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EL Semi-Final 1st:ARSENAL vs Valencia [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−1 Valencia
2019年5月2日(木)Europa League Semi-Final 1st leg, Emirates Stadium

Goal
 (11)Diakhaby
 (18)9Lacazette(←14Aubameyang)
 (25)9Lacazette(←34Xhaka)
 (90)14Aubameyang(←31Kolasinac)
 

1Czech

 20Mustafi 5Sokratis 6Koscielny

15Maitland-Niles 29Guendouzi  34Xhaka  31Kolasinac  

10Özil

 9Lacazette   14Aubameyang


(58)29Guendouzi>>>11Torreira
(75)10Özil>>>7Mkhitaryan
(82)6Koscielny>>>18Monreal


Substitutes
 19Leno
 4Elneny
 17Iwobi
 49Nketiah


Arsenal 1.jpg連敗脱出!!

3戦連続3失点で3連敗と言う
最悪の状況で迎えた
EL準決勝1stレグのバレンシア戦、
最近の流れ同様にセットプレーから
簡単に先制点を奪われながらも
2人のエースのゴールでひっくり返して
1stレグでまず先勝しました。

先発はGKは1チェフが務め
DFラインは20ムスタフィ、5ソクラティス、
6コシールニーが3バックを組みました。
中盤は右WBに15ナイルズ、左WBに31コラシナツが入り、
CMFは29グエンドゥージと34ジャカが組みました。
そして前線はトップ下に10エジルが入り
14オーバメヤンと9ラカゼットが2トップを組む
3−4−1−2が組まれました。

試合はホームのアーセナルの高い位置からのプレスが効いて
敵陣に押し込む流れで始まりましたが
一方で仕掛けの鍵となるパスの精度を欠く事が多く
その為にバレンシアゴールに迫る事が出来ず
反対に最初に決定機を作ったのは
バレンシアの方でした。

7分過ぎ、ディアカビに対する5ソクラティスのタックルで
与えてしまったFKをパレホが蹴りました。
そのボールを右サイドの一番外から裏に飛び出した
ロドリゴにダイレクトで折り返されてしまい
そのボールに対してゴール前に飛び込んできた
ガライに合わされてしまいました。
幸いただ押し込むだけだったそのシュートを
大きく外してくれたお陰で救われましたが
この場面でもセットプレーに対するオフサイドラインの乱れ、
正確に言えばバレンシアの策略にハマって
オフサイドラインを崩されてしまうと言うミスを
この場面でも繰り返してしまいました。

このFKに対してガブリエウ、ガライ、ソレールが
最初からオフサイドエリアに残っていた事で
それに釣られて34ジャカが一人だけラインを下げてしまい
それにより出来たオフサイドラインのギャップを活かして
オフサイドを回避したロドリゴに
飛び出しを許してしまう事になってしまったのは
これまでも何度となく繰り返されていたミスなだけに
非常に残念です。

そしてそのセットプレーから先制点を奪われてしまいました。

11分、パレホが蹴った右サイドからのCKを
ファーサイドでロドリゴがヘッドで折り返したボールを
逆サイドに飛び込んできたディアカビに
ヘッドで押し込まれてしまい失点。

先程のセットプレーもこの失点場面もそうですが
予めデザインされたセットプレーだと思いますが
ここ最近のアーセナルのセットプレーの守備時の問題点を
よく研究されたセットプレーだったと思います。
7分過ぎの場面ではオフサイドエリアにいる相手に
釣られてしまいオフサイドラインを崩してしまう問題を突かれ、
この失点場面ではCKの時には
ファーサイドをケアする選手が足りなくなって
フリーにしてしまう問題を見事に突かれてしまったと思います。

特にここ最近の試合では
セットプレーの守備に危うさがあるのは
誰もが知っていた事でありますが
その問題に対してここ数週間の間で
全く対処がなされていないと言う醜態を
見せてしまったのは残念です。

その後も守備の危うさを見せ続けてしまいました。

14分過ぎ、ガヤからのパスを受けたパレホに
ミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは1チェフがしっかりとセーブしましたが
その弾いたボールに対して15ナイルズが
ヘッドで1チェフに戻そうとしたボールを
グエデスにさらわれて押し込まれそうになってしまいました。
幸いそのシュートは枠を外してくれたお陰で救われましたが
1チェフは外に向けて持ち出す様に指示していたのにも関わらず
ヘッドで1チェフに戻そうとした15ナイルズの判断は
理解に苦しみます。

元々、15ナイルズは大事な場面でミスを犯すと
それを引きずる傾向の強いパーソナリティ的な弱さがありますので
もしかしたらレスター戦での退場処分から
まだ抜け出していないのかもしれません。
しかし今後レギュラーの座を掴みたければ
その様な弱さを払拭しなければ
レギュラーの座を掴む事は難しいと思いますので
今後の成長には期待したいと思います。

その守備陣の危うさを忘れさせてくれたのが
前線の2人でした。

18分、ルーズボールを収めた10エジルからのパスを受けた
9ラカゼットが送ったスルーパスで
14オーバメヤンが一気に抜け出し、
ペナルティの中に入った所で大きく切り返してロンカリアをかわし、
ネトとガライを引き付けた所から送ったパスを
走り込んできた9ラカゼットがフリーで受けて
そのまま無人のゴールに蹴り込み同点ゴール!!
手数を掛けずに2人の個の力でこじ開けてしまった
同点ゴールでした。

そして逆転ゴールもすぐに生まれました。

25分、左サイドから仕掛けの切っ掛けを探っていた所から
34ジャカが送ったゴール前へのピンポイントパスに対して
9ラカゼットがヘッドで叩き込みゴール!!
一瞬の隙を突いた34ジャカのピンポイントパスが
全てだったと思いますが、
ここまでの時間帯はコンビネーションのパスの精度を欠いたり
イメージにズレが生じたりしていた為に
崩すにはこの様な個の力を発揮した仕掛けで
ゴールをこじ開けるしかなかったとも言えるかもしれません。

その後もチャンスは続きました。

32分過ぎ、グエデスからのパスを
5ソクラティスがカットした所から
速攻が始まりました。
10エジルからのパスを受けた34ジャカが
そのままボールを持ち込んだ所から
ファーサイドの14オーバメヤンに向かって
再びピンポイントパスが送られ
そのパスを受けた14オーバメヤンが
ダイレクトボレーで合わせましたが
叩きつけたそのシュートは残念ながら枠を捉えられず。

この仕掛けの肝は
10エジルのフリーランニングだったと思います。
34ジャカにボールを預けた後の10エジルが
そのままゴールに向かって走り込んで行った動きに
ファーサイド側をケアしていたロンカリアが引っ張られた事で
ファーサイドの14オーバメヤンは
完全にフリーになる事が出来ました。
ここで決まればスーパーゴールでしたので残念でしたが
この辺りから少しずつ仕掛けのイメージが繋がり始めた印象のまま
前半は終わりました。

しかし、後半に入るとアーセナルの動きが重くなり
前半の様な高い位置からのハイプレスが効かなくなってしまい
一進一退の状況が続いた事もあり
58分に29グエンドゥージに代えて11トレイラを投入して
エメリ監督は早々に手を打ってきました。

その後、アーセナルに何度か追加点のチャンスが訪れました。

62分過ぎ、34ジャカのパスを受けて
左サイドを侵入した14オーバメヤンから送られた
柔らかいタッチの折り返しを
ゴール正面で9ラカゼットがヘッドで合わせようとしましたが
空振りしてしまいゴールならず。
14オーバメヤンからのクロスは
ガライとロンカリアの頭を越して
フリーになっていた9ラカゼットにピタリと合っていましたので
ただ当てるだけの状況でいながら
タイミングが合わずに空振りしてしまったのは残念でした。

66分過ぎ、右サイドからドリブルでカットインしてきた
15ナイルズからのパスを受けた31コラシナツが
中央の位置から左脚を振り抜きました。
そのシュート?はヒットせずに14オーバメヤンがワンタッチした後に
ファーサイドにいた9ラカゼットに繋がり
9ラカゼットは至近距離からシュートを放ちましたが
ネトに阻まれゴールならず。
そのこぼれ球を再び9ラカゼットが押し込もうとしましたが
それもネトに阻まれてしまいゴールならず。
ファーサイドに向かって撃つ様な体勢から
逆を突いてニアに撃ったシュートでしたので
止めたネトを褒めるべきかもしれません。

一方でバレンシアにもチャンスを作られてしまいました。

72分過ぎ、パレホから送られたスルーパスで
ガメイロに飛び出されてしまいましたが
そこから放たれたシュートは
1チェフが的確にブロックして
このピンチからゴールを死守。
タイミングをズラして送られた
パレホのスルーパスは敵ながらシビレましたし、
1対1の状況から完璧なタイミングで前に出て
シュートコースを切って守った
1チェフのビッグセーブにもシビレました。

この後、アーセナルは10エジルに代えて
7ムヒタリアンを投入した事で
攻撃陣に前に出る推進力が蘇り
良い仕掛けを見せられる様になり始めました。

76分過ぎ、31コラシナツから
14オーバメヤンに送られた楔のパスのリターンのスルーパスを受けて
左サイドの深い位置にまで強引に侵入した31コラシナツから
マイナス方向の折り返しが送られました。
ペナルティスポット辺りで待っていた7ムヒタリアンに向けて送られた
その折り返しはガライにカットされて繋がりませんでしたが
そのこぼれ球を受けた34ジャカから
今度はゴールに向かって走り込んできた14オーバメヤンに向けて
スルーパスが送られましたが
そのパスも寸前の所でガブリエウにカットされてしまいました。

最終的にはシュートを撃つ事は出来ませんでしたが
サイドの深い位置まで侵入した所から見せた
連動的な仕掛けは
ここ最近のアーセナルが出来ていなかった
非常にらしい仕掛けだったと思います。

そして終了間際に貴重な追加点を
奪う事に成功しました。

90分、センターライン辺りで
ボールを受けた7ムヒタリアンが
そのままドリブルで侵入していき
ペナルティの手前からミドルシュートを放ちました。
そのシュートはロンカリアにブロックされてしまいましたが
そのこぼれ球を今度は9ラカゼットがシュートを放ち、
ガブリエウに当たりコースが変わったそのシュートも
ネトにセーブされてゴールならず。
しかしそのこぼれ球を
9ラカゼット〜31コラシナツと繋いだ所から送られた
柔らかいタッチのクロスに対して
ファーサイドに走り込んできた14オーバメヤンが
叩きつける様にダイレクトボレーで突き刺しゴール!!

来週行われる2ndレグの事を考えますと
非常に重要なゴールになったと思います。

アウェイゴールは奪われてしまいましたが
その後3−1と言う結果で2ndレグに折り返せたのは
上々の結果だと思います。


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1チェフ

 失点の場面はノーチャンスだっただろう。 72分過ぎの場面ではビッグセーブでチームを救う。
 
20ムスタフィ
 
 アグレッシブなタックルでピンチを潰す場面もあったが、一方でコーナーフラッグ方向に押し込まれるとヒヤヒヤしてしまう。

5ソクラティス

 スピードのあるロドリゴとグエデスに対してややスピード不足の面を見せてしまう場面もあった。
 
6コシールニー

 元々脚に問題があったのか?試合中に痛めたのか?はわからないが、フィジカルコンディションに問題が発生して後半途中に退く。

15ナイルズ

 14分過ぎの場面ではヘッドで1チェフに戻そうとした時にグエデスに奪われると言う決定的なミスを犯す。 レスター戦での退場が尾を引いていたのか?

29グエンドゥージ

 ボールをしっかりと捌くも鍵となる場面でのミスも目立った。

34ジャカ

 ゴール前へのピンポイントパスで決定機を演出し、9ラカゼットのゴールをアシストする。

31コラシナツ

 最後の最後で14オーバメヤンのゴールをアシストするもそれまではクロスの精度に問題があった。 深くまで侵入する形が徹底的にマークされている影響はあるかもしれないが、その様な状況を打開する引き出しがもっと欲しい。

10エジル

 ゴールやアシストこそ挙げなかったが、巧みなフリーランニングで前線の2人を助ける。 それと共にしっかりとハイプレスを仕掛け、時にカウンターを防ぐ為にいち早く帰陣するなど数字に表れない貢献度が高かった。

9ラカゼット

 2つのゴールでチームを勝利に導く。 出来る事ならばこのゴール以外の2つの決定機も決めなければならなかっただろう。

14オーバメヤン

 スルーパスで抜け出してから冷静に9ラカゼットのゴールをアシストする。 そして2ndレグを有利にする3点目を奪い決勝進出に向けて一歩前進させる。

11トレイラ

 29グエンドゥージに代わり投入され中盤の支配力を高めた

7ムヒタリアン

 10エジルに代わり後半途中に投入され攻撃陣に前へ出る推進力を与える。

18モンレアル

 フィジカルコンディションに問題が発生した6コシールニーに代わり終盤投入される。
 

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来週行われるアウェイでの2ndレグに向けて
アウェイゴールを1つ奪われてしまいましたが
それでも2点のリードは上々の結果だと思います。

勿論、まだ決まった訳ではありませんが
準々決勝でのナポリ戦と同様に
大分有利な状況になったと思われます。

とは言え、最近のアーセナルの守備陣は
崩壊気味であると言う事には変わりがありませんので
2〜3点奪われるリスクを
常に考えなければならないと思います。

しかし、この週末の試合の結果によっては
PLトップ4入りの失敗が決まる可能性もあり
そうなりますと来シーズンのCL出場権を獲得する為には
EL優勝して獲得する道と言うのが現実的な目標であると共に
絶対に成し遂げなければならない目標になります。

その為にもまず来週のアウェイでのバレンシア戦ではミスを犯さずに
しっかりと勝利を収めて決勝進出を決めて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:1G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G8A EL:4G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:5G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:19G5A EL:5G2A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G2A
34ジャカ       PL:4G2A EL:0G3A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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PL36:Leicester City vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Leicester City 3−0 ARSENAL
2019年4月28日(日)Premier League, King Power Stadium

Goal
 (59)Tielemans
 (86)Vardy
 (90)Vardy
 
Sent off
 (36)15Maitland-Niles 


19Leno

15Maitland-Niles 20Mustafi 5Sokratis  31Kolasinac

11Torreira  34Xhaka

7Mkhitaryan           17Iwobi 

14Aubameyang   9Lacazette 


(46)17Iwobi>>>6Koscielny
(73)7Mkhitaryan>>>29Guendouzi
(79)9Lacazette>>>49Nketiah


Substitutes
 1Czech
 27Mavropanos
 4Elneny
 59Willock


Arsenal 1.jpg何も出来ずに完敗、、、。

奇跡でも起こらない限り
トップ4に入るのは
難しくなってしまいました。

先発はGKには19レノが入り
DFラインは右SBに15ナイルズ、
左SBにはふくらはぎに問題が発生して
この試合欠場した1モンレアルに代わって
31コラシナツが入り、
CBには20ムスタフィと5ソクラティスが組む
4バックが敷かれました。
中盤は34ジャカと11トレイラがCMFに入り
右サイドに7ムヒタリアン、左サイドに
17イウォビが入り
14オーバメヤンと9ラカゼットが2トップを組む
4−4−2が組まれました。
10エジルは足に問題が発生した為に欠場し
一方でウルヴス戦でプレーが重く感じて観えた
6コシールニーはベンチには入りましたが
先発からは外れました。

試合は流れを掴んだホームのレスターに
序盤からチャンスを作られてしまいました。

6分過ぎ、チルウェルが蹴ったFKに対して
ゴール前に飛び込んできたエヴァンスに
ヘッドで合わされてしまいました。

幸い19レノの正面で救われましたが
オフサイド崩れで完全にフリーで
飛び込まれてしまいましたので
一つ間違えれば失点していてもおかしくない
危険な場面だったと思います。
それにしてもここ最近オフサイドラインが崩れる場面が多い所が
非常に気になります。
この場面でも先に動いたマグワイアとエヌディディに釣られて
20ムスタフィがラインを崩してしまった事で
エヴァンスをオフサイドに捉える事が出来ずに
フリーで飛び込ませてしまったのは大きなミスだったと思います。

一方でアーセナルの最初のチャンスは
この場面だったと思います。

15分過ぎ、オルブライトンのパスをカットした
31コラシナツから17イウォビ〜31コラシナツと
繋いだ所から送られた
エヴァンスの股を抜いたクロスを受けた9ラカゼットが
角度のない所からシュートを放ちましたが
マグワイアにブロックされてしまいゴールならず。

21分過ぎ、11トレイラが
マディソンからボールを奪い返した所から速攻が始まりました。
そして7ムヒタリアン〜9ラカゼット〜7ムヒタリアン
〜34ジャカ〜14オーバメヤン〜17イウォビと
一気に左サイドに展開した所から入れられたクロスを
ファーサイドからゴール前に走り込んできた9ラカゼットが
ダイレクトボレーで合わせましたが枠を捉えられず。

この試合の中で数少ない完全に崩した場面であり
走り込んできてそのままダイレクトで合わせると言う
決して簡単なシュートではなかったかもしれませんが
完全にフリーな状況でしたので
最低でも枠を捉えなければならなかったと思いますし
その数少ないチャンスをゴールに繋ぎ
チームの勝利に導いてこそ
エースストライカーだと思いますので
決めなけらばならなかったと思います。

その後はレスターのチャンスが続きました。

26分過ぎ、オルブライトンからの縦パスを受けた
ヴァーディから送られたスルーパスを受けて
飛び出してきたマディソンに角度のない所から
シュートを撃たれてしまいましたが
19レノがしっかりとセーブしてゴールを死守。

27分過ぎ、マディソンが入れた
左サイドからのCKをゴール前で
エヌディディにヘッドで合わされてしまいました。
完全に合わされてしまったこのヘッドは
非常に危険なシュートでしたが
19レノのスーパーセーブでゴールを死守しましたが
反対にエヌディディに完全にフリーで合わされてしまった様に
この試合でもセットプレーでの守備組織に
穴がある所を見せ続けている所は
いい加減に改善して欲しい物です。

30分過ぎ、オルブライトンからの裏のスペースへのパスで
ヴァーディに抜け出されてしまい
19レノと1対1の状況に陥ってしまいましたが
これも的確なポジショニングでしっかりと距離を詰めた
19レノがプレッシャーを与えた事で
ループシュートを狙ったヴァーディのシュートは
枠を捉えられずにゴールは死守。

一方でアーセナルに2つ目のチャンスが訪れました。

33分過ぎ、31コラシナツ〜9ラカゼット
〜14オーバメヤンとシンプルに速いテンポで繋げた事で
14オーバメヤン&17イウォビ対マグワイアと言う
2対1の状況になり
その14オーバエヤンからのラストパスを受けた17イウォビが
左脚を振り抜きましたが
そのシュートはシュマイケルにセーブされてしまいゴールならず。

14オーバメヤンからのパスが若干ズレた事もあったかしれませんが
17イウォビがあの程度のひ弱なシュートで
ゴールを撃ち抜く事が出来ると思っていたのならば
それは大きな間違いだと思います。
勿論、本来は14オーバメヤンのパスを
そのまま右脚で巻く様にして
ファーサイドを狙うイメージだったのかもしれませんが
その様なパスが来なかった事を差し引いたとしても
この大きなチャンスを活かすには
余りにも残念なシュートだったと思います。

そしてこの後にこの試合の行方を左右する
アクシデントが発生してしまいました。

35分過ぎ、ルーズボールを収めた
15ナイルズが足を滑らせてしまった為に
ボールを奪ったマディソンに
苦し紛れのタックルを仕掛けてしまい
この試合2枚目のイエローを受けて
15ナイルズは退場処分を受けてしまいました。

この2枚目のイエローを受けた場面では
15ナイルズのタックルがマディソンの足を捉えてしまいましたので
既に警告を受けている選手としては浅はかなファールであり
結果として2枚目のイエローを提示されても仕方がなかったと思いますが
一方で1枚目のイエローを受けた場面はどうだったでしょうか?

7分過ぎ、右サイドを駆け上がろうとしてきたチルウェルに対して
15ナイルズが強めのショルダータックルで潰した事に対して
1枚目のイエローを受けてしまいましたが
確かにレスターの速攻を切る為のファールでしたが
それほど悪質なファールでもなく
相手の決定機を妨害した訳でもありませんので
このファールでイエローを提示したのは厳しすぎる様に感じました。
仮にこの場面でイエローが提示されていなければ
この場面でイエローを提示されたとしても
まだ1枚目であり退場処分を受ける事もなかったと思います。

この退場で数的不利に陥り
前半の残りの時間は7ムヒタリアンが右SBに下がって
試合を続ける事になりました。

41分過ぎ、マディソンからのパスを受けた
ティーレマンスから送られたスルーパスで
裏に飛び出したヴァーディに左脚を振り抜かれてしまいました。
このシュートも19レノがしっかりとセーブして
ゴールは守られましたが
一方でティーレマンスのスルーパスに対して
右SBに移っていた7ムイタリアンが感じていなかった事もあり
パスコースをケアする事が出来ていなかったのは
急遽右SBを務めた事を考えれば仕方がなかったかもしれませんが
反対に7ムヒタリアンに右SBを任せて乗り切ろうとした
エメリ監督の判断は間違っていた事を証明した場面だったと思います。
因みに先程の17イウォビも
この場面でのヴァーディのシュート位の強いショットを撃たなければ
ゴールを陥れる事は難しかったと思います。

後半の頭から17イウォビに代えて
6コシールニーを投入して
20ムスタフィを右SBに移した4バックに変更し
中盤をアンカーに34ジャカ、
インサイドハーフに11トレイラと7ムヒタリアンを置く
4−3−2にシステムが変更されました。

しかし数的不利の状況を何とか凌いでいましたが
ついに耐えきれずに先制点を奪われてしまいました。

59分、マディソンから送られたラストパスに対して
ゴールに向かって走り込んできたティーレマンスに
ヘッドで合わされてしまい失点。
確かにマディソンのラストパスは
精度の高い完璧なパスだったとは思いますが
それを差し引いてもポッカリと穴を空けてしまった
アーセナルの守備組織は残念でした。

その後もレスターの攻勢を受け続けました。

72分過ぎ、バーンズからのパスを受けたティーレマンスに
ミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは僅かに枠の外で救われましたが
この場面でも失点の場面のマディソンの時と同様に
DFラインの前のスペースに
ポッカリと穴を空けてしまい
時間とスペースを与えてしまった対応は
非常に宜しくない対応だったと思います。

73分過ぎ、オルブライトンからのパスを受けて
左サイドから侵入してきたペレイラに
シュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは19レノのファインセーブでゴールを死守。
しかしそのこぼれ球を受けたバーンズに
再びシュートを撃たれてしまいましたが
それも19レノのファインセーブでゴールを死守。
そして最後はペレイラ〜マディソン〜チョードゥリーと繋げられてしまい
そこからミドルシュートを撃たれてしまいましたが
それも19レノの正面でゴールを死守。

立て続けに放たれるシュートに対して
すぐに体勢を立て直して
次のシュートに対する準備をして
的確なセービングを見せる
19レノの真骨頂で凌ぎましたが
そして何よりもこれまでシュートに対して
しっかりと弾き返す事が出来ていなかった19レノが
最初のペレイラのシュートに対して
しっかりと相手のいない方向のペナルティの外側にまで
そのシュートを弾き返し、
次のバーンズのシュートに対しても
しっかりとタッチライン方向の
誰もいない方向に弾き返す事が出来ていた事で
次のシュートまでの時間をしっかりと作る事が出来た所も
この連続のシュートを防ぐ事が出来た一つの要因であり
19レノの成長を感じます。

しかし遂に追加点を奪われてしまいました。

86分、シュマイケルからのリスタートの
ロングフィードでヴァーディに抜け出されてしまい
そのヴァーディに19レノ頭を越すループシュートを
撃たれてしまいました。
そのシュートはポストを叩き救われましたが
そのリバウンドをヴァーディに押し込まれてしまい
失点。

シュマイケルのロングフィードに対して
6コシールニーがクリアー出来なかったのは勿論の事ですが
そこでクリアー出来なかった6コシールニーが
その場で足を止めてしまったのは
結果的にはミスを犯してしまったと思います。
仮にそのまま足を止めずに
ヴァーディに付いていったら
リバウンドを押し込んだヴァーディを防ぐ事が
出来たかもしれませんので
6コシールニーのこの場面での振る舞いは
怠慢だったと言わざる得ないと思います。

92分過ぎ、アーセナルのCKから
カウンターを受けてしまいました。
ボールを持ち出したヴァーディがパスを送って
抑えに来た31コラシナツをかわし、
その後マディソンからのリターンを受けたヴァーディが
今度は28グエンドゥージをかわした後に送ったスルーパスで
バーンズに抜け出されてしまい
最後は5ソクラティスのタックルもかわされてしまい
シュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートも19レノがしっかりと防ぎ
ゴールを死守。

そしてこの試合最後のプレーで3点目を奪われてしまいました。

94分過ぎ、DFラインをドリブルで抜け出してきた
ペレイラからの折り返しを
ゴール前に入ってきたヴァーディに押し込まれてしまい
失点。

31コラシナツ、29グエンドゥージ、6コシールニーの
3人で囲みながらも
ペレイラを止められなかったのは残念でした。
特に全く空気の様に止められなかった
6コシールニーのプレーは非常に残念であり
その気の抜けたプレーは
残りのシーズンにおいて非常に心配です。

来シーズンのCL出場権を得る為に重要だった試合に
これで3連敗を喫してしまい
その目標に向けて大きく後退してしまいました。


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19レノ

 19レノがいなければもっと悲惨な試合になっていただろう。
 
15ナイルズ
 
 判定がどうだったかは別として2枚のイエローでの退場でこの試合を壊してしまったのは間違いない。

20ムスタフィ

 5ソクラティスとのコンビは不安定に感じる。
 
5ソクラティス

 19レノと共に最後まで集中力を切らさずに戦い続けた。

31コラシナツ

 攻守に存在感は薄かった。

11トレイラ

 この試合では一つのプレーの後の次のプレーに動けない場面が散見された。 11トレイラだけの責任ではないがその事もあり終盤にはDFラインのスペースに穴を空けてしまった。

34ジャカ

 中盤からリズムを作る事が出来ず。

7ムヒタリアン

 決定機を演出する事が出来ず。

17イウォビ

 9ラカゼットの決定機を演出すると共に絶好の先制点のチャンスが巡ってきたが決められず。 パスが少しズレたとは言え、ゴールを奪う気があればもっと強烈のシュートが撃てなければ決してゴールを奪う事は出来ないだろう。

14オーバメヤン

 17イウォビの絶好機を演出するも、反対に絶好気は巡っては来なかった。

9ラカゼット

 前半の17イウォビからの決定機は決めなければならなかっただろう。

6コシールニー

 後半から投入されるも、終盤はいつもの様な気迫が感じられなかったのは非常に残念だった。

29グエンドゥージ

 後半途中から7ムヒタリアンに代わって投入されるが試合の流れを変える事は出来ず。

49エンケティア

 後半途中から9ラカゼットに代わって投入される。


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この大事な終盤の時期に3連敗を喫してしまいました。

これで奇跡でも起きない限りは
アーセナルがトップ4に入る事は難しくなってしまいました。
勿論、まだ可能性がない訳ではありませんが
現在のチーム状況を考えますと
他の3チームの内、少なくとも2チームが
残りの2試合を連敗する様な状況にならない限りは
難しいと考えるべきだと思います。

一方でまだEL経由でCL出場権を獲得する道も
残されていますが
この大事な試合で負け続けている状況を考えれば
果たして決勝の地に辿り着く事が出来るのかどうか、
そしてその地で勝利を挙げ、
栄冠を挙げる事が出来るのかどうかは心配しかありません。

その様な特大のプレッシャーに打ち勝つだけの
勝者のメンタリティーを
もう一度我々に見せて欲しい!!

アーセナルの意地と誇りをかけて!!


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:1G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G8A EL:2G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:5G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:19G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G1A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G2A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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