては相変わらず
ピリッとしない場面が何度かありました。

65分過ぎ、リンガードの楔のパスを受けた
アントニオが繋いだボールを
ボーウェンにシュートを撃たれてしまいましたが
戻って来た3ティアニーのスライディングブロックで防ぎ
その後に撃たれたアントニオのシュートも
3ティアニーに当たってゴールを死守。

なんとか3ティアニーの体を張ったブロックで
この決定機を凌ぎましたが
21チェンバースのボールロストから始まった
危険なショートカウンンターに対する対応は
非常にルーズだったと思います。

74分過ぎ、3ティアニーから22マリへのバックパスを
アントニオにカットされてしまい
そこからのパスを受けたリンガードに
ペナルティ中に侵入された所から
ベンラーマにラストパスが送られてしまいました。
そのパスは危険を察知にして中に絞って来ていた
21チェンバースがカットしましたが
そのカットしたボールを
1レノと23D.ルイスの連携ミスでこぼしてしまい
危うくリンガードに押し込まれそうになりましたが
これも何とか21チェンバースがクリアーして
ゴールを死守。

このドタバタした感じはこの試合の守備陣の不安定性を
よく表していた場面だったと思います。

75分過ぎ、左サイドに上がって来ていた
ライスからのパスを受けたベンラーマに
ペナルティの深い位置まで侵入を許し
そこから入れられたクロスを
ファーサイドのアントニオに合わされてしまいましたが
ポストを叩き救われました。

完全に崩されてしまった決定機でしたが
ポストが救ってくれた様に
まだ運はアーセナルの方にあったと思われます。

そして遂に同点ゴールを奪いました。

82分、18トーマスからのパスを
ハーフスペースで受けた11ウーデゴールから送られたスルーパスで
右サイドの深い位置まで侵入した19ペペが
ダイレクトで送った右脚のクロスを
ファーサイドで9ラカゼットがヘッドで叩き込み
同点ゴール!!

11ウーデゴールからのパスでサイドを走らせ
そこから送られてくるクロスを仕留めると言う
鉄板の仕掛けから遂に同点ゴールを奪いました。

そしてこの仕掛けで特筆するべきポイントは
多少無理な体勢だったにも関わらず
右脚で正確なクロスを送った19ペペの成長だと思います。
加入当初は左脚でしかプレー出来ないと
揶揄される事もありましたが
その問題に対して真摯に取り組み、
そして選手として成長する為に
きっと多くの努力を行なってきた結果が
確実に出て来ている様に感じます。

その後も惜しいチャンスはありました。

82分過ぎ、11ウーデゴールからのパスを受けた
3ティアニーの折り返しが
コーファルに当たって流れて来たボールを
19ペペが左脚を振り抜きましたが
ファビアンスキの正面でゴールならず。

85分過ぎ、左サイドから中に向かって動いてきた19ペペに向けて
11ウーデゴールが送ったピンポイントのラストパスで
19ペペがコーファルとドーソンの間に上手く入り込み
そのまま右脚を振り抜きましたが
ファビアンスキの正面でゴールならず。

結局、少ない残り時間の間に追加点を奪う事が出来ず、
反対に84分過ぎには自陣のペナルティの辺りから
ライスにドリブルで持ち込まれて
そのままシュートを撃たれてしまうと言う
守備面での緩さを最後まで露呈し続けたまま
3−3で終演。

勝ち点0と言う最悪の結果からは
逃れる事が出来ましたが
本当に前半の不甲斐なさが悔やまれる試合でした。

その一方でゴールを奪ってからのアーセナルは
非常に良かった事を考えますと
フィジカル的なコンディションの問題ではなく
メンタル的な弱さの問題の様に感じます。

守備面での脆さを考えても
一瞬の隙も許さない様なメンタル的な強靭さが
今のアーセナルには欠けているのは間違いなく
その強靭さを示す事が出来なければ
更にプレッシャーが強くなる
シーズン後半の試合を乗り切る事は不可能だと思います。

代表戦明けのリバプール戦では
その様な事がない事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G2A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G2A EL:1G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:11G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:1G0A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:0G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:9G1A EL:3G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G1A
19ペペ        PL:5G1A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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EL16 2nd:ARSENAL vs Olympiacos [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−1 Olympiacos
     (3−2)
2021年3月18日(木)Europa League Round of 16 2nd, Emirates Stadium

Goal 
 (51)El Arabi

Sent off
 (82)Ba


1Leno

2Bellerín  23D.Luiz  6Gabriel  3Tierney

25Elneny  34Xhaka

  19Pépé   8Ceballos  32Smith Rowe

14Aubameyang


(57)8Ceballos>>>11Ødegaard
(57)25Elneny>>>18T. Partey
(81)2Bellerín>>>21Chambers
(81)32Smith Rowe>>>35Martinelli


Substitutes
 33Ryan
 53Okonkwo
 16Holding
 22Marí 
 17Soares
 24Nelson
 30Nketiah
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg 1stレグの結果を活かして
準々決勝に進む事に成功しましたが
この試合に限って言えば
決して褒められた内容では
ありませんでした。

1stレグでは3つのアウェイゴールを奪う
1−3で勝利していましたので
サブ組中心のメンバーを組んでくるかと思いましたが
昨シーズンの敗退のトラウマがあったのか
そこまでメンバーを落としてきませんでした。

GKは1レノが入り、DFラインは
右SBに2ベジェリンを起用した以外は
スパーズ戦と同じメンバーが組まれました。
中盤は怪我が続いている18トーマスを休ませ
25エルネニーが34ジャカと組み
2列目は右に19ぺぺ、左に32スミス・ロウ、
トップ下に8セバージョスが入りました。
そして1トップにスパーズ戦では懲罰処分を受けていた
14オーバメヤンが復帰して
4−2−3−1が組まれました。

試合は3ゴールが必要だった
オリンピアコスに勢いがあったのは勿論ですが
アーセナルも最初はいつも通りに
相手のギャップを突く様にテンポ良くパスを回しながら
時々ロングフィードで裏のスペースを狙うと言う
良い感じでスタートしたと思います。

しかし要所要所で綻びが生じてしまい
良い感じで仕掛けても
それをゴールに結びつける事は
最後まで出来なかったのは残念でした。

2ベジェリンからのパスを受けた
8セバージョスが間髪入れずに右サイドのスペースへ
スルーパスが送られた17分過ぎの場面では
スルーパスに対して走り込んだ19ペペが
飛び出してきたGKのスライディングタックルを
上手くかわしてボールをキープし
無人のゴールへ流し込もうとしましたが
ソクラティスにブロックされてしまいました。

ゴール前にはフリーの状態の14オーバメヤンもいましたので
シュートではなく最初からパスを選択していたら
角度的にソクラティスにカットされる事もなく
間違いなくゴールを奪えていたと思いますので
悔やまれる場面だったと思います。

6ガブリエウから送られた楔のパスを
14オーバメヤン〜8セバージョスと繋げ
その8セバージョスがドリブルで持ち込んだ所から
14オーバメヤンへラストパスが通った23分過ぎの場面、
完璧なタイミングでパスを受けた
14オーバメヤンはゴール正面の位置で
相手CBの間に上手く入り込めていただけに
枠を捉えられなかったのは残念な場面でした。

オリンピアコスのFKからカウンターを仕掛けた
41分過ぎの場面では
ボールを持ち出した14オーバメヤンから
中央のスペースに駆け上がってきた
19ペペにパスが通りましたが
その19ペペは完全にフリーの状況でしたが
トラップをミスしてしまい
完全にボールを収める前に
戻ってきたフォルトゥニスにカットされてしまいました。

完璧なカウンターだっただけに
シュートすら撃てなかったのは悔やまれます。

前半の間に少なくとも3回の決定機があり
その内一つでも決めていたら
試合は決まっていたかもしれませんでしたが
この日の19ぺぺは足にボールが付いていない印象で
重要な局面で何度かコントロールミスを犯してチャンスを活かせず、
14オーバメヤンも軸脚側にボールが入ってしまったとは言え
ゴール正面でフリーの状態でシュートを撃つチャンスがあれば
ストライカーならば決めなければならなかったと思います。

一方で前半の間で決定的なピンチは
この場面位だったと思います。

19分過ぎ、GKからのロングキック1本で
エル・アラビに抜け出されてしまい
そのままシュートを撃たれてしまいました。

幸い1レノのファインセーブで
ゴールを死守する事に成功しましたが
3ティアニーが残ってしまっていたのか?
単純なオフサイドトラップ崩れで
決定機を与えてしまったのは
問題だったと思います。

後半に入ると攻勢を強めてきた
オリンピアコスにゴールに迫られる場面が増え
遂に先制点を許してしまいました。

51分、19ペペからのパスを受けた
8セバージョスが迫ってきたムヴィラを
かわそうとした所で引っ掛けてボールを失い
そこからカウンターを受けてしまいました。
そのムヴィラからのパスを受けた
マソラス〜エル・アラビと繋がり
そのエル・アラビの放ったシュートが
6ガブリエウに当たりディフレクトしたボールが
そのままゴールに吸い込まれてしまい失点。

勿論、23D.ルイスや6ガブリエウの
エル・アラビのシュートに対する
詰めの甘さもあったと思いますが
8セバージョスの奪われ方も問題だったと思います。

以前から指摘していますように
8セバージョスには簡単にプレー出来る局面で
どうしても難しい選択肢を選んでしまう問題があり
この試合でもまたその問題が出てしまったのは残念です。

この場面ではムヴィラのチェックを受ける前に
やや前を並走していた25エルネニーにボールを渡せば
何も問題は起こらなかったかもしれませんが
8セバージョスが選択したのは
迫ってきたムヴィラと交差する様に
股抜きでかわすプレーであり、
それを仕掛けて失敗してしまいました。

その全速力で迫ってくる相手と交差する様に
股抜きを仕掛けて失敗するのは
オリンピアコスとの
1stレグの失点の場面に続き2度目であり
どちらも失点に結びついてしまいました。

あえて難易度の高いプレーを選択しているのか
それともその様なプレーを選択してしまう事が
体に染み付いてしまっているのかは分かりませんが
失敗してしまえばただ無謀なだけです。
8セバージョスの技術レベルが
そのプレーを可能にさせるほど元々高くないのか
自分の技術レベルを過信しているのかは分かりませんが
この様なミスを繰り返す様では
ジダン監督の信用を得られないのは勿論の事、
アルテタ監督からの信頼もいつまで続くかは
分からないと思います。

序盤は19ペペへのロングスルーパスや
14オーバメヤンへのラストパス等
トップ下に入った8セバージョスは
チャンスを創造するプレーを観せ
期待に応えていたと思いますが
この失点以外の場面でも
時間が経つにつれてボールが収まらなくなり
攻撃陣を活性化させる良いリズムを奏でる事が
出来なくなっていたのも事実であり
残念ながら代わって投入された
11ウーデゴールとの差だけが目立つ結果になってしまいました。

その代わって11ウーデゴールが入ってからは
ボールがしっかりと収まる様になり
ボールの動きは明らかにスムーズになり
攻撃陣は活性化したと思います。

59分過ぎ、34ジャカからのパスを
ワイドな位置で受けた3ティアニーからの折り返しを
ファーサイドから走り込んできた19ぺぺが
ダイレクトで合わせました。

その強烈な19ペペのシュートは
残念ながら32スミス・ロウに当たってしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
完璧に崩しす事に成功した場面でした。

75分過ぎ、右サイドから入ってきた
19ぺぺからのパスを受けた11ウーデゴールから
そのままゴールに向かって走り込んできた19ぺぺへ
ラストパスが送られました。
そのパスはカットされてしまいましたが
そのこぼれ球を走り込んできた11ウーデゴールが
1フェイク入れてから左脚を振り抜きました。

残念ながら枠を捉えられませんでしたが
1フェイク入れた事でゴールへの障害物は
完全になくなっていただけに
決めて欲しかった場面でした。

78分過ぎ、ボールを持ち込んだ
11ウーデゴールからのラストパスを受けた19ぺぺが
左脚を振り抜きましたが
GKの正面でこれもゴールを奪えず。

シュートを撃った事自体は間違いはないと思いますが
14オーバメヤンが悔しがっていた様に
ファーサイドで完全にフリーだった14オーバメヤンへ
浮き球のパスを折り返せたら
それはそれで決定機になっていたと思います。

80分過ぎ、カウンターの場面で
11ウーデゴールのスルーパスで抜け出した14オーバメヤンが
そのままGKと1対1になりましたが
浮き球のシュートは枠を捉えられず。

86分過ぎ、23D.ルイスのパスを受けた
35マルティネッリが
そのままドリブルで左サイドの深い位置まで
切り込んで行った所から送った折り返しを
14オーバメヤンがヒールで合わせましたが
GKファインセーブで防がれ
そのこぼれ球をジャンピングボレーでも狙いましたが
枠を捉える事が出来ず。

結局、この日は14オーバメヤンの日ではなかったと思いますが
解決したとは言っていましたが
やはり先日の懲罰処分の影響は
ゼロではなかったと思います。

どちらかと言うと14オーバメヤンは
メンタル的な部分がプレーに反映しやすい選手であり
そのメンタル的な部分が顔に出やすい選手だと思います。
そう言う意味ではこの日の14オーバメヤンは
どこか表情が曇っていた様にも観えましたので
メンタル的な影響で自らの力を
解放する事が出来ていなかった様に感じました。

本当ならば自らの過ちを払拭する為には
結果を出す事がいちばんの早道でしたので
何度もあった決定機を決められなかったのは
反省するべきだと思います。

結局、試合はこのまま0−1で敗れましたが
1stレグの2点差のアドバンテージを活かして
2試合合計3−2で逃げ切り
準々決勝への進出が決まりました。

しかしこの様にピリッとしない試合をしていては
これから1試合も落とす事が出来ない試合が続く
残りの試合は心配でしかありません。

1つの勝利がそして1つのゴールが
来シーズンの行方を決める位の気持ちで
もっと勝利に拘った試合をして欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G2A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G2A EL:1G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:10G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:1G0A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:0G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:9G1A EL:3G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G1A
19ペペ        PL:5G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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2020/21EL準々決勝以降の組み合わせ決定!! [Arsenal F.C.]

2020/21EL準々決勝以降の組み合わせが決定しました。


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準々決勝

1、グラナダ(スペイン)vs マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
2、アーセナル(イングランド)vs スラヴィア・プラハ(チェコ)
3、アヤックス(オランダ)vs ASローマ(イタリア)
4、ディナモ・ザグレブ(クロアチア)vs ヴィジャレアル(スペイン)


準決勝

1、準々決勝1の勝者 vs 準々決勝3の勝者
2、準々決勝4の勝者 vs 準々決勝2の勝者


決勝

準決勝2の勝者 vs 準決勝1の勝者


2020/21 EL準決勝の対戦相手は
チェコのスラヴィア・プラハに決まりました。

4/8(木) H
4/15(木)A


スラヴィア・プラハは今シーズンのチェコリーグでは
独走で首位に立っている様に
現時点でチェコ最強のクラブであり
ELラウンド32ではレスターを
ホームでの1stレグは0−0のドローでしたが
アウェイでの2ndレグでは0−2で下し、
ラウンド16でもレンジャースを相手に
ホームでの1stレグは1−1のドローでしたが
アウェイでの2ndレグでは再び0−2で下していますので
くじ運に恵まれて勝ち上がってきただけのチームではなく
その力をしっかりと証明してきたチームだと思います。

とは言えワールドワイドで名の知れた選手は殆どなく
チーム力だけを評価すれば
アーセナルの方が優っているのは間違いなく
十分に勝ち上がるチャンスはあると思います。

仮に準決勝に勝ち上がった場合は
ディナモ・ザグレブとヴィジャレアルの勝者と
対戦する事になります。
残っているクラブの中ではアーセナルと共に
優勝候補と思われるユナイテッドと
決勝まで当たらないのは
くじ運的には良かったと思います。

まぁ、現在のアーセナルの敵は
対戦相手どうこうと言うよりも
中々調子が安定しない
アーセナル自身の調子が最大の敵かも知れません。

調子が良ければどの様なチームと対戦しても
敗れる事はないかも知れませんが
今回のオリンピアコス戦の様に
ピリッとしない戦いをしてしまえば
勝てたはずの試合も勝つ事が出来ずに
自滅してしまう事も十分にあると思います。

PLの残りの試合でもそうですが
負ければ今シーズンが終わってしまう位の覚悟を持って
一戦一戦勝利に拘って挑み
EL優勝を目指して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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PL28:ARSENAL vs Tottenham Hotspur [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Tottenham Hotspur
2021年3月14日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal 
 (33)Lamela
 (44)11Ødegaard(←3Tierney)
 (64)9Lacazette(pk)

Sent off
 (76)Lamela


1Leno

17Soares  23D.Luiz  6Gabriel  3Tierney

18T. Partey  34Xhaka

  7Saka   11Ødegaard  32Smith Rowe

9Lacazette


(46)7Saka>>>19Pépé
(78)32Smith Rowe>>>12Willian
(88)9Lacazette>>>25Elneny


Substitutes
 33Ryan
 16Holding
 21Chambers
 2Bellerín
 8Ceballos
 14Aubameyang


Arsenal 1.jpg逆転勝利を挙げましたが
終盤に緩みが出てしまい
危うく自滅する所でした。

先発はオリンピアコス戦から
右SBを2ベジェリンから17ソアレスへ
2列目の左サイドを12ウィリアンから
32スミス・ロウへ変更すると共に
規律上の問題で先発から外れた
14オーバメヤンに代わって
9ラカゼットが1トップを務めた
4−2−3−1が組まれました。

14オーバメヤンの規律上の問題は
どうやら度重なる遅刻の問題があった様で
それによる懲罰として
この試合は起用されずに終わりました。

試合はアーセナルのペースで始まりました。

バックラインからしっかりと
テンポ良くビルドアップすると共に
相手の裏のスペースへ
正確なロングフィードを混ぜながら
何度となくスパーズ陣内へ侵入し
チャンスを作る事に成功しました。

10分過ぎ、18トーマスからの
鋭い縦パスを受けた7サカが
そのままDFラインの裏へ抜け出そうとしました。

惜しくもアルデルヴァイレルトにカットされてしまいましたが
スパースの守備網に出来たギャップを
見事に突いた仕掛けだったと思います。

15分過ぎ、レギロンから11ウーデゴールが奪ったボールを
収めた18トーマスからのパスを受けた
32スミス・ロウがペナルティの外側から
右脚を振り抜きましたが
惜しくもバーを叩きゴールは奪えず。

反応したロリスが触る事が出来ない
完璧なコースのミドルシュートでしたので
あと10cm低ければ決まっていたと思います。
同時にこれまでの32スミス・ロウは
自ら撃とうとする場面はそれ程多くなかったと思いますが
11ウーデゴールに触発され始めたのか
積極的に自らシュートを撃とうとする傾向は
個人的には賛成です。
元々のテクニックレベルを考えれば
精度の高いシュートを撃てる資質は
備えているはずですので
この様に積極的に撃って行けば
もっとゴールを奪える選手になると
個人的には思っています。

25分過ぎ、6ガブリエウからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた3ティアニーからのパスを受けた
32スミス・ロウがそのままドリブルで
深い位置まで切り込んで行き、
そこから送られたマイナス方向の折り返しを
9ラカゼットが合わせましたが枠を捉えられず。

ゴールラインギリギリの所まで
32スミス・ロウが切り込んで行った姿を観て
ラインを割るとセルフジャッジしてしまったかの様に
9ラカゼットはその折り返しに対して
全く準備が出来ていなかったのは非常に残念であり
ストライカーとしてはこの決定機を活かせなかったのは
問題だったと思います。

アーセナルは良い形で試合を進め
スパーズにチャンスらしいチャンスを
作らせていませんでしたが
たった一つのスーパーゴールで
先制点を奪われてしまいました。

33分、ベイルからのサイドチェンジのパスを
右サイドで受けたレギロンがダイレクトで中に折り返し
その折り返しを受けたルーカス・モウラが繋いだボールを
ラメラにラボーナで決められてしまいました。

右脚の外側にボールを置いた状態でしたので
ラメラがその状態からシュートを撃つには
ラボーナしかなかった訳ですが
まさかあの状況でラボーナをするとは
流石に予測は付かなかったと思います。
同時に、そのラボーナで撃ったシュートは
鋭く低い弾道でゴール隅を捉え、
しかもマークに付いていた
18トーマスの股間を抜かれてしまいましたので
流石の1レノでも防ぐのは難しかったと思います。

しかしその後もアーセナルペースは崩れませんでした。

36分過ぎ、3ティアニーから送られたスルーパスで
DFラインの裏に抜け出した32スミス・ロウから
マイナス方向への折り返しが送られました。
その折り返しに対してニアに走り込んできた
9ラカゼットはスルーして
後ろから長い距離走り込んできた17ソアレスが
右脚を振り抜きましたがポストを叩き
惜しくもゴールならず。

そしてその流れから18トーマス〜11ウーデゴール
〜7サカと繋いだ所から
中にクロスが送られましたが
そのクロスも9ラカゼットは合わせられず。

まず最初の場面では確かに
9ラカゼットが囮となって
DFラインを下げさせて出来たその前のスペースに
入ってきた選手が合わせると言うのは
ここ最近のパターンの一つになっていますので
9ラカゼットがスルーしたのは間違いではないと思いますが
ストライカーならばボールが足下に来たのならば
自ら撃っても良かった様に感じます。

一方で2つ目の場面は
入れられた7サカのクロスを
アルデルヴァイレルトがクリアー出来ずに
9ラカゼットの足下に抜けてきましたので
本当ならばこれは押し込まなければならなかったと思います。
実際9ラカゼットをマークしていたサンチェスは
抜けてきたボールに全く反応出来ない程
気を抜いていただけに
9ラカゼットは集中を切らさずに
押し込んで欲しかった場面でした。

そして前半終了間際に同点に追いつきました。

44分、ライン側で32スミス・ロウから
パスを受けた3ティアニーは
独力でドハーティをぶち抜いて置き去りにし、
そこから送られた折り返しを
ゴール正面で11ウーデゴールが合わせて
同点ゴール!!

9ラカゼットが囮になって
DFを下げさせて出来たその前のスペースに
11ウーデゴールが入ってくる
先ほど書いた形が今度はゴールに結びつきました。
同じ形はオリンピアコス戦でもありましたが
その時は11ウーデゴールは枠を外してしまいましたが
今度はアルデルヴァイレルトの脚に当たってしまいましたが
良い感じでディフレクトしてそのままゴールに突き刺さり
ゴールを奪う事に成功しました。

予想外のスーパーゴールで
先制を許してしまいましたが
前半の間にしっかりと同点にしたのは
大きな意味があったと思います。

結局スパーズは先制ゴールを挙げた場面の
1本しかシュートが撃てなかった様に
アーセナルが完全に試合を支配していた流れを考えれば
0−1のまま前半が終わっていたら
モウリーニョはゴールの前に
必ずバスを置いてきたと思いますので
その様な状況にさせなかったと言う意味でも
同点で折り返した意味は大きかったと思います。

ハムストリングの張り感を訴えた
7サカに代わって19ペペが投入された後半も
スパーズが少し攻勢を強めてきましたが
基本的にはアーセナルのペースで始まり
最初のチャンスもアーセナルが作りました。

55分過ぎ、11ウーデゴールのパスを受けた9ラカゼットが
振り向きざまに右脚を振り抜きましたが
ロリスの正面でゴールならず。

その後逆転ゴールに繋がるPKを獲得しました。

61分過ぎ、ロリスからのゴールキックをカットした
19ペペから送られた矢の様なパスを受けた
9ラカゼットがシュートを撃つ時に
ブロックに来たサンチェスと交錯してPK獲得。

64分、そのPKを9ラカゼットがしっかりと決めて
逆転!!

このPKは19ペペのプレーに尽きると思います。
ロリスからのゴールキックをカットしたのは勿論の事、
そこから間髪入れずに送り込んだラストパスは
非常に素晴らしかったと思います。

一方で確かに9ラカゼットが思いっきり振った左脚と
そのシュートをブロックしようとした
サンチェスの左脚が接触しましたが
実際は振り抜いた後の9ラカゼットの左脚が
サンチェスの左脚にぶつかった格好でしたので
厳密に言えば9ラカゼットのシュートを
妨害したプレーには当たらない可能性もありました。

しかしサンチェスは遅れた状態で飛び込んできた事からも
シュートブロック自体が成立していない状況だったのも事実であり
その事から無謀なチャレンジに伴う
危険なプレーによるファールを取ったと思われます。

結果的には9ラカゼットの左脚は空を切る様に
ボールをヒットする事が出来ていませんでしたので
その代わりにPKを取れたのは良かったと思います。

その後は先制点を奪ったラメラの愚行が始まりました。

68分過ぎ、パスを受けた18トーマスに対して
脚ごと刈り取る様なスライディングタックルを行い
1枚目の警告。
確かに伸ばした左脚はボールを捉えていましたが
その逆の右脚が18トーマスの両脚を刈っており
ボールを捉えていれば何でもOKという訳ではないという事を
ラメラは理解していない様に観えます。

その後も71分過ぎには性懲りも無く
ボールを保持していた34ジャカに対して
足の裏を観せる格好でスライディングを仕掛けてファールを犯し、
結局75分過ぎには背後から迫ってきた3ティアニーに対して
腕を振って顔面を襲い2枚目の警告を受けて退場。

敵ながら警告を受けた意味を理解出来ない
ラメラをチームに持ったスパーズファンに同情します。

とは言え、何故かファールが取られずにスルーされましたが
74分過ぎの場面ではパスを出した後の6ガブリエウに対して
ケインが背後から激突した場面も非常に悪質だったと思います。
全くの死角からスピードを緩める事なく
しかもケインは肘を張った状態でぶつかってきてましたので
単純に吹き飛ばしただけではなく
その肘は顔面を捉える寸前の非常に危険な行為でしたので
本当のならばラメラの前にケインが
退場処分を受けていてもおかしくなかったと思います。

まぁ、都合が悪くなるとボールが見えなくなって
人の脚や体しか見えなくなってしまうのは
スパーズの恥ずかしい伝統なんでしょうね。
きっといつかはGKをゴールに蹴り込む日が
来るかもしれませんね(笑)。

この退場で数的有利になり
その後は楽な展開になるはずでしたが
実際はその逆の現象が起きてしまいました。

前線からのプレスが効かなくなり
これまでチャンスらしいチャンスを
作らせてこなかったスパーズに
何度か決定機を与えてしまったのは
大いに問題だと思います。

82分過ぎ、34ジャカがルーカス・モウラを倒して与えた
FKからのボールを
ケインにヘッドで決められてしまいましたが
幸いケインの位置がオフサイドでゴールは無効に。

88分過ぎ、18トーマスがケインを倒して与えたFKを
そのケインが直接ゴールを狙ってきました。
壁の外側を低い弾道で抜けてきたそのFKは
ファーサイドのポストを叩き救われ、
そのリバウンドのボールを
サンチェスにシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも6ガブリエウがブロックして
なんとかゴールを死守。

1レノが逆を突かれていただけに
非常に危ない場面でしたが
ケインのFKはその壁のギリギリのコースを
抜けてきた訳ではなく
人2人分くらい外側を通ってきたにも関わらず
ファーサイドのポストを叩いていましたので
そもそも壁の枚数が足りなかったのではないか?
と思ってしまう程
非常におかしな場面でした。

ラメラが退場になる前は
完全に試合をコントロール出来ていたにも関わらず
ラメラが退場し数的有利になってから
何故か試合がコントロール出来なくなってしまったのは
幾つかの原因が考えられると思います。

まず最初に考えられるのは気持ちの緩みです。
それまで殆どなかったミスパスや不用意なボールロストが
この終盤になってからは急激に増えた事を考えますと
数的有利になった事で勝利を確信してしまったのか
集中力が切れてしまったと考えて
間違いないと思います。

実際、不用意なミスを繰り返すチームに
23D.ルイスがしきりに叱咤していた事からも
気持ちの緩みが出てしまったと思われます。

そして偶然かもしれませんが
ラメラの退場と同時に32スミス・ロウを下げて
12ウィリアンが投入した事も
影響があった様に感じます。

この試合の32スミス・ロウは
左サイドのパスの収まり所であると共に
テンポの良い繋ぎ役として機能し
同時に3ティアニーと共にDFラインの裏に積極的に侵入する
アタッカーとしてスパーズの守備陣を苦しめ、
特にドハーティを敵陣深くに閉じ込め続けたのは
大きかったと思います。
それに対して代わって入ったこの日の12ウィリアンは
ボールが収まらない、繋がらない、裏を狙わないと、
全く逆の存在でしたので
少なからず影響があったと思います。

そしてこの試合を上手くコントロール出来ていた
1番の要因でもある前線からのプレスが
全く機能しなくなったのも
スパーズに流れを明け渡してしまった
原因の一つだったと思います。

特に9ラカゼットは
前線から積極的にプレスを掛け続けると言う
プレースタイル上どうしてもスタミナの消費が激しく
この試合でもラメラが退場した辺りから
急激に運動量が落ちてしまったと思います。

実際、今シーズンの9ラカゼットは先発しても
70分を過ぎた辺りで交代する場面が多く観られる様に
元々スタミナ的にこの辺りの時間帯までが
限界なのかもしれません。
しかし、前記の様にベンチにいても
14オーバメヤンを起用する事が出来ない
大人の事情がありましたので
9ラカゼットを終盤まで
引っ張らざる得なかったのは分かりますが
引っ張り過ぎた為の弊害が出てしまったと思います。

チーム全体の緩み、
ストロングポイントになっていた
32スミス・ロウの交代、
そしてスタミナ切れを起こした9ラカゼットを中心に
前線からのプレスが掛からなくなった事が
スパーズに流れを明け渡してしまった
原因だと考えられます。

何はともあれスパーズに勝利して
来シーズンのEL出場権争いに踏み止まる事が出来たのは
非常に良かったと思いますが
この試合の終盤の様なプレーをしていては
上位陣への返り咲きは絶対に不可能だと思います。

一瞬の隙も観せず、最後まで徹底的に叩き潰す位の
冷酷さを観せてくれる事をこれからは期待したいと思います。


North London is Red!!!!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G2A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G2A EL:1G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:10G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:1G0A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:0G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:9G1A EL:3G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G1A
19ペペ        PL:5G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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EL16 1st:Olympiacos vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Olympiacos 1−3 ARSENAL
2021年3月11日(木)Europa League Round of 16 1st, Georgios Karaiskakis Stadium

Goal 
 (34)11Ødegaard(←18T. Partey)
 (58)El-Arabi
 (80)6Gabriel(←12Willian)
 (85)25Elneny(←6Gabriel)

1Leno

2Bellerín  23D.Luiz  6Gabriel  3Tierney

18T. Partey  34Xhaka

 7Saka   11Ødegaard   12Willian

14Aubameyang


(56)18T. Partey>>>8Ceballos
(82)7Saka>>>19Pépé
(82)12Willian>>>32Smith Rowe
(82)11Ødegaard>>>25Elneny
(88)14Aubameyang>>>9Lacazette


Substitutes
 33Ryan
 44Hein
 22Marí
 16Holding
 21Chambers
 17Soares
 35Martinelli


Arsenal 1.jpgミスで失点すると言う
ここ最近続いている問題が
また出てしまいましたが
最終的には地力の差を発揮して
1−3で勝利しました。

先発は去就を心配していた2ベジェリンが
先発に復帰したので
ひとまずは安心しました。
そしてCBには22マリに代わって
6ガブリエウが復帰した以外は
バーンリー戦と同じ布陣が組まれました。

立ち上がりは良かったと思います。
テンポの良いパス回し、
相手のギャップを突きながら敵陣に侵入出来ていた様に
アーセナルの形で試合を入る事が出来、
早々に2つの決定機を
生み出す事に成功しました。

2分過ぎ、34ジャカからのスルーパスを受けて
裏に抜け出した3ティアニーからの
グラウンダーの折り返しを
ゴール正面で11ウーデゴールがフリーで合わせましたが
そのシュートは枠を捉えられず。

14オーバメヤンのゴールに向かう動きで
DFラインが下がって出来たその前のスペースに
完璧なタイミングで入り込めていただけに
決めなければならなかったと思います。

5分過ぎ、11ウーデゴールのパスを受けて
右サイドに侵入してきた2ベジェリンからのクロスを
14オーバメヤンがヘッドで合わせましたが
ソクラティスに当たりコースが変わったボールを
GKのファインセーブで阻まれゴールならず。

序盤に決定機を作りながらも
決める事が出来ないと言う流れもここ最近の流れですが
同時にミスから決定機をプレゼントしてしまうと言うのも
ここ最近の流れです。

20分過ぎ、11ウーデゴールからの
6ガブリエウへのバックパスが
コースが甘かった為に途中でブルマにカットされてしまい
そのままシュートを撃たれてしまいました。

幸いそのシュートは1レノの正面で
大事には至りませんでしたが
11ウーデゴールの決定的なバックパスミスは
レスター戦に続き2度目であり
不注意としても本当にどうにかして欲しいものです。

しかし、その11ウーデゴールの左脚から
先制ゴールが生まれたのは良かったと思います。

34分、18トーマスからパスを受けた
11ウーデゴールがそのままドリブルで持ち込んで
ペナルティの外から左脚を振り抜きました。

無回転のそのシュートのブレ球にGKは付いていけずに
そのままゴールに吸い込まれて先制ゴール!!

これでアウェイゴールを1つ奪う事に成功しましたが
2ndレグがホームでの試合の場合では
ベンフィカ戦の様に試合の流れによっては
アウェイゴール1つだけでは
かえって不利な展開になる事もありますので
まだ有利な状況になったとは言えませんでした。

その後もミスが続きます。

38分過ぎ、ゴールキックからのバックラインでのパス回しで
1レノからパスを受けた23D.ルイスが
18トーマスへ送ったパスが
詰めてきていたマソラスにカットされ
シュートを撃たれてしまいました。

幸いこの至近距離からのシュートも
マノラスが枠を外してくれた事もあり救われましたが、
あまりにも軽率なプレーだったと
言わざる得ないと思います。

そしてミスからまた失点してしまいました。

58分、下がってきた8セバージョスが
1レノからのパスを受けた場面で
詰めてきたエル・アラビをかわそうとした所で
ボールを奪われてしまい
そのまま決められてしまい失点。

なぜ同じ様なミスを繰り返すのか?
1レノからのパスを下がりながら受けた場合は
周囲に相手の選手がいない限りは
『必ずダイレクト』で繋がなければ
こう言う事になる事を
なぜ理解出来ないのでしょうか?

確かに1レノからのパスはやや弱かったと思います。
そして1レノへのパスコースはエル・アラビに消され
6ガブリエウへのパスコースはフォルトゥニスに消され
34ジャカへのパスコースはブルマに消されていましたので
厳しい状況だったのは間違いないと思いますが
最初から右サイドにダイレクトで繋ごうとしていたら
エル・アラビに引っ掛かる前にギリギリ送れた様に観えますし
仮に引っ掛かると判断した時には
そのままタッチラインの外に蹴り出す事も出来たと思います。

しかし8セバージョスは保持する事を選択してしまいました。
実際、相手は嵌めてボールを奪おうと
待ち構えていた訳ですから
ボールを保持すればそれだけロストするリスクが
増えるだけであり
基本通りにダイレクトで
繋ぐべきだったと思います。

バーンリー戦で失点をアシストした34ジャカのミスパス、
失点に繋がりませんでしたが
レスター戦での25エルネニーのバックパスミス、
11ウーデゴールのバックパスミス、
そしてベンフィカとの2ndレグで敗戦の危機に陥れた
8セバージョスがヘッドで送ったバックパスミス、
このレベルの試合では
決して犯してはならないレベルのミスを
毎試合の様に犯し続ける現在のアーセナルは
非常に大きな問題だと思います。

ミスを犯しても全くお咎めがない様な
緩んだ空気がチームの中に蔓延しているのか?
単純に個々の選手のレベルが低いのか?
どちらにせよミスを繰り返す選手の起用を控えるなり、
ミスを犯す選手には懲罰的な処置を行うなり
何かしら大鉈を振るわなければ改善しないのでしょうか?
本当にどうにかして欲しいものです、、、。

アウェイゴールを奪っているとは言え
これで1−1になってしまい
ラウンド32のベンフィカ戦の悪夢が
頭をよぎりましたが
ここからはチームとしての地力の差が出ました。

80分、右からのショートコーナの流れで
12ウィリアンが送ったクロスを
後ろから走り込んできた6ガブリエウが
打点の高いヘッドでファーサイドに流し込みゴール!!

両チームともまだ準備が出来ていない
早いタイミングでリスタートした事で
オリンピアコスの守備陣は完全に混乱していたと思います。
これにより後ろから入ってきた6ガブリエウは
完全にノーマークの状態で飛び込んでくる事が出来ましたので
良い作戦だったと思います。

85分、6ガブリエウからパスを受けた25エルネニーは
中央にぽっかりと空いたスペースに
自らドリブルで持ち込んで
強烈なミドルシュートを叩き込みゴール!!

ポストの内側を叩いたこのミドルシュートは
GKから逃げて行く様な弾道の
完璧なミドルシュートだったと思います。

これでアウェイゴールを3つ奪い
1ー3で終演。

結果だけを観れば2ndレグに向けて
完璧な試合になった様に思いますが
相変わらず不必要なミスに伴う失点を繰り返しており
来シーズンのELへの出場権を獲得する上で
最も重要なPL3連戦を前に
不安しか感じない試合でした。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G2A EL:1G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:9G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:0G0A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:0G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:9G1A EL:3G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G1A
19ペペ        PL:5G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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PL27:Burnley vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Burnley 1−1 ARSENAL
2021年3月6日(土)Premier League, Turf Moor

Goal 
 (6)14Aubameyang(←12Willian)
 (39)Wood

1Leno

21Chambers  23D.Luiz  22Marí  3Tierney

18T. Partey  34Xhaka

 7Saka   11Ødegaard   12Willian

14Aubameyang


(63)11Ødegaard>>>9Lacazette
(70)12Willian>>>19Pépé
(81)18T. Partey>>>8Ceballos


Substitutes
 33Ryan
 2Bellerín
 16Holding
 6Gabriel
 25Elneny
 35Martinelli


Arsenal 1.jpg落としてはいけない勝ち点を
また落としてしまいました。

先発は前節のレスター戦から
右SBを21チェンバースに、
CMFを18トーマスに変更し
前線は2列目は右に7サカ、左に12ウィリアン
トップ下に11ウーデゴール、
そして1トップに14オーバメヤンを配置した
4−2−3−1が組まれました。

まずはこの試合の
大きなターニングポイントになってしまった
失点の場面を考えてみたいと思います。

いつもの様にバックラインで
ボールを回している時に
34ジャカがミスを犯してしまいました。

22マリからのバックパスを1レノが受けた時点で
アーセナルの選手の立ち位置は
22マリと23D.ルイスが
ペナルティの幅ほど開いた位置に立ち
中央にはペナルティの外側から
34ジャカが下がってきていました。
それに対してバーンリーの選手の立ち位置は
グドムンドソンとウッズがそれぞれ
22マリと23D.ルイスへのパスコースを切る様な位置に立ち
ヴィドラが背後から34ジャカを追う様な状態でした。

この様に22マリと23D.ルイスへのパスコースが
消されていた状況の時には
下がってくる34ジャカにパスを出すのが
決められた形になっていると思われますので
1レノが34ジャカにパスを出した所には
何も問題はありませんが
問題はこの時の34ジャカの対応です。

この様に相手にはめられている時は
下がってきた34ジャカは『必ずダイレクト』で
サイドに開いているCBにパスを送るのが
決まり事になっているはずですが
この時の34ジャカはワンタッチした後に
23D.ルイスへパスを送ろうとしてしまいました。

勿論、ウッズが23D.ルイスへのパスコースを
消そうとする動きが気になったのかもしれませんが
23D.ルイス自身には
誰もマークが付いていませんでしたので
23D.ルイスの足下にパスを出す必要はなく
やや前方のスペースへパスを出せば良いだけでしたので
ウッズの動きを警戒する必要は全くなかったと思います。
実際、23D.ルイスも自身の前方にパスが来る事を予測して
前に動き出そうとしていましたので
決まっている通りに『ダイレクト』でパスを送っていれば
何も問題が起こる場面ではなかったと思います。

しかしこの場面での34ジャカはワンタッチしてしまった事で
より下がった位置まで下がってしまい
その立ち位置から23D.ルイスへのパスコールは
当然ウッズが塞いでいますので
34ジャカはパスコースがない状況にも関わらず
送ったパスをウッズにぶつけてしまい、
そのままゴールに吸い込まれて失点、、、。

よってこの場面の問題はミスパスでもなければ
連携ミスでもなく
『必ずダイレクト』でパスを送らなければならない所で
不要なワンタッチを犯した為だけの
単純なミスと言えると思います。

ミスは避けられないミスと
避ける事の出来るミスがあると思いますが
この場面でのミスは避ける事の出来るミスであり
その様なミスを犯してしまえば
失点は必然的に起きてしまいます。

アルテタ監督が良く言っている様に
このレベルの試合では決して犯してはならないミスを犯しては
残念ながら試合に勝つ事は不可能であり
上位へ返り咲く事は夢物語だと言われても
何も反論は出来ないと思います。

そしてもう一つのポイントが
73分過ぎのハンドの場面です。

右サイドからドリブルで持ち込んだ19ペペが
中へクロスを入れましたがブロックされ
そのこぼれ球を前方に持ち出そうとした所で
ピータースの手に当たりましたが
ハンドが認められませんでした。

ハンドのルールは近年度々変更が加えられている事もあり
ピッチの上で混乱く事の多いファールですが
特に問題なのが偶発的に手や腕に当たった時のジャッジだと思います。

実際、今シーズン開幕した時点ではPLでは
例え偶発的でも手や腕にボールが当たった場合には
ハンドをとっていた様ですが
あまりにもハンドによるPKが多かった為に
シーズン途中に国際基準に合わせて
偶発的に手や腕に当たった場合は
ハンドとして取らない方向に変更された事で
また難しくなってしまいました。

現在のハンドのルールは大雑把に言うと
手に当たっても全てがハンドではなく
意図していない偶発的な手や腕へのボールの接触を
ハンドとして取るかどうかに関しては
ある程度の指標はありますが
最終的には主審の判断に委ねられている状況です。
その指標となるのが

 1、ボールに触れた手や腕の位置が
   肩以上の高さにあった場合はハンド。
 2、ボールに触れた手や腕が
   不自然に体を大きく見せる位置にあった場合はハンド。
 3、手や腕にボールが当たった直後に得点や
   その機会を得た場合はハンド。
   (これは攻撃側の選手の偶発的なハンドの場合です)

そして偶発的に起こったかどうかの指標としては
手や腕に当たった選手とその前にボールに触れた選手との
距離や位置関係で判断される様で、
試合後にPL側が出したこの場面でハンドを取らなかった理由も
「至近距離からボールが当たったので避けようがなかった」
と言う理由でした。

ではこの場面ではどうだったか?

実際この場面では19ペペが最初にクロスを蹴った場面でも
ピータースの腕にボールが当たりましたが
これこそが意図していない
偶発的なボールの接触の典型例だと思います。

この最初の場面では19ペペが蹴ったボールが
ブロックする為に出したマクニールの足に当たり
その跳ね返ったボールがピータースの腕に当たりました。
この場合はピータースの死角と思われる
下から跳ね上がってきたボールですので
全く意図していない方向から飛んできたボールが
偶発的に腕に接触した為と言っても
誰も文句を付ける人はいないと思いますが
問題はその次の場面です。

まずそもそもこの場面では
19ペペの身長を越える位までボールは跳ね上がっていましたので
ピータースは間違いなくボールの位置を認識していたと思いますし
そのボールが一度弾んだ後も
やや屈んだ姿勢のピータースの
胸のロゴ辺りまで跳ねていましたので
ボールがどこにあるかは認識出来ていたはずです。
にも関わらず、ピータースはそのボールと同じ高さである
水平に近い位置まで腕を挙げており
その腕にボールが接触する可能性が
全く予測出来なかったというのは
無理があると思います。

普通に考えれば意図していない偶発的な接触とは
全く予想していない所から飛んできたボールとの接触であり
予想出来る状況ではそれは当たらないと思います。

同時にそもそもピータースがなぜ
腕を伸ばしたかを考えれば答えは明白だと思います。
確かにその腕は肩以上には挙げていませんが
前記の様に胸のロゴ辺りまで挙げていましたので
限りなく水平に近い位置まで挙げていた事自体も
限りなく黒に近いと思います。
そして何よりも体の挙動上やむを得ずピータースの腕が
そこにあった訳ではなく
19ペペの動きを制止しようと腕を伸ばしていた訳ですから
進路を遮る=不自然に体を大きく見せている行為
に当たるのは明白だと思います。

よってこの場面でハンドを取らなかったのは
明らかな過ちであり
100回同じ事が起これば
この場面以外の99回はハンドが取られる事案だと思われます。

ちょっと考えればこれだけハンドの理由が挙がる状況にも関わらず
なぜプレーを止めて正式にVARの介入を行わなかったのか?
非常に疑問です。
特にアンドレ・マリナーの立ち位置からは
絶対に観えない所で起きたトラブルですので
ボールが当たったか当たらなかったかの判断だけならば
VARレフリーに任せても良かったと思いますが
それが偶発的な接触なのか否かの判断は
主審として自分でモニターで確認するべきだったと思います。

そしてこの場面がハンドではないと言う誤った判定を
PLも正式に認めたのならば
至近距離から蹴られたボールが腕に当たった事案の全てが
避けようのなかった偶発的な接触と
判断しなければならなくなる可能性があり
これは言うなればボールを蹴った側の選手が
至近距離からボールを蹴った事自体が
ハンドを取らない正式な理由になると言う事だと思います。

よってこれからのペナルティ内でのディフェンダーの守り方は
GKが1対1の状況でブロックする時のあの格好で
ボールホルダーに最接近して守るのが
スタンダードになるかもしれませんね(苦笑)。


しかし、ミスによる失点がなければ、、、
ハンドでPKを獲得していたら、、、
と「たら・れば」もありましたが
そもそもアーセナル側の不出来が
勝利を逃した原因だった事も
忘れてはならないと思います。

開始早々に奪った先制点は
非常に良い流れで奪ったと思います。

6分、1レノからのボールを受けた18トーマスが
34ジャカとのワンツーの後、12ウィリアンへ繋ぎ
その12ウィリアンからのパスを受けた14オーバメヤンが
カットインした所からニアをぶち抜き先制ゴール!!

この場面のポイントは18トーマスの所だったと思います。
1レノから手渡しでボールを受けた18トーマスは
ウッズ、ヴィドラ、グドムンドソン、ウェストウッドの
4人に囲まれた位置に居た34ジャカに
ウッズとヴィドラの間からパスを送り
その34ジャカからのリターンを
ヴィドラとウェストウッドの間で受けました。
バーンリーの選手が4人も集まっていたこの狭いエリアを
シンプルなワンツーで突破したこのプレー一つで
バーンリーの中盤の守備のブロックを
崩す事が出来ていましたので
効果が絶大なワンツーだったと思います。

しかしその後は完全に崩しながらも
フィニッシュの精度を欠いて
決めきれない場面が続きました。

21分過ぎ、21チェンバースのパスを受けた7サカが
14オーバメヤンとのワンツーで裏に抜け出そうとしましたが
ベン・ミーもしくはターコウスキに
一度はカットされてしまいました。
しかしそのカットしたボールがテイラーに当たり
再び7サカの足下に戻ってきた所を
7サカが至近距離から押し込もうとしましたが
枠を捉えられず。

28分過ぎ、7サカからのパスで
深い位置まで侵入した11ウーデゴールからの
ゴール正面への折り返しを
後方からフリーで走り込んで来た18トーマスが
ダイレクトで合わせましたが枠を捉えられず。

36分過ぎ、クリアーボールの流れから
カウンターが始まりました。
11ウーデゴールから繋がった14オーバメヤンが
DFを引きつけた所から7サカヘスルーパスが送られましたが
7サカはダイレクトで撃つ事が出来ず。

どれも決定機と言える場面だっただけに
決めなければならなかったと思いますし
決めていたら全く別の試合になっていたと思います。

しかし次にゴールを奪ったのは
前記の様にバーンリーの方で
同点になったバーンリーは
その後はスペースを消すように
下がって守備のブロックを築いてしまいましたので
非常に難しい状態に陥ってしまいました。

実際、後半は非常にテンポが悪かったと思います。
中盤から前線にテンポを挙げる様な縦パスが入らず
18トーマスの自慢の推進力も全く観る事がなくなり
完全に悪い時のアーセナルになってしまいました。

リーズ戦やレスター戦の様に
アーセナルが相手チームを圧倒する状況は
ダイレクトパスでテンポ良くパスを回せているかどうかで
ほぼ決まると言っても過言ではなく
反対に言えばそのテンポでパスが回らなければ
アーセナルは平凡なチームに逆戻りしてしまいます。

先制点の場面の様に周囲を囲まれていても
リスクを恐れずにダイレクトでパスを繋げば
スペースのない状況でも突破出来るはずですが
急にそれをしなくなってしまったのは残念です。

よくあるのが誰かがテンポ良くパスを出しても
そのパスを受けた選手が続かずに
余計な数タッチを挟んでしまう事で
結果としてテンポが挙がらない場面が観られます。

こう言うチームとしてテンポが悪い時は
12ウィリアンがなぜフィットしないかが
浮き彫りになる様に感じます。

前記の様に今のアーセナルは
攻撃のテンポを如何に保つ事が出来るかが重要だと考えますが
一方で12ウィリアンがボールを持つと何をする時でも
必ず数タッチフェイントを入れながらプレーする為に
必ずここでテンポが緩んでしまう様に観えます。

例えば32スミス・ロウならば
ダイレクトパスを頻回に使う事で
攻撃陣のテンポを挙げてくれますし
最近の19ペペがチームの中で活きる様になったのは
変にボールをこねくり回してテンポを淀まさなくなったと共に
ボールをこねくり回しても
常にゴールへの推進力を失わない状況でこねくり回す事で
全体的なテンポを保てる様になったからだと思います。

勿論、12ウィリアンの様な異なるリズムを奏でる選手は
チームのテンポを変える存在として重要だと思いますが
テンポを変える存在であったとしても
テンポを挙げる存在にはならない様に感じます。

それでも何度かチャンスはありました。

50分過ぎ、11ウーデゴールからのパスを受けた
7サカがカットインした所から
左脚を振り抜きましたがブロックされてしまい、
そのこぼれ球を受けた11ウーデゴールが
ミドルシュートを放ちましたが
これもポープのファインセーブで防がれゴールならず。

53分過ぎ、11ウーデゴールからのパスを受けた
21チェンバースから矢の様な鋭いクロスが送られ
それを受けた7サカが右脚で押し込もうとしましたが
ブロックされてしまいゴールならず。

結局、終盤に19ペペや8セバージョスが投入されるまでは
完全にバーンリーの術中の中で
踊らされているだけの様な展開でした。

しかし、この2人が投入された事で
テンポが挙がったアーセナルは次々に決定機が生まれました。

81分、7サカからのパスを受けた3ティアニーの
ダイレクトで入れられた折り返しを
ゴール正面で19ペペが合わせようとしましたが
空振り、、、。
ゴール正面で完全にフリーだっただけに
悔やまれる場面でした。

83分過ぎ、9ラカゼットとのワンツーで
裏へ抜け出した7サカからの折り返しを
ファーサイドで走り込んで来た19ペペが
ダイレクトボレーで合わせましたが
ピータースの肩に阻まれゴールを奪えず。

一度はピータースのハンドの判定でPKを獲得しましたが
VARでシュートが当たったのが肩だった事が判明して
この PKは取り消しになりました。
この試合2度目の誤判定も
アーセナルには微笑みませんでした。

92分過ぎ、23D.ルイスが送り込んだゴール前へのパスを
9ラカゼットがヘッドで落としたボールのこぼれ球が
14オーバメヤンの足下に訪れ
左脚を振り抜きましたがブロックされゴールならず。

突然足下にボールが来たので
14オーバメヤンは焦ってしまったのかもしれませんが
最終的にブロックしたベン・ミーは
シュートよりも早く重心を右に移し始めていましたので
そのまま左脚で撃たずに右脚に持ち替えてから
シュートを撃っていれば
ベン・ミーにブロックされる事なく
ゴールを狙える状態になっていただけに
非常に残念な場面でした。

93分過ぎ、7サカとのワンツーで裏に抜け出した
19ペペからの折り返しを
ニアサイドで9ラカゼットが収め
もう一度折り返しましたがブロックされ、
そのこぼれ球に対して7サカが
左脚で押し込もうとしましたが
それもブロックされ、
そのこぼれ球に対して8セバージョスが右脚を振り抜きましたが
ポストを叩きゴールならず。

終盤は良い時のアーセナルのテンポを取り戻せていただけに
停滞していた時間帯は残念でなりません。
気持ちが緩んでしまうのか?
開始早々に簡単に先制点を奪ってしまうと
その後ダラダラとした展開になる試合が
確かにアーセナルは多いと思いますが
その様な緩みがある様では
この様な取りこぼしは減らないかもしれません。

とにかく、この試合で勝ち点2を失った事で
来シーズンのCL・ELへの出場権の獲得は
非常に難しい状況になったのは確かだと思います。

まず来シーズンのCLへの出場権を獲得する為には
PLで4以内に入るかELで優勝するしかありません。
そして来シーズンのELへの出場権を獲得する為には
既にFA杯もカラバオ杯も敗退している為に
PL5位に入らなければなりません。
実際はカラバオ杯の決勝は
シティとスパーズの間で争われる事を考えますと
PL6位までELの出場権が与えられる可能性が高く
FA杯の優勝チームによっては
PL7位まで出場権が与えられる可能性もあるかもしれませんので
最悪7位に入ればまだ可能性があるかもしれません。

そこで過去10シーズンの4位から7位までの
勝ち点の平均を出してみました。

4位 71.3点(66点〜79点)
5位 67.8点(62点〜75点)
6位 63.6点(58点〜69点)
7位 58.8点(54点〜64点)

この平均勝ち点を基準に考えてみますと
現在のアーセナルは勝ち点38点の10位ですので
4位に入る為には残り11試合で勝ち点34点必要であり
残念ながらもう届きません。
一方で5位に入る為には勝ち点30点が必要であり
同様に6位に入る為には勝ち点24点、
7位に入る為には勝ち点21点が必要になります。

勿論、混戦模様の今シーズンの状況を考えますと
現在勝ち点50点の4位のチェルシーが
このまま4位に入る為には
残りの10試合で勝ち点22点が必要となりますので
到達出来るかどうかのギリギリのラインであり
4位に入れるかどうかのボーダーラインは
過去10シーズンの平均勝ち点よりも
今シーズンは低くなる可能性はあると思います。

その一方で現在勝ち点45点で7位のスパーズが
このまま7位に入る為には
残りの11試合で勝ち点14点取れば良いだけですので
ELの出場権が与えられるかもしれない
PL7位のボーダーラインは
過去10シーズンの平均勝ち点よりも
今シーズンは高くなる可能性があると思います。

どちらにせよ例え4位のボーダーラインが下がったとしても
現実的にアーセナルがCLの出場権を獲得する為には
ELで優勝するしか方法がないと考えるべきだと思われ、
一方の来シーズンのELの出場権を獲得する為には
最低でも勝ち点65点位は必要になる可能性があると思います。

この勝ち点65点を基準に考えますと
現在勝ち点38点のアーセナルは
残りの11試合で勝ち点27点必要であり
それを達成する為には
最低でも9勝必要になります。

その残りの11試合の対戦チームの中で
現在の順位より上位にいるチームは
チェルシー、ウエスト・ハム、エヴァートン、
スパーズ、リバプールの5チームあり、
下位にいるチームは
シェフィールド、フラム、ニューカッスル、
WBA、クリスタルパレス、ブライトンの
6チームあります。
よって、下位の6チームに全勝しても
更に上位にいる5チームの中から
最低でも3勝は挙げなければならない
計算になりますので
かなり厳しい戦いになります。

そう考えますとこれから始まる
スパーズ、ウエスト・ハム、リバプールの
3連戦でどの様な結果になるかで
PLの順位からELへの出場権を得る事が出来るかどうかが
ほぼ決まってしまうと思われます。

本当にもう一つの勝ち点も落とす事が出来ません。
これからの11試合を全て勝利するつもりで
今まで以上に気合を入れて挑んで欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!



追伸、この試合で2試合連続2ベジェリンが
先発から外れました。
レスター戦は連戦での起用が続いていただけに
コンディション管理の為の休養と思われましたが
約1週間のインターバルがあった
この試合でも先発から外れた事で
最近メディアに取り上げられている様に
今シーズン末でアーセナルから退団すると言う合意が
現実味を帯びてきた様に感じます。

それは丁度先発から外れた時期が
今シーズンが閉幕する3ヶ月前にあたり、
退団する意思をクラブに表明するには
丁度良い時期でもありますので
レスター戦の前に今後の去就について話し合われ
退団に向けて合意がなされていても不思議ではありません。

そして時期を同じくして
2ベジェリンの獲得が公約に入っていると言う噂の
ラポルタがバルセロナの新会長に当選しましたので
2ベジェリンのバルセロナへの復帰が
更に現実味を帯びてきたと思います。

仮に次のELオリンピアコス戦でも
2ベジェリンが起用されなければ
退団は決定したと考えるべきだと思われます。

過渡期のチームとは言え
最古参の2ベジェリンが本当に退団してしまったら
個人的には残念であり淋しさ感じます。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:1G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:9G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G5A EL:0G1A
14オーバメヤン    PL:9G1A EL:3G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:5G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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PL26:Leicester vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Leicester 1−3 ARSENAL
2021年2月28日(日)Premier League, King Power Stadium

Goal 
 (6)Tielemans
 (39)23D.Luiz(←12Willian)
 (45)9Lacazette(pk)
 (52)19Pépé 

1Leno

17Soares  23D.Luiz  22Marí  3Tierney

25Elneny  34Xhaka

 19Pépé   32Smith Rowe   12Willian

9Lacazette


(42)32Smith Rowe>>>11Ødegaard
(66)25Elneny>>>18T. Partey
(84)9Lacazette>>>14Aubameyang


Substitutes
 33Ryan
 2Bellerín
 16Holding
 8Ceballos
 7Saka
 35Martinelli


Arsenal 1.jpgまたもや開始早々にお粗末な守備から
先制点を奪われてしまいましたが
その後のリアクションは素晴らしく
見事に逆転勝利を挙げました。

先発はギリシャで戦ったELベンフィカ戦から
中2日しかない状況で
再びレスターへ遠征しなければならない状況もあり
ローテーションしてきました。

ここまで出続けていた2ベジェリンに代わって
右SBには17ソアレスが入り
CBは23D.ルイスと22マリが組みました。
CMFは25エルネニーが34ジャカと組み
2列目は右に19ペペ、左に12ウィリアン、
トップ下に32スミス・ロウが起用され
1トップを9ラカゼットが務める
4−2−3−1が組まれました。

前記の様に開始早々に
不用意な対応から失点してしまったのは
よろしくなかったと思います。

6分、12ウィリアンへのパスのリターンを
左サイドのライン側で受けた34ジャカが
再び12ウィリアンへ送ったパスがカットされ
ボールを奪ったティーレマンスに
そのまま運ばれて右脚を振り抜かれてしまい失点。

まずボールロストした場面では
完全に嵌められてしまったのは失敗だったと思います。

34ジャカがリターンパスを受けた時点で
後方からは22マリヘのパスコースを切られながら
イヘアナチョに迫られ
前方はカスターニェに塞がれていました。
同時に前方に駆け上がっていた3ティアニーに対しては
ペレイラが付いていましたので
パスコースは近寄ってきた
12ウィリアンの所しかなくなっていましたが
その12ウィリアンにはティーレマンスが付いていた為に
34ジャカが出したパスは
あっさりとカットされてしまいました。

そしてボールを奪った後、
そのままドリブルでゴールに迫ってきた
ティーレマンスに対して
結局誰もチェックに行けずに
そのままシュートを撃たれてしまったのは
お粗末だったと思います。

確かにゴールに向かってヴァーディが動き出していましたので
22マリがそのヴァーディをケアした初動は
間違っていなかったと思いますが
そのヴァーディに引っ張られて
下がり過ぎてしまったのは失敗だった様に感じます。
仮にヴァーディとゴールの間ではなく
ヴァーディの前方でパスコースを塞ぐ様な
ポジショニングを取っていたら
そのままペナルティに入ってきた
ティーレマンスへの対応にも行けたかもしれません。
どちらにせよ少なくともティーレマンスが
ペナルティに入ろうとしている辺りで
ティーレマンスをブロックしに向かうべきだった様に感じます。

全くプレッシャーを受けていない状況で
至近距離からシュートを撃たれては
流石の1レノでも防ぐ事は難しかったと思いますので
ノープレッシャーで侵入を許してしまった対応は
非常に問題があったと思います。

しかし先制点を奪われても
勢いを失わないのが今のアーセナルです。

7分過ぎ、23D.ルイスからの
右サイドのスペースへ向けたロングフィードで
9ラカゼットが抜け出し
そこからのパスを受けた19ペペのスルーパスで
32スミス・ロウがDFラインの裏の深い位置まで侵入しました。

残念ながらそこからの折り返しはブロックされてしまいましたが
この3人のイメージが合致した良い速攻だったと思います。
一方で裏に抜け出した32スミス・ロウは
多少角度的に厳しくてもファーストタッチの所で
シュートを選択して欲しかった場面でした。

その後もアーセナルの攻撃陣は躍動していたと思います。

右サイドの深い位置で
レスターのパスをカットした19ペペが
そのまま9ラカゼットとのワンツーを受けて
ティーレマンスとエヌディディの間を
切り込んで行った所で
倒されてPK獲得と一度は判定された12分過ぎの場面、
VARの結果、その19ペペの脚をかけたのが
ペナルティ内のティーレマンスではなく
僅かにペナルティの外にいた
エヌディディだった事が分かり
ペナルティの外からのFKになってしまいましたが
19ペペの鋭い突破に2人共付いていけていませんでした。

34ジャカからの楔のパスを
左サイドで受けた19ペペが
ダイレクトで12ウィリアンへ繋ぎ
その12ウィリアンからのスルーパスで
3ティアニーが裏に飛び出した17分過ぎの場面、
そこからの折り返しはブロックされてしまいましたが
ここまでずっとチームから浮いていた12ウィリアンが
やっと同じリズムとビジョンでプレーする様になったと
感じさせられた場面でした。

34ジャカからのパスを受けた3ティアニーが
そのままドリブルで突き進んで
鋭いクロスを入れた25分過ぎの場面、
惜しくもゴール前で合わせた19ペペのシュートは
ヒットしませんでしたが
独力でもチャンスを作る事が出来る3ティアニーの存在は
チームにとって大きな存在だと思います。

23D.ルイスの1レノへのバックパスから始まり、
1レノ〜 22マリ〜34ジャカ〜25エルネニー〜
32スミス・ロウ〜25エルネニー〜19ペペ〜
17ソアレス〜32スミス・ロウ〜19ペペ〜32スミスロウ〜
12ウィリアン〜19ペペ〜34ジャカ〜12ウィリアンと
14本のパスをテンポ良く繋いだ25分過ぎの場面、
攻め手を探りながらただパスを繋いで行った様な状況ではなく
1つ1つのパスが意味を持ち
同じビジョンの中でパスを繋いで崩した場面でしたが
この場面でもわかる様に
サブ組の選手達もチームが目指している
スタイルやビジョンの中で
同じリズム、同じレベルでプレー出来る様になったと
強く感じさせられる場面でした。

そしてこの勢いまま同点ゴールが生まれました。

37分過ぎ、9ラカゼットからの
サイドチェンジのパスを受けた19ペペが
ドリブルで突破しようとした所で
ルーク・トーマスに倒されてFK獲得。

39分、12ウィリアンが蹴ったそのFKを
23D.ルイスがヘッドで叩き込み同点ゴール!!
22マリと9ラカゼットが動いて空けたスペースに
ファーサイドから23D.ルイスが走り込んできた
完璧なセットプレーだったと思います。

そしてこの試合の右サイドから仕掛ける19ペペを
レスターの守備陣は全く押さえる事が出来ずに
右サイドの主導権を握り続けていたのが
このゴールに繋がったのは間違いないと思います。

そして前半終了間際に逆転ゴールが生まれました。

44分、11ウーデゴールからのパスを受けた19ペペが
豪快に左脚を振り抜いたシュートを
エヌディディが腕でブロックしてしまいPK獲得!!

前半ロスタイム、9ラカゼットがそのPKを決め逆転!!

前半の内に逆転すると言う
理想的な形で後半に入り
早々に追加点を奪う事に成功しました。

52分、中盤でのルーズボールを収めた
34ジャカから速攻が始まりました。
その34ジャカからのパスを受けた19ペペから
11ウーデゴール〜12ウィリアンと繋ぎ
そこからの折り返し?を19ペペが
無人のゴールに流し込んでゴール!!

公式上では12ウィリアンのシュートが
相手の脚に当たって19ペペに繋がったと言う
判定だった為にアシストは付きませんでしたが
アウトサイドで中に折り返した様にも観えましたので
12ウィリアンにアシストを付けても良かった様に感じます。

しかし3点目を奪った事で気持ちが緩んでしまったのか
この後はミスやピンチが増えてしまいました。

53分過ぎ、25エルネニーの不用意なバックパスが
ヴァーディに奪われてしまい
そのまま持ち込まれた所から
折り返しを入れられてしまいましたが
23D.ルイスがクリアーして大事に至らず。

60分過ぎ、11ウーデゴールの中途半端なバックパスが
イヘアナチョに通ってしまい
そこから持ち込まれてしまいました。
最終的にはオルブライトンのクロスをクリアーして
大事に至らず。

64分過ぎ、17ソアレスがロストしたボールを
収めたイヘアナチョが間髪入れずに送った
前方のスペースへのパスでヴァーディに飛び出されてしまいましたが
そのヴァーディに付いていた22マリが
上手く押さえ込んで大事に至らず。

この場面での22マリは非常に上手かったと思いますが
その前にまず驚いたのは
俊足のヴァーディに対してもスピード負けする事なく
付いていけた所です。
敏捷性にやや難がある為に
それ程スピードが無いと思っていましたが
その認識は私の勝手な思い込みだった様です。
この場面を観ても分かります様に
ヴァーディに対しても走り負けていませんでしたので
これまでの認識を改めなければなりません。
同時にヴァーディの事を完全に潰してしまいますと
警告を受けるのは勿論の事、
場合によっては1発退場も考えられる場面でしたが
ファールにならない程度に手を掛けたり接触したりして
上手く押さえ込んだのは
非常に上手い対応だったと思います。

ミス絡みの危険な場面も上手く凌ぎ切ったアーセナルは
その後もゴールを許さず1−3のまま終演。

怪我人が続出しているとは言え、
ミッドウィークのELの試合を
ホームで行っていたレスターの方が
連続して遠征してきたアーセナルよりも
コンディション的には
良くてもおかしくない状況でしたが
実際はレスターのコンディションは
非常に悪そうに観えました。

実際、イレギュラーな今シーズンは
各クラブ共に怪我による主力選手の離脱が続出しており
ここからシーズン終盤に向けて
コンディション維持に苦労すると思います。

アーセナルも年末からチームを引っ張ってきた
32スミス・ロウが前半終了を待たずして怪我で退いた様に
主力選手がシーズン終わりまで
稼働し続ける事が出来るかどうかは
非常に重要なポイントだと思います。

そう言う意味ではチームのエースである
14オーバメヤンや7サカを
この試合で休ませる事が出来たのは
今後にとって大きなポイントになるかも知れません。
まぁ個人的には14オーバメヤンを
84分から出す位ならば完全に休ませて
出場機会が限られている35マルティネッリに
チャンスを与えても良かった様に感じますが、、、
何かしら縛りがある契約なのでしょうかね?

とは言え、32スミス・ロウの様に
今後も主力選手に怪我人が出てくるかも知れませんので
その穴をしっかりと埋める事が出来るかどうかは
重要になってきます。

以前にも書きました様に
チームやPLのスタイルにフィットしてきた19ペペは
決定的な仕事をする様になり始め、
12ウィリアンもやっと
チームと同じリズムやビジョンの中で
プレー出来る様になり始めたのは
非常に大きな収穫だと思います。
そして失点の場面の対応は多少疑問点はありますが
第4CBである22マリが
アーセナルにとっての天敵であるヴァーディを
完璧に押さえ込んだ様に
選手層の底上げは確実に進んできていると思います。

この様にこのレスター戦の勝利は
サブ組の底上げを実感する勝利であり
これまで苦戦していたサブ組の選手でも
レギュラー組と同じレベルで
チームが目指しているスタイルの試合を
行う事が出来る事を確認出来た
重要な試合になった様に感じます。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:1G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:9G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G4A EL:0G1A
14オーバメヤン    PL:8G1A EL:3G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:5G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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