SSブログ

PL11:Leeds vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Leeds 0−1 ARSENAL
2022年10月16日(日)Premier League, Elland Road

Goal
  (35)7Saka(←8Ødegaard)


1Ramsdale

4White 12Saliba 6Gabriel 18Tomiyasu

5T. Partey

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka            11Martinelli

9Jesus


(71)8Ødegaard>>>21Vieira
(75)4White>>>3Tierney
(81)9Jesus>>>14Nketiah
(81)7Saka>>>16Holding


Substitutes
 30Turner
 17Cedric
 23Lokonga
 27Marquinhos
 24Nelson


Arsenal 1.jpgノルウェーの地から帰国後すぐに
リーズに移動すると言う
スケジュールの影響もあり
コンディション的に厳しい試合だったと思いますが
前半に奪った1点をなんとか守り切り
非常に大きな勝ち点3を
持ち帰る事に成功しました。

先発はリバプール戦で肘打ちを受けた影響で
ELボデ/グリムト戦に帯同しなかった
9ジェズスも先発に名を連ねて
前節リバプール戦と同じメンバーが組まれました。

試合は開始早々に審判団の機材トラブルが発生して
約40分程中断すると言う
イレギュラーな状態で始まりましたが
ノルウェー帰りのアーセナルに対して
ミッドウィークに試合がなかったリーズの方が
コンディションが良いのは火を見るよりも明らかで
出足の鋭いアグレッシブなプレッシングに
アーセナルは苦労していたと思います。

それでもエネルギー切れをしていなかった
前半はそのプレッシングを掻い潜り
ボールを前に進める事が出来ていましたが
それでも良い形を多く作っていたのは
リーズの方だったと思います。

メシレが蹴り出したルーズボールを収めたアーロンソンから
ロドリゴに繋がった9分過ぎの場面、
そのロドリゴからアーロンソンへのスルーパスは
6ガブリエウがカットしましたが
そのこぼれ球を再び収めたロドリゴに
そのままドリブルで右サイドへの侵入を許してしまい
深い位置まで入った所から切り返され
中に折り返されてしまいました。
追随した18冨安がその切り返しに対して
振られながらもなんとかボールに触り
最終的に12サリバがクリアーして難を逃れましたが
リーズの鋭い出足に付いていけていなかったと思います。

ロドリゴからのサイドチェンジを受けた
シニステラにそのままドリブルで持ち込まれ
ペナルティの外側から右脚を振り抜かれてしまった
19分過ぎの場面、
幸いブロックした4ホワイトの足に僅かに当たり
コースが変わりましたが
当たっていなければ枠ギリギリに飛んでいた
際どいシュートだったと思います。

ここで与えたリーズの右サイドからのCKを
アーロンソンが蹴った19分過ぎの場面、
ゴール前の混戦の中でこぼれたボールを
ストライクに押し込まれそうになりましたが
それに対して素早く反応した1ラムズデールが
見事に弾き出しゴールを死守。

この後アーセナルもやっと決定機を作る事に成功しました。

20分過ぎ、8ウーデゴールから
34ジャカ〜11マルティネッリへと左サイドへ展開した所から
中にクロスが送られました。
そのクロスに対してニアに走り込んできた34ジャカはスルーして
ファーサイドの8ウーデゴールに通りましたが
トラップでボールが足下に入ってしまった為にシュートを撃つ事が出来ず
そこから一番外側にいた9ジェズスに繋ぎましたが
角度のない所から9ジェズスは
前に飛び出してきたメシレの頭を越す様に
チップキックでゴールを狙いましたが
残念ながら枠を捉える事が出来ませんでした。

ゴール前は多少密集していた為に
シュートコースがなかったのか、
それともカットしようと前を横断したロカに
視界を遮られてボールが見えなかったのかは分かりませんが
8ウーデゴールがダイレクトで合わせられなかったのは
もしくは合わそうとしなかったのは残念でした。

この場面を契機にリズムが良くなったアーセナルは
ダイレクトパスを巧みに使って
リーズの守備ブロックを切り崩し始めました。

21分過ぎ、4ホワイトからのパスを受けた
34ジャカから9ジェズス〜11マルティネッリへと
ダイレクトパスで繋ぎ
その11マルティネッリがカットインした所から
右脚を振り抜きました。
残念ながらそのシュートは
アーロンソンにブロックされてしまいましたが
ダイレクトパスを繋ぐ事で
一気にテンポアップした良い仕掛けだったと思います。

29分過ぎ、4ホワイトからのパスをライン側で受けた7サカから
下がってきていた9ジェズス〜8ウーデゴールへと
ダイレクトパスで繋ぎ
その8ウーデゴールからのリターンパスを受けた9ジェズスから
8ウーデゴール〜5トーマス〜34ジャカ〜9ジェズスへと
ダイレクトパスで繋いで
一気にDFラインを突破しようとしました。
残念ながら背後からのコッホのファールで
9ジェズスが潰されてしまいシュートまでは行けませんでしたが
潰されながらも9ジェズスは左サイドでフリーだった
11マルティネッリに繋いでいただけに
ファールを流してくれても良かった様に感じます。

そしてリズムが良くなったアーセナルが
先制点を奪いました。

35分、ロドリゴのサイドチェンジのパスに対して
7サカが競り勝ったボールを収めた
8ウーデゴールから送られたスルーパスで
裏に抜け出した7サカが
豪快に右脚を振り抜きゴール!!

角度のない所からメシレの頭上を
右脚で撃ち抜いた
素晴らしいゴールだったと思います。

アーセナルが流れを掴んだ僅かな時間帯に
ゴールを奪う事に成功しましたが
その後も基本的には
リーズの激しいプレスに苦労し
前半の終了間際にもそのプレスに曝されて
危険な場面がありました。

44分過ぎ、1ラムズデールからのパスを受けた
18冨安がアーロンソンとロドリゴの2人に捕まり
ボールをロストしてしまい
そのアーロンソンからのパスを受けた
ハリソンにシュートを撃たれてしまいました。
幸いハリソンのシュートは枠を大きく外して
ゴールを奪われる事はありませんでしたが
この日のリーズは18冨安の所にパスが回った時に
ダブルチームを組んで
徹底して激しいプレスを仕掛けていたと思います。

それは4ホワイトの所でも同様に行われていたと思いますので
アーセナルのSBの所を孤立させ
そこでボールを奪い返した所から
ショートカウンターを狙うと言うのが
この日のリーズのプランだったのだと思われますが
特にリーズの右サイドに入っていたアーロンソンのプレッシングが
非常に素早くかつ激しいプレッシングだった為に
右サイドに比べて18冨安の左サイドの方が
厳しい対応に曝される場面が多かったと思います。

よってこの場面の様にルーズなパスが送られてしまうと
あっという間に距離を詰められて囲まれてしまい
同時にまだコンビネーションが確立していないのか
そこからのパスの出口としての11マルティネッリにも
効果的に繋げる事が出来なかった為に
ボールを前に進める事が出来ずに
後ろに戻す場面が多かったと思います。

勿論、34ジャカと入れ替わって
18冨安が中に入ってプレーする等、
そのマークをズラす様な工夫もしていたと思いますが
35ジンチェンコの様に
よりスムーズで効果的に行える様になるまでには
もう少し時間が必要だと思われます。

前半のラストプレーはこの場面でした。

前半ロスタイム、4ホワイトのパスを受けた9ジェズスから
8ウーデゴール〜9ジェズス〜8ウーデゴールへと細かく繋いだ所から
8ウーデゴールがペナルティの外側から左脚を振り抜きましたが
そのシュートはメシレの正面でゴールを奪う事は出来ず。

前半は速く激しいリーズのハイプレスを掻い潜り
相手のアタッキングエリアにボールを進める事が出来れば
良い形を作れていましたが
そこまでボールを運ぶ事に非常に苦しんでしまいました。

そして後半に入ると
コンディションに差があるアーセナルは
リーズのアグレッシブなプレスに対応出来なくなり
防戦一方の展開になってしまいました。

右サイドからロカにクロスを入れられてしまった
45分過ぎの場面、
ファーサイドに飛び込んできたハリソンの前で
18冨安がカットしましたが
ゴール前に跳ね上がったボールを
6ガブリエウと競ったバンフォードに押し込まれてしまいましたが
バンフォードが6ガブリエウを背後から押し倒したチャージが
ファールとして認められゴールは認められず。

5トーマスのパスを最後列で受けた12サリバが
ボールコントロールを誤ってしまい
バンフォードのボールを奪われてしまった52分過ぎの場面、
その持ち込んできたバンフォードに
至近距離からシュートを撃たれてしまいましたが
タイミング良く前に飛び出してきた1ラムズデールがブロック。
そしてそのこぼれ球をシニステラが収めた所で
4ホワイトがカットしたボールが
再びバンフォードの所に来てしまいましたが
それも1ラムズデールが奪い返しゴールを死守。

バンフォードの至近距離からのシュートを
股間で受けながらもプレーを止めずに最後まで守り続けた
1ラムズデールのスーパープレーでした。

12サリバの楔のパスを9ジェズスが受けた所で
ロカにカットされてしまった54分過ぎの場面、
そのこぼれ球をアーロンソンがバンフォードに繋げた所で
5トーマスと12サリバが挟み込む様に対応して
ボールをカットしましたが
そのボールを収めたアーロンソンに
ゴール前に入って来たバンフォードへ
ラストパスが送られてしまいましたが
それも6ガブリエウと4ホワイトが
挟み込む様に対応してシュートを撃たさず。

そして最大のピンチを迎えました。

59分過ぎ、左サイドから入れられた
ハリソンのクロスに対して
ゴール前に走り込んで来たロカを
ブロックしながら対応した12サリバの手に
ボールに当たってしまい
VARの末ハンドを取られてPK献上。

63分過ぎ、そのPKをバンフォードが蹴りましたが
ゴールを外して救われました。

その後も流れを掴めずに防戦一方の時間が続きました。

右サイドからのアーロンソンのクロスを
ゴール前に入って来たシニステラに合わされてしまった
65分過ぎの場面、
そのシュートは6ガブリエウがブロックして
ゴールを死守しましたが
DFラインが完璧に割られてしまった
非常に危険な場面でした。

左サイドのライン側の位置から
ハリソンが送った裏のスペースに出したパスで
バンフォードが抜け出した69分過ぎの場面、
この場面も前に出て来た1ラムズデールが
しっかりとブロックしてなんとか難を逃れました。

スペースのない所でロカからのパスを
アーロンソンが受けた75分過ぎの場面、
ペナルティの外側から放ったアーロンソンのシュートは
1ラムズデールのファインセーブで防ぎ
ゴールを死守。

一向に防戦一方の展開を変える事が出来ない状況に対して
81分、アルテタ監督は16ホールディングを投入して
これまでも何度となくゼロで抑えて来た
鉄壁の3バックを形成して逃げ切りを図りましたが
最後までリーズの攻勢は続きました。

サマービルからの楔のパスを受けたバンフォードが
ハーフスペースに入って来たアーロンソンにはたき、
そこからの折り返しをサマービルに
ダイレクトで合わされてしまいましたが
これも枠を捉えず救われました。

そして後半ロスタイムにアクシデントがありました。

91分過ぎ、クーパーがアーセナルのDFラインの裏に放り込んだ
ロングフィードがそのまま1ラムズデールの所にまで流れた所で
その1ラムズデールの所にまで詰め寄ろうとしたバンフォードが
それをブロックしようとした6ガブリエウを背後から押し倒した時に
倒された6ガブリエウがその報復として
バンフォードを蹴ったとして
1発レッドとPKが提示されてしまいました。

幸いVARの結果、
そもそも6ガブリエウを背後から押し倒した
バンフォードのチャージ自体がファールだった為
PKは取り消され、
同時に6ガブリエウがバンフォードを蹴った場面も
極めて軽微なチャージだった為に
レッドからイエローに軽減されました。

とは言え、6ガブリエウの行為は看過出来ません。
チャージ自体は軽微だったとは言え
6ガブリエウは倒れた時の脚の挙げ方は
明らかに不自然であり
報復しようとしたのは間違いないと思います。

なぜこの状況で自制心が働かなかったのか?
大きな問題だと思います。

後半の間、防戦一方の展開で
後半のロスタイムも6分も取られている状況を考えれば
バンフォードに背後からチャージされて倒されれば
1分でも2分でも時間稼ぎが出来る
ビッグチャンスが舞い込んできたと
派手に転がる様な反応するのが
正解だったと思いますが
6ガブリエウは全く真逆の反応をしてしまったのは
猛省しなければならないと思います。

この試合は色々な意味で非常に難しい試合でしたが
なんとか1点を守りきり
0−1で勝利!!

昨シーズンならばリーズの勢いに耐えられずに
一気に逆転されていてもおかしくない展開の試合でしたが
この様な展開の試合を落とさずに
持って帰る事が出来たこの勝ち点3は
後々非常に重要な勝ち点3になる事になるかもしれません。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:0G0A EL:0G1A 
4ホワイト      PL:0G1A 
5トーマス      PL:1G0A
6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:4G4A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:3G2A 
9ジェズス      PL:5G3A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:4G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
21ヴィエイラ     PL:1G0A EL:1G1A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:2G3A 
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


nice!(2)  コメント(0)