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PL37:Crystal Palace vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Crystal Palace 1−3 ARSENAL
2021年5月19日(水)Premier League, Selhurst Park

Goal
 (36)19Pépé(←3Tierney)
 (62)Benteke
 (90+1)35Martinelli(←11Ødegaard)
 (90+5)19Pépé
 

1Leno

21Chambers 16Holding  6Gabriel  3Tierney 

18T.Partey  25Elneny

19Pépé    32Smith Rowe   7Saka

14Aubameyang


(64)7Saka>>>11Ødegaard
(77)3Tierney>>>34Xhaka
(77)18T.Partey>>>35Martinelli


Substitutes
 33Ryan
 22Marí
 17Soares
 8Ceballos
 12Willian
 9Lacazette


Arsenal 1.jpg非常に大きな勝利になるかもしれません。

来シーズンのヨーロッパでの大会の
出場権を獲得する為には
絶対に負ける事が許されない状況の中で
大きな勝利を挙げました。

先発はGKは1レノ、
右SBには21チェンバース、左SBには3ティアニー
そして16ホールディングと共にCBで起用されたのは
この試合は6ガブリエウでした。
中盤は18トーマスと25エルネニーが組み
2列目には右に19ペペ、左に7サカ、
トップ下に32スミス・ロウが入り
1トップを14オーバメヤンが務める
4−2−3−1が組まれました。

絶対に勝たなければならないこの試合において
アーセナルは開始から全開でした。

1分過ぎ、3ティアニーからのサイドチェンジのパスを
右サイドで受けた32スミス・ロウから
32スミス・ロウ〜21チェンバース〜19ぺぺ
〜32スミス・ロウ〜21チェンバースと繋ぎ
その21チェンバースから鋭いクロスが送られましたが
ニアに飛び込んだ14オーバメヤンには僅か合わず。

2分過ぎ、中央に入ってきていた19ペペからのスルーパスで
右サイドの裏に抜け出した21チェンバースから
ダイレクトでグラウンダーのクロスが送られました。
このクロスに対してゴール前に入ってきた7サカは
相手のDFに遮られて合わす事は出来ませんでしたが
試合開始から立て続けに気迫を感じるプレーが続きました。

一方で非常に危ない場面がありました。

3分過ぎ、ルーズボールに対して先にボールを触った
21チェンバースに向かって
足の裏を観せて突っ込んできたシュラップに
チェンバースは右足首のやや上を踏まれてしまいました。

ボールを突っついた足が着地した所を
全速力で突っ込んできたシュラップに横から踏みつけられて
足首は大きく捻れてしまいましたので
大事に至らなかったのは本当に良かったと思います。

しかしこのチャージに対して
なぜレッドカードが出なかったのか不思議でたまりません。
勿論、イーブンのボールに対する
避けられない接触とも取れますが
本当にボールだけに向かっていたのならば
つま先から突っ込んでいたと思いますし、
仮に当たったとしても足を踏む様な
もっと下の部分へのチャージになる筈ですので
あの角度で足の裏を見せて突っ込んで来たのは
偶然だけではないと思います。
しかも21チェンバースの足は着地した直後で
完全にロックされた状態で踏みつけられていましたので
仮にもう少し上だったた折れていたかもしれない
非常に危険なチャージだったと思います。

ホジソン監督のホームラストゲームだった為に
忖度したのかもしれませんが
この場面はレッドカードが出て然るべき場面だったと思います。

これまでも同じ様なチャージで
アーセナルの選手はレッドカードを受けてきた一方で
どんなに危険なチャージを受けても
アーセナルには中々レッドカードが提示されない
ダブルスタンダードは本当にどうにかして欲しいものです。

その後はクリスタル・パレスにペースが移って行きましたが
それでも最初にゴールネットを揺らしたのは
アーセナルの方でした。

36分、7サカ〜3ティアニー〜7サカ〜3ティアニーと
細かなパスを繋いで左サイドの深い位置まで侵入した所から送った
3ティアニーのクロスをゴール正面に入ってきた19ペペが
右脚のダイレクトボレーで合わせてゴール!!

パス&ゴーと相手の虚を衝く7サカのヒールパスで
3ティアニーが深い位置まで侵入した仕掛け、
14オーバメヤンがニアに走り込んで
空けたゴール前のスペースに
タイミング良く走り込んで来た19ペペ、
全てが完璧だったと思います。

先制点を奪う事には成功しましたが
一方でその前の時間帯から
クリスタル・パレスらしい仕掛けで
ゴールに迫られる場面が何度もありました。

タウンゼントが入れた右サイドからのCKを
トムキンスにヘッドで合わせられてしまった22分過ぎの場面、
タウンゼントが蹴った右サイドからのFKを
ベンテケにヘッドで合わされてしまった29分過ぎの場面、
タウンゼントが送ったルーズなパスを
ペナルティの左角辺りで競り勝ったベンテケにヘッドで繋げられ
そのボールをシュラップにシュートを撃たれてしまった
31分過ぎの場面、
左サイドから送られたタウンゼントのクロスを
ベンテケにニアでヘッドで合わされてしまった後半開始直後の場面、
ゴール前の強さを活かした仕掛けで
アーセナルゴールは何度も襲われてしまい
1レノのセーブ等でなんとか凌いでいましたが
遂にセットプレーからゴールを許してしまいました。

62分、タウンゼントが蹴った右サイドからのFKを
ベンテケにヘッドで合わされてしまい失点。

マークに付いていた25エルネニーと6ガブリエウを物ともせずに
抜け出されてしまったベンテケらしいゴールだったと思いますが
そもそも後半に入ってからは
完全にペースを握られ続けていたのが問題だったと思います。

前半はまだボールをコントロールしながら
試合を進める事が出来ていましたが
後半は前半ではボールを自由に持たせて貰えていた
18トーマスと25エルネニーの所に
しっかりとマークが付く様になった事で
アーセナルはボールを前に進める事が出来なくなり
相手の守備のブロックの外側を
右往左往するだけで全く良い形が作れなくなってしまいました。

結果、ロングボールを蹴る場面が多くなり
そこから生まれるセカンドボールを
クリスタル・パレスに収められてしまう為に
守勢に回る時間帯が続いてしまい
その後も押し込まれる場面が何度もありました。

左サイドからのCKの流れから入れられたクロスを
ゴール前でベンテケに収められてしまい
至近距離からシュートを撃たれてしまった69分過ぎの場面、
前方に蹴り出されたルーズボールを収めたザハに
ペナルティの中まで切り込まれて
シュートを撃たれてしまった74分過ぎの場面、
21チェンバースや1レノが体を張って防いで
ゴールを死守しましたが
非常に危険な場面でした。

タウンゼントが入れた右サイドからのCKを
ファーサイドでトムキンスが落としたボールを
アイェウにヘッドで押し込まれてしまった82分過ぎの場面、
これも1レノの冷静なセーブでゴールを死守しましたが
非常に危険な場面が続きました。

この様な流れの中で
アーセナルは7サカに代えて11ウーデゴール、
3ティアニーと18トーマスに代えて
34ジャカと35マルティネッリを投入して
25エルネニーを一人アンカーに置く
4−1−4−1に変更しましたが流れは中々変わらず
アーセナルが相手ゴールに迫るのは
この場面まで待たなければなりませんでした。

82分過ぎ、11ウーデゴールからのパスを受けた
21チェンバースが入れたクロスを
ファーサイドに走り込んで来た14オーバメヤンが
右足で合わせましたが枠を捉えられず。

結局3ティアニーに代えて左SBに投入した34ジャカを
CMFに移した3−2−4ー1に変えて
やっとボールが前に進む様になり、
試合終了間際に劇的なゴールが生まれました。

後半ロスタイム、右サイドでボールを受けた
11ウーデゴールが送った
柔らかいタッチのクロスを
ファーサイドから走り込んできた35マルティネッリが
ワントラップしてそのまま押し込みゴール!!

11ウーデゴールのクロスは
DFラインとGKの間に落とす様なコースだった為に
一瞬誰が処理するか戸惑いを誘い
しかもゴールに向かっていく様な球筋のクロスだっただけに
処理に動いたウォードも見送ってGKに任せるのか、
クリアーするのか、GKに戻すのか迷った挙句に
見送る選択肢を取ってしまいました。
しかしこのクロスは
ファーサイドから走り込んで来た35マルティネッリが
要求した通りのコースのクロスだった為に
GKが触る前に35マルティネッリがしっかりと収め、
無人のゴールに押し込み劇的なゴールが生まれました。

そして、ロスタイムも4分が過ぎた所で
試合を終わらせるゴールが生まれました。

95分、スローインからのルーズボールを収めた19ペペが
そのままドリブルでペナルティ内に切り込んで行き
左脚を振り抜いてゴール!!

この時間帯になっても
ルーズボールに対して誰よりも早く反応し、
ボールを収めてからも
まるでまだ試合が始まったばかりの様に
鋭いドリブルで切り込んで行き、
そして最後はフェイクを入れてしっかりとタイミングをずらす
冷静さも失っていなかった19ペペは
今シーズンの開幕時とはまるで別人の様に
大きく大きく成長したと思います。

試合はこのまま1−3で終演。
非常に大きな勝ち点3を奪いました。

残念ながらウエスト・ハムが勝利して
勝ち点62まで伸ばされてしまいましたので
6位に入る事は出来なくなってしまいましたが
7位のスパーズが敗れた事で
勝ち点差が1にまで迫る事に成功しました。

そう言う訳で現在の順位は
7位スパーズ   勝ち点59
8位エヴァートン 勝ち点59
9位アーセナル  勝ち点58
となりました。

そして最終節は
7位のスパーズはアウェイでレスターと対戦します。

現在勝ち点66で4位のリバプールと同点ながら
得失点差で5位に落ちてしまったレスターは
来シーズンのCL出場権をを得る為には
そのスパーズ戦で勝利するしかありません。
その上、得失点差の「4」をひっくり返す為に
最初から猛攻を仕掛けて勝利を目指すと思いますので
大差で勝利しなければならないプレッシャーに負けなければ
絶対に勝利してくれると思います。

8位のエヴァートンはアウェイでシティと対戦します。

基本的にはリーグ優勝を決めたシティにとっては
この試合は完全に消化試合になりますが
今シーズン初めてホームに観客を迎えての試合であり
きっと試合後は観客の前で優勝報告会をすると思いますので
その様なお祭り事の前に
しょっぱい試合をする事はないと信じたいと思います。

一方のアーセナルはエミレーツでブライトンと対戦しますが
この試合はブライトンにとっては完全に消化試合ですので
アーセナルが最も勝ち点3を奪いやすい状況にあると思います。

よってスパーズとエヴァートンが勝利出来ずに
アーセナルが勝利すれば逆転で7位に滑り込む事が出来、
来シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグへの出場権を
獲得する事が出来ます。

PL最終節はPLの試合では
今季初めて観客を迎えての試合になりますので
舞台は揃ったと思います。
エミレーツに駆け付けたグナの声援を受けて
最終戦に勝利し
来シーズンのヨーロッパ・カンファレンス・リーグの出場権を
勝ち取ってくれると私は信じています。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G3A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A EL:1G1A
7サカ        PL:5G3A EL:2G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G3A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:13G2A EL:3G0A CC:1G0A FA:0G1A
11ウーデゴール    PL:1G1A EL:1G0A
12ウィリアン     PL:1G5A EL:0G2A
14オーバメヤン    PL:10G3A EL:3G1A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G2A EL:0G1A
19ペペ        PL:8G1A EL:6G4A
21チェンバース    PL:0G1A EL:0G1A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:1G0A EL:2G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:2G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:2G4A EL:1G3A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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