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2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜右・左SB〜〜 [Arsenal F.C.]

2022/23シーズンに向けて補強ポイント〜〜右・左SB〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜右・左SB〜〜〜

アーロン・ヒッキー(20歳):左SB、右SB
Aaron Hickey
ボローニャ
2002年6月10日生
175cm 72kg
スコットランド代表
移籍金 £2500万


ナウエル・モリーナ(24歳):右SB
Nahuel Molina
ウディネーゼ
1998年4月6日生
175cm 72kg
アルゼンチン代表
移籍金 £2500万


マックス・アーロンズ(22歳):右SB
Max Aarons
ノリッジ
2000年1月4日生
171cm 69kg
イングランドU-21
移籍金 £


ジェド・スペンス(22歳):右SB
Djed Spence
ミドルズブラ(ノッティンガム・フォレストへローン中)
2000年8月9日生
184cm 71kg
イングランド
移籍金 £1200万


ノルディ・ムキエレ(24歳):右SB、右CB
Nordi Mukiele
RBライプツィヒ
1997年11月1日生
185cm 74kg
フランス代表
移籍金 £850万


マティアス・オリベラ(24歳):左SB
Mathías Olivera
ヘタフェ
1997年10月31日生
184cm 78kg
ウルグアイ代表
移籍金 £1700万



(年齢は2021年9月1日現在)

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今シーズンのこのポジションは
レギュラーである18冨安と3ティアニーが
揃って起用出来ている試合と
この2人をバックアップする
17セドリックと20タヴァレスが起用された試合では
後者の方が明らかに質が落ちてしまい
特に守備強度の低下は大きな問題だったと思います。

同時に18冨安にしても3ティアニーにしても
シーズンの半分近くを怪我で欠場してしまった
と言う問題もあり
この夏はレギュラー組とサブ組との間にある
少なくない差を埋める必要があると思います。

まず獲得候補の筆頭として
ボローニャのヒッキーの名前が挙がっています。

2020年夏にハーツから移籍したヒッキーは
昨シーズンは怪我などもあり
限定的な起用に留まりましたが
今シーズンは左SB・左WBのポジションを掴み
大きく評価を高めました。

スピードに乗ったドリブルで
ライン側を豪快にオーバーラップするプレーは勿論ですが
スピード一辺倒ではなく柔軟なボールタッチを活かした
仕掛けも出来るモダンなタイプのSBだと思います。

そして何よりもは左利きですが
右脚も遜色なく使う事が出来る為に左SB・左WBだけではなく
右SB・右WBでも起用出来る所がヒッキーの大きな強みであり
それにより左サイドからカットインして
右脚でシュートを撃つ事は勿論ですが
右サイドからカットインして左脚でシュートを撃つ様な
ウイングストライカーの様なプレーも可能にしています。

それと共に守備面に関しては
アグレッシブで粘り強いディフェンスを観せている様に
スコットランド人SBの系譜をしっかりと継いでおり
この夏に20歳になる年齢を考えますと
成熟している印象を受けます。

よって3ティアニーのバックアッパーとしては
申し分ないだけではなく
状況によっては18冨安のバックアップも可能であり
同じ様に両脚でのプレーが可能な
20タヴァレスに比べても
足下の技術レベルは安定していて
仕掛けのレパートリーが豊富に観えるヒッキーを
その20タヴァレスと入れ替えても良い様に感じます。

同時にワイドな位置からの仕掛けが中心の3ティアニーにはない
中に入った位置でのプレーが可能と言う事を考えますと
チームとしてサイドからの
仕掛けのバリエーションが増える可能性もあります。
よってPLに適応しこのペースで成長していけば
本当の意味で3ティアニーとポジションを争う日も
そう遠くはないかもしれませんので
是非とも獲得して欲しいタレントだと思います。

そし左SBの補強位候補として
ヘタフェのマティアス・オリベラの名前も
挙がり始めています。

今年ウルグアイ代表デビューを果たしたオリベラは
そのフィジカル的強度を活かした
ハードなディフェンスが売りの守備系のSBと言う印象です。

現在3ティアニーをバックアップしている
20タヴァレスは守備に問題を抱えていますので
そう言う意味では守備が計算出来る
守備力が高いSBの獲得は理にかなっていると思います。
その一方で攻撃面に関しては平均的と言われており
ウイングの様にワイドな位置からの仕掛けを担う
アーセナルの左SBとしては
やや物足りない感じもします。

左SBに比べて右SBに関しては
多くの名前が挙がっています。

ウディネーゼのモリーナに関しては
この冬にウディネーゼにローン移籍して
正CBとして定着した22マリに対して
ウディネーゼが完全移籍での獲得を希望していると言われており
その取引の一環として
モリーナの獲得の噂が出ただけかもしれませんので
どれほど信憑性があるのかは不明です。

ノリッジのアーロンズは
ノリッジがPLから降格した為に
コスト管理等の関係で
この夏に売り出されるのではないかと言われており
その移籍先はPLクラブと言われています。
しかしノリッジでは不動の右SBとしてプレーし
次代のイングランド代表候補と言われているアーロンズが
18冨安のバックアッパーと言う立ち位置を受け入れて
アーセナルに移籍してくるかどうかは不明ですので
これも信憑性に欠ける様に感じます。

ミドルズブラから今シーズン
ノッティンガム・フォレストへローン移籍していた
ジェド・スペンスの名前も良く挙がっています。

その発端は今シーズンのFA杯で
アーセナルと直接対決した時の活躍が
非常に印象的だった事が始まりで
フィジカル的な強度、スピード
SBとしてのダイナミックさ等
非常に可能性を感じるプレーが評価され
PLのクラブの獲得候補に入ってきています。

しかしこれまでPLでのプレー経験がなく
チャンピオンシップが主戦場の選手ですので
PLでどこまで通用するかに関しては
不透明な部分もありますが
この夏で21歳とまだ若く、
同時に今シーズンの成長を考えますと
18冨安のバックアップを務めさせながら
ある程度時間を掛けて
経験を積ませながら成長を促すと言うのも
十分にありだと思います。

RBライプツィヒのムキエレは
フィジカル的な強度と高さ、
そしてスピードを兼ね備えた
フィジカル能力の高い右SBで
そのフィジカル能力の高さを活かして
3バックの右CBでも高いレベルでプレー出来る
ユーティリティー性が魅力です。

元々その守備能力が高く評価されていた様ですが
今シーズンは攻撃面が成長した事で
フランス代表にもデビューを果たし、
その上で2023年夏までと言われている契約の
延長交渉が進んでいない事もあって
マンチェスター・ユナイテッドを筆頭に
ビッグクラブが獲得に動いていると言われています。

ストライカーやCMF等への投資が必要な現状を考えますと
両SBのバックアッパーに対する補強は必要であったとしても
それほど高額な投資をする事は難しいと思いますので
それぞれのポジションに£2000万以上の投資を希望するのは
現実的ではない様に感じます。

そう言う意味では£2500万前後の移籍金は必要ですが
左SBと右SBの2つのポジションの補強を
一人で済ませる事が出来るヒッキーは
決して高額すぎると言う訳ではないと思います。

そして仮にアルテタ監督が明言している通りに
この夏にサリバが復帰するのならば
右SBのバックアッパーはヒッキーとサリバの2人で
十分に対応出来ると思いますので
経験を積ませる為に20タヴァレスを
ローンに出す事が出来るだけではなく
17セドリックを売却する事も出来る
と言う利点もあります。

よってこの夏のこのポジションの補強は
ヒッキー一択で良い様に感じます。


・・・つづく。


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コメント 2

あ

右SBは対面する相手がヤバめで速さと強さと高さが求められますので、取れるならスペンスを獲得してPL内でローンしておいて欲しいですね。単なる投資としても利益が見込める人材だと思いますし、成長すればPLトップレベルになれる可能性もあります。
by あ (2022-05-27 19:18) 

silentlucidity

あさん、コメントありがとうございます。

スペンスは強さと速さを兼ね備えた良いポテンシャルを持っていますよね。 あとはPLの中で通用するかどうかだけが問題ですので、予算的に余裕があれば獲得して欲しいですよね。


では、また。


by silentlucidity (2022-05-28 11:02) 

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