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PL2:ARSENAL vs Leicester City [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−2 Leicester City
2022年8月13日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (23)9Jesus(←34Xhaka)
 (35)9Jesus
 (53)12Saliba(og)
 (55)34Xhaka(←9Jesus)
 (74)Maddison
 (76)11Martinelli(←9Jesus)


1Ramsdale

 4White 12Saliba 6Gabriel 35Zinchenko

5T. Partey

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka            11Martinelli

9Jesus


(75)4White>>>18Tomiyasu
(77)35Zinchenko>>>3Tierney
(84)7Saka>>>10Smith Rowe
(84)9Jesus>>>14Nketiah


Substitutes
 30Turner
 16Holding
 25Elneny
 23Lokonga
 19Pépé


Arsenal 1.jpgレスターを迎えたホーム開幕戦は
9ジェズスが爆発し4発大勝!!

先発は前節と同じメンバーが組まれましたが
3ティアニーに続きこの試合では
10スミス・ロウと18冨安も怪我から復帰して
ベンチに入りました。

試合は最初にチャンスを作ったのは
レスターの方でした。

3分過ぎ、6ガブリエウのパスを受けた34ジャカが
鋭い出足でチェックを仕掛けてきたフォファナに
ボールを奪われてしまい
そのこぼれ球を受けたヴァーディーからのリターンを受けた
フォファナにそのままドリブルで切り込まれて
シュートを撃たれてしまいました。

幸いそのシュートは1ラムズデールの正面で
難を逃れましたが
簡単にボールをロストしてしまった
34ジャカの対応は勿論ですが
ドリブルで切り込んできたフォファナに対しての
12サリバの対応も緩かったと思います。

フォファナが中に入ってこない様に
中に向かうコースを切ったのは良かったと思いますが
相手はCBの選手でしたのでコースを切るだけではなく
そこから奪いに行く為のトラップや
次のアクションが観えてこなかったのは残念ですし
甘さが出てしまったと言わざる得なかったと思います。

序盤はボールを持ってもパスがズレる場面が多かった為に
流れに乗る事が出来ず
最初のチャンスはセットプレーからでした。

15分過ぎ、11マルティネッリが倒されて得た左サイドからのFKを
8ウーデゴールが触ってボールを少し動かした所から
11マルティネッリが送ったクロスを
ファーサイドで6ガブリエウがヘッドで合わせましたが
惜しくも枠を捉えられず。

そこからはコンビネーションが繋がる様になり
レスターゴールに迫り始めました。

18分過ぎ、35ジンチェンコ〜11マルティネッリ〜
8ウーデゴール〜7サカへと
左サイドから右サイドへ展開した所から
7サカが送ったクロスを
ファーサイドに走り込んできた34ジャカが
ヘッドで合わせました。
残念ながらそのヘッドはポストを叩き
そのリバウンドに対して左脚を振り抜いた
35ジンチェンコのシュートも枠を捉えられず。

良いリズムが生まれ始めて所で
先制点もコンビネーションから生まれました。

23分、5トーマスのスペースへのパスを
左サイドの深い位置で収めた9ジェズスから
11マルティネッリ〜34ジャカと繋ぎ
その34ジャカからのダイレクトパスを受けた9ジェズスが
ウォードの頭を越すループシュートをノンステップで放ち
そのままゴールに吸い込まれて先制ゴール!!

本来ならば34ジャカのダイレクトパスは
前方のスペースの方に欲しかったのかもしれませんが
そのパスが逆方向に来てしまっても慌てる事なく
すぐにループシュートに切り替える事が出来る
9ジェズスは点取り屋としてのレベルの高さを
観せてくれたと思います

その後もチャンスが続きました。

34分過ぎ、35ジンチェンコ〜11マルティネッリ〜
35ジンチェンコと繋いだ所から
裏のスペースに向けて走り出した11マルティネッリに向けて
35ジンチェンコから浮き球のラストパスが送られましたが
惜しくも付いて来ていたカスターニェに
カットされてしまいシュートを撃つ事が出来ず。

そしてここで得たCKから追加点が生まれました。

35分、11マルティネッリが蹴った左CKが
ニアでヴァーディーの頭に当たって流れたボールを
ファーサイドで9ジェズスがヘッドで押し込みゴール!!

その直後にも追加点のチャンスがありました。

36分過ぎ、1ラムズデールのフィードを最前線で受けた9ジェズスが
上手く反転してエヴァンスをかわして前を向き
そこからシュートを撃とうとした所で
戻って来たエヌディディの背後からのタックルに
先に触られてしまいゴールを奪う事が出来ず。

40分過ぎ、左サイドの高い位置で
35ジンチェンコがボールを奪い返した所から
8ウーデゴール〜9ジェズス〜34ジャカと
スペースのない所を繋ぎ
34ジャカのスルーパスで抜け出した9ジェズスが
シュートを放ちましたが
ウォードのファインセーブで防がれてしまい
残念ながらゴールを奪う事は出来ず。

一方で前半終了間際に危険な場面がありました。

41分過ぎ、カスターニェから送られた
DFラインの裏へのパスで抜け出したヴァーディーと
前に出て来た1ラムズデールが接触してしまい
PKの判定を受けてしまいました。

しかし1ラムズデールは接触しない様に避けていましたので
その接触はごく軽微だだった為に
VARの結果、判定は覆りPKは取り消されましたが
前半の内に1点返されなかったのは良かったです。

後半も良い形で入れたと思いますが
オウンゴールでゴールを奪われてしまいました。

53分、エヴェンスのフィードを
ジャスティンがヘッドでゴール前に送ったボールを
12サリバがヘッドでクリアーしようとしましたが
そのボールがそのままゴールに吸い込まれてしまい
オウンゴール。

結果的にはオウンゴールでしたが
12サリバが触らなければ
背後に走り込んで来ていたヴァーディーに
通っていたと思われますので
リスクを冒してクリアーしようと試みたチャレンジは
評価しなければならないと思います。
しかし、出来る事ならば
もう少し首を振る事が出来ていたら
違う結果になっていたかもしれません。

しかし、すぐに相手のミスから
ゴールを奪い返しました。

55分、4ホワイトが送ったクロスを
ウォードがハンブルしてしまい
そのこぼれ球に素早く反応した9ジェズスが繋いだボールを
34ジャカが蹴り込みゴール!!

中途半端に片手で処理しようとしたウォードのミスですが
そのこぼれ球に対していち早く反応出来る所が
9ジャズスのすごい所と言えると思います。

不幸な形からの失点の後に
すぐにゴールを奪い返した事で
そのままアーセナルの流れが続きました。

そしてこの後怪しい判定がありました。

56分過ぎ、35ジンチェンコのパスを受けた34ジャカが
9ジェズスにダイレクトで繋いだ所で
アマーティーと交錯しましたが判定はノーファール。

9ジェズスが切り返した時に
アマーティーがボールを触る事なく
ジェズスの右脚を蹴った事で倒していましたので
VARが介入すればPKが与えられて然るべき場面だったと思いますが
VARが介入しなかったのは
ちょっと納得出来ない場面でした。

まぁ、VAR担当はマイク・ディーンでしたので
介入してもどうなったか分かりませんが、、、。

その後もチャンスは続きました。

右サイドの開いた位置でパスを受けた9ジェズスが
そのままドリブルで切り込んでいった66分過ぎの場面、
カットインした所から一気に加速して
縦に仕掛けて深い位置まで侵入していった
ドリブルのキレは非常に鋭かったと思います。
一方でそこからの折り返しに対して
ゴール前に誰も入って来ていなかったのは残念でした。

クリアーボールを5トーマス〜8ウーデゴール〜
9ジェズスとヘッドで繋いでカウンターが発動した
70分過ぎの場面、
その9ジェズスから右サイドを上がって来た7サカに繋がり
その7サカからのラストパスを
9ジェズスがダイレクトで右脚を振り抜きましたが
残念ながら枠を捉えられず。

一方で次にゴールネットを揺らしたのは
レスターの方でした。

74分、マディソンからのパスを
左サイドの35ジンチェンコの裏で受けたイヘアナチョが
ドリブルで持ち込んでタメを作った所から
追い越して来たマディソンに繋げられてしまい
角度のない所から放ったマディソンのシュートに
1ラムズデールが股を抜かれてしまい失点。

現在この布陣を組んだ時に唯一問題になっているのが
35ジンチェンコの裏の守備だと思います。

クリスタル・パレス戦でも
35ジンチェンコの裏に向けて
正確なロングフィードを送られてしまい
その対応に苦慮していましたが
この場面でも35ジンチェンコが
カスターニェを気にしてなのか
やや前目の開いたポジションを取っていた為に
6ガブリエウの外側にポジションを取っていたイヘアナチョに対して
誰もケアする事を出来ずに完全にフリーにしてしまっていたのは
大きな問題だったと思います。

その状況に気が付いた35ジンチェンコは
すぐに戻りましたが
この時点で既に後手に回っており
カットインした所からマディソンに出した
イヘアナチョのパスに対しても
本来ならばそのパスを読んで
ついて行かなければならない場面でしたが
無理な体勢で脚を伸ばすのがやっとだったのは
対応としては軽かったと思います。

一方で攻撃面に関しては
この試合でも35ジンチェンコは
非常に効いていたと思います。

特に左インサイドハーフに入っている34ジャカが
高い位置やサイドに自由に動く様になった事で
35ジンチェンコは5トーマスの横に
並ぶ様な位置まで絞ってきて
その裏のスペースを埋めると共に
5トーマスと共にビルドアップの起点の仕事をこなし
中盤の底のバランスを保っていたと思いますので
非常に存在感があったと思います。

この布陣での唯一の弱点とも言える
左サイドのマーカーの受け渡しや
35ジンチェンコの1対1のディフェンス力の問題と
攻撃面での35ジンチェンコの存在感の
折り合いを付ける事がアルテタ監督の次の仕事だと思いますが
このディフェンス面の問題を改善する為には
ディフェンス力に優れている3ティアニーを起用した方が
安定するのかもしれません。

失点してもすぐに取り戻す事が出来るのが
今のアーセナルの強さを表していると思います。

76分、11マルティネッリの鋭いプレスバックで
ボールを取り返した所から
8ウーデゴール〜9ジェズスと繋ぎ
その9ジェズスから送られたパスを
ボールを奪い返した後に
ゴール前に向けて走り込んできていた
11マルティネッリが受けて
左脚で狙いすましたミドルシュートを
ゴール右隅に突き刺しゴール!!

センターサークルの左側までプレスバックした所から
すぐにゴールに向かって走り込んできた
11マルティネッリに尽きると思います。

勿論、11マルティネッリの内側にいた5トーマスと
サイドを駆け上がってきた35ジンチェンコが
フォファナとカスターニェを引き付けていた部分もありますが
アーセナルにとっては居るべき所にいた11マルティネッリでしたが
レスターにとっては居るはずのない所にいた11マルティネッリ、
と言う感じだったのかもしれません。

終盤も9ジェズスにハットトリックのチャンスがありました。
79分過ぎ、18富安のスローインを
右サイドのポケットの位置で受けた11マルティネッリが
胸で7サカにパスを送り
そのパスを受けた7サカが
角度のない所から左脚を振り抜きました。

このシュートはウォードのファインセーブで
防がれてしまいましたが
その弾いたボールをファーサイドで
フリーの状態で9ジェズスが受けましたが
そこからのシュートは残念ながら枠を捉える事が出来ず。

そして終盤にもチャンスがありました。

85分過ぎ、10スミス・ロウが蹴った左CKを
ゴール前の密集地帯で収めた5トーマスが
右脚を振り抜きましたがブロックされて枠を捉える事は出来ず。

88分過ぎ、8ウーデゴールが送った浮き球のスルーパスで抜け出した
11エンケティアが左脚を振り抜きましたが
ウォードのファインセーブで阻まれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

93分過ぎ、3ティアニーが送ったクロスを
裏に飛び出した11エンケティがヘッドで合わせましたが
このヘッドもウォードのファインセーブで阻まれ
11エンケティアの位置がオフサイドで
ゴールを奪う事が出来ず。

試合はこのまま4−2で勝利!!

嫌な時間帯に失点する流れでしたが
その失点で流れを明け渡す事なく
反対にゴールを奪い返して
終始流れを掴み続けてレスターを圧倒したと思います。

その中で左サイドのディフェンス面と共に心配なのが
8ウーデゴールと7サカの右サイドからの攻撃面です。

現在のアーセナルは
まず8ウーデゴールにボールを預けていた昨シーズンとは異なり
まず9ジェズスを探す様な形に変わっている事からも
攻撃陣の核は8ウーデゴールから9ジェズスに移っており
その結果、組み立ての段階からボールを触ってリズムを奏でながら
2ラインの間で決定的なパスを送るスタイルの
8ウーデゴールがそのリズムに乗れなくなっている様に観えます。

実際、9ジェズスが下がった後の方が
8ウーデゴールは生き生きしていた様に観えましたので
9ジェズスが核になっている現在のチーム状態との
折り合いをしっかりと付けて欲しいと思います。

同じく7サカも昨シーズンは仕掛けのエースでしたが
今シーズンの仕掛けは明らかに左サイドに移っている為に
7サカの存在感は薄くなっていると思います。

今後チームをグレードアップする為には
現状の布陣のままで8ウーデゴールと8サカが
昨シーズンの様な輝きを観せる必要があると思います。

同時に細かな所ですが9ジェズスの先制ゴールをアシストした
34ジャカのパスや
34分過ぎの35ジンチェンコの浮き球のパスで
11マルティネリが裏に抜け出した場面での
11マルティッリが35ジンチェンコに出したパスなど
一番ベストなポイントからボール1個分程
そのパスが足下に入ってしまう等
時々僅かにパスがズレる場面が観られます。

大きな問題にはなっていませんでしたが
このボール1個分のズレで
ゴールを奪えない事もあると思いますので
更に上を目指す為には
もっとプレー精度を上げる必要があると思います。

何はともあれホーム開幕戦は
非常に良い試合が出来たと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

9ジェズス      PL:2G2A 
11マルティネッリ   PL:2G0A 
34ジャカ       PL:1G1A 
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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