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PL29:ARSENAL vs Leicester [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Leicester
2022年3月13日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (11)5T. Partey(←35Martinelli)
 (59)9Lacazette(pk)


32Ramsdale

17Cedric  4White  6Gabriel  3Tierney

5T. Partey

8Ødegaard   34Xhaka

 7Saka             35Martinelli

9Lacazette


(77)35Martinelli>>>10Smith Rowe
(85)7Saka>>>19Pépé
(87)9Lacazette>>>30Nketiah


Substitutes
 1Leno
 16Holding
 20Tavares
 69Swanson
 23Lokonga
 25Elneny


Arsenal 1.jpgクリーンシートで5連勝!!

暫定4位を守る勝利を挙げました。

先発はこれで3試合連続同じメンバーの
4−3−3が組まれました。

試合はここ数試合の様な
開始からフルスロットルで
相手ゴールに襲い掛かる様な
ハイテンションの状態ではなく
幾らか落ち着いた状態でスタートしましたが
徐々にペースが上げて行き
レスターゴールに迫って行きました。

7分過ぎ、左ライン側でパスを受けた35マルティネッリから
34ジャカ〜8ウーデゴールと繋がり
そこからゴール前に走り込んできた35マルティネッリに向けて
8ウーデゴールからのラストパスが通りました。
35マルティネッリのシュートはシュマイケルにブロックされ
同時に35マルティネッリの位置がオフサイドでしたが
3人に囲まれた状況からちょこんと浮かせた
8ウーデゴールのラストパスには
センスを感るパスでした。

9分過ぎ、4ホワイトからのロングフィードを受けて
右サイドの深い位置まで侵入した7サカが
8ウーデゴールとのワンツーで
ペナルティ内に切り込んだ所から
左脚を振り抜きました。
このシュートはソユンクにブロックされてしまいましたが
この日も8ウーデゴールを中心に
攻撃陣は機能していたと思います。

そして先制点はセットプレーからでした。

11分、35マルティネッリが入れた左CKを
ニアに入ってきた5トーマスが
ヘッドで流し込みゴール!!

残りのシーズン、まだ難しい試合が残っていますが
シーズン前半の様にセットプレーから
ゴールを奪える様になれば
その様な難しい試合でも
勝ち点を拾う事が出来ると思われますので
シーズン終盤に向けて
セットプレーを磨き直して欲しいと思います。

先制した後は試合をコントロールする様に
落ち着いた展開に戻しながら
要所要所でレスターゴールに襲い掛かると言う
前節の反省を踏まえたゲームコントロールをしながら
試合が進みました。

その様な中で迫力のある波状攻撃が何度かありました。

17分過ぎ、6ガブリエウ〜34ジャカ〜
5トーマス〜8ウーデゴールと
波が押し寄せる様に規律的に駆け上がってきた
各々の選手に繋いで
レスターのプレスを掻い潜り
そこから右サイドに開いていた7サカに展開しました。
その7サカがペナルティに入って行った所で
追い越してきた17セドリックに繋ぎ
深い位置まで侵入した所から折り返しましたが
若干ズレてしまった事で9ラカゼットは合わせられず、
そこから7サカが繋いだボールを
34ジャカが左脚を振り抜きましたが
それもメンディにブロックされゴールを奪えず、
そしてそのこぼれ球を収めた5トーマスのミドルシュートも
ポストの角を叩きゴールなりませんでした。

20分過ぎ、ライン側でパスを受けた7サカが
ルーク・トーマスをかわした所から
そのままドリブルでペナルティの中まで侵入した所で
潰されてしまいましたが
8ウーデゴールの素早いプレスで
バーンズからボールを奪い返して
左サイドの35マルティネッリへ展開し
その35マルティネッリがカットインした所から
右脚を振り抜きましたが
これもシュマイケルにセーブされゴールは奪えず。

どちらも一つの攻撃では終わらずに
最終的にシュートで完結する所まで
何度でも繋いで攻め続けた場面でしたが
その様な波状攻撃が出来る今のアーセナルの攻撃陣は
相手にとっては非常に厄介だと感じると思われます。

一方で危ない場面も何度かありました。

23分過ぎ、デューズバリー・ホールの裏へのパスで
バーンズに抜け出されてしまいました。
幸い前に出た32ラムズデールが
ブロックして何を逃れましたが
5トーマスの脇に出来たスペースで
フリーでボールを持たれた所から
決定的なパスを送られてしまうと言う
現在のシステム上の問題がまた顔を出してしまいました。

24分過ぎ、イヘアナチョのダイレクトパスを受けて
右サイドの裏に抜け出てきた
デューズバリー・ホールからのクロスを
32ラムズデールが弾き出したこぼれ球を
マディソンに収められてしまいましたが
そのマディソンがペナルティ内を切り込んできた所で
4ホワイトのスライディングタックルでカットして
シュートを撃たせず。

ペナルティ内でしたので
一つ間違えればPKを取られる可能性もあった
非常に危険な場面で仕掛けた
4ホワイトのタックルは完璧であり
あそこで4ホワイトが停めなければ
ゴールを奪われてしまう可能性が高かっただけに
非常に大きな意味のあるタックルだったと思います。

35分過ぎ、左サイドのショートコーナーからの流れで
オルブライトンが入れたクロスを
バーンズにヘッドで合わされてしまいましたが
32ラムズデールのスーパーセーブでゴールを死守。

前半の間に同点に追い付かれていたら
その後の試合展開は大きく変わっていたかも知れませんでしたので
先程の4ホワイトのタックルと共に
この32ラムズデールのセーブは
非常に大きなプレーだったと思います。

後半も連動的な波状攻撃でレスターゴールに迫りました。

50分過ぎ、ドリブルで侵入してきたバーンズを
6ガブリエウがカットした所から速攻が始まりました。
そのカットしたボールを
8ウーデゴール〜7サカ〜9ラカゼット〜8ウーデゴールへと
ダイレクトで繋いだ所から
34ジャカ〜35マルティネッリへと左サイドへ展開し
その35マルティネッリがドリブルで深い位置まで侵入した所から
9ラカゼットへ折り返しましたが
残念ながら9ラカゼットは押し込めず。
そしてそのこぼれ球を収めた9ラカゼットからのパスを受けた
34ジャカのクロスを7サカがファーサイドで
ダイレクトボレーで合わせましたが
シュマイケルに弾き出されてしまい
惜しくもこれもゴールならず。

そして追加点に繋がるPKを獲得しました。

53分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った左サイドからのFKに対して
クリアーしきれずに溢れたボールに対して
4ホワイトが右脚を振りましたが
シュマイケルのファインセーブで阻まれゴールならず。
しかしそのリバウンドを5トーマスがヘッドで押し込んだボールが
ソユンクの手に当たり
VARの結果PK獲得。

59分、そのPKを9ラカゼットがキッチリと決めて追加点!!

その後も現在のアーセナルらしいキレのある攻めで
レスターゴールに迫る場面がありました。

バーンズからのパスを8ウーデゴールがカットした所から
速攻が始まった63分過ぎの場面、
カットしたボールを5トーマス〜34ジャカ〜8ウーデゴールへと
ダイレクトパスで繋いで前を向いた8ウーデゴールから
左サイドのスペースへ出されたパスで
35マルティネッリが抜け出しました。
残念ながら戻ってきたDFに前を塞がれ
その35マルティネッリからのパスを受けた7サカは
9ラカゼットとのコンビネーションを試みましたが上手く行かず
シュートを撃つ事は出来ませんでしたが
ボールを奪ってからのトランジションは
素晴らしかったと思います。

17セドリックのスローインを受けた7サカが
右サイドの深い位置に侵入した所から
走り込んできた17セドリックに折り返した73分過ぎの場面、
35マルティネッリが左サイドの深い位置まで
ドリブルで切り込んだ所から
ニアに走り込んできた8ウーデゴールに折り返した
73分過ぎの場面、
どちらもゴールには結び付きませんでしたが
ポケットにまで侵入した所から折り返すパターンを
この試合でも何度も観せていた様に
仕掛けのパターンとしてかなり磨かれ始めている印象であり
この形からゴールが生まれる日も近いと思います。

34ジャカのスルーパスを受けて裏に抜け出した
10スミス・ロウがそのまま角度のない所から
右脚を振り抜いた81分過ぎの場面、
そのシュートはシュマイケルに防がれてしまいましたが
9ラカゼットがニアに走り込んで来ていた様に
上記と同様にポケットに入った所から
マイナス方向に折り返す形も出来ましたが
その裏を突いて自らゴールを狙いに行く
選択が出来る様になった所が
10スミス・ロウが今シーズンゴールを量産している
要因かも知れません。

一方で前節のワトフォード戦では
終盤に守備がバタバタしてしまいましたが
この試合では2点リードした時点で
積極的に前に出て攻守に存在感を示していた34ジャカが
5トーマスと並ぶ位置まで下がって
ダブルボランチの形を作る等、
対策を練ってきた様に感じます。

実際、守備の意識は最後まで高く
右サイドからドリブルでカットインしてきた
バーンズからのパスを受けたイヘアナチョが
ゴール前に走り込んできたバーンズに
リターンパスが送られた64分過ぎの場面では
そのパスに素早く反応した3ティアニーが
寸前の所でクリアーして難を逃れ、
バーンズからのパスを
後方からペナルティの中に走り込んできた
エヌディディがヒールで戻した88分の場面でも
そこからのこぼれ球がバーンズの所にこぼれた時も、
バーンズからダカに繋げられた時も、
慌てずに素早く対応してシュートを撃たせませんでした。

5トーマスが一人でアンカーを務めている時の
その脇のスペースをケアする問題や
17セドリックの所の守備強度の問題等はありますが
取り敢えず零封出来た事は良かったと思います。

次は延期になっていたリバプール戦です。

年明けのカラバオ杯準決勝で対戦した時とは
現在のアーセナルは
完全に別なチームなっていると言っても過言ではなく
特に5トーマスの充実度、
及び8ウーデゴールと34ジャカとの
3人のコンビネーションで
プレスを回避してボールを前に押し進める鋭さは
PLトップクラスのレベルに達してきていると思いますので
カラバオ杯の時の様な守勢に回らずに
攻勢に出る時間帯も増えると思われます。

そしてチャンスメイカーとし完全に攻撃陣を掌握し
日に日に輝きを増している8ウーデゴールと
ボールを持てば簡単には停められなくなっている
7サカの2人が牽引している前線も
1月の時と比べて大きく成長しており
フィニッシュの局面が完全に噛み合う様になれば
大量得点を奪う可能性も十分にあるのではないかと思います。

後は、リバプール自慢の3トップを抑えられるか否か?

これまで以上にアーセナルは前に出て
攻撃する時間帯が増えると思いますが
それによりリバプールの鋭いショートカウンターを
受ける場面が増えるかも知れません。

よってここ最近の試合の通り
インサイドハーフに8ウーデゴールと34ジャカを並べて
ハイプレスの鋭さ活かす前で守る形をとるのか?
それとも中盤の底をダブルボランチにして
重心を下げてカウンター対策をとるのか?
議論が分かれるかも知れません。

個人的には力と力が
真正面からぶつかり合う様な試合が好きなので
ここ最近の様に4−3−3で
試合を支配しに行って欲しいと思いますが、、、。

トップ4を盤石にする為にも
アーセナルには勝ち点3が必要であり、
リバプールもこの試合で勝ち点3を得る事が出来れば
首位シティと勝ち点1差になりますので
両チームにとってこの試合は非常に重要なのは言うまでもなく
両チーム共に勝ち点3を取りに来ると思います。

勝利を強く求める両チームが
ハイレベルでハイテンションの試合を奏でるのは間違いなく
その上で勝利して来シーズンのCL出場権を得るのに相応わしい事を
次のリバプール戦で証明して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G3A CC:0G0A
5トーマス      PL:2G1A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A CC:0G0A
7サカ        PL:8G5A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:5G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:4G7A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:9G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:1G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G1A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:5G3A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A


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