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冬の移籍期間に向けて2022/23、その3−3 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その3−3

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次はストライカーに付いて考えてみたいと思います。


〜〜〜ストライカー〜〜〜

ジョアン・フェリックス(23歳):セカンドトップ・左サイドアタッカー
João Félix
アトレティコ・マドリー
1999年11月10日生
179cm 70kg
ポルトガル代表
移籍金 £8800万


メンフィス・デパイ(28歳):CF
Memphis Depay
バルセロナ
1994年2月13日生
178cm 78kg
オランダ代表
移籍金 £   万


ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(23歳):CF
Dusan Vlahovic
ユベントス
2000年1月28日生
190cm 75kg
セルビア代表
移籍金 £8000万


マルクス・テュラム(25歳):CF、左サイドアタッカー
Marcus Thuram
1997年8月6日生
ボルシアMG
192cm 88kg
フランス代表
移籍金 £1050万


(年齢は2023年2/1現在)

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9ジェズスがW杯中に
左膝関節内側側副靱帯損傷の怪我を負い
即日手術を行いましたが
約3ヶ月間離脱する可能性が出てきた為に
その穴をどの様な形で埋める事が出来るか?
この冬の移籍期間の大きな問題になっています。

この状況を打開する為の方法は
大きく分けて2つあると思います。

1つ目はこの夏に契約延長した14エンケティアと
昨春に契約延長した26バロガンの成長を妨げない様に
9ジェズスの離脱期間中の穴を埋める事を主な目的とした
シーズン終わりまでのローン移籍で選手を獲得する。

2つ目は今シーズンのPLを制覇する為、
そして来シーズン以降のCLを見越して
9ジェズスに匹敵する確かな実力者を
完全移籍で獲得する。

このどちらのパターンで補強するかが注目されます。

ローン移籍のパターンの筆頭は
アトレティコ・マドリーのフェリックスかもしれません。
サイドアタッカーの所でも書きましたが
フェリックスはサイドでも起用出来ますが
最も輝くのはセカンドトップの様な
中央である程度自由が与えられた状況だと思います。

今シーズンの9ジェズスも
純粋なストライカーとしての役割だけではなく
前線のあらゆる所に出没しながらボールに絡む事で
攻撃陣を活性化させていましたので
その様なゼロトップ的な役割を期待するのならば
フェリックスは適している様に感じます。

ある程度の実績があり獲得のハードルが非常に低いのが
バルセロナのデパイだと思います。

そのデパイはオランダ代表のエースストライカーとして
W杯にも出場していた様に
ある程度の実力は保証される
ストライカーだと思います。

その一方でバルセロナでは
レヴァンドフスキの影に完全に隠れ
以前移籍していたユナイテッドでも
結果を残す事が出来ずにいましたので
エールディヴィジやリーグ1の様なレベルならば通用しても
それらのリーグよりも厳しいリーガやPLでは
どこまで通用するかは不透明な部分もあると思います。

一方でバルセロナは
テレビの放映権の一部等を売却して得た資金を元に
この夏に派手な補強をしたにも関わらず
今シーズンのCLでは
グループステージで敗退してしまった為に
期待していた収入が得られず
非常に厳しい財政難に陥っています。

その為に支出を少しでも減らす為に
ピケを筆頭に高額給与の選手の
放出に必死になっており
デパイも放出候補になっている様です。

同時にデパイとバルセロナの契約が
来夏までになっている関係もあり
この冬の移籍期間での放出は確実視されており
しかも£数00万レベルの移籍金で獲得可能と言われています。

現在のアーセナルの状況を考えますと
デパイにはPLでの適応のリスクがありますので
ローン移籍で獲得出来れば
ベストな選択になったかもしれませんが
完全移籍で獲得するのは二の足を踏むかもしれません。

結論としては9ジェズスが離脱中の穴埋めとして
ローン移籍で獲得出来るのならば
最高の補強になったかもしれませんが
PLへの適応と適応できなかった時の
不良債権になるリスクを犯してまで
完全移籍で獲得するのは
個人的には反対です。

一方で昨冬に獲得に動いていた
ユベントスのヴラホヴィッチも
最近獲得候補に挙がっています。

フィオレンティーナ在籍中程の
活躍はまだ観せてはいませんが
中長期的にエースストライカーとして期待されている
ヴラホヴィッチを早々に放出するとは
正直思えませんが
その様な可能性が話題になってしまう程、
今回の発覚したユベントスの財務問題は深刻で
その影響で主力選手を
売却せざる得ない状況なる可能性がある様です。

勿論、仮にヴラホヴィッチを獲得するとなりますと
昨冬にユベントスが投資した額以上の
£8000万クラスの投資が必要になりますので
この冬にアーセナルが獲得するのは現実的ではありませんが
現在のアーセナルのスカッドに欠けている
最前線で高さと強さをもたらす
『9』番タイプのストライカーが加われば
戦術の幅は更に広がると思いますので
獲得出来るのならば獲得して欲しいタレントだと思います。

しかしヴラホヴィッチを獲得した場合には
14エンケティアと26バロガンのアーセナルでの未来は
閉ざされる可能性が高くなりますので
それだけの決意を持って獲得に動く必要があると思います。

ボルシアMGのテユラムも
何度か名前が挙がっている選手です。

テュラムは元々左サイドアタッカーとして
頭角を表していましたが
CFに完全に固定された今シーズンは
ブンデスリーガですでに10ゴールを挙げ
今回のW杯でもフランス代表メンバーにも選ばれた様に
ブレイク中のストライカーです。

そして何よりも
そのボルシアMGとの契約が来夏までになっている関係で
£1000万前後の移籍金で
獲得可能と言われており
来夏のフリーでの退団を避ける為にも
ボルシアMGはこの冬に放出する可能性が
高いと言われています。

サイドとCFの両方でプレー出来、
スピード共に現在のスカッドに欠けている
前線での高さとフィジカル的な強度を
もたらしてくれるタレントですので
比較的安価な移籍金で獲得可能のこの冬は
確かに狙い目だと思います。

しかし同時にデパイと同様に
完全移籍での獲得が前提となりますので
来シーズン以降のストライカーの編成も含めて
獲得するべきかどうかどうかが
大きなポイントになるかもしれません。


個人的には9ジェズスの離脱期間中の
穴を埋める事を目的とした補強を希望しますので
シーズン終わりまでのローン移籍での
補強を希望します。
この4人の中でローン移籍で獲得可能な選手は
フェリックスのみだと思いますので
獲得するチャンスがあるのならば
獲得に動いて欲しいと思います。

一方でローンでの獲得が可能ならば
デパイも有力候補だったと思いますが
そのデパイを完全移籍で獲得するのは
個人的には反対です。
同じ様にテュラムも完全移籍での獲得が前提ですが
テュラムは25歳とまだ若く
サイドでの起用も出来る事を考えますと
現在獲得に動いていると言われている
サイドの選手の補強が失敗する様ならば
獲得に動いても良い様に感じます。

また本当にヴラホヴィッチが売り出され
獲得出来る資金があるのならば
現時点での実力面でもポテンシャル面でも
14エンケティアや26バロガンを上回っていると思いますので
この2人を切らなければならない状況になったとしても
個人的には獲得して欲しいと思いますが
現実的にこの冬には
投資しなければならないポジションが他にありますので
この補強は実現する事はないと思います。


C'mon Arsenal !!


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