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PL8:ARSENAL vs Crystal Palace [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−2 Crystal Palace
2021年10月18日(月)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (8)14Aubameyang
 (50)Benteke
 (73)Edouard
 (90+4)9Lacazette


32Ramsdale

18Tomiyasu  4White  6Gabriel  3Tierney

5T. Partey

10Smith Rowe    8Ødegaard  

19Pépé                 7Saka

14Aubameyang


(46)7Saka>>>23Lokonga
(67)8Ødegaard>>>9Lacazette
(81)5T. Partey>>>35Martinelli


Substitutes
 1Leno
 17Cédric
 20Tavares
 16Holding
 15Maitland-Niles
 25Elneny


Arsenal 1.jpg早々に先制点を奪い良い形で試合に入りましたが
その後が続かず
後半ロスタイムに何とか追い付くのが
やっとでした。

先発は第5節のバーンリー戦と同じ
中盤をアンカーに5トーマスを置き
前めの10スミス・ロウと
後ろめの8ウーデゴールを
インサイドハーフに配置し
前線の右に19ペペ、左に7サカ、
トップに14オーバメヤンを置く
変則的な4−3−3が組まれました。

先制点は良い形から生まれました。

8分、左CKが流れたボールを
右サイドのライン側で収めた19ペペが
18冨安とのワンツーで抜け出した所から
ファーサイドを狙って左脚を振り抜きました。
そのシュートはガイタのファインセーブで
防がれてしまいましたが
そのこぼれ球をファーサイドに詰めていた14オーバメヤンが
ダイレクトで押し込み先制ゴール!!

シンプルなワンツーからの仕掛けでしたが
非常にテンポの良い仕掛けだったと思います。

しかし、その後にパレスゴールに迫ったのは
この場面くらいだったと思います。

21分過ぎ、3ティアニーのチャージで
アイェウから奪い返したボールを
7サカが10スミス・ロウへ繋ぎ
その10スミス・ロウがペナルティの外から
右脚を振り抜きましたが
そのミドルシュートはガイタの正面でゴールならず。

前にシュートコースが空いていましたので
10スミス・ロウが自らシュートを選択したのは
間違った選択ではなかったと思いますが
右前方に19ぺぺがフリーでいましたので
そちらにパスを送っても良かったかもしれません。

一方で失点は同じ様な形から奪われてしまいました。

50分、右サイドで18冨安からのパスを受けた5トーマスが
アイェウのチャージを受けてボールをロストし
そのこぼれ球を受けたベンテケにそのまま持ち込まれて
右脚を振り抜かれて失点。

73分、ギャラガーのチャージを受けた23ロコンガが
ボールを奪われてしまった所から
カウンターを受けてしまいました。
そこからギャラガー〜オリズ〜エドゥアールと繋げられ
右脚を振り抜かれて失点。

どちらも激しいチャージを受けて
嫌な形でボールを奪われてしまった所が
失点の起点になってしまいましたが
実際この場面以外でも試合開始から
自陣で激しいチャージを受けて
ボールを奪われる場面が何度かありましたので
これらのボールロストは偶発的に起こった物ではなく
クリスタル・パレスの戦術に嵌められた結果であり
それを回避する事が出来なかったのは
大きなミスと言わざる得ないと思います。

同時にベンテケとエドゥアールに対して
それぞれ6ガブリエウと4ホワイトが
1対1の状況で対峙しましたが
どちらの場面でもシュートをブロックする事は勿論の事、
シュートを撃つ事にに対しても
プレッシャーを与える事が出来ておらず
余りにも簡単にシュートを撃たれてしまったのは
軽い対応だったと言わざる得ないと思います。

確かに開幕当初よりは守備陣は安定してきていますが
今回の様にミスが絡んでしまった時に
個の力で対応しなければならない状況に陥ると
個の力では対応しきれない場面があるのも事実だと思います。

そしてこの試合でも18冨安のサイドから
仕掛けられる場面が多かったのも気になる所です。
確かに1体1の状況ではしっかりと対応出来ていますが
前節のブライトン戦もこのパレス戦も
サイドアタッカーとSBの2人に
コンビネーションで仕掛けられた時に
簡単に突破を許してしまうのは問題だと思います。
勿論これは18冨安だけの問題ではなく
この試合ならば右サイドに入っていた19ぺぺや
4ホワイトとの連携の問題だと思いますが
カバーする範囲、マークの受け渡し等、
もっと連携面を整理しなければ
今後も狙われ続けてしまうかもしれません。

試合が進むにつれて
徐々にペースを落としてしまったアーセナルは
結局9ラカゼットが投入されるまでは
ペースを挙げる事が出来ませんでしたが
その9ラカゼットを中心に息を吹き返した攻撃陣は
パレスゴールに迫り始めました。

71分過ぎ、23ロコンガからの楔のパスを
下がってきて受けた14オーバメヤンが
ダイレクトで送った裏へのスルーパスで
9ラカゼットが抜け出し
右脚を振り抜きましたが
ガイタのファインセーブに阻まれてゴールは奪えず。

86分過ぎ、19ペペが入れたクロスを
9ラカゼットがヘッドで背後へ逸らしたボールを
ファーサイドで受けた3ティアニーが
豪快に左脚を振り抜きましたが
バーを叩きゴールならず。

89分過ぎ、18冨安からの楔のパスを受けた9ラカゼットが
19ペペとのワンツーを受けて
そのままドリブルで深い位置まで侵入し
更にそこからペナルティの中へドリブルで侵入して行き
左脚を振り抜きましたが
残念ながら枠を捉えられず。

あと一歩の所までゴールに迫りましたが
ゴールを奪えないまま迎えた後半ロスタイム
ついにゴールが生まれました。

94分、左CKの流れから
左サイドから19ペペが入れたクロスを
6ガブリエウがヘッドで中へ折り返したボールのこぼれ球を
4ホワイトがダイレクトボレーで合わせました。
そのシュートもガイタに阻まれてしまいましたが
そのこぼれ球を9ラカゼットが押し込み同点ゴール!!

敗戦の危機からチームを救う非常に貴重なゴールを
9ラカゼットは奪ったと思います。

どうしても代表期間明けの試合は
試合の序盤は良くても
すぐにペースを落としてしまう展開が多いのは
避け様のない事実だと思います。

トップレベルの選手になればなる程
その様な状況になる事は分かっているので
プロの選手ならばその様な状況に対処しなければならないと
アルテタ監督はよく言いますが
同じ様にある程度の頻度で
コンディションを落とす選手が出てしまうのも
予め分かっている事だと思いますので
代表期間明けの試合では
この試合での9ラカゼットの様に
代表期間中にコロニーに残っている選手を
もっと積極的に起用しても良い様に感じます。

どちらにせよ、コロニーに残っていた9ラカゼットは
他の選手に比べて明らかにコンディションが良く
同時に開幕から出場機会に恵まれていない為に
モチベーションも非常に高かったと思いますので
この結果を踏まえてこれから出場機会が増えていくと思われます。

実際、現在のチームバランス的には
トップの所でボールが収まった方が
2列目の選手の能力は活きる様に感じますので
14オーバメヤンよりもポストプレーが得意な
9ラカゼットをトップに配置する形は有効だと感じます。

まぁ、仮に冬の移籍期間で9ラカゼットを放出する事が
クラブとし決まっているのであれば
チーム編成上重要なポストに
9ラカゼットを起用する事は今後も避けると思いますので
今後9ラカゼットが先発にフックするかどうかは
そういう意味でも注目されます。

最後に41分過ぎのマッカーサーが
7サカの背後から脚を蹴った場面は
どう考えてもレッドカードが妥当だったと思います。

仮に完全なイーブンのボールに対して
マッカーサーがボレーシュートを撃とうとした所で
7サカが出した脚を背後から蹴ったのであれば
ファールだとしても不可抗力の部分が大きいと思いますが
この場面ではその浮き球を左脚でクリアーした
7サカの軸足である右脚に対して
マッカーサーは背後から蹴っており
全体重が乗っていた7サカの右脚が
完全に払われてしまった事を考えれば
決して途中で力を抜いて止めようとした様には観えず
完全に振り抜きにいっていた様にしか観えませんでした。
又、いくら頭上のボールを見ていたとしても
マッカーサーの前に入っていた
7サカの気配を感じていないはずがなく
同時にこの状況でマッカーサーの周辺視野に
7サカを捉えていないというのならば
プロのスポーツ選手としては致命的な視野の狭さだと思います。

よって仮に不可抗力だったとしても
ボールをクリアーした後に
7サカの背後から蹴った事には変わりなく
しかもそれが全体重が乗っていた軸足を
フルスイングで蹴った事を考えれば
一つ間違えれば骨折していてもおかしくない状況でしたので
非常に危険なファールと言うのは間違いなく
これでなぜレッドが出なかったのかは
不思議でなりません。

勿論、この試合の主審のマイク・ディーンは
この様な一瞬の出来事をジャッジするだけの能力はありませんので
正確なジャッジが出来なくても仕方がありませんが
その様な時の為にVARがあるのではないのでしょうか?

まぁ、何度も言いますが
GKの安全が保障されているゴールエリアの中で
1レノが掴まれて動きを妨げられようが、
21チェンバースが顔面を殴られようが、
ファールを取られる事がありませんでしたので
脚が折れるくらい背後から蹴られても
レッドカードが出されないのは
判定基準にブレがないとも言えますが、、、(苦笑)。

敗戦目前で同点に追いつき
貴重な勝ち点1を奪い取ったと言うべきなのか、
ホームの試合だっただけに
得るべき勝ち点3を奪えなかったと言うべきなのか、
意見は分かれると思いますが
個人的にはここまでの良い流れを維持する為にも
勝ち点3を奪って欲しかったと思います。

今後も良い流れを持続する為にも
次のアストン・ヴィラ戦では勝ち点3を
奪わなければならないと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

7サカ        PL:1G1A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:1G0A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:1G0A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:1G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:3G0A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G1A
19ペペ        PL:0G1A CC:1G1A
30エンケティア    PL:0G0A CC:1G0A


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