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PL27:Sheffield United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Sheffield United 0−6 ARSENAL
2024年3月4日(月)Premier League, Bramall Lane

Goal
 (5)8Ødegaard
 (13)Bogle(og)
 (15)11Martinelli(←15Kiwior)
 (25)29Havertz(←11Martinelli)
 (39)41Rice(←7Saka)
 (58)4White(←29Havertz)


22Raya

4White  2Saliba  6Gabriel  15Kiwior

20Jorginho

8Ødegaard    41Rice 

 7Saka             11Martinelli

29Havertz



(46)7Saka>>>21Vieira
(64)11Martinelli>>>9Jesus
(65)4White>>>17Cedric
(65)20Jorginho>>>5Thomas
(74)41Rice>>>19Trossard


Substitutes
 1Ramsdale
 10Smith Rowe
 24Nelson
 14Nketiah


Arsenal 1.jpg6発大勝!!!!!

リーグ戦のアウェイゲームで
3戦連続5得点以上奪って勝利した
イングランドで初めてのチームとなった
アーセナルは止まりません!!

先発は前節のニューカッスル戦と
同じメンバーが組まれました。

試合は開始直後からシェフィールドゴールに
襲いかかりました。

1分過ぎ、2サリバからのパスを
右サイドのライン側で受けた7サカから
20ジョルジーニョにパスが送られ
その20ジョルジーニョとのワンツーで
裏に抜け出した7サカが
深い位置にまで持ち込んだ所から折り返したボールを
ゴール前に走り込んできた41ライスが合わせましたが
残念ながらそのシュートはアフメドジッチにブロックされてしまい
惜しくもゴールは奪えず。
そしてそのこぼれ球に対して
7サカが左脚を振り抜きましたが
そのシュートもバーを叩きゴールを奪う事が出来ず、
その跳ね返ったボールに対して
11マルティネッリがダイレクトで撃ち返しましたが
そのシュートもライン上でロビンソンにクリアされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

7サカからのパスを受けた
20ジョルジーニョが完璧なタイミングとコースで送った
ダイレクトでのリターンパス1本で
完全に崩してしまった場面でした。

ダイレクトでなければ崩せない時に放たれる
20ジョルジーニョのダイレクトパスは
本当にシビレます。

その後もビッグチャンスは続きました。

3分過ぎ、7サカからのパスをハーフスペースで受けた
8ウーデゴールが縦に抜けようと仕掛けた所で
ソウザのスライディングタックルでカットされてしまいましたが
そのこぼれ球を受けた4ホワイトから
ゴール前を横切る様な
グラウンダーのクロスが送られましたが
ゴール前に入ってきていた29ハヴァーツの足は
僅かに届かず。

そしてこの直後に先制点が生まれました。

5分、6ガブリエウからのパスを受けた20ジョルジーニョが
ダイレクトで11マルティネッリに繋ぎ
その11マルティネッリからの送られた裏へのパスで
飛び出した41ライスの折り返しを
ゴール前に入ってきた8ウーデゴールが
ダイレクトで左脚を振り抜きゴール!!

41ライスの折り返しがアフメドジッチの足に当たって
コースが変わった事で
41ライスにはアシストは付きませんでしたが
完璧に崩したゴールだったと思います。

この場面でも20ジョルジーニョが
ダイレクトで縦パスを送った事で
完全に先手を打つ事に成功した様に
20ジョルジーニョのパスは
その後の攻撃を非常に楽にさせていると思います。

その後もアーセナルは手を緩めませんでした。

10分過ぎ、右ハーフスペースの下がった位置でボールを持った
8ウーデゴールから送られたサイドチェンジのパスを
その11マルティネッリが受け
そこから丁寧に折り返したボールを
ゴール前に入ってきた7サカが受けて
左脚を振り抜きましたが
そのシュートはブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

この場面の8ウーデゴールのサイドチェンジのパスも
シビレました。
41ライスのフリーランニングに対応した
ボーグルが空けたスペースに向けて
シェフィールドの守備のブロックの間を
貫く様に送った低い弾道のサイドチェンジのパスは
本当に美しかったと思います。

そして追加点が生まれました。

13分、中に入った位置から4ホワイトが送ったパスを
右サイドで受けた7サカが
対峙したトラスティをドリブルでかわして置き去りにして
ポケットの位置にまで侵入し、
そこから送った鋭いクロスが
ゴール前に入っていたボーグルの足に当たり
オウンゴール!!

今度は7サカの個の力で完全に崩したゴールでした。

この試合でシェフィールドは
本職がCBのトラスティを左SBの位置で起用していましたが
それは7サカを止める為だったのは明らかだったと思います。

トラスティはこの夏までアーセナルに在籍しており
夏のトレーニングキャンプでは
7サカと対峙する事を
何度も経験していたと思いますので
もしかしたらその経験から
止めてくれる事を期待していたのかもしれませんが
7サカにしてみても同じ様に
トラスティと対峙する事を
何度となく経験していたはずですので
そのトラスティの弱点は熟知していたと思われます。

よって蓋を開けてみたらこの場面の様に
トラスティは7サカを止める事は全然出来ず
完全に圧倒されてしまいました。

トラスティはローン先のバーミンガムで結果を出して
アーセナルに戻ってきていましたが
結局、シーズン始まる前にアーセナルから放出された様に
アーセナルでプレーするには力不足だった事を
この試合で証明してしまったと思います。

そして手を緩めないアーセナルはすぐに追加点を奪いました。

15分、右サイドに開いてきていた29ハヴァーツから
8ウーデゴール〜11マルティネッリへと
左サイドへ繋げられ
そのパスを受けた11マルティネッリが持ち込んだ所から
追い越してきた15キヴィオに送ったパスを
15キヴィオルがダイレクトで戻したボールに対して
11マルティネッリがダイレクトで左脚を振り抜きゴール!!

自らのフリーランニングで
11マルティネッリと対峙していた
ボーグルを11マルティネッリから剥がし、
それによりシュートコースが出来るであろう
11マルティネッリに戻してシュートを撃たせると言う
15キヴィオルが描いたプレービジョンを
完璧に遂行した様な
素晴らしいプレーだったと思います。

開始15分で3ゴール奪われたシェフィールドは
何が問題なのか?
なぜ簡単に崩されてしまうのか?
全くわからない状況だったと思います。

流石にこの様な状況を変える為に
シェフィールドはノーウッドを下げて
オズボーンを投入して
4バックから5バックに変えてきました。

当初のプランは4−5−1のシステムで中盤を厚する事で
アーセナルの侵入を防ごうとしたのだと思いますが
その中盤のブロックがアーセナルの中盤を
全く捕まえる事が出来なかったのは
予想外だったのかもしれません。

よってシェフィールドの当初のプランは
早々に頓挫してしまい
5バックを敷いて
とにかくゴール前を固めて
これ以上ゴールを奪われない事だけに
注力する様になりましたが
それでも今のアーセナルは止まる事はありませんでした。

20分過ぎ、左サイドに開いていた41ライスが
8ウーデゴールにパスを出した後に
中に入ってきた動きに合わせて
8ウーでゴールから縦パスが送られ
そのパスを受けた41ライスが
ペナルティの外側から豪快に右脚を振り抜きました。

残念ながらその強烈なシュートは
グルビッチにセーブされてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
スペースのない所をこの2人だけのコンビネーションで
見事に切り崩しました。

そして4点目が生まれました。

25分、6ガブリエウと20ジョルジーニョのプレスに曝された
マクバーニーからのバックパスを受けた
アフメドジッチを
29ハヴァーツと11マルティネッリが
挟み込んでボールを奪い取り
その11マルティネッリからのパスを受けた29ハヴァーツが
左脚で冷静にファーサイドネットに決めてゴール!!

この辺りからシェフィールドのプレーは荒くなり出し
この場面ではボールを奪われたアフメドジッチに
11マルティネッリが背後からシャツを引っぱられて
引き倒されてしまい、
28分過ぎの場面では左サイドに流れて行った
8ウーデゴールが背後から
ボーグルの非常に危険なタックルを受けてしまう等、
怪我をさせられないか心配になる場面が増えてきました。

それでもアーセナルの勢いは止まる事なく
シェフィールドゴールに迫りました。

34分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを受けた
20ジョルジーニョから
右サイドから中に向かって走り込んできた
11マルティネッリに向かって
ダイレクトで縦パスが送られ
そのパスを受けた11マルティネッリが
左脚を振り抜きました。
そのシュートはブロックされてしまいましたが
この場面でも20ジョルジーニョのダイレクトで送られた
縦パスが冴えていたと思います。

そして5点目が生まれました。

39分、8ウーデゴールからのパスを受けた7サカが
上手く裏に抜け出した所からの折り返しを
41ライスが冷静に合わせてゴール!!

前半の間に0−5となった事もあり
体調的に優れなかった7サカは前半で退き
後半頭から21ヴィエイラが右サイドに投入されました。

後半もアーセナルがボールを支配し
シェフィールドのゴールに迫り続けました。

52分過ぎ、22ラヤが蹴り出したボールを収めた
29ハヴァーツが出した裏へのパスで
21ヴィエイラが抜け出し
ボールを持ち込んだ所から
ファーサイドに駆け上がってきた11マルティネッリ向けて
クロスが送られましたが
そのクロスは流れてしまいシュートを撃つ事が出来ず。

そして6点目もすぐに生まれました。

58分、20ジョルジーニョから送られた
右サイドの裏へのロングパスで
29ハヴァーツが抜け出し
ペナルティ内に入った所からのラストパスを
4ホワイトが左脚を振り抜きゴール!!

ニューカッスル戦の所で
「左脚でシュートを撃つ自信がなかったのか」と
書いた事を聴いていたかの様に
完璧な左脚のゴールだったと思います。

しかしこの後懸念していた怪我が発生してしまいました。

11マルティネッリが右足を負傷し
63分に9ジェズスと交代しました。

どうやらどこかのタイミングで交錯した時に
足を切ってしまった様です。
それだけならばその傷が癒えれば
すぐに復帰してくると思いますが
現在の好調を維持する為にも
最低でもシティ戦までは
怪我で離脱する者が出ない事を祈るばかりです。

ここで怪我明けの9ジェズスと5トーマスが
投入されました。

この交代が影響したのか
アーセナルのペースはやや落ちてしまい
シェフィールドのゴールに迫る場面は減りましたが
それでも決定機を作る事に成功しました。

81分過ぎ、相手のクロスに対して
6ガブリエウがヘッドでクリアしたボールを
トラスティと競り合った9ジェズスが
上手く入れ替わってボールを収めた所から
カウンターが始まりました。

そこからボールを持ち込んで行った9ジェズスが
ソウザに止められた所で
スイッチする様に29ハヴァーツが
ボールを引き取って切り込んで行き
そこからのラストパスを受けた9ジェズスが
右脚を振り抜きました。

9ジェズスが放ったそのコントロールショットは
グルビッチのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
絶好調のチームに出場機会を得る為には
この様なチャンスをしっかりと
ゴールに結びつける必要があると思います。


試合はこのまま0ー6で勝利!!


首位争いをしているチームと最下位のチームと言う順位差以上に
力の差が出た試合だったと思います。
特に先発した布陣の連携面は際立っており
もっとゴールが生まれてもおかしくない状況だったと思います。


一方で怪我で離脱していた
21ヴィエイラ、9ジェズス、5トーマスが
復帰を果たしたのは良かったと思いますが
コンディションの問題なのか、試合勘の問題なのか
リズムやテンポが前半のチームと比べて
明らかに落ちていたと思います。

勿論、0−6になった後という事もあり
試合全体の雰囲気としては
そこまでガツガツとプレーする様な
状況ではなかった所も影響していると思いますが
それを差し引いても9ジェズスや5トーマスが
ポジションを奪い返すには
まだ時間が必要に観えました。

アルテタ監督は調子の良いチームは
弄らない傾向が強い監督だと思いますので
当分の間この試合の先発メンバーを中心に
起用し続けると思われますが
それによりある一定の選手への負荷が
大きくなり過ぎてしまうという問題があり、
同時に先日書きました様に
残りのシーズンを考えますと
この勢いのまま最後まで突っ走る事が出来るかどうかは
まだ分かりませんので
9ジェズスにせよ5トーマスにせよ、
勿論、まだ復帰を果たしていない
18冨安や35ジンチェンコにせよ
いずれチャンスは巡ってくると思いますし
これらの選手が控えている事は
PL優勝に向けて大きな力になる事は間違いないと思います。

何はともあれ月末のアウェイで行われるシティ戦まで
この最高の状態を維持してほしいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2サリバ       PL:2G1A
4ホワイト      PL:2G2A
6ガブリエウ     PL:4G0A
7サカ        PL:13G8A CL:3G4A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:6G6A CL:2G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:4G3A CL:4G2A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:6G4A CL:2G1A
14エンケティア    PL:5G2A CL:1G0A CC:0G1A
15キヴィオル     PL:1G3A
18冨安        PL:1G1A CL:0G2A
19トロサール     PL:7G1A CL:2G1A CS:1G0A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A CL:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G2A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:7G3A CL:1G0A
35ジンチェンコ    PL:1G2A
41ライス       PL:5G6A CL:0G1A


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