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2019/20シーズンに向けて〜〜補強ポイント:CB〜〜 [Arsenal F.C.]

2019/20シーズンに向けて:補強ポイント:CB

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〜〜〜CB〜〜〜

サミュエル・ユムティティ(25歳):CB
バルセロナ
1993年11月14日生
182cm 75kg
フランス代表
移籍金 £6000万〜7700万


コスタス・マノラス(27歳):CB
ASローマ
1991年6月12日生
189cm 81kg
ギリシャ代表
移籍金 £3100万(バイアウト条項)


ヨアキム・アンデルセン(23歳):CB
サンプドリア
1996年5月31日生
192cm 90kg
デンマーク代表
移籍金 £3000万以上


トビー・アルデルヴァイレルト(30歳):CB
トッテナム・スパーズ
1998年3月2日生
187cm 81kg
ベルギー代表
移籍金 £2500万(バイアウト)


エリック・バイリー(25歳):CB
マンチェスターユナイテッド
1994年4月12日生
187cm 77kg
コートジボワール代表
移籍金 £3000万


ジェネ・ダコナム(27歳):CB
ヘタフェ
1991年12月31日生
178cm 72kg
トーゴ代表
移籍金 £3000万


ワルテル・カンネマン(28歳):CB
グレミオ
1991年3月14日生
183cm 77kg
アルゼンチン代表
移籍金 £1050万


(年齢は2019年8月10日現在)


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今シーズンのアーセナルの問題点は
51の失点を喫した守備組織であり
それを改善する為には新たな軸になるCBの補強が
この夏の重要なポイントだと思います。

そしてこの夏に噂が挙がっている選手の中で
最も注目されているのが
バルセロナのユムティティの去就だと思います。

昨夏のワールドカップでは
フランス代表の優勝に貢献した世界屈指のCBでしたが
その後、左膝関節の負傷により
今シーズンは半分以上の期間を欠場してしまい
その間に昨夏バルセロナに加入したラングレが台頭した事により
それまで安泰だったポジションが保証されなくなり
更にこの夏にアヤックスからデ・リフトの獲得の噂もあり
バルセロナ内でのユムティティの立場が
危うくなる可能性があります。

その様な状況でもユムティティは
バルセロナの残留を強調していますが
その一方でバルセロナは
デ・リフトを獲得する為の補強資金を必要としており
その為にユムティティを売却する可能性が
示唆されています。

ユムティティは上背こそありませんが
フィジカル的な強さと抜群のスピードを兼ね備えたCBで
その上バルセロナのポゼッションスタイルに対応出来る
足下の技術レベルも高い現代的なCBです。
しかも稀少性が高い左利きのCBと言う所も特筆される所で
高いフィジカル能力による対人守備と共に
危機察知能力を活かしたカバーリング能力も高く
アーセナルの守備力を一変させる事の出来るCBだと思います。

その一方で今シーズン負傷していた
左膝関節の問題は気になります。
今回のユムティティの左膝の怪我は
軟骨の損傷の問題と言われ
一時期は手術的な治療が必要と言われながら
最終的に保存的な治療だけで治療を終わらせています。
一応2月下旬に復帰を果たしていますので
完治していたと思いたいのですが
現状として今回の軟骨の怪我が完治したのかどうか、
そして今後も再発する危険性がないのかどうか、
と言う点に関しては
不透明な部分があると思います。

その怪我の問題さえなければ
アーセナルにとっては理想的なCBの一人だと思いますが
ユムティティを獲得する上で最大の問題は
£6000万〜7700万と言われる
高額な移籍金の問題かもしれません。

この夏のアーセナルの補強予算を考えますと
£6000万〜7700万と言う移籍金は
明らかに予算オーバーであり
普通に考えれば獲得する事は不可能だと思います。

唯一の望みはサンレヒルートでの獲得交渉と
この夏にエドゥがアーセナルの新たなSDに就任する事で
ここまで言われてきた補強予算を覆して
新たな競争力を得る為に
積極的に資金を投入する方向に
舵を切ってくれる事だと思います。

どちらにせよ獲得出来れば
アーセナルにとっては理想的な補強になると思いますが
実際獲得する為には非常に高いハードルがあると思います。

一方でローマのマノラスとサンプドリアのアンデルセンの
セリエAの2人もアーセナルのDFラインを変える
タレントだと思います。

マノラスはフィジカル的に強く
対人プレーと空中戦に圧倒的な強さを見せ
それと共にスピードを活かしたカバーリング能力も高い
セリエAを代表するCBの一人だと思います。
足下の技術レベルは平均的かもしれませんが
その一方で鋭くて深いタックルを見せる様に
アグレッシブなスタイルはPL向きだと思います。

一方でサンプドリアのアンデルセンは
フィジカル的な強度と足下の技術レベルの高さが売りの
今シーズン評価を高めた売り出し中のCBです。
特に192cmと言う上背は
DFラインに高さが足りないアーセナルにとっては
不足している要素だと思います。

そしてマノラスは£3100万と言われるバイアウト条項があると言われ
アンデルセンもまだ移籍金はそれほど高騰していない為に
£3000万辺りから交渉がスタートされると言われています。
勿論、£3000万レベルの選手でも
補強予算的には厳しい金額かもしれませんが
仮に20ムスタフィを売却する事が出来れば
十分に手が届く選手かもしれません。

又、スパーズのアルデルヴァイレルトと
マンチェスター・ユナイテッドのバイリーの
PLの2人のタレントも噂に挙がっています。

2020年夏に契約が切れるアルデルヴァイレルトは
昨夏の契約延長交渉がまとまらずに
1年間の契約延長オプションを行使して
昨夏はスパーズに残留しましたが
その後も契約延長交渉は進んでいない様で
この夏の移籍は確実視されています。

一方のバイリーは加入当初こそは
主力として出場機会が与えられていましたが
特に今シーズンは怪我以外でも出場機会が限られており
スールシャール監督下では
戦力外になろうとしています。

この様な状況もあり
アルデルヴァイレルトは£2500万と言われるバイアウト条項で
バイリーは£3000万程度で
獲得可能と言われており
アーセナルでも手が届く金額だと思います。

しかし、アルデルヴァイレルトは
実力は折り紙付きですが
6コシールニーと5ソクラティスと同年代の
30歳と言う年齢がネックであり
今後1〜2シーズンを限定とするならばまだしも
今後のアーセナルのDFラインを長く担うタレントではなく
一方のバイリーは25歳と若く
フィジカル能力は非常に優れているタレントですが
今シーズンのプレーを見る限りではミスが多く
以前の様な輝きを取り戻す事が出来るかのどうか、
そして更に成長するのかどうかは
ある程度ギャンブル的な要素が含まれてくると思います。

どちらにせよ、来シーズン以降もライバル関係になるクラブへ
これらの選手を売却する可能性は低く
実際問題として実現する可能性が低い
補強候補の様に感じます。

それ以外ではヘタフェのジェネも噂に挙がったCBだと思います。
今シーズンも圧倒的な堅守を誇った
ヘタフェの中心選手であり
そのアグレッシブなディフェンスと
パスをカットするセンスは特筆され
リーガで高く評価されているCBです。
しかし個人的に気になる所は
178cmと言うCBとしては小柄な所です。
スピードがありフィジカル的にも決して弱い様には見えませんが
その一方で伝統的にゴール前での空中戦が激しいPLでは
その上背で勝負出来るのかどうかは些か疑問に感じます。

そしてここに来てグレミオのアルゼンチン代表の
カンネマンの獲得に動いていると言う噂が挙がっています。
カンネマンは左利きのCBで
アルゼンチン人のCBらしく
非常にアグレッシブなディフェンスを観せてくれます。
一方でこの歳までヨーロッパのクラブに在籍した事がない様に
殆どノーマークの存在でしたが
もしかしたらこれは現在ブラジルサッカー連盟で働いていて
この夏にSDに就任予定のエドゥ絡みの案件なのかもしれません。
役職上ブラジル国内の多くの試合をチェックしていると思われる
エドゥが観ていてアーセナルに相応しいと評価しているのならば
期待しても良いのかもしれません。

個人的にはユムティティを獲得する事が出来れば
アーセナルの守備力は大きく変わる可能性がありますので
何とか獲得して欲しいと思いますが
その為には今まで噂に挙がっている補強予算を見直して
大型投資をする覚悟が必要だと思います。

そう言う意味では、バイアウト条項を行使して
獲得に動いていると言われている
マノラスは現実的なターゲットだと思います。
勿論、アンデルセンも現実的なターゲットですが
どちらも競合クラブが多数ある人気銘柄ですので
それらのクラブに競り勝つ為にも
まず来シーズンのCL出場権は獲得しなければならないでしょう。

一方で同様に最近噂に挙がっているカンネマンは
CL出場権が得られなかった時の
プランBなのではないかと思っていますので
もう少し様子を見なければならないと思いますが
個人的にはユムティティ、マノラス、アンデルセンの内の
誰かを獲得して欲しいと思っています。


・・・つづく。


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