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PL3:Liverpool vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Liverpool 3−1 ARSENAL
2020年9月28日(月)Premier League, Anfield

Goal
 (25)9Lacazette
 (28)Mane
 (34)Robertson
 (88)Jota
 

1Leno

16Holding 23D.Luiz 3Tierney

 2Bellerín  25Elneny  34Xhaka 15Maitland-Niles

  12Willian       14Aubameyang

9Lacazette


(60)34Xhaka>>>8Ceballos
(68)12Willian>>>19Pépé 
(73)9Lacazette>>>30Nketiah


Substitutes
 13Rúnarsson
 6Gabriel
 31Kolasinac
 7Saka 


Arsenal 1.jpg奇しくも昨シーズンと同じく
敵地で行われたPL第3節のリバプール戦は
スコアも同じく3−1で敗れてしまいましたが
その試合の印象は
昨シーズンとは大きく異なるものでした。

先発は怪我で大事を取っていた
3ティアニーが左CBに戻り
16ホールディングと23D.ルイスと3バックを組み
WBは右に2ベジェリン、
左に15メイトランド=ナイルズが入りました。
CMFは8セバージョスではなく
25エルネニーが起用され34ジャカと組み
前線は12ウィリアン、9ラカゼット、14オーバメヤンが入る
3−4−2−1が組まれました。

この試合のリバプールは
試合開始から終了まで
全く息をつく暇がないほど、
全開でプレーし続けていた印象で
やはり昨シーズン終盤での対戦や
コミュニティー・シールドでの対戦とは異なり
本気のリバプールは別格のチームでした。

これまでの2戦も勿論十分に強敵でしたが
この試合は更に上をいく様な
プレースピードが印象的でした。

確かに今シーズンのアーセナルも
パススピードが上がり全体的なテンポも
上がってきていますが
この試合のリバプールは
更に上を行く様な速く鋭いパスと
その鋭いパスを正確に収める技術、
そしてそれをテンポ良く繋いでいくビジョンに優れ
それらをピッチの上の全ての選手が
連動的に動いている中で繰り出しており
現状としてはそのリバプールと
同じテンポでプレーするレベルに到達するのには
まだ時間がかかりそうです。

その様な状況でも勝機を見い出す為に
アルテタ監督が掲げたプランは
明確だったと思います。

その超攻撃的なリバプールを
正面から受け止め、
リバプールのハイプレスを掻い潜ったら
間髪入れずに一気にゴールに迫る。
先制点はこのプランが実った形だったと思います。

ゴールキックからのリスタートを
23D.ルイスが下がってきた15メイトランド=ナイルズに当てて
左サイドの3ティアニーに繋ぐ。
そのティアニーからライン側を下がってきた
14オーバメヤンに当てて
中の34ジャカに繋ぐ。
その34ジャカから前線の9ラカゼットにパスを送った所で
リバプールのハイプレスを掻い潜る事に成功し
その9ラカゼットがダイレクトで
左サイドのスペースに送ったパスで
15メイトランド=ナイルズが抜け出しました。

結果的にはその15メイトランド=ナイルズからクロスを
ロバートソンがクリアーミスしたボールが
9ラカゼットの所に落ちてきて
それを押し込んだラッキーなゴールでしたが
ゴールを奪うまでの道筋は
プラン通りだったと思います。

勿論、左サイドを抜け出した
15メイトランド=ナイルズは
人数が揃っているゴール前に
シンプルにクロスを送るのではなく
遅れて走り込んできた14オーバメヤンに
シュートを撃たせる様に仕掛けるべきだったと思います。
その為には途中でスピード緩めずに
更にもう一歩深い位置まで侵入する事で
DFラインをもう一歩下げさせて
その下がったラインの前に出来たスペースに
走り込んできた14オーバメヤンに向けて折り返せば
更に完璧な仕掛けになっていたと思います。

まぁ、15メイトランド=ナイルズを左WBで起用するのは
サイドの支配力を上げる為であり
この試合で守備面に関しては
良い働きをしていたと思いますが
決して攻撃面でのプラスアルファを
求めている訳ではないと思います。
それでももう少し攻撃面でのセンスがあれば
もっと恐ろしい選手になれると思いますので残念です。

このラッキーばゴールで先制する事に成功しましたが
その直後によろしくない対応で
ゴールを奪われてしまったのは残念でした。

縦パスを受けたケイタに対して
23D.ルイスが前に出て対応した所に
背後から34ジャカも挟み込む様に加わった所が
全てだったのかもしれません。

最初に対応した23D.ルイスとしては
体をぶつける様に対応した後に
ボールとケイタの間に体を入れて
ケイタからボールを引き離そうとしたと思います。
実際ボールはケイタから離れており
後は23D.ルイスがサイドで準備していた3ティアニーに
ボールを送るだけで終わっていたはずだったと思います。
しかしそこで34ジャカがケイタを背後から引っ張った事で
ケイタと絡んでいた3D.ルイスも
一緒に引っ張られて体勢を崩してしまい
結果的にルーズボールになってしまったそのボールは
フィルミーノに収められてしまいました。

そしてそのフィルミーノからパスを受けたサラーが
左サイドから3ティアニーを引き剥がしながら
ペナルティ内に侵入し、
そこから放たれた強烈な左脚のシュートは
1レノがセーブしましたがそのこぼれ球を
マネに押し込まれてしまい同点。

安易に腕を引っ張ってしまう34ジャカの癖が
思わぬ方向に被害をもたらしてしまったのは残念です。
結果論としては23D.ルイス一人で対応していたら
問題なく防げた可能性が高かったかもしれません。

その一方で本来の持ち場を離れていた23D.ルイスが
その後速やかに戻ってきていたら
3ティアニーを振り切って侵入してきたサラーに
シュートを撃たれる前にブロック出来ていたかも知れません。
本当にちょっとでも対応を誤り、
そして集中力を切らしてしまえば
リバプールの攻撃を止める事が出来ない
典型的な場面だったと思います。

そして逆転ゴールも集中力の切れ目を作ってしまった為の
失点だったと思います。

この場面は左サイドから入れられた
アレクサンダー・アーノルドのクロスを
一番ファーサイドに走り込んできた
ロバートソンに押し込まれて失点。

ファーサイド寄りにいたマネが
中に向かって移動したその背後に出来たスペースに
ロバートソンが走り込んでくる
リバプールの得意の形でしたが
ファーサイドをケアしていた2ベジェリンは
元々ファーサイドにいたマネに付いていましたので
中に向かって移動していったマネと共に
中に移動した為に
その背後に走り込んできたロバートソンに対しては
誰もケア出来ていませんでした。

ロバートソンをケアする為には
12ウィリアンが戻ってくるしか方法はなかったと思いますが
前線の12ウィリアンがロバートソンと共に
自陣のゴール前まで戻ってくる為には
予めこのパターンを読んでなければ出来なかったと思います。
とは言えこの様な仕掛けは
リバプールの得意な形でしたので
もう少し危機感を持っていなければならなかったのかも知れません。

一方でアーセナルにも同点にするチャンスはありました。

58分過ぎ、自陣の下がった位置から
12ウィリアンが送ったロングスルーパスで
抜け出した9ラカゼットが
アリソンと1対1になりましたが
チップキックは浮き切らずにアリソンに防がれて失敗。

62分過ぎ、8セバージョスのスルーパスで
抜け出した9ラカゼットが
再びアリソンと1対1になりましたが
今度は一度かわして放ったシュートも
読み切られてしまいゴールは奪えませんでした。

決めきれなかった9ラカゼットは残念でしたが
1対1になっても全く動じる事がなく
どの様に仕掛けてくるのか
予め分かっていたかの様な対応をした
アリソンを褒めるべきでしょう。

とは言え、ゴールこそ決めきれませんでしたが
DFラインの裏に豪快に飛び出した
9ラカゼットは非常に鋭かったと思いますし、
その動きに合わせたスルーパスも完璧だったと思います。
そして非常に強固と言われている
リバプールのDFラインに出来たわずかな隙を見逃さずに
見事に突いた良い仕掛けだったと思います。

この様にアーセナルの得点源である
14オーバメヤンに対するマークが
きつくなればなる程
9ラカゼットに対しては隙が生まれますので
これからももっとゴールに向かって行って欲しいと思います。
そして9ラカゼットがもっとゴールを向かう様になれば
9ラカゼットをケアしなければならなくなりますので
自ずと14オーバメヤンに対しても隙が出来てくると思いますので
これからのアーセナルの攻撃陣は
今まで以上に脅威を与えるユニットになるかも知れません。

この試合で起用したメンバーの中で
いくつか気になる選択がありましたが
その一つがCMFです。

34ジャカと共に先発で起用されたのは
8セバージョスではなく25エルネニーでした。
これは8セバージョスよりも25エルネニーの方が
地味な仕事をコツコツと出来るタイプという事もあり
守備に追われる場面が多いと予想されるこの試合では
その25エルネニーを先発で起用したのは
十分納得が出来ますが
その一方で後半途中に8セバージョスに代わって退いたのが
アルテタ監督が就任してから
常に重用されていた34ジャカだったのは
少なからず驚きました。

フラム戦でも34ジャカは途中交代しましたが
この時は試合中の怪我のケアの為でしたが
今回は完全に戦術的な理由で
25エルネニーではなく34ジャカを下げた様に観えました。

確かに34ジャカを起用する最大の利点は
正確なロングパスだと思います。
実際、深い位置まで攻め込まれる事が予想される
この試合の様な展開では
1本のロングパスでゴールに迫る事が出来ますので
そう言う意味では34ジャカは必要な人材だったと思います。
その一方で非常にテンポが速いこの試合の様な展開は
34ジャカはそれほど得意としていない印象で、
実際、激しいプレスに曝されると
前が向けなくなる問題が34ジャカにはあり、
34ジャカの所でテンポダウンする場面や
バックパスを選択してしまう場面が散見されます。
よってバックラインからより早いテンポで的確に繋いで
リバプールの激しいプレスを掻い潜る上で
34ジャカが本当に適しているかどうかはには疑問を感じます。

一方の25エルネニーは献身性と共に
狭いスペースでもパスを受て
ダイレクトでパスを捌く事を恐れませんので
今回の交代が意味する所は
リバプールの激しいプレスを掻い潜る上では
34ジャカよりも25エルネニーの方が適していると
アルテタ監督は判断したのかも知れません。

そう言う意味では代わって入った8セバージョスは
相手にプレスに曝されても怯まずに
かわして前に出ようとするタイプであり
その個の力でプレスに来た選手をかわすプレー1つで
リバプールのハイプレスを掻い潜る事も
期待出来ます。
勿論、そのプレスに引っ掛かって
ショートカウンターを受けるリスクもありますが
実際、8セバージョスが入ってからの方が
アーセナルの前に出ようとする推進力は
確実に上がった様に観えましたので
この交代は非常に有効だったと思います。

そしてもう一つ気になったのが
12ウィリアンに代わって投入されたのが
19ぺぺだった所です。

投入された19ぺぺは
何度かスピードに乗ったドリブルを仕掛ける場面はありましたが
そのドリブルが最も効果を挙げられるのは
アタッキングエリアに入ってからであり
反対に低い位置ではそれ程効果を挙げるのは
難しい様に感じます。
よってこの試合の様な守勢に回る場面が多く
プレーの起点が低い位置になる試合では
持ち味を出し難い19ペペを投入する事が
本当に適していたかどうかは疑問を感じます。

確かに19ペペが爆発するかどうかは
今後シーズンを進めていく上で
大きなポイントになるのは分かりますが
個人的には昨シーズン左SBで起用され
今シーズンも左WBで起用されている7サカの方が
仮にプレーの起点が低い位置になったとしても
そこからどの様にボールを前に進めれば良いか、
どの様にすればゴールに結びつける事が出来るかという事を
それらのポジションでプレーした経験から
理解出来ていると思いますので
7サカを投入して欲しかったと思います。

そしてもしかしたらこの試合の行方を
大きく左右した重大なポイントだったのが
開始早々に起こった3ティアニーに対する
マネの肘打ちの場面だったかもしれません。

確かにマネとしてはボールをキープする為に
迫ってきた3ティアニーの体を
押し返すつもりだったのだと思いますが
腕が高く上がっていた為に
そのまま肘が顔面に入り、
そして元々押し返そうとしていましたので
ただぶつかっただけではなく
肘を押し出す様に顔面をヒットしていましたので
普通に考えれば1発レッドを受けても
言い訳が出来ないプレーだと思います。

勿論、故意かどうかと言う情状酌量の部分はありますが
この場面が試合開始数分の時点で起こった為に
残りの時間数的不利な状況を作るジャッジを
主審は避けたのではないか?
仮に後半30分の時点で同じファールが起きたとしても
同じくイエローだけで済ますのかどうか?
と言う疑問が残ります。

タラレバですが、
仮にこの場面でマネが退場していたら
1点目を押し込む事も出来なかったでしょうし、
2点目もマネをマークしていた2ベジェリンが
ロバートソンの事をケア出来たかもしれません。
そしてマネに代わって投入されたジョタは
そもそも投入されていなかったかもしれませんので
3点目も生まれる事がなかったと思います。

とは言え、タラレバの話をしても仕方がありません。
実際、3つの失点に限らず
何度か完璧に崩されてしまったのには事実であり
多少のミスも含めてその完璧な仕掛けを
防ぐ事が出来なかったのには変わりがないと思います。

しかしこの試合では
以前の様にリバプールのハイプレスに前に進めず
同時にリバプールの猛攻を
ただゴール前に引きこもって
跳ね返す事しか出来なかった様な状況ではなく
同じ様に守備を固めていてもただ跳ね返すのではなく
ボールを奪還した後はしっかりとボールを繋いで組み立て
実際、強固と言われているリバプールDFを
完璧に崩す事も出来ていましたので
大筋プラン通りの試合をする事は出来ていたと思います。

言うなればチーム力としては
まだまだ大きな差があるリバプールとの差を
的確なプランを遂行する事で
かなり縮める事が出来ていたと思います。

まだPL制覇への挑戦権を得るレベルには
達していないかもしれませんが
チャンピオンクラブに脅威を与える事が出来る
チームには成長してきたと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:0G0A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A
9ラカゼット     PL:3G0A
12ウィリアン     PL:0G2A
14オーバメヤン    PL:1G1A CS:1G0A
30エンケティア    PL:1G0A CC:1G0A


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CC3rd:Leicester vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Leicester 0−2 ARSENAL
2020年9月23日(水)Carabao Cup 3rd, King Power Stadium

Goal
 (57)Fuchs(og)
 (90)30Nketiah
 

1Leno

16Holding 23D.Luiz 31Kolasinac

15Maitland-Niles  28Willock  25Elneny  7Saka 

19Pépé        24Nelson

30Nketiah


(71)24Nelson>>>12Willian
(77)28Willock>>>8Ceballos
(87)7Saka>>>2Bellerín


Substitutes
 13Runarsson
 4Saliba
 34Xhaka
 9Lacazette


Arsenal 1.jpgカラバオ杯3回戦から
レスターと当たってしまうと言う
くじ運の悪さを観せてしまいましたが
サブ組中心で組まれたこの試合も
危なげなくしっかりと勝利を収め
4回戦に駒を進めました。

先発は新加入の13ルナルソンを
いきなり使って来るかどうかが注目されましたが
流石にギャンブルはせずに
GKには1レノを起用してきました。

確かに対戦相手がレスターという事もありますので
勝つ為には1レノを起用すると言うのは
当然の判断だと思いますが
その一方で13ルナルソンが起用出来ないのならば
第3GKである33メイシーを起用しても良かった様に
個人的には感じています。

なぜならば昨シーズンも
一度も公式戦で起用されなかった33メイシーを
公式戦の中で最も重要度が低いと思われる
カラバオ杯でも起用しないと言うのならば
一体どの様なタイミングで
公式戦で起用しようと考えているのか正直分かりません。
このままならば仮に1レノや13ルナルソンが故障した時に
公式戦で全く起用した事のない33メイシーを
本当に自信を持ってピッチに送り出す事が
出来るのかどうか分かりません。

そして今後は13ルナルソンがフィットすれば
カップ戦ではその13ルナルソンが起用される可能性が高くなりますので
この試合は33メイシーを公式戦で試す
絶好のチャンスだったと思います。
今シーズンも公式戦で起用されるチャンスが
33メイシーに訪れないのならば
経験を積ませる為にローン移籍に出すべきだと個人的には思います。

DFラインも4サリバが
公式戦デビューを果たすかどうかが注目されましたが
残念ながら起用は見送られました。
フィジカル的な問題なのか、
戦術理解度の問題なのかは分かりませんが
この試合でも起用してこなかったと言う事は
もうしばらく時間が必要なのかもしれません。

とは言え、PLは適応の難しいリーグであり
昨シーズンの19ぺぺの様に
準備不足のまま起用して反対に調子を崩す選手もいますので
この先10シーズンの事を考えるのならば
今はまだ焦らずに完璧な状態に仕上げてから起用しても
決して遅くはないと個人的には思います。

よってこの試合は6ガブリエウに代わって
中央に23D.ルイスが復帰した
16ホールディング、23D.ルイス、31コラシナツの
3バックが組まれました。

WBには右に15メイトランド=ナイルズ、
左に7サカが入りましたが
2ベジェリンをバックアップするべき
17ソアレスの状態を確認する為にも
17ソアレスの起用が期待されましたが
怪我で起用出来なかったのは残念でした。

守備陣はレギュラークラスの選手を起用した一方で
攻撃陣は中盤に28ウィロックと25エルネニー、
前線の右に19ぺぺ、左に24ネルソン、
1トップに30エンケティアと言う
サブ組が起用されました。

そう言う訳で新シーズンが開幕して
まだ出場機会が限られていたサブ組が
進化してきている現在のアーセナルのスタイルの中で
どの様なプレーを観せてくれるかどうかが注目されました。

まず前線の3人は明暗が別れた様に感じます。

この試合では左サイドに入った24ネルソンは
良かったと思います。
特に左サイドから鋭いドリブルでカットインしてきて
右脚を振り抜いたミドルシュートは
惜しくもGKに防がれてしまいましたが
シュートのインパクト、精度共に可能性を感じる
場面だったと思います。
それ以外の場面でも
2ラインの間のハーフスペースの辺りでボールに良く絡み
チーム最多の4本のシュートを放った様に
自らの持ち味をしっかりと示しながら
ゲームに関与し続けていたと思います。
勿論、長年一緒にプレーしてきた
30エンケティアや7サカや28ウィロックがいた事が
良かった部分もあると思いますが
ある程度長い時間プレーさせた方が
良いリズムに乗れるタイプの選手なのかもしれません。
そう言う意味では確かに出場機会を得る為に
ローン移籍に出ると言うのは
理に叶っていると思いますが
その一方で同じ様なプレースタイルである
12ウィリアンと共にトレーニングを積めば
常に試合に関与する様な選手へ成長する
手助けにもなると思いますので
チームに残る事も間違いではない様に感じます。
実際ここまでの12ウィリアンを観ていますと
90分間フル出場でプレーする事は難しそうですので
チームのに残ってもある程度の出場機会を得る事は
出来ると思います。

そして30エンケティアも良かったと思います。
9ラカゼットとは違いその存在感は
アタッキングサードのエリアに限定されるのかもしれませんが
73分過ぎの場面のループシュートや
試合を終わらせた終了間際のゴールの様に
勝負所での嗅覚や貪欲さは勿論の事、
ペナルティ内の仕掛けの鋭さ、
ポジショニングや動き出しの上手さ等
ストライカーとしての存在感をしっかりと示したと思います。

一方で19ぺぺは良くなかったと思います。
この試合のメンバーならば
本来ならば19ペペが仕掛けの中心として
振る舞わなければならなかったと思いますが
残念ながら先制点を奪った仕掛け以外は
印象に残るプレーはなかったと思います。

実際この試合のアタッキングサードでのプレーの比率が
左サイドが44.6%だったのに対して
右サイドは31.8%しかなかった様に
データー上でも右サイドは
機能していたとは言えなかったと思います。

勿論、良好な関係性が築けている
24ネルソンと7サカの左サイドに比べて
15メイトランド=ナイルズは戦術上の理由なのか
余り前に出て来る事がなかった為に
19ペペが孤立する場面が多く観られましたので
19ペペだけの問題とは言い切れませんが
その一方で昨シーズンも指摘した様に
周囲との連携性が築けていない問題は未だに続いており
この連携面での問題が解決出来なければ
今シーズンも本領を発揮するのは難しいかもしれません。

コミュニティー・シールド以来、
久しぶりに起用された28ウィロックも
この試合を観る限りでは
難しい立場にある様に感じます。

現在のシステムで28ウィロックを起用するのならば
CMFで起用するのは当然だと思いますが
元々のスタイルがアタッキングサードに侵入して
コンビネーションプレーで
存在感を示すスタイルだけに
どうしても中盤の深い位置がプレーの起点となる
現在のシステムのCMFのポジションですと
プレーの特徴が発揮しづらくなり
反対に中盤の深い位置に留まっても
元々ゲームメイカータイプではない為に
機能する訳ではないので
現在のシステムの中では起用しづらい様に感じます。

実際この試合の28ウィロックは
積極的に前に出てプレーする場面が多かったのですが
28ウィロックが前に出てしまうと中盤の底は
25エルネニー一人になってしまう為に
28ウィロックが空けた中盤の底には
15メイトランド=ナイルズが絞ってきて
カバーする約束事が出来ていた様に観えました。
しかしこの動きが右サイドの19ペペが
誰からもフォローされずに孤立してしまうと言う
原因にもなっていたと思いますので
この試合での右サイドは
問題を抱えていた様に観えました。

その15メイトランド=ナイルズは
この試合では存在感が薄かったと思います。
勿論、前記の様に28ウィロックが前に出た時は
中に絞って空いた中盤の底をカバーし、
28ウィロックが後ろに残っていた時には
15メイトランド=ナイルズが前に出ると言う
役割分担がなされていた影響もあると思いますが
結果としてはポジショニングやプレーエリアが
あやふやになっていた様に感じ、
個々のプレーもどこか中途半端の様に
観えてしまいました。

反対に終盤投入された2ベジェリンは
ペナルティ内をドリブルで切り込んで行き
30エンケティアのゴールを導いた様に
同じポジションでプレーしていても
明確なビジョンを持ってプレーしていた様に観えましたので
その2ベジェリンと比べますと
やはり物足りなさは否めませんでした。

現状の15メイトランド=ナイルズは
リバプールやシティと対戦する時の様な
相手のサイドアタッカーを無力化する役割を与えれば
良い仕事をするかもしれませんが
攻撃に比重を置いた試合では
7サカや2ベジェリンが優先されるのも
仕方がないかもしれません。

全体的に観ますと
レスターもサブ組中心で組まれた布陣だったとは言え
同様にサブ組が多く起用されたアーセナルは
危なげなく試合を進めたと思います。
前半こそはゴールに迫られる場面もありましたが
後半は高い位置で何度かボールを奪取する事に成功していた様に
前線から連動して仕掛けるプレスの鋭さは増しており
レギュラー組と同様に
戦術的な理解度はかなり上がってきている印象を受けました。

攻撃面も未だに適応に苦しんでいる19ペペは心配ですが
24ネルソンと7サカが組んだ左サイドからは
しっかりと崩す事が出来ており
30エンケティアも結果を出しましたので
今シーズンもこれらの若い選手達の
更なる成長を観る事が出来るかもしれません。

そういう意味でも
個々の選手の能力、チームとしての組織の成熟度で
レスターのサブ組よりは優っていた事を
確認出来た事は非常に良かったと思います。

次はPLリバプール戦です。
昨シーズン終盤では勝利し
先日のコミュニティー・シールドでも
互角の戦いが出来ましたが
昨シーズンの終盤は優勝が決まった後の消化試合であり
先日のコミュニティー・シールドでは
まだ休みボケが抜けきらないリバプールとの試合でしたので
現在のアーセナルの強さを計る指標には
なっていないと思います。

よって次のリバプール戦は
トップ4争いに返り咲く事が出来るのか?
そしてPL制覇へ挑戦するのに相応しいチームなのかどうか?
はっきりする試合になるかも知れません。

そしてこのリバプール戦で勝利を挙げる事が出来れば
本当の意味でPL制覇に向けての
名乗りを挙げる事が出来ると思います。


C'mon Arsenal !!



追伸、

DFラインには怪我人が多く残っており
どの様な組み合わせがベストメンバーなのかは
まだはっきりしていませんが
チーム全体としての底上げは順調に進んでいると思います。

これで夏の移籍期間は残り約1週間になりました。
その残りの時間の間にトーマスやアワールを獲得出来れば
完璧な補強になると思いますが
実際既存の選手の売却が進んでいない為に
補強資金を準備する事が出来ず
未だに獲得出来るかどうかは不透明のままです。

その上、イギリスの新型コロナウイルス感染者が
再び増加している為に
来月から再開される予定だったスタジアムへの観客動員の予定が
再び延期される可能性が出ている様です。
特にチケット収入への依存度が高いと言われるアーセナルにとっては
チケット収入がなくなると
収支のバランスが悪くなってしまいますので
場合によっては補強への投資を控えて
今シーズンの減収に備える必要があるかも知れません。

それでもトーマスやアワールの獲得に動くのならば
今まで以上に既存の選手の売却が必要だと思います。
勿論、11トレイラや5ソクラティスの様な
まだ今シーズン起用していない選手を売却するのは
大きな問題にはならないと思いますし
29グエンドゥージの様な移籍を希望している選手の
売却先をしっかりと見付ける必要があると思いますが
その一方でここ数試合で起用してきた選手を
売却するのは絶対に反対です。

アルテタ監督が就任してから
チームは確実に成長してきており
既存のメンバーでチームは固まり出していますので
そのチームの一部でも解体する事は
場合によってはチームを後退させてしまうリスクも
あると思います。

今まで以上にチーム力を上げる為には
補強をしなければならないと思いますが
財政的な問題を考えれば
かなり難しい状況になってきており
現在のチームを更に成熟させる方向に進む事も
個人的にはアリだと思っています。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:0G0A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A
9ラカゼット     PL:2G0A
12ウィリアン     PL:0G2A
14オーバメヤン    PL:1G1A CS:1G0A
30エンケティア    PL:1G0A CC:1G0A


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ルナル・アレックス・ルナルソンをディジョンから獲得!! [移籍情報]

ルナル・アレックス・ルナルソン(25歳)をディジョンから獲得しました。

SM2_5506_2020092094118771.JPG

アストン・ヴィラへ移籍した
マルティネスに代わる第2GKとして
アイスランド代表GKの13ルナルソンを
ディジョンから獲得しました。


1995年2月18日生
186cm 76kg
アイスランド代表
背番号 13
移籍金 £150万(推定)
契約期間 2024年夏まで

ディジョン通算

リーグ1 34試合先発+2試合途中出場:61失点6クリーンシート
クープ・ドゥ・フランス 6試合先発:14失点1クリーンシート
クープ・ドゥ・ラ・リーグ 2試合先発:3失点

通算 42試合先発+2試合途中出場:78失点7クリーンシート


2018年の夏にデンマークのノアシェランから
リーグ1のディジョンへ移籍した13ルナルソンは
加入当初は正GKとして起用されていた様ですが
その後は正GKと第2GKを行ったり来たりしている印象で
今シーズンもゼネガル代表GKのゴミスに
正GKの座を譲っています。

ダイジェスト動画でしか13ルナルソンを観た事はありませんが
至近距離からのシュートに対する反応が鋭く早く
シュートストップ能力の高いGKと言う印象です。
その一方でハイボールに対する処理に関しては
キャッチで処理しようとする場面が
多く観られる所は気になります。
特にゴール前でのコンタクトプレーに寛大なPLでは
キャッチしての処理にこだわり過ぎますと
ハンブルするリスクが増える可能性がありますので
その辺りのPL特有の環境にすぐに適応出来るかどうかが
ポイントになるかもしれません。

勿論、この夏は第2GKには
多くの資金を投入出来ない事情があり
£150万(推定)と言う移籍金で獲得可能だったのは
確かに魅力的だったと思いますが
第2GKとして十分な実力を有しているのかどうかは
現時点としてはやや不透明に感じると共に
もしかしたら13ルナルソンよりも1歳年上の
第3GKの33メイシーの去就にも影響する
獲得になるかもしれません。


C'mon Arsenal !!


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IN

フラメンゴから
 CB パブロ・マリ(27歳)スペイン £800万(推定)

サウサンプトンから
 右SB セドリック・ソアレス(29歳)ポルトガル代表 フリー

チェルシーから
 サイドアタッカー ウィリアン(32歳)ブラジル代表 フリー

ハダースフィールド・タウンから
 DMF ティム・アキノラ(19歳)イングランド フリー

フラム・ラルヴィーク(ノルウェー)から
 左WG ジョージ・ルイス(20歳)ノルウェー フリー

フェイエノールトから
 攻撃的MF サラ・エディーン(17歳)オランダ フリー

トッテナムから
 CB ジョナサン・ディンゼイ(20歳)イングランド フリー

リールから
 CB ガブリエウ・マガリャンイス(22歳)ブラジル £2700万(推定)

レアル・マドリーから
 攻撃的MF ダニ・セバージョス(24歳)スペイン代表 シーズンローン

ディジョンから
 GK ルナル・アレックス・ルナルソン(25歳)アイスランド代表 £150万(推定)


OUT

シュトゥットガルトヘ
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳)ギリシャ シーズンローン

MVVマーストリヒト(オランダ2部)へ
 右SB ザック・スワンソン(19歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 右サイドアタッカー トレイ・コイル(19歳)イングランド シーズンローン

スウィンドン・タウンヘ
 CMF マット・スミス(19歳)イングランド シーズンローン

カーディフ・シティヘ
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(21歳)イングランド シーズンローン

リーズ・ユナイテッドへ
 CF サム・グリーンウッド(18歳)イングランドU-18 £150万+&(推定)

ASローマへ
 攻撃的MF ヘンリク・ムヒタリアン(31歳)アルメニア代表 フリー

コヴェントリーへ
 CMF ベン・シーフ(22歳)イングランド シーズンローン

ドンカスター・ローヴァーズへ
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(19歳)イングランドU-19 シーズンローン

アストン・ヴィラへ
 GK エミリアーノ・マルティネス(28歳)アルゼンチン代表 £2000万(推定)


(年齢は9/12時点)


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PL2:ARSENAL vs West Ham United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 West Ham United
2020年9月19日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (25)9Lacazette(←14Aubameyang)
 (45)Antonio
 (86)30Nketiah(←8Ceballos)
 

1Leno

16Holding 6Gabriel 31Kolasinac

2Bellerín  8Ceballos  34Xhaka   7Saka 

  12Willian      14Aubameyang

9Lacazette


(64)12Willian>>>19Pépé
(77)9Lacazette>>>30Nketiah
(89)7Saka>>>23D.Luiz


Substitutes
 33Macey
 15Maitland-Niles
 25Elneny
 28Willock


Arsenal 1.jpg開幕2連勝!!

中々ゴールに迫る事が出来ずに
苦しい試合でしたが
フラム戦のウォームアップ中に
いざこざを起こした
8セバージョスと30エンケティアのコンビで
決勝ゴールを奪い
見事に2連勝を挙げました。

この試合はフラム戦から3人変更されました。
試合前のウォームアップ中に臀部のハリ感を訴えた
3ティアニーに代わり31コラシナツが左CBには入り、
CMFには25エルネニーに代わり8セバージョスが入りました。
そして15メイトランド=ナイルズに代わりに
7サカが左WBに入る3−4−2−1が組まれました。

出だしは良かったと思います。

左サイドからドリブルでカットインしてきた
7サカからのパスを受けた9ラカゼットが
12ウィリアンへ繋いだ所からの
リターンパスを受けて抜け出した1分過ぎの場面の様に
完璧なコンビネーションのプレーを
観せてくれたと思います。
惜しくも9ラカゼットの2タッチ目が流れてしまった為に
シュートは撃てませんでしたが
その2タッチ目の所で右脚を振り抜いていたら
非常に面白い場面だったと思います。

この場面の様に12ウィリアンは
ハーフスペースからトップ下のエリアを中心に
自由に動きながらボールに絡んでいましたが
5バッックの左CBに入っていた
クロスウェルに執拗にマークされていた事もあり
フラム戦程の存在感を観せる事が出来ませんでした。

一方で2つのゴールは7サカが起点となって生まれました。

先制点は34ジャカからの縦パスを2ラインの間の
ハーフスペースで受けた7サカが送ったスルーパスで
14オーバメヤンが深い位置まで抜け出し
そこから送られた柔らかいタッチの折り返しを
ゴール前に飛び込んできた9ラカゼットが
ヘッドで叩き込みゴール!!

2点目は8セバージョスからのパスを
左サイドのライン際で受けた7サカが
ドリブルで中に切り込んだ所から送ったスルーパスで
裏に飛び出してきた8セバージョスの折り返しを
30エンケティアが押し込みゴール!!

どちらもハーフスペースに入り込んだ所から
7サカが送ったスルーパスが
起点となったゴールでしたが
この辺りの攻撃面の部分を考えて
この試合では15メイトランド=ナイルズではなく
7サカを左WBに起用したと思われます。

実際、現在のアーセナルのスタイルでは
攻撃時には両WBはワイドな位置でプレーするだけではなく
この場面の様にハーフスペースで仕掛けの起点となり
そして流れによってはゴール前にも積極的に侵入し
フィニッシュの局面にも顔を出す事が求められています。
確かに15メイトランド=ナイルズに
この様な攻撃面で多くの事を求めるのは難しく
攻撃面を重視する試合では
今後も7サカをファーストチョイスに
起用するかもしれません。

その一方で失点の場面では
その7サカが相手ゴール前にまで侵入していた為に
すぐに帰陣出来なかった事で
ボーウェンとフレデリックスの2人を
31コラシナツ一人で対応しなければならない状況に陥った事が
失点の一つの原因になっていたと思います。
勿論、最大の原因はゴール前への
アントニオの侵入を許してしまった
16ホールディングの対応と言うのは言うまでもなく
実際、侵入してくるアントニオをケアする様に
6ガブリエウが指示を出していた様に
16ホールディングは絶対に
前を取らしてはならない場面だったと思います。

全体的に観ればフィジカル的に強いアントニオを
16ホールディングはしっかりと抑えていただけに
この失点の場面での対応の甘さは残念でした。
そのアントニオはスピードにも優れており
そのスピードに関しては16ホールディングは
付いていけない場面があったと思います。

その一方でその様な状況でも
そのアントニオを上回る様なスピードで
カバーしていたのが6ガブリエウであり
想像していたよりも6ガブリエウのスピードは
優れているのかもしれません。
そしてフィジカル的な強度対決に関しても
しっかりと対応出来ており
今の所、PLへの適応に苦しんでいる様な印象はありません。

結果的には綺麗な崩しから2つのゴールを奪い
勝利する事ができましたが
ポゼッション率が62.4%だったにも関わらず
7本しかシュートを撃つ事が出来なかった様に
昨シーズンと同様にチャンスメイクに関する
質的量的な問題はこの試合でも出てしまいました。

前記の様にフラム戦で活躍した12ウィリアンも
時間が経つにつれて存在感を失ってしまい
代わって投入された19ぺぺも
大きな違いをもたらす事は出来ていなかったと思います。

結局、この試合のウエスト・ハムの様に
5−4−1のブロックを築いて
しっかりとスペースを消されてしまうと
まだ苦戦してしまうのが現実なのかもしれません。

これから組織的に成熟する事で
この問題は解決するのか?
それとも今、噂に挙がっている様に
リヨンのアワールを獲得する事で
この問題を解決するのか?
今後の動向が注目されます。

そして次の試合のカラバオ杯レスター戦、
そしてその次のPLリバプール戦は
非常に注目されます。
レスター戦はここまで起用されていない
サブ組中心の布陣で挑む事になるかもしれませんが
リバプール戦はアーセナルの現状を計る上で
非常に重要に試合になると思います。

コミュニティー・シールドでは
互角の戦いを観せる事が出来ましたが
PL開幕してからのリバプールは
昨シーズンの覇者の名に相応しい
強力な攻撃力を観せていますので
そのリバプールとどの様な戦いが出来るかどうかが
今シーズンを予想する上で重要な試合になると思われます。


C'mon Arsenal !!


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6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:0G0A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G1A
9ラカゼット     PL:2G0A
12ウィリアン     PL:0G2A
14オーバメヤン    PL:1G1A CS:1G0A
30エンケティア    PL:1G0A


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エミリアーノ・マルティネス、アストン・ヴィラヘ移籍 [移籍情報]

エミリアーノ・マルティネス(28歳)の
アストン・ヴィラヘ移籍が発表されました。


Arsenal 1.jpgリザーブから一歩一歩ステップアップし
昨シーズン終盤には
遂にその努力が報われたマルティネスは
正GKの地位を求めて
アストン・ヴィラへの移籍を決断しました。


移籍金:£2000万(推定)
週給:£6万(推定)
契約期間:2024年夏まで


アーセナル通算

PL 13試合先発+2試合途中出場
  :16失点6クリーンシート
CL 2試合先発:1失点1クリーンシート
EL 9試合先発:7失点3クリーンシート
FA杯 6試合先発:3失点3クリーンシート
リーグ杯 7試合先発:13失点3クリーンシート
コミュニティー・シールド 1試合先発:1失点

公式戦通算 38試合先発+2試合途中出場:41失点16クリーンシート


昨シーズン終盤、怪我で離脱した1レノに代わり
ゴールマウスを任されたマルティネスは
その期待に見事に応えて
FA杯とコミュニティー・シールドの
2つのタイトルの獲得に貢献しました。

しかし、1レノが怪我から復帰した事で
アーセナルでは正GK待遇での
出場機会を得る事が難しい状況を考慮して
より多くの出場機会を求めて
アストン・ヴィラへの移籍を決断した事は
仕方がなかったのかもしれません。

しかしアストン・ヴィラでも
昨シーズン終盤の様なハイパフォーマンスを
シーズン通して観せる事が出来れば
アルゼンチン代表の正GKへの道も開けると思います。

マルティネスの移籍はアーセナルにとっては大打撃であり
リザーブ時代から観てきた選手ですので
非常に寂しく感じますが
正GKとしてプレーする時が来たのだと思います。

FA杯で優勝し男泣きしたたマルティネスの姿は忘れません。

これまでも自分を信じて自らの力を証明してきた様に
アストン・ヴィラでもその実力を存分に発揮して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
IN

フラメンゴから
 CB パブロ・マリ(27歳)スペイン £800万(推定)

サウサンプトンから
 右SB セドリック・ソアレス(29歳)ポルトガル代表 フリー

チェルシーから
 サイドアタッカー ウィリアン(32歳)ブラジル代表 フリー

ハダースフィールド・タウンから
 DMF ティム・アキノラ(19歳)イングランド フリー

フラム・ラルヴィーク(ノルウェー)から
 左WG ジョージ・ルイス(20歳)ノルウェー フリー

フェイエノールトから
 攻撃的MF サラ・エディーン(17歳)オランダ フリー

トッテナムから
 CB ジョナサン・ディンゼイ(20歳)イングランド フリー

リールから
 CB ガブリエウ・マガリャンイス(22歳)ブラジル £2700万(推定)

レアル・マドリーから
 攻撃的MF ダニ・セバージョス(24歳)スペイン代表 シーズンローン


OUT

シュトゥットガルトヘ
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳)ギリシャ シーズンローン

MVVマーストリヒト(オランダ2部)へ
 右SB ザック・スワンソン(19歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 右サイドアタッカー トレイ・コイル(19歳)イングランド シーズンローン

スウィンドン・タウンヘ
 CMF マット・スミス(19歳)イングランド シーズンローン

カーディフ・シティヘ
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(21歳)イングランド シーズンローン

リーズ・ユナイテッドへ
 CF サム・グリーンウッド(18歳)イングランドU-18 £150万+&(推定)

ASローマへ
 攻撃的MF ヘンリク・ムヒタリアン(31歳)アルメニア代表 フリー

コヴェントリーへ
 CMF ベン・シーフ(22歳)イングランド シーズンローン

ドンカスター・ローヴァーズへ
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(19歳)イングランドU-19 シーズンローン

アストン・ヴィラへ
 GK エミリアーノ・マルティネス(28歳)アルゼンチン代表 £2000万(推定)


(年齢は9/12時点)


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ピエール=エメリク・オーバメヤン、契約延長!! [Arsenal F.C.]

14ピエール=エメリク・オーバメヤン(31歳)の契約延長が発表されました。


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この夏の最大の懸案事項だった
来夏で切れる14オーバメヤンとの契約を
遂に更新する事に成功しました。


契約期間:2023年夏まで
週給:£35万以上(推定)


アーセナル通算

PL 78試合先発+8試合途中出場:55ゴール12アシスト
EL 14試合先発+4試合途中出場:11ゴール2アシスト
FA杯 3試合先発:5ゴール
リーグ杯 2試合先発+1試合途中出場
コミュニティー・シールド 1試合先発:1ゴール

公式戦通算 98試合先発+13試合途中出場:72ゴール14アシスト

(2020年9月15日現在)


2018年1月にドルトムントから移籍した
14オーバメヤンはここ2シーズン半の間、
コンスタントにゴールを決め続け
エースストライカーとして
アーセナルにとっては
絶対に欠かせない存在になりました。

一方でここ最近のアーセナルは
低迷期に入った事もあり
タイトルレースに加わる事が出来ず
CL出場権も獲得する事が出来ない時期を過ごしており
残りの契約が1年になるこの夏に
14オーバメヤンはタイトルを狙えるクラブ、
CLに出場出来るクラブへの移籍を
希望していたと言われました。

しかしアルテタ監督が就任してからのアーセナルは
その低迷期から脱却の兆しを観せ始め
昨シーズンはチェルシーを破りFA杯優勝で締めくくり
先日のコミュニティー・シールドでも
昨シーズンの覇者であるリバプールと互角の戦いを観せて
PK戦の末タイトルを獲得した事で
14オーバメヤンの気持ちが変わり始めたのは言うまでもなく
実際アルテタ監督からは
絶大の信頼を寄せられている所も
14オーバメヤンの心を動かしたと思われます。

とは言え、他のクラブへの流出を防ぐ為とは言え
巷で言われている様な現在のアーセナルの財政状況で
超高給取りの選手を2人も抱えるだけのお金が
本当にあるのかどうかは疑問であり
本当ならば10エジルの給与を削減する事が
前提だったのではないかと穿った見方もしてしまいますが
まぁ、退任したサンレヒが
莫大な給与を隠し貰っていたのかも知れませんので、、、(笑)

それでも今回の契約延長で34歳になる2023年夏まで
アーセナルに留まる事になったのは非常に喜ばしい事であり
これからも今までと同様にゴールを量産して
自らの力でアーセナルをCLの舞台に導き、
再びPL優勝争いに加わる為の
原動力になって欲しいと思います。

そして願わくは真のレジェンドとして
引退する日までアーセナルでプレーして欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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PL1:Fulham vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Fulham 0−3 ARSENAL
2020年9月12日(土)Premier League, Craven Cottage

Goal
 (8)9Lacazette
 (49)6Gabriel(←12Willian)
 (57)14Aubameyang(←12Willian)
 

1Leno

16Holding  6Gabriel  3Tierney

 2Bellerin  25Elneny  34Xhaka 15Maitland-Niles

  12Willian        14Aubameyang

9Lacazette


(75)12Willian>>>19Pepe
(78)34Xhaka>>>8Ceballos
(87)9Lacazette>>>30Nketiah


Substitutes
 33Macey
 31Kolasinac
 28Willock
 7Saka


Arsenal 1.jpg完勝!!

昇格組のフラムが相手だったとは言え
危険な場面を全く作らせずに
そして昨シーズンからの大きな成長を観せた
勝利だったと思います。

先発はGKには1レノが入りました。
正GK争いをしていた26マルティネスは
アストン・ヴィラへの移籍が迫っており
この日もメディカルチャックを
受けに行っていた様ですので
これで正GK問題は決着する事になると思います。
DFラインは16ホールディングと3ティアニーと共に
3バックの中央に入ったのは6ガブリエウでした。
中盤は右WBに2ベジェリン、
左WBに15メイトランド=ナイルズが入り
CMFには8セバージョスではなく
25エルネニーが34ジャカと組みました。
前線は右サイドには新加入の12ウィリアンが入り
左サイドに14オーバメヤン、1トップに9ラカゼットが入る
3−4−2−1が組まれました。

この試合の注目ポイントはやはり
新加入の6ガブリエウと12ウィリアンだったと思います。

まず6ガブリエウに関しては
本来ならば昨シーズン終盤から
チームと共にトレーニングを積んできていた
4サリバが先発すると思われていましたが
チームに合流してまだ1週間も満たない
6ガブリエウを先発で起用してきたのは
少々驚きでした。

その様な事もあり開始早々に
バックパスに対して1レノと意思疎通が取れずに
危うくゴールを奪われそうになった場面を筆頭に
周囲とのコンビネーションに関しての
ぎこちなさは否めませんでしたが
一方でPL特有の激しい当たりに対して
当たり負けする様な場面はなく
反対にこれまでのリーグ1でのプレーと同様に
懐が深い対応で相手を前を向かせず
的確なタイミングでボールをハントする質の高い
ディフェンス技術を早速観せてくれたと思います。
出来る事ならばカマラではなく
より激しいプレーが持ち味の
ミトロヴィッチとのマッチアップを
もっと観てみたかったと思いましたが
1対1の対人の場面ではほぼ完封していた様に
初戦からこのレベルのプレーが出来るのならば
これから更に楽しみです。

一方の12ウィリアンは既に何シーズンも在籍しているかの様に
完全にフィットしていたと思います。
右サイドで先発した12ウィリアンは
とにかく気が利いていたと言いますか、
相手が嫌がる所を知っていると言いますか、
居て欲しい場所で最的確のプレーを観せて
チャンスを創造していたと思います。
右サイドにワイドに開いてウイング的なプレーもあれば、
駆け上がってきた2ベジェリンを使い、
ハーフスペースを突いたかと思えば、
ゴール前のフィニッシュの局面にも顔を出す。
2ラインの間で攻撃のスイッチを入れる場面もあれば
下がった位置で組み立てにも参加する。
そしてそれぞれの場面で共通している所が
周囲と連動してテンポ良く人とボールを
動かしている所だと思います。

今回のPL中断期間で公式HPでアップされていた
過去のシーズンのベストゴール集等を観ますと
現在でも通用するのではないかと思えるほど
プレーのテンポが速いのが分かりますが
それに比べてここ最近の低迷期のアーセナルは
明らかにプレーのテンポが落ちている事に気が付きます。
勿論、現在のPLを支配しているリバプールやシティに比べても
ここ最近のアーセナルは明らかにプレーのテンポが遅く
その辺りを改善する事が出来るかどうかが
アーセナルの攻撃陣が復活するかどうかの
一つのポイントだと思います。
そういう意味でもこの試合でのアーセナルのプレーのテンポは
これまでに比べて明らかに速くなっており
この12ウィリアンも一役買っていたと思います。

その様に攻撃陣に新たな風を吹き込んだ12ウィリアンは
守備の局面でも一切手を抜く事がない所も
チームの雰囲気を変えた所であり
言うなればこれからは
単純に良いプレーが出来るかどうかだけではなく、
この12ウィリアンの様にプレーのテンポを上げられるかどうか、
守備の局面でも手を抜かずアグレッシブに振る舞えるかどうかが
先発で起用してもらえるかどうかの
基準になると思います。

実際12ウィリアンに代わって途中出場した19ぺぺも
これまでよりもアグレッシブに仕掛ける姿勢を
出していたと思いますので
特に同じポジションの選手たちにとっては
非常に良い刺激であり
良いお手本になる様に感じます。

全体的に観ても
チームとして良く機能していたと思います。

まず先制点では25エルネニーから
14オーバメヤンへのサイドチェンジのパスで
深い位置まで侵入した所からの折り返しを
34ジャカが合わせる形でした。
そのシュートはブロックされてしまいましたが
そのこぼれ球をゴール前に詰めていた
12ウィリアンが押し込む様に放ったシュートのこぼれ球を
9ラカゼットが押し込みゴール!!

3点目も12ウィリアンからのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた14オーバメヤンが
そのまま持ち込んでゴール右上に突き刺してゴール!!

3点目の場面はまさにコミュニティー・シールドの
14オーバメヤンのゴールと同じ形でしたが
先制点もサイドチェンジのパスがスイッチになっており
これが現在のアーセナルの攻撃の
一つの形になっていると思います。

そして右サイドからの仕掛けが
整備された所も大きな変化だと思います。

この試合で観せた攻撃時の並びは
センターに9ラカゼット、
左右のワイドな位置に
14オーバメヤンと12ウィリアン、
そしてその間のハーフスペースに
WBの15メイトランド=ナイルズと
2ベジェリンが入り、
そこから14オーバメヤンや12ウィリアンが
ハーフスペースに入ってきた時には
反対に15ナイルズや2ベジェリンがワイドな位置に開く等
常に5レーンに各々一人づつ入る形が
徹底されていたと思います。
唯一左CBの3ティアニーが
ワイドな位置に上がってきた時だけは
14オーバメヤンがフリーとなる所は例外ですが
これによりこれまで左サイドに偏っていた
アーセナルの攻撃のパターンが
右サイドからも仕掛けられる様になり
全体的に活性化していたと思います。

ワイドに開いた位置でボールを受けた
12ウィリアンからのスルーパスで
2ベジェリンがハーフスペースから
DFラインの裏のスペースに飛び出した15分過ぎの場面、
12ウィリアンがワイドに開く動きで出来たスペースを
2ベジェリンがゴールに向かって
ドリブルで斜めに侵入してきて
9ラカゼットへ楔のパスを送った25分過ぎの場面や
クロスする様に反対側から
斜めに走り込んできた14オーバメヤンへ
スルーパスを送った77分過ぎの場面の様に
アルテタ監督が就任してからも
攻撃面でインパクトを示せなかった
2ベジェリンが決定機に繋がるプレーを
観せてくれたのは良い傾向だと思います。

勿論、右サイドに気の利いたプレーが出来る
12ウィリアンが入った事も
右サイドの活性化に一役買っていたと思いますが
12ウィリアンから19ぺぺに代わっても
8セバージョスも加わって
右サイドから何度も崩していましたので
個の力に頼らずに各々が描いたイメージを
各々がしっかりと共有して
良い仕掛けを作れる様になった所は
大きな進歩だと思います。

その様な流れに乗ってなのか?
12ウィリアンに触発されているのか?
は分かりませんが
19ペペのプレーにも変化が観られ
これまでサイドに張り付いて
そこで足下にパスを貰う事を好んでいましたが
この試合ではDFラインの裏へ
積極的にフリーランニングする形を観せていました。
確かに個の打開力は変えがたい19ペペの特徴ですが
その一方でその個の力を
周囲との連携の中で活かせていないと言う所が
昨シーズンの19ペペの問題点だったと思います。
しかしこの試合の様に周囲との連携に磨きが掛かれば
今シーズンの19ぺぺは
爆発してくれるかもしれません。

そして先制点の場面で
ゴール前に顔を出していた12ウィリアンや、
3点目の場面や70分過ぎの場面の
左サイドの裏に抜け出してきた
14オーバメヤンのクロスを
ゴール前で9ラカゼットが合わせ
そのこぼれ球を押し込もうとした
2ベジェリンの様に
ハーフスペースに入った選手は
例えそれが14オーバメヤンや12ウィリアンの様な
アタッカーだけではなく
2ベジェリンや15メイトランド=ナイルズも
積極的にゴール前に顔を出す様になっていた所も
変わってきた所だと思います。

この辺りの変化を観ますと
グアルディオラと共に仕事をしてきたアルテタ監督が
本当の意味での本格的なポジショナルプレーを
アーセナルに導入し始め、
そしてそれが形になり始めた様に感じます。

一方でこの試合も攻守で3バックから4バックに入れ替わる
ハイブリットなシステムを組んできましたが
3バックの中央は4バックの形になった時には
左CBに移る事から
左利きの6ガブリエウを中央のCBに起用したのは
理にかなっていたと思います。
そして6ガブリエウがまだチーム戦術に馴染んでいない事もあり
ビルドアップでもたついた時には
34ジャカがバックラインの左側に下がって
ビルドアップを助けていた様に
ただ与えられたポジションで与えられた仕事をするのではなく
各々の選手が状況を判断して
必要なプレーを選択する力を付け始めている所も
チーム戦術への理解度が挙がっている証拠だと思います。

確かに昇格組のフラムとの間には
チーム力に大きな差があったのも事実であり
この日の様な展開が
上位チームとの試合でも観せられるかどうかは別ですが
この短い夏の間にアーセナルは組織的に成熟し
よりモダンなチームに成長しようとしている所は
十分に感じる事が出来ました。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:0G0A CS:0G1A 
9ラカゼット     PL:1G0A
12ウィリアン     PL:0G2A
14オーバメヤン    PL:1G0A CS:1G0A 


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2020/21のスカッド:開幕版 [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンのファーストチームのスカッド開幕版です。

Arsenal 1.jpg


1 ベルント・レノ(28)
2 エクトル・ベジェリン(25)(HG)
3 キーラン・ティアニー(23)
4 ウィリアム・サリバ(19)(U-21)
5 ソクラティス・パパスタソプーロス(32)
6 ガブリエウ(22)
7 ブカヨ・サカ(19)(U-21)(HG)
8 ダニ・セバージョス(24)
9 アレクサンドル・ラカゼット(29)
10 メスト・エジル(31)
11 ルーカス・トレイラ(24)
12 ウィリアン(32)
13 
14 ピエール=エメリク・オーバメヤン(31)
15 エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23)(HG)
16 ロブ・ホールディング(24)(HG)
17 セドリック・スアレス(29)
18 
19 ニコラ・ぺぺ(25)
20 シュコドラン・ムスタフィ(28)
21 カラム・チェンバース(25)(HG)
22 パブロ・マリ(27)
23 ダヴィド・ルイス(33)
24 リース・ネルソン(20)(U-21)(HG)
25 モハメド・エルネニー(28)
26 エミリアーノ・マルティネス(28)(HG) 
27 
28 ジョー・ウィロック(21)(U-21)(HG)
29 マテオ・グエンドゥージ(21)(U-21)
30 エディー・エンケティア(21)(U-21)(HG)
31 セアド・コラシナツ(27)
32 エミール・スミス・ロウ(20)(U-21)(HG)
33 マット・メイシー(26)(HG)
34 グラニト・ジャカ(27)
35 ガブリエウ・マルティネッリ(19)(U-21)


シーズンローン
27 コンスタンティノス・マヴロパノス(22)  


(年齢は9/12現在)
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プレミアリーグには「ホームグロウン」制度があり
少なからずチームの構成に影響を与えています。

因に「ホームグロウン制度」とは、
『プレミアリーグのファーストチームのシニア
(22歳以上:1998年12月31日生まれ以前)の登録数は25名まで、
そのうち21歳の誕生日を迎えるシーズンまでに
3年以上イングランド&ウェールズ内のクラブに所属していた
「ホームグロウン」選手が最低8名必要。
(反対に言うと「非ホームグロウン」選手は17名までとなります。)
その他21歳以下の選手の登録は随時追加出来る。』
と言う規定です。

開幕時点でのスカッドの内訳は

ホームグロウン 6名
非ホームグロウン 18名
U-21 8名
ローン 1名


昨シーズンの閉幕が7/26にズレ込んだ影響で
今シーズンは9/12に開幕する事になりましたが
この夏の移籍期間は10/5までありますので
今後も選手の移籍はあるかもしれません。


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GK
 1ベルント・レノ(28)
 26エミリアーノ・マルティネス(28)
 33マット・メイシー(26)


現在のアーセナルのGKは
1レノと26マルティネスのどちらを正GKにするかと言う
ある意味嬉しい問題に直面しています。

昨シーズン正GKを務めた1レノは
怪我をするまでは神がかったセービングで
チームを救い続けてきましたが
一方の26マルティネスも
1レノが怪我で離脱した後のシーズン終盤の重要な時期に
その1レノに負けないセービングを観せて
FA杯とコミュニティー・シールドの
2つのタイトル獲得に貢献しました。

全体的に観ても甲乙つけ難い状況ではありますが
GKは基本的に1試合に1人しか
起用出来ないポジションである為に
序列を付けなければなりません。

確かに26マルティネスは素晴らしく
正GKに相応しいパフォーマンスを観せていたと思いますが
今回は1レノがアクシデントによる怪我での離脱中に
ポジションを掴んだ形であり
万全の状況の1レノからポジションを奪った訳ではありませんので
仮に1レノに怪我の影響がなく
怪我する前と同じパフォーマンスレベルに戻っていると
判断出来るのならば
まずは1レノをファーストチョイスで起用するのが
スジだと個人的には思います。

その一方で1レノがチェフからポジションを奪った時の様に
仮に怪我で離脱した事が切っ掛けだったとしても
その後のパフォーマンスが
正GKに相応しいパフォーマンスだったら
そのままGKを任せると言う考えもあると思います。
まぁ、この時はチェフから1レノへ
世代交代をする事が前提となっていましたので
現在の1レノと26マルティネスの状況とは
大きく異なりますので、、、。

アルテタ監督の判断が待たれます。

仮に26マルティネスが第2GKに戻る様ならば
正GKとして迎えてくれる
他のクラブへ移籍すると言う噂があります。
実際、複数のクラブが
26マルティネスの獲得に動いていますので
移籍期間が終わるまでに
移籍する可能性は否定出来ません。
そしてその時は新たな第2GKの補強と
セットになると思われます。

第3GKの33メイシーは
このまま第3GKとしてチームに残るのか
それとも出場機会を求めて
ローン移籍に出るのかは
まだ不透明の所がありますので
移籍期間が終わるまでに
GKの陣容はまだ変わる可能性があると思います。


CB 
 23ダヴィド・ルイス(33)
 6ガブリエウ(22)
 4ウィリアム・サリバ(19)
 16ロブ・ホールディング(24)
 21カラム・チェンバース(25)
 22パブロ・マリ(27)
 20シュコドラン・ムスタフィ(28)
 5ソクラティス・パパスタソプーロス(32)

 
CBは新たに6ガブリエウと
ローンバックしてきた4サリバと言う
2人の若い実力者が加わった事で
陣容は一気に様変わりし
特に左利きの6ガブリエウの加入は
DFラインのシステム自体を
変える可能性もあると思います。 

と言うのもアルテタ監督は
3バックにせよ4バックにせよ
左CBには左利きの選手を起用するコンセプトが
元々ある様ですので
怪我で離脱中の22マリも同様ですが
左利きの6ガブリエウを起用するならば
左CBのポジションになるはずです。

そう言う意味では
昨シーズン終盤から使っている
攻守の状況で3バックから4バックに変形する
ハイブリットなシステムは
左CBに入っている3ティアニーが
攻撃時には左SBの様に振る舞う事で成立する
システムですので
仮に6ガブリエウを左CBで起用した場合には
ここまで結果を出していたこのハイブリットなシステムでは
なくなる事を意味します。

その一方で3人のCBを並べる3バックは
より強固な守備が期待出来ますので
状況によっては良い面もあると思います。
もっと言えば6ガブリエウを3バックの左CBで使うのならば
現在は怪我からの復帰を目指している
21チェンバースを右CBで起用すれば
攻撃時にはその21チェンバースが右SBの様に振る舞う
ハイブリットなシステムを組む事も可能だと思います。

まぁ、攻撃時に左CBが左SBの様に振る舞う事で
左WBをフリーにして色々な役割をさせるのは
ストライカーである14オーバメヤンを
左サイドから解放させる為でもあると思いますので
単純に左右を入れ替えるだけで
このシステムが機能するとは限りませんが、、、。
何はともあれ6ガブリエウが加わった事で
DFラインの可能性は格段に増えたと思います。

よって今シーズンも序盤戦はここまで結果を出している
ハイブリットな3バックシステムでいくと思いますが
6ガブリエウや4サリバと言う新戦力が
PLに速やかに適応してその実力を発揮する様になれば
6ガブリエウを左CBで起用する
従来通りの3バックへ移行したり
後々は4バックへ移行する可能性もあると思います。

その一方で20ムスタフィと22マリが怪我で離脱中で
21チェンバースも復帰に向けて調整中の状況に加えて
開幕直前のこの時期に23D.ルイスが頸を負傷してしまい
6週間ほど離脱する可能性が出てきました。

元々CBが8名在籍している現在のスカッドは
人員整理が必要なポジションでしたが
これで開幕に起用出来るCBは
5ソクラティスと16ホールディングに
新加入の4サリバと6ガブリエウの4名なってしまいました。

しかし5ソクラティスは残りの契約が1年を切っている為に
クレバリの後釜としてナポリへの移籍を逃してしまうと
移籍させるチャンスを失ってしまう可能性もありますので
再びチームに戻して起用する事は現実的ではないと思います。

その上、新加入の6ガブリエウは
検疫の隔離期間が終わり
今週からやっとトレーニングに合流したばかりですので
開幕から起用出来る状態かどうかは不透明です。

その様な状況もあり16ホールディングの
ニューカッスルへのローン移籍が中止になり
アーセナルに残留する事になった様ですが
それでも開幕に起用出来るのは
16ホールディングと4サリバの2人だけかもしれません。
とは言え、この2人に3ティアニーを加えた3バックは
プレシーズンマッチのMKドンズ戦で既に起用済みですので
上手く乗り切ってくれると思います。

そして16ホールディング、4サリバ、6ガブリエウの
残った3名がしっかりと結果を出せば
そのまま世代交代に突入するチャンスでもありますので
個人的には期待したいと思っています。

CBに怪我人が続出してしまった為に
この夏に行わなければならなかった
CBの人員整理は完全に頓挫する事になり
更に選手を売却して補強資金を獲得する計画も
完全に狂ってしまった為に
補強戦略自体遂行する事も
難しくなってしまったかも知れません。


右SB・右WB
 2エクトル・ベジェリン(25)
 17セドリック・スアレス(29)
 15エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23)

左SB・左 WB
 3キーラン・ティアニー(23)
 15エインズリー・メイトランド=ナイルズ(23)
 31セアド・コラシナツ(27)


この夏のアーセナルは
補強資金を獲得する為に
ある程度の移籍金を得る事が出来る選手の売却が
必要な状況と言うのは言うまでもありませんが
このポジションでは
当初から15ナイルズを売却する方向で動いており
実際にウルヴスやニューカッスルとは
現実的な移籍金の交渉まで行っていたと言われています。

しかし昨シーズンの終盤から
先日のコミュニティー・シールドまでの間、
結果を出している3バックと4バックの
ハイブリットなシステムの要として
15ナイルズが左WBのポジションで
MVP級の活躍を観せている事もあり
この夏の15ナイルズの放出は急遽中止となり
代わりに以前から多くのクラブが獲得に動いている
2ベジェリンが売却候補として浮上してきました。

しかし17ソアレスが加入したとは言え
2ベジェリンは右SBのファーストチョイスですので
基本的には売却する事はないと思いますが
仮にアーセナルが希望している
£3500万と言う移籍金を支払うクラブが出現してきたら
財政的に苦しいアーセナルは断れないかもしれません。

2ベジェリン+17ソアレスと言う
本職2人の布陣ならば今シーズンの右SBは安泰ですが
移籍期間が終わるまでに
2ベジェリンが移籍する様な事があった場合には
本職の右SBは17ソアレスだけになってしまい
仮に3バックシステムを続けていくならば
15ナイルズを右WBで起用する形も考えられますが
4バックシステムに移行するならば
17ソアレスと共に21チェンバースを右SBで起用する事も
視野に入れなければならないかもしれません。

一方の左SBは31コラシナツが
ドイツへの復帰を希望していると言う話がありますので
この夏の退団は既定路線なのかも知れません。
その為、左SBは3ティアニーのみとなる可能性があり
潜在的に不安があるポジションだと思います。

勿論、緊急事態になれば再び7サカを
左SBで起用する形で凌ぐ事は出来ると思いますが
「7」の背番号が与えられた様に
基本的には前線で勝負させる意向だと思いますので
緊急時に限ると思われます。

一方で3バックならば現在左WBで
抜群の存在感を観せている15ナイルズも起用できますので
布陣的な不足感はなくなりますが
4バックに移行した時の左SBをどの様に対処するかが
大きなポイントになると思われます。


CMF
 34グラニト・ジャカ(27)
 8ダニ・セバージョス(23)
 28ジョー・ウィロック(21)
 25モハメド・エルネニー(28)
 11ルーカス・トレイラ(24)
 29マテオ・グエンドゥジー(21)


昨シーズン、ローン移籍で加入していた8セバージョスが
再びシーズンローンで戻ってきた事で
昨シーズン終盤安定感を高めていた
34ジャカ&8セバージョスのコンビが
まずこのポジションのファースチョイスになると思われます。

その一方で当初から獲得を目指していた
アトレティコのトーマスの獲得が実現すれば
状況は変わるかも知れません。

当初からトーマスの獲得に動いていた様に
アルテタ監督は中盤のフィジカル的な強度不足を
改善したいと思っていたのは間違いなく
トーマスが加入した場合には
そのトーマスと誰が組むかが注目され、
攻撃面でのクリエイティブ不足の問題を考えますと
8セバージョスと組む形が自然の様に感じます。

その一方でトーマスの獲得を契機に
再び4−3−3に移行する可能性もあると思います。
アンカーにトーマスを置き
インサイドハーフに8セバージョスと34ジャカ、
もしくはBox to Boxタイプの28ウィロックも
この形の方がより実力が発揮しやすいかも知れません。
勿論、アンカーに34ジャカ、
インサイドハーフにトーマスでも良いでしょうし
中盤の底にトーマスと34ジャカを並べて
その前に8セバージョスを置いても良いかも知れません。

この様にトーマスを獲得出来れば
中盤の構成の幅は大きく変わりますので
移籍期間が終わる前に何とか獲得して欲しいと思います。

とは言え、現状としては£4500万と言われる
契約解除金は準備出来ておらず
その為に既存の選手の売却を行わなければなりません。

このポジションの売却候補の筆頭は
29グエンドゥージであり11トレイラだと思います。

11トレイラに関してはフィオレンティーナやトリノとの間で
移籍に関する話し合いが進んでおり
近い将来決定すると言われていますが
一方の29グエンドゥージに関しては
話がまとまる気配がありません。

古くはコウチーニョとの取引に
29グエンドゥージを絡めるバルセロナとの取引から始まり、
トーマスの契約解除金の一部として
29グエンドゥージを絡めるアトレティコとの取引、
アワールの移籍金の一部として
29グエンドゥージを絡めるリヨンとの取引、
そしてパリSGへの売り込み等ありましたが
どれも相手先に断られてしまい
唯一実現しそうなのが
エメリ監督が就任したヴィジャレアルへの
ローン移籍くらいだと思います。

しかしこの夏はまとまった補強資金が欲しいアーセナルは
完全移籍での売却しか念頭にない様で、
噂によれば£3000万〜4000万の評価額で
交渉していると言われています。
しかし現在はどのクラブも新型コロナウイルスの影響で
財政状況が悪化している事もあり
残念ですが現在の29グエンドゥージに
それだけの移籍金を支払うクラブは出てこないと思います。
それと共に相手クラブもアーセナルの財政状況を
知っていると思いますので
時間が経つのを待っていれば
痺れを切らして移籍金が下がるのは
分かっていると思います。
よって29グエンドゥージの移籍問題は
移籍期間が終わるギリギリまでもつれ込む事が予想され
しかも£2000万前後で売却出来れば
上々の様に個人的には感じています。

しかしトーマスの獲得ミッションを実現する為には
1日でも早く契約解除金を準備する必要性がありますので
29グエンドゥージを売却する事が出来ないジレンマに
アーセナルはもうしばらく苛まれる事になると思います。

25エルネニーに関しては
トーマスの動向次第だと思います。
トーマスを獲得出来れば再び放出候補になるかも知れませんが
一方でプレシーズンマッチとコミュニティー・シールドの
2試合のパフォーマンスを観る限りでは
バックアッパーとしてチームに残しても良い様に
個人的には感じています。

トーマスが獲得出来れば
中盤の布陣は完成しますが
獲得する為に必要な資金を作る為には
11トレイラや29グエンドゥージを売却して
補強資金を調達する必要性があり
仮に補強資金が調達出来なければ
場合によってトーマスよりも安価で獲得出来る選手に
ターゲットを変えるかも知れません。


トップ下・サイドアタッカー
 12ウィリアン(32)
 7ブカヨ・サカ(19)
 19ニコラ・ぺぺ(25)
 24リース・ネルソン(20)
 32エミール・スミス・ロウ(20)
 35ガブリエウ・マルティネッリ(19)
 10メスト・エジル(31)


アルテタ監督は4−2−3−1、4−3−3、
3−4−2−1のシステムを
これまで主に使ってきましたが
トップ下がある4−2−3−1は
10エジルありきのシステムだった可能性がありますので
今後はトップ下を主戦場とする選手よりも
サイドでプレー出来る選手が
重用されていくと思われます。

そしてチャンスメイク力の低下が
現在のアーセナルの大きな問題になっており
その問題に対するテコ入れとして
チェルシーからフリーで手に入れた
12ウィリアンに期待がかかっています。

12ウィリアンはメインの右サイドだけではなく
左サイドでもプレー可能で
もっと言えばトップ下でも起用可能です。
そしてウイング的な仕掛けと共に
周囲とのコンビネーションを駆使する仕掛けもありますので
チャンスメイク力の向上に一役買ってくれると思います。

一方で今シーズンも14オーバメヤンを
左サイドで起用するならば
残るサイドアタッカーの枠は1枠だけになります。
序列的には新加入の12ウィリアンが筆頭だと思いますが
コミュニティー・シールドでも結果を出した7サカも
今シーズンは更なる成長が期待され、
そして今シーズンこそは本領発揮が期待されている19ペペも
昨シーズンよりは活躍してくれると信じています。

よってサイドアタッカーの枠は14オーバメヤンを含めると
これで4枠が埋まってしまい
残った24ネルソンと32スミス・ロウを
どの様に使うかが注目されます。

プレシーズンマッチではサイドで起用された32スミス・ロウは
中盤を3センターに変えるのならば
インサイドハーフでの起用も可能だと思いますので
それなりの出場機会が得られると思いますが
24ネルソンの立ち位置は
今シーズンも微妙な立ち位置になる様に感じます。
仮に14オーバメヤンをCFに戻す考えが
アルテタ監督にあるのならば
24ネルソンにも出場機会が与えられると思いますが
現状のままならばカップ戦要員止まりに
なってしまうかも知れません。
しかし現在の24ネルソンは
継続的に効果的なプレーを
繰り出す事が出来ない所が
1番の問題だと思いますので
その問題を解決する為にも
常時先発で出場機会が得られる様なクラブへ
ローン移籍に出た方が良い様に
個人的には思います。

そしてある意味この夏の
最大の難題が10エジルの去就問題だと思います。
以前から放出したがっているフロント陣と共に
噂によるとPL中断期間中の振る舞いから
アルテタ監督の信頼も失っており
その構想の中から外れようとしている印象です。
もしも本当に契約が切れる来夏までアーセナルに残る事を
10エジルが希望しているのならば
まずアルテタ監督の信頼を取り戻す
努力を示す必要があると思います。

これまでのアルテタ監督を観ていますと
チームに属する為には規律を守る事を
大前提にしている事が分かりますが
特にチームの為に全力に取り組む姿勢、
言葉を変えれば真剣に取り組む姿勢を求めている様に感じます。

しかしこれまでに公式HP等にアップされている
トレーニング風景を観ますと
例えば23D.ルイスはストレッチやダッシュ等の
ウォーミングアップの時でも
常に先頭に立ち一切手抜きをせずに
全力で行っているのに対して
10エジルはいつも後ろの方で適当に行っています。
普通に考えればトレーニングでダラダラしている姿は
信頼を取り戻そうとしている選手の姿には
見えないと思います。
確かに10エジルは最高の選手だと思いますが
一方で失った信頼を取り戻すのは
ピッチの上での最高のプレーではなく
チームの為に取り組んでいる日々の姿だと言う事を
理解していない様に感じます。

その様な状況もありフロント陣は放出したがっている様ですが
週給£35万と言われる高額給与が足枷となり
10エジルの獲得に動くクラブはありません。
今シーズン分の給与を払ってでも
契約解除する可能性もあった様ですが
それも今の所上手くいっていないと思います。

しかし先日のアストン・ヴィラとの練習試合で
久しぶりに起用された様に
状況は変わろうとしているのかも知れません。
最近の公式HPのトレーニング写真や動画でも
以前よりも10エジルの姿が取り上げられている事からも
スカッドに戻ってきた事を
クラブとしては無言でアピールしているのかも知れません。
とは言え、そこに映し出されている10エジルの姿は
他の選手に比べて汗だくで疲弊している様にも観え
まだコンディション的に整っていない様に観えます。
本当にチームの中の居場所を取り戻すつもりならば
いつでもピッチに出れる様なコンディションを作って
ルーキーの選手の様に
猛然とアピールする位の姿を観せて欲しいと思います。

怪我で離脱中の35マルティネッリに関しては
年末年始辺りにはトレーニングに
復帰出来る予定の様ですが
軟骨損傷のトラブルは場所によっては
今後の選手生命に影響する可能性がある怪我ですので
将来の為に今は焦らずに完璧な状態になるまでは
無理しないで欲しいと思います。


ストライカー
 9アレクサンドル・ラカゼット(29)
 14ピエール=エメリク・オーバメヤン(31)
 30エディー・エンケティア(21)


このポジションは以前から
補強資金を得る為に9ラカゼットが
放出候補に挙がっており
実際ユベントスやアトレティコが
その移籍先に挙がっていましたが
今の所、現実的な話にまでは進んでいません。

仮に9ラカゼットがチームを離れる様な事が起こっても
14オーバメヤンをCFに戻す事で
布陣的には問題はないと思いますので
移籍期間が終わるまでに何かしらの動きがあるかも知れません。

一方で30エンケティアも着実に成長を観せており
今シーズンは更に多くの出場機会を得る事が予想されます。

よってこのまま9ラカゼットが残留した場合には
昨シーズン終盤と同様に
9ラカゼットと30エンケティアが
CFのポジションを争い
14オーバメヤンは左サイドで起用されると思われ
9ラカゼットが移籍した場合には
14オーバメヤンをCFに戻して
それを30エンケティアがバックアップする形になると思われます。


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CBを中心にDFラインの補強を行った事で
懸念だった守備陣の刷新は進みましたが
今シーズンのスカッドを完成させる為には
アトレティコのトーマスを獲得する事が出来るかどうかが
大きなポイントになると思います。

しかしそのトーマスを獲得する為には
£4500万と言われる契約解除金が必要であり
まず最初に既存の選手を売却出来るかどうかが焦点になります。
しかしある程度の移籍金が得られる可能性がある放出候補は
フィオレンティーナやトリノへの移籍が近づいている
11トレイラ位しか今はおらず
非常に難しい状況だと思います。

現実的に既存の選手の中で
£2000万以上の移籍金を
得る事が出来そうな放出候補としては
26マルティネス
2ベジェリン
15ナイルズ
29グエンドゥージ
9ラカゼット
等が挙げられますが
2グエンドゥージは買い手が付かず
当初移籍に傾いていた15ナイルズは
一転して残留が決まりそうですので
残りの3名の去就が注目されています。

確かに2ベジェリンは移籍市場で人気があり
買い手には困らないと思いますが
右SBのファーストチョイスであり、
前十字靭帯断裂を負ってからもうすぐ2年になりますので
本当の意味でこれから完全復活する2ベジェリンの姿を
他のクラブで観るのは
正直馬鹿げていると個人的には思います。

個人的には14オーバメヤンを
CFに戻した方が良いと考えているのもあり
又、30エンケティアが順調に成長している事もあり
9ラカゼットを上手く売却して欲しいと思っていますが
その一方で26マルティネスが
正GKとしての保証を求めているのならば
前記の様にまだ本当の意味で
正GKの座を掴んだ訳ではありませんので
残念ですが26マルティネスを売却する事を
考えても良いと思います。

それ以外でも人員過多の現在のスカッドのスリム化が
重要なポイントでしたが
特に人員過多だったCBに怪我人が続出した為に
人員整理は頓挫してしまいました。

しかし現時点でのスカッドは
シニアの総数は24名ですが
一方で非ホームグロウン選手は18名在籍している為に
最低でもこの中から1名は移籍させる必要があります。
今の所、11トレイラや5ソクラティスが
移籍する可能性がありますが
移籍期間が終わるまでにもう少し移籍する選手が
出てくるかも知れません。

最後にリヨンのアワールの獲得の噂が
今でも続いていますが
確かに攻撃面でのクリエイターとして
アワールは欲しいタレントですが
個人的にはトーマスの獲得の方が優先順位が高く
この二人を同時に獲得出来るほどの補強資金は
現在のアーセナルには準備出来ないと思われますので
アワールの獲得は実現出来ない様に感じています。

今後トーマスを獲得出来れば
この夏のスカッドは完成すると共に
トップ4への復帰の準備が整う事になると思いますので
移籍期間が終わるまでにトーマスの獲得を
成功させて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

フラメンゴから
 CB パブロ・マリ(27歳)スペイン £800万(推定)

サウサンプトンから
 右SB セドリック・ソアレス(29歳)ポルトガル代表 フリー

チェルシーから
 サイドアタッカー ウィリアン(32歳)ブラジル代表 フリー

ハダースフィールド・タウンから
 DMF ティム・アキノラ(19歳)イングランド フリー

フラム・ラルヴィーク(ノルウェー)から
 左WG ジョージ・ルイス(20歳)ノルウェー フリー

フェイエノールトから
 攻撃的MF サラ・エディーン(17歳)オランダ フリー

トッテナムから
 CB ジョナサン・ディンゼイ(20歳)イングランド フリー

リールから
 CB ガブリエウ・マガリャンイス(22歳)ブラジル £2700万(推定)

レアル・マドリーから
 攻撃的MF ダニ・セバージョス(24歳)スペイン代表 シーズンローン


OUT

シュトゥットガルトヘ
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳)ギリシャ シーズンローン

MVVマーストリヒト(オランダ2部)へ
 右SB ザック・スワンソン(19歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 右サイドアタッカー トレイ・コイル(19歳)イングランド シーズンローン

スウィンドン・タウンヘ
 CMF マット・スミス(19歳)イングランド シーズンローン

カーディフ・シティヘ
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(21歳)イングランド シーズンローン

リーズ・ユナイテッドへ
 CF サム・グリーンウッド(18歳)イングランドU-18 £150万+&(推定)

ASローマへ
 攻撃的MF ヘンリク・ムヒタリアン(31歳)アルメニア代表 フリー

コヴェントリーへ
 CMF ベン・シーフ(22歳)イングランド シーズンローン

ドンカスター・ローヴァーズへ
 ストライカー タイリース・ジョン=ジュールス(19歳)イングランドU-19 シーズンローン


(年齢は9/12時点)


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2020/21シーズンNEW THIRD KIT [Arsenal F.C.]

2020/21シーズンのTHIRD KITが発表されました。

Arsenal_20_21_Third_Authentic_Jersey_Blue_GH6654_01_laydown.jpg


プーマ時代からそうですが
ここ数シーズンのTHIRD KITは
とにかく格好良い!!

「エミレーツのナイトマッチに照らされる
照明や雰囲気」を表したと言う
緑がかった紺色?紺色がかった濃い緑?の色調が
何とも言えず良い感じです。

今回もTHIRD KITのデザインも当たりですね!!


C'mon Arsenal !!


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ダニ・セバージョスをレアル・マドリーから再ローンで獲得!! [移籍情報]

ダニ・セバージョス(24歳)をレアル・マドリーから
再びローンで獲得しました。

Ceballos_1600x900_announcement.jpg

昨シーズンのローン期間が終わり
この夏に一度レアル・マドリーへ戻っていた
8セバージョスを再びローン移籍で
獲得する事に成功しました。


1996年8月7日生
176cm 65kg
スペイン代表
背番号 8
移籍金 シーズンローン
攻撃的MF、CMF

レアル・マドリー通算

ラ・リーガ 17試合先発+18試合途中出場:5ゴール
CL 2試合先発+5試合途中出場
クラブ・ワールドカップ 1試合途中出場
UEFAスーパーカップ 1試合途中出場
コパ・デル・レイ 9試合先発+2試合途中出場:2アシスト
スーペル・コパ 1試合途中出場

通算 28試合先発+28試合途中出場:5ゴール2アシスト


アーセナル 通算

PL 18試合先発+6試合途中出場:2アシスト
EL 3試合先発+3試合途中出場:1ゴール
FA杯 2試合先発+3試合途中出場:1ゴール
リーグ杯 2試合途中出場

昨シーズン通算 23試合先発+14試合途中出場:2ゴール2アシスト


昨シーズンの前半はエメリ前監督の戦術に合わず
怪我の影響もあり
持てる力を発揮出来ていませんでしたが
アルテタ監督が就任してからは
その戦術をいち早く理解して
CMFのポジションを掴み
シーズン終盤は主力選手の一人として
FA杯制覇に貢献しました。

契約上この夏は一度
レアル・マドリーへ帰還していましたが
当初からアルテタ監督は
8セバージョスの獲得の希望を隠してはいませんでした。

本人も基本的にはレアル・マドリーで
勝負したいと言う意思はあった様ですが
同時に来夏に開催されるユーロ2020に出場する為に
今シーズンも定期的な出場機会を求めていましたので
レアル・マドリーのベンチを温める位ならば
再びローン移籍に出る事も厭わなかった様でした。

どの様な経緯になったかはわかりませんが
元々ジダン監督との折り合いが悪い事もあり
レアル・マドリーに残ったとしても
定期的な出場機会が望める状況では
なかったのかもしれません。

それと共に古巣のベティス等のクラブも
ローン移籍での獲得を希望していた様ですが
そこはアルテタ監督との強い絆を最優先して
アーセナルへのローン移籍を第一に考えてくれていた様です。

8セバージョスの獲得が不透明だった時期は
リヨンのアワール等のそれなりの投資が必要な
補強候補が挙がっていましたが
これでこの夏の中盤のクリエイティブな仕事を
任せる事が出来る選手の補強問題は
解決したと思います。

あとは残りの限りある資金で
トーマスの獲得に動いて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

フラメンゴから
 CB パブロ・マリ(27歳)スペイン £800万(推定)

サウサンプトンから
 右SB セドリック・ソアレス(29歳)ポルトガル代表 フリー

チェルシーから
 サイドアタッカー ウィリアン(32歳)ブラジル代表 フリー

ハダースフィールド・タウンから
 DMF ティム・アキノラ(19歳)イングランド フリー

フラム・ラルヴィーク(ノルウェー)から
 左WG ジョージ・ルイス(20歳)ノルウェー フリー

フェイエノールトから
 攻撃的MF サラ・エディーン(17歳)オランダ フリー

トッテナムから
 CB ジョナサン・ディンゼイ(20歳)イングランド フリー

リールから
 CB ガブリエウ・マガリャンイス(22歳)ブラジル £2700万(推定)

レアル・マドリーから
 攻撃的MF ダニ・セバージョス(24歳)スペイン代表 シーズンローン


OUT

シュトゥットガルトヘ
 CB コンスタンティノス・マヴロパノス(22歳)ギリシャ シーズンローン

MVVマーストリヒト(オランダ2部)へ
 右SB ザック・スワンソン(19歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 CB ゼック・メドレー(20歳)イングランド シーズンローン

ジリンガムFCへ
 右サイドアタッカー トレイ・コイル(19歳)イングランド シーズンローン

スウィンドン・タウンヘ
 CMF マット・スミス(19歳)イングランド シーズンローン

カーディフ・シティヘ
 右SB ジョルディ・オセイ=トゥトゥ(21歳)イングランド シーズンローン

リーズ・ユナイテッドへ
 CF サム・グリーンウッド(18歳)イングランドU-18 £150万+&(推定)

ASローマへ
 攻撃的MF ヘンリク・ムヒタリアン(31歳)アルメニア代表 フリー

コヴェントリーへ
 CMF ベン・シーフ(22歳)イングランド シーズンローン


(年齢は9/12時点)


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