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PL14:ARSENAL vs Nottingham Forest [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 5−0 Nottingham Forest
2022年10月30日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (5)11Martinelli(←7Saka)
 (49)24Nelson
 (53)24Nelson(←9Jesus)
 (57)5T. Partey(←24Nelson)
 (77)8Ødegaard(←9Jesus)


1Ramsdale

 4White 12Saliba 6Gabriel 18Tomiyasu

5T. Partey

8Ødegaard     34Xhaka

 7Saka              11Martinelli

9Jesus


(27)7Saka>>>24Nelson
(62)18Tomiyasu>>>17Cedric
(62)11Martinelli>>>21Vieira
(75)12Saliba>>>3Tierney
(75)34Xhaka>>>14Nketiah


Substitutes
 31Hein
 16Holding
 23Lokonga
 27Marquinhos


Arsenal 1.jpgここ最近の悪い流れを払拭する様な快勝でした。

先発はリバプール戦からPL4試合連続
同じメンバーが組まれました。

試合は開始早々にゴールが生まれました。

5分、左サイドのライン側で
パスをカットした18冨安からのパスを受けた
11マルティネッリが右サイドへサイドチェンジし
そのパスを受けた7サカからのクロスを
ニアサイドに走り込んできた11マルティネッリが
ヘッドで叩き込み先制ゴール!!

電光石火と呼ぶに相応しい
素晴らしいゴールだったと思います。

また、このゴールセレブレーションの後に
先日ミラノで刺傷被害に遭った
22パブロ・マリにエールを送る場面がありました。

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今でこそブラジル人選手は
イングランド人に次ぐ多さになりましたが
以前はD.ルイス位しかブラジル人選手がいない中で
スペイン人ですがフラメンゴでプレーしていた
22マリが加入した時には
公式のトレーニング風景などで
11マルティネッリはよく22マリと一緒にいましたので
仲が良かったのではないかと思われます。
その22マリへのエールを
自らのゴールで送る事が出来た11マルティネッリは
感慨深かったと思います。

その後もアーセナルペースが続きました。

7分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った左CKの
クリアーボールを収めたリンガードに対して
素早く寄せた7サカがボールを奪い返し
その7サカからのパスを受けた9ジェズスが
右サイドからカットインして行き左脚を振り抜きましたが
残念ながらそのシュートは
ポストの僅かに外側でゴールを奪う事が出来ませんでした。

9分過ぎ、左に開いていた9ジェズスから
34ジャカ〜11マルティネッリ〜5トーマス〜7サカへと
右サイドに展開して行き
その7サカからのスルーパスで
ポケットの位置に入ってきた8ウーデゴールが
中に右脚で折り返しました。
その折り返しに対して9ジェズスは
シュートは撃てませんでしたが
そこから戻したボールを
5トーマスがペナルティの外側から
右脚を振り抜きましたが
そのシュートもブロックされてしまいゴールを奪う事が出来ず。

10分過ぎ、右サイドのショートコーナーから送った
7サカのクロスに対して
ゴール前に走り込んできた18冨安が
ダイレクトジャンピングボレーで合わせました。
残念ながらブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
18冨安が初出場した昨シーズンのノリッジ戦で
エミレーツを揺らしたジャンピングボレーを彷彿とされる
ジャンピングボレーでした。

14分過ぎ、5トーマスからのパスを受けた7サカが
右サイドからカットインして行った時に
ロディのチャージを受けて倒されながらも繋いだボールを
34ジャカ〜9ジェズスへと繋がり
その9ジェズスが右脚を振り抜きましたが
これもブロックされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

ここでアクシデントが発生しました。

この直後に左足の痛みを訴えた7サカは
一度はプレーを再開しましたが
最終的にプレーを続行する事が出来ずに
27分に24ネルソンと交代しました。

ロディのチャージを受けて
倒れながら繋いだこの場面以外でも
クヤテのチャージを左足に受けた8分過ぎの場面も
かなり痛そうでしたし
4ホワイトが出したスペースへのパスを追った7サカが
ゴールライン側で無理な体勢で折り返した10分過ぎの場面でも
そのままの勢いでピッチ外に出た時に
ピッチの外の傾斜で足を滑らせて左足を捻っていましたので
心配していました。

一応その後も10分弱の間、
左脚をかばいながらですがプレー出来ていましたので
重症ではないと思いますが
W杯を前にした大事な時期であり
次節にはチェルシー戦が控えていましたので
無理させずにすぐに交代させても良かった様に感じます。

その後もアーセナルペースが続きました。

19分過ぎ、5トーマスからの裏へのパスで抜け出した
34ジャカが折り返したボールを
11マルティネッリが左脚で合わせましたが
そのシュートはゴールラインの手前で
ロディーにクリアーされてしまい
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

しかし徐々に勢いが出てきた
ノッティンガム・フォレストに押され始めてしまい
前半の終盤はバタバタしてしまったアーセナルが
ピンチを迎えました。

42分過ぎ、オーリエからのスルーパスで
裏に抜け出したクヤテからの折り返しは
アウォニーに通る前に
12サリバがしっかりとカットしましたが
そのクリアーボールを受けた6ガブリエウが送った
中途半端なパスに対して
リンガードに右脚を振り抜かれてしまいました。
幸いそのシュートに素早く反応した4ホワイトが
体を投げ出してブロックしましたが
6ガブリエウのパスは
周囲に相手選手がいる状況のペナルティ内では
絶対にしてはいけないパスだったと思います。

この場面以外でゴールに迫られたのも
ミス絡みの場面でした。

7分過ぎ、34ジャカが5トーマスに送ったパスを
背後から走り込んできたフロイラーに奪われてしまい
そのままミドルシュートを撃たれてしまいましたが
1ラムズデールの正面でゴールは死守。

31分過ぎ、4ホワイトからのパスを受けた5トーマスが
ダイレクトで12サリバに戻そうとしましたが
足に上手くヒットせずに溢れてしまったボールを
リンガードに奪われてしまい
そのまま持ち込まれ右脚を振り抜かれてしまいました。
幸いこの場面もプレッシャーを掛けた12サリバの前に
枠を大きく外れていきましたので救われましたが
非常に危険なミスでした。

時々集中力が切れた様な安易なミスを犯す場面が
ここ最近多くなっている所は非常に心配であり
この様な状況を考えますと
ここ最近の試合と同様に後半に失速するのではないかと
疑念を抱いたまま後半に入りましたが
後半も前半と同様の勢いを維持したまま
始める事が出来ました。

48分過ぎ、左サイドで11マルティネッリからパスを受けた
18冨安が裏に向けてフリーランニングした
11マルティネッリを囮にして
自ら縦に仕掛けて左脚でクロスを送りました。
そのクロスに対してファーサイドで9ジェズスが
ヘッドで合わせましたが
ヘンダーソンの正面でゴールは奪えませんでしたが
この日の18冨安は非常に積極的だったと思います。

勿論、リバプール戦やPSV戦では
相手チームのエースであるサラーやガクポを抑えて
無力化すると言うタスクを課せられていましたので
前に出る事を自重していた関係もあり
攻撃面での貢献は殆どありませんでしたが
この試合は相手のエースをマークする役割から解放された事で
攻撃面でも本来の18冨安のプレーを
観る事が出来たと思います。

この場面の様に積極的に高い位置にまで侵入して
攻撃に厚みをもたらすプレーは勿論の事、
5トーマスに並ぶ様に
絞った位置にポジションを移して
ビルドアップの段階にも積極的に顔を出し
今シーズンのアルテタ監督が
積極的に求めている偽SB的なプレーも
しっかりとこなしていたと思います。

実際、元々18冨安はCBにコンバートされる前は
ボランチとして育成されていましたので
ボランチの位置でプレーする事自体は
18冨安にとっては自然な事だと思われます。
勿論、左右のどちらの脚からも
精度の高いパスを送る事が出来ますが
本人もコメントしていた様に
攻撃的な選手の様なアイデアやビジョンは
持ち合わせていないかも知れませんので
35ジンチェンコの様にはいかないかもしれませんが
少なくとも3ティアニーよりも
偽SBへの適応はあると思われます。

その35ジンチェンコは偽SBとしては
非常に優秀である一方で
守備面には脆さがあると言う問題がありますので
相手のエースキラーと言う強みと共に
攻撃面でも貢献する事が出来れば
18冨安と35ジンチェンコの序列も
ひっくり返る可能性もあるかもしれません。

そして遂に追加点が生まれました。

49分、5トーマスからの縦パスを受けて
ペナルティに侵入した34ジャカからの折り返しを
9ジェズスが24ネルソンに繋げ
シュートブロックに来たフロイラーを
キックフェイントでかわした24ネルソンが
左脚を振り抜きました。
そのシュートはヘンダーソンにセーブされてしまいましたが
そのこぼれ球を右脚でゴール左上に叩き込みゴール!!

この場面での24ネルソンは非常に冷静だったと思います。
フロイラーをかわした所も冷静でしたが
ヘンダーソンにセーブされた後のこぼれ球に対して
慌てずに狙いすましてゴール左上に蹴り込んだ所は
特に冷静だったと思います。

怪我で出遅れた事もあり
ここまで十分な出場機会が得られずに苦しんでいた
24ネルソンにゴールが生まれた事に対して
他の選手達も自分の事の様に喜んでいる姿は
チームの雰囲気をよく表していたと思いますが
特に4ホワイトとのやり取りは印象的でした。
7サカに代わってピッチに入った24ネルソンに対して
4ホワイトは呼び止めて2、3声をかけていましたが
ゴールを挙げた後に真っ先に駆け寄ってきた
その4ホワイトの胸に
24ネルソンが顔を埋めていた姿は非常に印象的でした。

これまでの24ネルソンはキレのあるドリブルに定評がありましたが
それ以外の部分、
特に守備の面やチームプレー等に問題があった為に
定期的な出場機会が得られずに伸び悩んでいたと思います。
しかし昨シーズンのフェイエノールトへのローンで結果を出し、
そして戻ってきた今シーズンのプレシーズンでは
生まれ変わった様にしっかりとプレスに走り
アルテタ監督が求めているレベルのタスクをこなそうと
非常に積極的な姿勢を観せる様になっていましたので、
遂にアーセナルで結果を出せて良かったと思います。

この後はゴールラッシュが始まりました。

53分、オーリエのクロスのクリアーボールを収めた24ネルソンが
潰されながら34ジャカへ繋ぎ
その34ジャカからのパスを受けた11マルティネッリが
ドリブルで持ち込んだ所からクロスが送られました。
そのクロスをファーで受けた9ジェズスが
8ウーデゴールにボールを預けた後のリターンパスを
ダイレクトで送ったクロスに対して
ニアに入ってきた24ネルソンが合わせてゴール!!

一瞬相手の守備陣が止まった隙に
24ネルソンが上手く相手DFの前を取ったゴールでした。

そしてその24ネルソンのアシストで追加点が生まれました。

57分、5トーマスからのパスを
右サイドで受けた24ネルソンが
ドリブルで仕掛けてタメを作った所から送ったパスを
走り込んできた5トーマスがペナルティの外側から
右脚を振り抜き4点目!!

スパーズ戦と同じ位置から同じ軌道の
完璧なミドルシュートがまた決まりました。

これで24ネルソンは2ゴール1アシストで
爆発した事になりました。
7サカが負傷退場した事で巡ってきたチャンスを
見事に結果に結びつけました。

しかし1試合に3つのゴールに関与するよりも
3試合連続ゴールに関与する方が
はるかに価値があるのは言うまでもなく
勝負はこれからだと思います。

この試合の活躍で伸び悩んでいた24ネルソンが
覚醒してくれれば
7サカからポジションを奪えるかどうかは別としても
現在欠いている7サカのバックアッパーの問題が
解決するだけに留まらず
左利きの7サカと右利きの24ネルソンと言う
スタイルの異なるアタッカーを擁する事で
戦術的にも広がると思われますので
多分チャンスが与えられると思われる
チューリッヒ戦でも
同等の活躍を観せて欲しいと思います。

因みにこの後少しの間左サイドに回ってプレーしましたが
やはり左サイドでは機能する事が出来ていませんでしたので
今後は右サイドに固定して起用して欲しいと思います。

その後もゴールに迫りました。

ジョンソンのミスパスを収めた
8ウーデゴールからスルーパスが送られた58分過ぎの場面、
そのスルーパスを受けた9ジェズスが
右脚を振り抜きましたが
ヘンダーソンのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

5トーマスが送った裏のスペースへのパスで
9ジェズスが抜け出した66分過ぎの場面、
角度のない所から左脚を振り抜きましたが
これもヘンダーソンにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

そして5点目が生まれました。

77分、5トーマスからの楔のパスを受けた
9ジェズスが繋いだボールを受けた
8ウーデゴールが左脚を振り抜き5点目!!

その後も決定機がありました。

84分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った右CKを
ニアサイドで4ホワイトがヘッドで流したボールを
ファーサイドで9ジェズスが押し込もうとしましたが
残念ながら押し込めず。

触るだけで1点と言う場面でしたが
結局この日も9ジェズスは
ゴールを奪う事が出来ませんでした。

これでスパーズ戦でゴールを奪ってから
454分間ゴールを奪えていない様です。
しかし、1点目の24ネルソンのゴールも含めれば
3つのゴールに関与しており、
反対にすでに勝敗が決まっていた
8ウーデゴールのゴールの場面では
自ら強引にシュートを撃とうと思えば
撃つ事が出来たと思います。
しかしより確実性が高い8ウーデゴールに
迷いなく任せる事が出来る
9ジェズスのチームファーストの姿勢が
現在のアーセナルの好調さを支えている
根本の部分だと言えると思いますので
現在ゴールを奪う事が出来ていませんが
その事が9ジェズスの評価を落とす事には
決してならないと思います。

試合はこのまま5−0で快勝!!

ここ数試合調子を落としていた状況を
払拭する様な勝利でした。

前半終了間際にバタバタする場面がありましたが
ここ数試合の様に失速する事なく
最後まで勢いを維持する事が出来ました。

7サカの怪我がどの様な状況なのか心配であり
9ジェズスのゴールが生まれていれば
さらに完璧な勝利になったかもしれませんが
遂に24ネルソンがチームを勝利に導く活躍を示す等
ほぼ完璧な勝利だったと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:0G0A EL:0G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:1G0A
7サカ        PL:4G5A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G0A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A 


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