SSブログ

CC4th:Liverpool vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Liverpool 0−0 ARSENAL
2020年10月1日(木)Carabao Cup 4th, Anfield

Goal

 
Penalty shoot-out
 Milner   ◯ー◯ 9Lacazette
 Wijnaldum ◯ー◯ 17Soares
 Minamino  ◯ーX 25Elneny
 Origi    Xー◯ 15Maitland-Niles
 Jones    ◯ー◯ 19Pépé
 Wilson   Xー◯ 28Willock


1Leno

16Holding 6Gabriel 31Kolasinac

17Soares  8Ceballos  34Xhaka  7Saka

28Willock        19Pépé

30Nketiah


(68)8Ceballos>>>25Elneny
(82)30Nketiah>>>9Lacazette
(86)7Saka>>>15Maitland-Niles


Substitutes
 13Runarsson
 23D.Luiz
 3Tierney
 24Nelson


Arsenal 1.jpg3日前に同じアンフィールドで対戦した
リバプールとのリターンマッチになった
カラバオ杯4回戦は
PK戦にまでもつれ込みながら
勝負強さを見せてベスト8への進出を決めました。

先発はこの試合でも1レノが
ゴールマウスを守りました。
DFラインは23D.ルイスに代わり6ガブリエウが戻り
16ホールディング、31コラシナツと
3バックを組みました。
WBは怪我から復帰した17ソアレスと7サカが入り
CMFには8セバージョスと34ジャカが務めました。
そして前線は右に28ウィロック、左に19ペペ、
1トップに30エンケティアが入る
3−4−2−1が組まれました。

まずこの試合の注目ポイントは
19ぺぺを左サイドで起用した所だと思います。

右サイドを本職とする19ぺぺを
左サイドで起用した理由としては
この試合で右サイドで起用した28ウィロックは
本職のサイドアタッカーではありませんので
当然右サイドでしかプレー出来ないと言う訳でなく、
その28ウィロックを右サイドで起用する為に
19ぺぺを左サイドで起用したと言うよりも
戦術的に19ぺぺを左サイドで起用する
理由があったのだと思います。

勿論、19ぺぺが最も得意とする
カットインして左脚でゴールを狙うプレーを活かす為に
右サイドでプレーするのが
これまではベストだと考えられていましたが
アーセナルに移籍してからは
その最も得意とするプレーを発揮する場面が
極端に少ない事を考えますと
現状の19ぺぺを右サイドで起用する事が
ベストなのかどうかが分からなくなっており
新たな側面を引き出す為に
左サイドで起用したのかもしれません。

実際、その左サイドではこれまでにない様なプレーが
何度か観る事が出来たと思います。

31コラシナツからパスを受けた
34ジャカが送った左サイドのスペースへのダイレクトパスで
19ぺぺが一気に抜け出した7分過ぎの場面や
17ソアレスのサイドチェンジのパスで
左サイドの裏に抜け出した
82分過ぎや87分過ぎの様に
今まで以上にDFラインの裏を意識した仕掛けを観せており
縦に仕掛けるウイング的なプレーを見い出そうと
アルテタ監督は19ぺぺを
左サイドで起用したのかもしれません。

一方で個人的にはレスター戦で印象的なプレーを観せていた
24ネルソンを再び起用してくると思っていましたが
その24ネルソンではなく
本職ではない28ウィロックを
右サイドで起用したのは意外でした。

前回のレスター戦で起用されたCMFでは
中途半端だった為にもう一列前で起用し、
ワイドな位置ではなく
もう少し中に絞った位置でプレーさせて
機能するかどうかを試したのかもしれません。

しかし結果としてはこの位置でも機能したとは言い切れず
現在のシステムで28ウィロックを活かす術は
まだ見い出せていないと思われます。

23D.ルイスに代わって3バックの中央で起用された
6ガブリエウは非常に良かったと思います。
この試合のリバプールは若手とサブ組を中心にした布陣ながら
攻守のエースであるファン・ダイクとサラーだけは
起用してきた関係上
サラーとマッチアップする場面もありましたが
この試合での6ガブリエウは
デュエルでも空中戦でも勝率が100%だった様に
ほぼ完璧に抑え込んだと思います。

この試合を観ても分かる様に
一流のアタッカーに対しても
十分に通用するのは確かだと思いますので
今後はどの様な形でDFラインを組んでくるかが注目されます。
これまで3バックの中央で軸として起用していた
23D.ルイスに代えて6ガブリエウを中央で起用するのか?
その23D.ルイスを右CBに移すのか?
もしくは以前にも書きました様に
攻守で3バックから4バックへ移行する
ハイブリットなシステムを辞めて
16ホールディング、23D.ルイス、6ガブリエウの
3バックに移行していくのか?
どちらにせよ6ガブリエウを起用しない手はないと思います。

全体的に観ますと
DFラインと前線には軸となる
ファン・ダイクとサラーを起用していましたが
中盤にはその軸となる選手は起用されずに
若い選手を中心に組んでいたリバプールに対して
アーセナルはサブ組を多く起用していたとは言え
CMFには34ジャカと8セバージョスと言う
レギュラーコンビを起用した事もあり
3日前のPLリバプール戦よりは
コントロール出来た試合だったと思います。

しかし決定機を創ったのはリバプールの方が多く
その危険な場面からゴールを守ったのが1レノでした。
アダムスからはPLのトップ4に入るGKではないと
批判されていましたが
最終的にPK戦でも2つ止めて勝利に導いた様に
その批判が的外れだった事を
自らの力で証明してみせたと思います。

レスター、リバプールと
PLのクラブとの対戦が続いている
カラバオ杯の次の対戦相手は
マンチェスター・シティに決まりました。

三たびPLの、しかもPLトップ4を争うクラブと
当たってしまうと言う
くじ運の悪さは問題ですが
成長期のアーセナルにとっては
強豪チームとの対戦を数多くこなす事は
重要だと思いますので
トップ4に復帰するまでの試練だと思って
その試練をクリアーする事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:0G0A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A
9ラカゼット     PL:3G0A
12ウィリアン     PL:0G2A
14オーバメヤン    PL:1G1A CS:1G0A
30エンケティア    PL:1G0A CC:1G0A


nice!(0)  コメント(0) 

2020/21 ELグループステージ組み合わせ決定!! [Arsenal F.C.]

2020/21 ELグループステージの組み合わせが決定しました。


og-default.jpg



グループA
 ASローマ(イタリア)
 ヤングボーイズ(スイス)
 CFRクルジュ(ルーマニア)
 CSKAソフィア(ブルガリア)

グループB
 アーセナル(イングランド)
 ラピッド・ウィーン(オーストリア)
 モルデ(ノルウェー)
 ダンドーク(アイルランド)

グループC
 レヴァークーゼン(ドイツ)
 スラヴィア・プラハ(チェコ)
 ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル) 
 ニース(フランス)

グループD
 ベンフィカ(ポルトガル)
 スタンダール・リエージュ(ベルギー)
 グラスゴー・レンジャース(スコットランド)
 レフ・ポズナン(ポーランド)

グループE
 PSV(オランダ)
 PAOK(ギリシャ)
 グラナダ(スペイン)
 オモニア・ニコシア(キプロス)

グループF
 ナポリ(イタリア)
 レアル・ソシエダ(スペイン)
 AZ(オランダ)
 リエカ(クロアチア)
 
グループG
 ブラガ(ポルトガル)
 レスター(イングランド)
 AEKアテネ(ギリシャ)
 ゾリャ・ルハーンシク(ウクライナ)

グループH
 セルティック(スコットランド)
 スパルタ・プラハ(チェコ)
 ACミラン(イタリア)
 リール(フランス)

グループI
 ヴィジャレアル(スペイン)
 カラバフ(アゼルバイジャン)
 マッカビ・テルアビブ(イスラエル)
 スィヴァススポル(トルコ)

グループJ
 トッテナム(イングランド)
 PFCルドゴレツ・ラズグラド(ブルガリア)
 LASKリンツ(オーストリア)
 ロイヤル・アントワープ(ベルギー)

グループK
 CSKAモスクワ(ロシア)
 ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
 フェイエノールト(オランダ)
 ヴォルフスベルク(オーストリア)

グループL
 ヘント(ベルギー)
 レッドスター・ベオグラード(セルビア)ツルヴェナ・ズヴェズダ
 ホッヘンハイム(ドイツ)
 スロヴァン・リベレツ(チェコ)


2020/21 ELグループステージの対戦相手は
ポット2からラピッド・ウィーン
ポット3からモルデ
ポット4からダンドークが入りました。


10/22(木) A ラピッド・ウィーン
10/29(木) H ダンドーク
11/5(木)  H モルデ
11/26(木) A モルデ
12/3(木)  H ラピッド・ウィーン
12/10(木) A ダンドーク


今シーズンのELグループステージは
くじ運に恵まれたと思います。
リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ1等の
UEFAカントリーランキング上位リーグの
クラブとは同居せずに、
ELが木曜開催の為に大きな問題になる事がある
移動距離が長い東ヨーロッパへの遠征もなく、
そう言う意味でも非常に恵まれた組み合わせだと思います。

同居したクラブの中で最も名が売れているのは
オーストリアのラピッド・ウィーンだと思いますが
ここ最近はレッドブル・ザルツブルクの後塵を拝し続けており
国内リーグでもいまひとつパッとしていません。
そしてノルウェーのモルデにしても
アイルランドのダンドークにしても
ヨーロッパの舞台では無名の存在ですので
今シーズンのELグループステージは
余裕を持った布陣で挑めるかもしれません。

今シーズンのスケジュールは
非常にイレギュラーでタイトなスケジュールですので
早々にグループステージ突破を決めて
最も厳しい年末年始に余力を残して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


nice!(0)  コメント(0)