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PL2:ARSENAL vs Burnley [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 Burnley
2019年8月17日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (13)9Lacazette(←8Ceballos)
 (43)Barnes
 (64)14Aubameyang(←8Ceballos)
 

1Leno

15Maitland-Niles 5Sokratis  23Luiz  18Monreal  

 28Willock   29Guendouzi

14Aubameyang   8Ceballos    24Nelson 

9Lacazette


(46)24Nelson>>>19Pepe
(71)9Lacazette>>>31Kolasinac
(83)8Ceballos>>>11Torreira


Substitutes
 26Martinez
 21Chambers
 7Mkhitaryan
 35Martinelli


Arsenal 1.jpg10シーズンぶりの開幕2連勝!!

両エースの揃い踏みのゴールで
難敵バーンリーを退けました。

先発はGKは1レノが起用され
DFラインは右SBに15ナイルズ、
左SBに18モンレアル、
そしてCBには23ルイスが5ソクラティスと共に
起用されました。
中盤は29グエンドゥージと28ウィロックが組み
2列目には右に14オーバメヤン、左に24ネルソン、
トップ下に8セバージョスが起用され
1トップに9ラカゼットが入る4−2−3−1が組まれました。

保安上の問題で開幕戦を欠場した
10エジルと31コラシナツは復帰を果たしましたが
一方で10エジルに関しては体調不良により
この試合もベンチ外になってしまいました。

一方でこの試合の注目はCBの23ルイスと
トップ下の8セバージョスと言うのは言うまでもなく
同時にこの起用がこの試合の勝利の鍵だったと思います。

試合はその8セバージョスを中心に
細かなパスで組み立てながら
バーンリーゴールに迫っていくアーセナルに対して
ゴール前に積極的にボールを放り込むパワープレーと
そのこぼれ球を狙うバーンリーと言う展開でした。

アーセナルのファーストショットは
その8セバージョスの右脚でした。

4分過ぎ、5ソクラティスからのパスを受けた8セバージョスは
そのままドリブルで左サイドを持ち上がり
そこから24ネルソンとのワンツーでカットインした所から
右脚のミドルシュートを放ちました。
そのシュートは枠を捉えられませんでしたが
8セバージョスは独特のリズムを刻みつつ
そこから一気にテンポアップする鋭い仕掛けは
観ていて期待感を煽られます。

一方で23ルイスを起用した事によってもたらされた
ポイントが早速観られました。

8分過ぎ、バックラインでボールを回している所から
一気に裏のスペースへ送られたロングフィードで
14オーバメヤンが抜け出しました。
残念ながらトラップが大きくなり
戻ってきたピーテルスにカットされてしまいましたが
今シーズンのアーセナルのコンセプトの一つだと思われる
相手の裏のスペースを意識した仕掛けを
より強力な物にしてくれる可能性を早速示したと思います。

そして早くもゴールチャンスが続きました。

11分過ぎ、ベン・ミーのハンドで得た
右サイドのペナルティのすぐ外側からのFKを
8セバージョスが蹴りました。
そのFKはニアサイドでピーテルスに
クリアーされてしまいましたが
そのクリアーボールを5ソクラティスがヘッドで
もう一度ゴール前に送ったボールを
9ラカゼットがヘッドで押し込もうとしましたが
GKのポープのファインセーブで阻まれてしまい
惜しくもゴールはならず。

そしてここで得たCKから先制ゴールが生まれました。

13分、8セバージョスが入れた右CKを
ニアサイドで受けた9ラカゼットが
ピーテルスを背負ったまま反転し
後ろに引っ張られて体勢を崩しながらも
右脚を振り抜きゴール!!
体勢を崩されても強引にシュートに持っていって
パワーショットでポープの股間を射抜いた、
常にゴールへの執念を観せる
9ラカゼットらしいゴールだったと思います。

一方でセットプレーからピンチもありました。

16分過ぎ、左サイドからのCKを
ファーサイドからタコウスキーに折り返されたボールを
ゴール前のバーンズにヘッドで合わされてしまいました。
そのシュートは1レノが反応して
しっかりとセーブしたと共に
そのバーンズの位置がオフサイドでしたので
失点は免れましたが
やはりバーンリーのパワープレーは
アーセナルにとっては非常に厄介な攻撃だったと思います。

その後もバーンリーのパワープレーに
手を焼いてしまいました。

19分過ぎ、左サイドからのCKに対して
1レノが飛び込みましたがボールを弾き返す事が出来ずに
ゴール前にこぼれてしまいました。
そのこぼれ球は29グエンドゥージが大きく蹴りだして
事なきに済みましたが
こぼれた場所によっては押し込まれてもおかしくない
危ない状況でした。

昨シーズンから指摘している
ハイボールに対する1レノの問題は
現時点ではまだ改善されていないと言えます。
この場面でもバーンズに進路をブロックされていたとは言え
それを跳ねのけてでも少しでも早く
落下地点に向わなければならなかったと思いますし
ウッドやベン・ミー等がいて
落下地点は混雑していたとは言え
前に出たのならボールをしっかりと
弾き返さなければならなかったと思いますが
その両方とも出来ていませんでした。
そう言う意味ではバーンリーの様な
パワープレーを挑んでくるチームに対しては
1レノを起用する事がベストかどうかは
今後考える必要があるのかもしれません。

その後も両チーム共にゴールに迫る場面はありました。

34分過ぎ、左サイドでルーズボールを収めた18モンレアルが
バーンズのチャージを受けて倒されながらも
24ネルソンに繋ぎ
そのパスを受けた24ネルソンがそのままドリブルで持ち込んで
左脚を振り抜きました。
そのシュートはポープの正面で防がれてしまいましたが
24ネルソンは流れの中でのプレーや
コンビネーションの面では
まだまだ改善が必要だと思いますが
この場面の様に単独でドリブルで仕掛ける様な場面では
やはり良い物を持っていると思いますので
それをチームの中で上手く活かせる様になって欲しいと
強く思います。

37分過ぎ、右サイドからのFKからの流れで
左サイドからベン・ミーが折り返した浮き球を
ファーサイドでバーンズがヘッドでゴール前に落とし
そのボールに対してウッドが突っ込んできましたが
前に出た1レノが収めてピンチを防ぎました。

この場面で注目したいのが
ベン・ミーの折り返しをヘッドで落としたバーンズに対応した
8セバージョスです。
右サイドからのFKが左サイドに送られた為に
アーセナルの守備陣は全体的に左サイドに向かってスライドしていました。
その為にバーンズはフリーの状態で一人残っていましたが
その状況にいち早く気が付いたのが8セバージョスであり
フィジカル的に不利なのは承知の上で強靭なバーンズに対して
8セバージョスは体をぶつけに行ったのは
隠れた良いプレーだったと思います。

40分過ぎ、1レノからのパスを受けた28ウィロックから
29グエンドゥージ〜28ウィロック〜セバージョスと
自陣ペナルティ付近でダイレクトで繋いで
バーンリーのプレスを掻い潜り
そのパスを受けた8セバージョスが
そのままドリブルで持ち上がった所からの
パスを受けた受けた29グエンドゥージが
右脚を降り抜きました。
マークに付いていたピーテルスの股間を抜いたそのシュートは
ポープの左脚でのファインセーブで防がれてしまいましたが
抑えの効いた鋭い良いシュートだったと思います。

それにしても良いかどうかは別として、
背後にバーンズが迫っていた状況の28ウィロックに対して
パスを出した1レノも1レノだと思いますが
その状況に臆する事なく
ダイレクトで29グエンドゥージに捌いた
28ウィロックの強心臓ぶりには恐れ入ります。

この後、カウンターからゴールを奪われてしまいました。

43分、24ネルソンのシュートがブロックされた所から
カウンターを受けてしまいました。
コークから右サイドのスペースに送られた
ロングパスを収めたウッドからのパスをマクニールが受け
そのマクニールにシュートを撃たれてしまいました。
しかしそのシュートは5ソクラティスに当たり
ディフレクトしたボールが
ファーサイドのバーンズの所に飛んでしまい
そのボールをバーンズに押し込まれて失点。

アンラッキーな形から失点してしまいましたが
現実的に手数を掛けずに
ゴール前にボールを放り込んでくる
バーンリーの戦術的には
この様な一つのチャンスがゴールに結びついてしまう事は
良くある話であり
十分に警戒しなければならなかったと共に
この後もそのリスクと戦わなければならなくなりました。

同点に追いつかれてしまいましたが
前半終了間際にビッグチャンスが訪れました。

前半ロスタイム、28ウィロックからの楔のパスを受けた
8セバージョスが
ダイレクトでライン側の18モンレアルに繋ぎ
その18モンレアルからのリターンを受けた
8セバージョスが送ったスルーパスで
18モンレアルが裏に抜け出して、
そこからの折り返しを
24ネルソンがダイレクトで合わせて
豪快にゴールネットを揺らしました。

しかし8セバージョスからのスルーパスを受けた
18モンレアルの位置がオフサイドで
残念ながらゴールは認められませんでしたが
8セバージョスを中心とした仕掛けで
完璧に崩した場面でした。

前半を通してバーンリーがパワープレーを仕掛けてくるたびに
ヒヤヒヤする感じは続きましたが
本当の意味で危険な場面がなかっただけに
アンラッキーな形で失点してしまったのは残念でした。
一方で早々に先制しましたが
その後もバーンリーゴールに迫りながらも
決定打に欠ける形で追加点を奪えなかったのも残念であり
ワンチャンスでゴールを奪う事の出来る
バーンリーの戦術を考えますと
早い段階で追加点が待たれました。

そこでアーセナルは先に動き、
後半頭から24ネルソンに代えて19ペペが投入されました。

この試合の24ネルソンは
34分過ぎの様な単独の仕掛けや
31分過ぎのオーバーラップしてきたロートンに付いて行き
クロスを阻止したブロック、
そして自らの動きで味方にスペースを作る動き等、
所々で良いプレーが見られる様になってきましたが
ボールを持ちすぎてチャンスを潰してしまったり
流れの中での効果的なプレーがまだまだ少なかった事を考えれば
この場面での交代は仕方がなかったと思います。

後半もチャンスを生み出したのは8セバージョスからでした。

50分過ぎ、左サイドのスペースのない所を
8セバージョス〜18モンレアル〜8セバージョスと繋ぎ
その8セバージョスからのリターンを受けた18モンレアルが
14オーバメヤンに繋ぎ
ペナルティの外側からミドルシュートを撃ちました。

ゴール右上を狙ったそのコントロールショットは
枠の外に切れてしまいましたが
停滞していた状況から最終的にシュートを撃つ状況を作り出してしまう
8セバージョスのビジョンは
素晴らしいとしか言いようがありません。

そして後半頭から投入された19ペペも
ビッグチャンスを演出しました。

59分過ぎ、28ウィロックの縦パスを受けた
9ラカゼットが落としたボールを受けた19ペペから
14オーバメヤンへラストパスが送られ
そのパスを受けた14オーバメヤンが
ワントラップして右脚を振り抜きました。
そのシュートはポープのファインセーブで防がれてしまいましたが
動き出した14オーバメヤンを見逃さずに
このタイミングしかないという「点と点」を結ぶ
ラストパスを送った19ペペも
その能力の高さを観せたと思います。

その後も8セバージョスがチャンスを演出しました。

62分過ぎ、9ラカゼットからのパスを受けた
8セバージョスがペナルティの外側から
ミドルシュートを放ちました。
ゴール右隅を捉えたそのシュートは
これもポープのファインセーブで
防がれてしまいましたが
この距離から鋭く正確なミドルシュートを撃つ事が出来れば
アーセナルにとっては非常に大きな武器になると思います。

64分、8セバージョスのパスのこぼれ球を収めた
グズムンドソンに対して
8セバージョスが素早いプレスを仕掛けてボールをカットし
そのボールを受けた14オーバメヤンが
そのまま持ち込んでゴール左隅に突き刺し
ゴール!!

司令塔としてチャンスを創造するだけではなく
非常に広い範囲を動き続け
守備の面でも貢献していた
8セバージョスのプレスが導き出した
素晴らしいゴールだったと思います。

一方でバーンリーにもゴールに迫られる場面がありました。

70分過ぎ、左サイドからのグズムンドソンのクロスを
ファーサイドのマクニールにヘッドで合わされてしまいましたが
ペナルティの中でカバーしていた29グエンドゥージが
しっかりと体をぶつける様に応対した事で
そのヘッドはゴールの上に外れていきゴールを死守。

昨シーズンまでは軽い対応や
どこかで隙を作ってしまう事が多かった
29グエンドゥージでしたが
広範囲動き回りながら
激しくプレスを仕掛け続ける
8セバージョスや28ウィロックに感化された様に
この試合では守備の局面でもアグレッシブに振る舞い
しっかりと存在感を観せていたのは
非常に良い兆候だと思います。

そしてこの後9ラカゼットに代わり
31コラシナツが投入され
3バックに変更されました。

これでDFラインは右CBに5ソクラティス、左CBに18モンレアル
中央に23ルイスと言う形になりましたが
23ルイスがフリーマンの如く
危ない所に積極的に顔を出して
相手を潰して回る様になった事で
バーンリーのパワープレーに対しても
より対応しやすくなった様に感じます。
特にフィジカル的な強度が高いバーンズに対しても
全く当たり負けせずに反対に弾き飛ばす場面もあり
非常に効いていたと思います。
この試合での23ルイスのプレーを観ていて
昨シーズンまでのアーセナルのDFラインに欠けていた物が
この強さだと言う事が改めて実感しました。
プレシーズンからここまで21チェンバースも
非常に安定したパフォーマンスを観せていましたが
少なくともパワープレーでグイグイと押してくる
このバーンリー戦に関しては
21チェンバースではこうは行かなかったと思います。

そしてそのフィジカル的な強さだけではなく
セットプレーの陣形を整える時には
誰よりも声を挙げて細かく指示を出している姿は
まさにDFリーダーと呼ぶに相応しく
その上リードしてからはCKの時などでも
失点のリスクを回避する為に
前線には上がる事はせずに最後尾に残り続けた所も
これまでのアーセナルにはない部分だと思います。
良いか悪いかは別として
ボスの時代からいかなる時でもゴールを目指し続けるのが
ある意味アーセナルのスタイルですが
勝利の為に1点を奪うよりも
1点を失わない戦い方の重要性を
23ルイスはチームにもたらす存在になるかもしれません。
とにかくアーセナルの守備陣に
1本太い柱が立った様な印象を受けます。

終盤も両チーム共にチャンスはありました。

79分過ぎ、ウエストウッドが蹴った
ゴールほぼ正面からのFKに対して
右サイドからベン・ミーが飛び込んできましたが
それに応対した29グエンドゥージが
しっかりと蓋をしてゴールを死守。

89分過ぎ、15ナイルズからのパスを受けた28ウィロックが
マークに付いていたコークを引き剥がして
右サイドの深い所まで侵入し
そこからのマイナス方向に折り返したボールを
11トレイラがワントラップして右脚でシュートを放ちましたが
これもポープのファインセーブで防がれてしまい
追加点は奪えず。

91分過ぎ、バーンリーのFKのこぼれ球を収めた11トレイラから
前方に走り出していた19ペペへパスが送られ
カウンターが始まりました。
しかしそのペペから14オーバメヤンへラストパスが送られましたが
そのパスが弱く短すぎた為に
14オーバメヤンはそのまま抜け出す事が出来ずに
残念ながらシュートを撃つ事は出来ませんでした。

19ペペ&14オーバメヤン対ロートンと言う
2対1の状況になっていただけに
19ペペがしっかりとパスを出していたら
高い確率でゴールが奪えるチャンスだったと思います

試合はこのまま2−1で終演。

9ラカゼットと14オーバメヤンの2人のエースが
揃ってゴールを奪うと共に
新加入の8セバージョスの活躍と
23ルイスの存在感を感じる良い勝利だったと思います。


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1レノ

 ゴール前にボールを放り込んでくるバーンリーに対してハイボールの処理の危うさを露呈してしまう。 相手の圧力に屈して良いポジションには入れない。 その為にボールに対して飛び込めない。 その状況でパンチングを試みるも腕が完全に伸びきった状況の為に強く弾けない。 その上的確にボールをヒットする事も出来ない。 この様な状況では遠くにボールを弾き返す事が出来ないのも当然だ。 同様な戦術を用いるチームに対しては1レノの起用がベストかどうかを考える必要があるのか? 
 
15ナイルズ

 高い位置まで攻め上がり攻撃に厚みをもたらしていた。 その一方で不用意なボールロスト等により右サイドからボールが前に進められない時間帯があったのも事実であり、その辺りの波を減らす事も必要だろう。

5ソクラティス

 当たりが激しい展開もしっかりと対応していた。

23ルイス

 最後まで集中を切らさず非常に良かった。 フィジカル的に強いバーンズに対しても当たり負けしないだけではなく圧倒する場面もありDFラインの強度を確実に上げていた。 それと共に最も注意しなければならないバーンリーのセットプレーの時などでは周囲に指示を出し続ける姿はまさにDFリーダーそのものだった。

18モンレアル

 攻守のバランスが良く取りながらも相手の裏を伺う動きが効果的だった。

28ウィロック

 この試合も非常に良かった。テンポ良くボールを捌くのは勿論の事、22分過ぎの15ナイルズへのロングレンジのスルーパスはタイミング、コース共に完璧で視野の広さと時間的空間的認知能力の高さを観せた。 それと共に守備の局面でも非常に鋭い出足のプレスは効果的で存在感は大きかった。 その一方でニューカッスル戦も同様だったが後半のある時間帯に入るとプレーの精度が急に落ちる時間帯がある。 かなりの運動量でプレーしている影響でフィジカル的に落ちてくるのか?それとも集中力の問題なのか? すでにこのレベルで通用する事は証明されたが今後は90分間それを持続する事が出来るかどうかがポイントになるだろう。

29グエンドゥージ

 非常にアグレッシブな姿勢を示した。 特にバーンリーのセットプレーの時にはフィジカル的に強くない29グエンドゥージは狙われていたが、激しいボディーコンタクトに屈する事なく最後までしっかりと対応出来ていた。 それ以外の場面でも中盤を広範囲動き、攻撃面でも前に出る推進力を観せれて中盤に良いリズムをもたらせていた。 攻守に非常にアグレッシブなプレーを観せる28ウィロックや8セバージョスが良い刺激になっているのか。

14オーバメヤン

 特に後半はよりゴールに向かう姿勢が強くなり2試合連続ゴールでチームを勝利に導く。

8セバージョス

 素晴らしかった。 2つのゴールをアシストしたのは勿論の事、チームをを完全に支配していた。 ピッチの至る所に顔を出してボールに絡み続けてゲームを組み立て、アタッキングエリアでは仕掛けのセンスを発揮する。 その上、鋭い出足でプレスに貢献するだけに留まらず激しいチャージを仕掛ける場面もあり攻守に絶大な存在感を観せた。 エミレーツの全てのグナの目を釘付けにした。

24ネルソン

 独力で仕掛ける場面やスペースを作る動きは良かったが、その一方でボールを持ちすぎる場面や不用意なボールロストもまだあり完全に流れに乗れていなかった。

9ラカゼット

 粘り強さを発揮して先制ゴールを奪う。 しかしシュート数が2本だった様にストライカーと言うよりも14オーバメヤン等を活かす為の役割が中心だった。

19ペペ

 後半頭から投入される。 相手を翻弄する素晴らしいテクニックとチャンスを見逃さない絶妙なラストパスでチャンスを創造する。 一方でまだPLの激しさに対応出来ていない印象。

31コラシナツ

 9ラカゼットに代わって投入され左WBに入る。
 
11トレイラ

 ゲームを終わらせる為に終盤8セバージョスに代わり投入される。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

10年ぶりに開幕2連勝を挙げました。

そしてこの試合では注目の新戦力の選手が
本格的にデビューを果たしました。

まず8セバージョスに関しては
何も言う事はないでしょう。
まだ加入して間もないにも関わらず
すでに長い間共にプレーしているかの様に
チームの中心として完全にゲームをコントロールしていたと思います。
そしてこの試合ではトップ下で起用されましたが
実際にはCMFの位置まで下がってきて
その位置をプレーの起点としながら
自らゲームも組み立てていましたので
トップ下とCMFの両面の姿を観せていたと思います。
そこで問題になってくるのが
10エジルとどの様に共存させるかだと思います。
ゲームの組み立てに積極的に顔を出す事を考えれば
トップ下の10エジルの後ろでプレーさせるのも面白いと思いますが
その一方で8セバージョスの
広範囲に動いてプレーするスタイルを考えますと
コンビを組むもう一人のCMFには
11トレイラの様な守備力のある選手が必要かもしれません。
一方でボールに常に触る事で
自らのプレーにリズムを生み出している様に観えますので
CMFで起用する事でプレーの範囲を限定するよりも
トップ下で起用して
完全な自由を与えた方が良い様にも感じます。

しかしまだこの1戦だけですので
この試合の様なパフォーマンスを
今後も続けられるかどうかと言う問題はあります。
特にこの試合でも試合が進むにつれて
簡単に止められないと見るやバーンリーの選手は
徐々にファールで止めようとしてきていましたので
今後は更に激しいチャージに曝されて
プレーのリズムが崩れる可能性もあると思いますし
年末年始の厳しい時期を乗り切れるかどうかと言う問題もあります。
とは言え、8セバージョスは
アーセナルに新たな力をもたらしてくれるのは
確かだと思います。

一方で23ルイスも素晴らしかったと思います。
フィジカル的な強度をもたらしたと共に
DFリーダーとしての抜群の存在感は
アーセナルのDFラインに欠けていた物だと思います。

勿論、23ルイスには集中力を切らしてしまうと言う
悪い癖がありますので
シーズン通してこの試合の様なパフォーマンスを
続けられるかどうかと言う問題はありますが
その一方で今回の移籍で環境が変った事で
心身共にリフレッシュされたのは間違いはなく
本人も言っていた様に
この新たな挑戦が大きなモチベーションになり
シーズン通して高い集中力が保たれる事を
期待したいと思います。

19ペペに関してはこの試合でも
その才能の片鱗を観せてくれたと思いますが
一方でまだPLのスタイルに戸惑っている様にも観えます。
特に球際で一歩踏み込んでくる鋭さや激しさは
リーグ1のそれとは明らかに異なっているのは間違いなく
そのPL特有の激しさに適応できる様になる為には
もう少し時間が必要だと思います。

これで開幕2連勝を飾りましたが
本番はこれからだと思います。
言葉は悪いのですがここまでの
ニューカッスル戦とバーンリー戦は
言うなれば勝って当然の相手だったと思いますので
ここからのアウェイのリバプール戦とホームのスパーズ戦で
初めて今シーズンのチームの真価が問われると思います。

昨シーズン以上の結果を挙げる為には
これからの2連戦で良い結果を挙げなければなりません。
しかし今シーズンのチームは
十分にそれを成し遂げるだけの力があると思います。


C'mon Arsenal !!


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8セバージョス    PL:0G2A
9ラカゼット     PL:1G0A
14オーバメヤン    PL:2G0A 
15ナイルズ      PL:0G1A 


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コメント 2

eisuke

更新お疲れさまです。
セバージョス凄かったですね。びっくりしました。あれで試合に出れないとはレアルマドリーはやっぱり異次元なんですね…
ユース出身のウィロックも最高でした!若いのにトップ下でもボランチでも上手くプレー出来て、頭の良い選手なのかなと感じます。
今シーズンは若手が多く定着しそうで、本当に楽しみです。
by eisuke (2019-08-23 00:33) 

silentlucidity

eisukeさん、コメントありがとうございます。

本当になぜレアルでは出場機会が得られないのか不思議ですよね。

他の選手のレベルが高いのは間違いないと思いますが、セバージョスのプレースタイルが常にボールを触り続ける事でプレーにリズムを生み出してくる、ある意味王様的なタイプですので、他の重鎮達と上手く噛み合わないのかもしれませんね。

勿論、アーセナルでもこの試合では若いメンバーで中盤が組まれていましたので、セバージョスは自由にプレー出来ましたがエジルやジャカが入っても同じ様に自由にプレーして持ち味が発揮出来るかどうかはまだ不透明の様に感じます。

ウィロックも昨シーズンとは別人の様なクレバーさを観せてくれていますので、セバージョス共々今シーズンの期待が大きく膨らんだ試合でしたよね!!

この勢いで週末のアンフィールドでも爆発して欲しいですよね!!


では、また。


by silentlucidity (2019-08-23 16:54) 

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