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PL32:ARSENAL vs Southampton [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−3 Southampton
2023年4月21日(金)Premier League, Emirates Stadium

Goal

 (1)Alcaraz
 (14)Walcott
 (20)11Martinelli(←7Saka)
 (66)Ćaleta-Car
 (88)8Ødegaard(←4White)
 (90)7Saka


1Ramsdale

 4White 16Holding 6Gabriel 35Zinchenko

5T. Partey

8Ødegaard    21Vieira

7Saka             11Martinelli

9Jesus


(57)21Vieira>>>19Trossard
(72)35Zinchenko>>>14Nketiah
(85)11Martinelli>>>24Nelson


Substitutes
 30Turner
 97Walters
 3Tierney
 15Kiwior
 20Jorginho
 10Smith Rowe


Arsenal 1.jpg3戦連続ドロー。

厳しい結果です。

先発は直前に体調不良を訴えた
34ジャカに代わって
21ヴィエイラが先発し
前節ソケイ部に問題が発生した為に欠場した
35ジンチェンコが復帰した以外は
前節と同じメンバーが組まれました。

試合は開始早々に非常に大きなミスを犯してしまい
失点してしまいました。

1分、1ラムズデールから35ジンチェンコに送ったパスを
アルカラスにカットされてしまい
そのままゴール右上に叩き込まれて失点。

優勝争いをしているチームが
決して犯してはならないミスでした。
絶対に勝ち点3が必要な試合の立ち上がりで
このようなミスを犯してしまうとは、、、、。

首位のアーセナル対最下位のサウサンプトンと言う
順位的には大きな差がある対戦でしたが
このゴールが最下位のサウサンプトンの選手にとって
メンタル的な大きな追い風になったのは言うまでもないと思います。

しかしこの失点に対するアーセナルのリアクションは
それ程悪くなかったと思います。

サイドライン際で2人をかわした所から
前を向いた11マルティネッリが
ドリブルで切り込んで行った3分過ぎの場面、
一気に加速してペナルティ内に侵入しましたが
残念ながらシュートを撃つ事は出来ず。
最後の所でのベリャ・コチャップのプレッシャーに
負けなければ決定機だっただけに
もうひと粘り欲しい所でした。

左CKからの流れからサイドでボールを受けた8ウーデゴールが
一度5トーマスにボールを預けた後のリターンパスを受けて
ペナルティ内に切り込んで行った5分過ぎの場面、
角度のない所から放ったウーデゴールのシュートは
ポストの外側でゴールを奪えませんでした。
5トーマスからのリターンパスがズレなければ
もっと良い状態で撃てたと思われる場面でしたので
繊細さが欠けてしまったのは残念でした。

35ジンチェンコからのパスを受けた11マルティネッリが
ウォーカーピーターズをドリブルでかわして
深い位置にまで切り込んで行った12分過ぎの場面、
そこからのマイナス方向への折り返しは誰にも合わず。

失点後勢いはあったのですが
重要な場面で精度を欠いてしまった為に
決定機を作るところにまで至らず、
反対にパスをカットされた所から
再びゴールを奪われてしまいました。

14分過ぎ、8ウーデゴールが21ヴィエイラに送ったパスが
少しズレた所をエルユノシにカットされてしまい、
そこからのパスを受けたアルカラスが送ったスルーパスで
ウォルコットに6ガブリエウの裏を突かれてしまい
そのままゴール右下に決められて失点。

最下位のサウサンプトンに油断してしまったのか?
避ける事の出来るミスを再び犯してしまい
そのミスが失点に繋がってしまうと言う
最悪の序盤でした。

それでも攻勢を強めて行きました。

サウサンプトンのスローインからのルーズボールを
4ホワイトが9ジェススに繋ぎ
その9ジェズスが11マルティネッリに
ラストパスを送った15分過ぎの場面、
そのラストパスも少しズレてしまった為に
11マルティネッリはシュートを撃つ事が出来ず。

8ウーデゴールからのサイドチェンジのパスを受けた
35ジンチェンコが中に折り返した17分過ぎの場面、
ゴール前を横切る様に送られたその鋭いクロスは
ゴール前に詰めていた11マルティネッリは押し込めず。

良い形は作れているのですが
相変わらず重要な局面で微妙なズレが続いてしまい
それにより決定機を作る事が出来ない状況が続いていましたが
やっと完璧に合致したプレーを観せて
ゴールを奪う事に成功しました。

20分、8ウーデゴールのスルーパスで
右サイドの裏に飛び出した7サカが
そのまま深い位置にまで切り込んでいた所から
右足で折り返したマイナス方向へのクロスを
11マルティネッリがダイレクトで右脚を振り抜き
ゴール!!

しかしその後も守備面に緩さを観せる場面がありました。

25分過ぎ、ペローが送った右サイドからのクロスを
ファーサイドでエルユノシにヘッドで合わされてしまいました。
そのヘッドは1ラムズデールが的確にセーブし
そのこぼれ球に対して
再びアルカラスにシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも1ラムズデールがセーブしてゴールを死守。

それにしてもなんて事のないシンプルなクロスに対して
エルユノシをフリーにしてしまうと言う
緩さが目立つ場面でした。

その後も何度かサウサンプトンゴールに迫る場面はありました。

35ジンチェンコからのパスを受けた
11マルティネッリが送ったクロスを
8ウーデゴールがヘッドで合わせた27分過ぎの場面、
そのヘッドは枠を捉えられませんでしたが
ベリャ・コチャップとベドナレクの間に
完璧なタイミングで走り込んできた8ウーデゴールに対して
完璧なタイミングでクロスを送った11マルティネッリ、
決まっていてもおかしくない場面でした。

16ホールディングからのサイドチェンジのパスを
ウォーカーピーターズがカットしたこぼれ球を収めた
21ヴィエイラがスルーパスを送った44分過ぎの場面、
そのスルーパスで11マルティネッリが飛び出しましたが
そこからの折り返しはゴール前に詰めていた
9ジェズスや7サカには通らず。

左サイドのショートコーナーからの流れで
21ヴィエイラからのパスを受けた11マルティネッリが
深い位置にまで切り込んだ所からマイナス方向に折り返した
45分過ぎの場面、
その折り返しを受けた8ウーデゴールが
ワントラップして左脚を振り抜きましたが
そのシュートはブロックされてしまい
そこからのこぼれ球を受けた21ヴィエイラが送ったクロスを
6ガブリエウ?16ホールディング?が
ヘッドで合わせましたが
そのヘッドも枠を捉えられず。

ウーデゴールからのパスを受けた7サカが
裏のスペースへスルーパスを送った46分過ぎの場面、
そのパスを受けた9ジェズスが右脚を振り抜きましたが
前に出てきたバズヌにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

7サカが蹴った右CKを
ニアで4ホワイトがヘッドで流した47分過ぎの場面、
そのヘッドはそのままゴールに吸い込まれようとしましたが
ゴールラインを割る前にアルカラスにクリアーされてしまい
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

9ジェズスからのパスを受けた7サカが
深い位置にまで切り込んだ所からクロスを送った51分過ぎの場面、
そのクロスをファーサイドで11マルティネッリが折り返したボールを
9ジェズスがヘッドで合わせましたが
そのヘッドもブロックされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

良い形で仕掛ける事は出来ていたと思いますが
最後の場面での精度を欠いてしまう等、
結局1ゴールしか奪えませんでした。
そのような状況を鑑みたのか
サウサンプトンは前半殊勲のアルカラスを下げて
後半頭から5バックに変更し
ゴール前のスペースを徹底的に消してきた為に
後半は良い形を作るのに苦労してしまい
なかなかシュートチャンスを作る事が出来ませんでした。

そのような状況に対して
アルテタ監督は21ヴィエイラを下げて
19トロサールを左インサイドハーフの位置に
投入してきました。

この日の21ヴィエイラは
34ジャカに比べてやはり物足りなかったと思います。
34ジャカがいたら相手の守備陣を
もう少し混乱させる様な
フリーランニングを観せてくれた様に感じますが
その様なフリーランニング、スペースメイキング
そして周囲とのコンビネーションに関しては
物足りなかったと言わざる得なかったと思います。

しかしそれでもシュートチャンスを作る事に苦労し続け
次にゴールネットを揺らしたのは
サウサンプトンの方でした。

66分過ぎ、ウォード・プラウズが蹴った左サイドからのCKを
ニアでベリャ・コチャップがヘッドで流したボールを
ファーサイドでチャレタツァルにヘッドで合わされてしまい
失点、、、。

予想もしなかった3失点に対して
なんとかゴールを奪おうと
その後もサウサンプトンゴールに迫りました。

ワイドな位置で5トーマスからのパスを受けた
11マルティネッリがカットインした所から
クロスを送った68分過ぎの場面、
ファーサイドで9ジェズスがダイレクトで合わせましたが
ゴールを捉えられず。

5バックに変更しゴール前のスペースを消された状況の中で
11マルティネッリの送ったクロスは
ベリャ・コチャップを頭を越す
完璧なピンポイントクロスだったと思います。
その完璧なクロスでまたとないチャンスが訪れていただけに
難しい体勢だったとは言え
9ジェズスは決めなければならなかったと思いますが
焦ってしまったのか当てるだけで良い場面で
若干脚を振る形になってしまい
その結果ボールが浮き枠を越してしまったのは
ミスだったと思います。

そこでアルテタ監督は35ジンチェンコに代えて
14エンケティアを投入し
3バック&2トップのシステムに変形してきた様に
アルテタ監督から絶対にゴールを奪い
この試合に勝利するという
明確なメッセージが送られました。

そのメッセージを受けた選手たちは
さらに一段ギアを上げてきました。

77分過ぎ、4ホワイトからの楔のパスを受けた9ジェズスが
マークに付いていたベリャ・コチャップを剥がして
ペナルティ内に侵入し
そこから19トロサールに向かって
ラストパスが送られました。
そのラストパスはウォード・プラウズにカットされてしまい
そこからのこぼれ球を収めた8ウーデゴールからのパスを受けた
5トーマスが右脚を振り抜きましたが
そのシュートもブロックされてしまいゴールを奪う事が出来ず。

78分過ぎ、4ホワイトのクロスを
ファーサイドで受けた11マルティネッリからの
マイナス方向の折り返しを
7サカがダイレクトで左脚を振り抜きましたが
このシュートもゴール前の人の壁に阻まれ
ゴールを奪う事は出来ず。

79分過ぎ、7サカが送ったアーリークロスを
ファーサイドで9ジェズスがヘッドで合わせようとしましたが
僅かに合わず。
前に飛んでいたリアンコが気になったのかもしれませんが
フリーだっただけに何とかして合わせて欲しかったと思います。

最後は11マルティネッリに代え24ネルソンを投入し
勝負を賭けてきました。

そして遂にゴールが生まれました。

88分、右側のペナルティの角辺りで
4ホワイトからのリターンパスを受けた8ウーデゴールが
豪快に左脚を振り抜き
そのシュートがゴール左隅に突き刺さりゴール!!

このゴールでさらに勢いを増したアーセナルが
サウサンプトンゴールに迫りました。

89分過ぎ、24ネルソンからのパスを受けた8ウーデゴールが
一気に加速して
ドリブルで切り込んで行った所から送った楔のパスを
14エンケティアが落とし
9ジェズスが左脚を振り抜きましたが
リアンコにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

そしてそのすぐ後に同点ゴールが生まれました。

90分、19トロサールから送った股抜きのパスを
9ジェズスが落とし
そのボールを24ネルソンが右脚を振り抜きました。
そのシュートはバズヌのファインセーブで防がれてしまいましたが
そのこぼれ球を7サカが左脚を振り抜き同点ゴール!!

股抜きを狙った19トロサールの強気のパス、
落ち着き払った24ネルソンのシュート、
そして最後も瞬時に股を抜きシュートを狙った7サカ、
このヒリヒリする状況で
冷静にそして最高の精度のプレーで
遂に同点ゴールを奪いました。

後半ロスタイムに入っても
逆転ゴールを狙い続けました。

91分過ぎ、下がった位置ででボールを受けた19トロサールが
そのままドリブルで持ち込んだ所から
豪快に左脚を振り抜きましたが
残念ながらそのシュートはバーを叩き
ゴールを奪う事は出来ず。

92分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを受けた7サカが
マーカーを剥がしながら19トロサールに繋ぎ
その19トロサールからの浮き球のリターンパスを
ゴールに向かって走り込んできた7サカがヘッドで落としたボールを
9ジェズスが収めようとしましたが
トラップが跳ねてしまいシュートを撃つ事が出来ず。
そしてそのこぼれ球を7サカ〜19トロサール〜24ネルソンへと繋ぎ
その24ネルソンが右脚を振り抜きましたが
そのシュートもウォード・プラウズにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

99分過ぎ、19トロサールが送った左サイドからのクロスを
ファーサイドで4ホワイトが折り返し
その折り返しをヘッドでクリアーしたボールを
9ジェズスが収めましたがシュートを撃つ前に潰されてしまい
この最後のチャンスもゴールを奪う事が出来ずに
3−3のまま試合終了。

シティとの勝ち点差5で順位表ではまだ上にいますが
消化試合数が2試合多い状況を考えれば
優勝争いの行方を占うボールは
シティに移ったと言わざる得ません。

結局この重要な局面で犯してはならないミスを
犯してしまったと言う
自らの弱さが問題と言うのは言うまでもないと思います。

リバプール戦では
全く必要のない所で犯してしまった
34ジャカのファールで
それまで眠っていた
リバプールの目を覚ましてしまうと言う失態。

ウエストハム戦では
早々に2得点した後に
突如スイッチが切れてしまうと言う失態。

そしてこの試合では
試合開始早々に1ラムズデールの
不用意なミスパスで
相手にゴールをプレゼントしてしまう失態。

この様なミスを犯していては
PLで優勝する事など不可能であり
本当に優勝に相応しいチームなのかどうか
問われてもおかしくないと思います。

この様に弱さを観せてしまった以上
今シーズンのアーセナルが
PLで優勝するに相応しいチームである事を証明するには
次のシティ戦で勝利するしかないと思います。

PLに優勝する為には
勝ち点的に勝利するしかないと言うのは
言うまでもありませんが
印象的にもディフェンディングチャンピオンの
シティを下す事で
アーセナルがこの順位にいるのは
ただただラッキーだった訳ではなく
最も優れたチームだったからと言う事を
証明する事が出来ると思います。

勿論、シーズンが終わるまでの間
週に2試合のスケジュールが続いていくシティが
残りの8試合で全勝する事が出来るかどうかは分かりませんので
本当にこの直接対決で雌雄を決する訳ではありません。

しかし元々のチームのキャラクターを考えますと
アーセナルに比べてシティの方が
残りの試合で全勝する可能性が高いと
言わざる得ない部分もあります。

実際、チームのキャラクター的には
今シーズンのアーセナルは
素晴らしい試合を何度も観せ
その様な良い試合をすれば
どの様な相手でも勝つ事が出来るかもしれませんが
反対に勝利する為には良い試合をする必要があり
ここ3試合の様にちょっとしたミスが重なって
良い試合が出来なかった時には
勝ち切れない試合が出現してしまうリスクがあると思います。

一方のシティは例え悪い試合をしたとしても
一つでもチャンスを作る事が出来れば
ゴールを奪う事が出来る
ハーランドと言う絶対的な点取り屋がいますので
試合内容が良かろうが悪かろうが
このモンスターがいる限り
余程の事がない限り取りこぼす可能性が低いと
言わざる得ないと思います。

とは言え、現段階ですでにPL6連勝中のシティが
残りの8試合を全て勝利し
合わせて14連勝でフィニッシュするかと言われれば
それも中々難しいと言うのは言うまでもなく
反対にここ1〜2シーズンのアーセナルは
調子を落とす時期があったとしても
3試合ほど良くない試合した後には
なぜかそれが嘘だった様に復調して
再び連勝街道を突っ走る場面を何度も観てきていますので
その流れに乗ればまだまだ分かりません。

そう言う意味でもその流れに乗る為にも
次のシティ戦の勝利は絶対に必要になると思います。

3試合連続ドローで足踏みしていますが
その大きな原因はミスを犯してしまった為であり
少なくとも攻撃面に関しては
ウエスト・ハム戦に比べて明らかに良い攻撃は出来ており
重要な局面での精度がもっと良ければ
もっと多くのゴールを奪う事も出来ていたかもしれません。

そして終了間際に観せたゴールを奪う為の気迫と
限界を超える事を恐れないプレーを
シティ戦でも観せる事が出来れば
シティを相手にしても圧倒する事は出来ると思います。

自分達の力を信じ、
この1戦に全てを出し切っても良い位の覚悟を持って
勝利の為に全力で挑み
自らの力でその先にある栄冠に
再び手をかけて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:0G1A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:2G5A 
5トーマス      PL:3G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A
7サカ        PL:13G11A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:12G7A 
9ジェズス      PL:9G5A EL:0G1A 
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:15G5A FA:0G1A
12サリバ       PL:2G1A EL:1G0A 
14エンケティア    PL:4G1A EL:2G1A CC:1G0A FA:2G0A
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G1A EL:0G1A 
19トロサール     PL:1G7A
21ヴィエイラ     PL:1G2A EL:1G2A FA:0G2A
24ネルソン      PL:3G2A EL:0G0A CC:0G1A 
25エルネニー     PL:0G0A FA:1G0A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:5G5A EL:2G0A  
35ジンチェンコ    PL:1G2A


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