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PL26:Leicester vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Leicester 1−3 ARSENAL
2021年2月28日(日)Premier League, King Power Stadium

Goal 
 (6)Tielemans
 (39)23D.Luiz(←12Willian)
 (45)9Lacazette(pk)
 (52)19Pépé 

1Leno

17Soares  23D.Luiz  22Marí  3Tierney

25Elneny  34Xhaka

 19Pépé   32Smith Rowe   12Willian

9Lacazette


(42)32Smith Rowe>>>11Ødegaard
(66)25Elneny>>>18T. Partey
(84)9Lacazette>>>14Aubameyang


Substitutes
 33Ryan
 2Bellerín
 16Holding
 8Ceballos
 7Saka
 35Martinelli


Arsenal 1.jpgまたもや開始早々にお粗末な守備から
先制点を奪われてしまいましたが
その後のリアクションは素晴らしく
見事に逆転勝利を挙げました。

先発はギリシャで戦ったELベンフィカ戦から
中2日しかない状況で
再びレスターへ遠征しなければならない状況もあり
ローテーションしてきました。

ここまで出続けていた2ベジェリンに代わって
右SBには17ソアレスが入り
CBは23D.ルイスと22マリが組みました。
CMFは25エルネニーが34ジャカと組み
2列目は右に19ペペ、左に12ウィリアン、
トップ下に32スミス・ロウが起用され
1トップを9ラカゼットが務める
4−2−3−1が組まれました。

前記の様に開始早々に
不用意な対応から失点してしまったのは
よろしくなかったと思います。

6分、12ウィリアンへのパスのリターンを
左サイドのライン側で受けた34ジャカが
再び12ウィリアンへ送ったパスがカットされ
ボールを奪ったティーレマンスに
そのまま運ばれて右脚を振り抜かれてしまい失点。

まずボールロストした場面では
完全に嵌められてしまったのは失敗だったと思います。

34ジャカがリターンパスを受けた時点で
後方からは22マリヘのパスコースを切られながら
イヘアナチョに迫られ
前方はカスターニェに塞がれていました。
同時に前方に駆け上がっていた3ティアニーに対しては
ペレイラが付いていましたので
パスコースは近寄ってきた
12ウィリアンの所しかなくなっていましたが
その12ウィリアンにはティーレマンスが付いていた為に
34ジャカが出したパスは
あっさりとカットされてしまいました。

そしてボールを奪った後、
そのままドリブルでゴールに迫ってきた
ティーレマンスに対して
結局誰もチェックに行けずに
そのままシュートを撃たれてしまったのは
お粗末だったと思います。

確かにゴールに向かってヴァーディが動き出していましたので
22マリがそのヴァーディをケアした初動は
間違っていなかったと思いますが
そのヴァーディに引っ張られて
下がり過ぎてしまったのは失敗だった様に感じます。
仮にヴァーディとゴールの間ではなく
ヴァーディの前方でパスコースを塞ぐ様な
ポジショニングを取っていたら
そのままペナルティに入ってきた
ティーレマンスへの対応にも行けたかもしれません。
どちらにせよ少なくともティーレマンスが
ペナルティに入ろうとしている辺りで
ティーレマンスをブロックしに向かうべきだった様に感じます。

全くプレッシャーを受けていない状況で
至近距離からシュートを撃たれては
流石の1レノでも防ぐ事は難しかったと思いますので
ノープレッシャーで侵入を許してしまった対応は
非常に問題があったと思います。

しかし先制点を奪われても
勢いを失わないのが今のアーセナルです。

7分過ぎ、23D.ルイスからの
右サイドのスペースへ向けたロングフィードで
9ラカゼットが抜け出し
そこからのパスを受けた19ペペのスルーパスで
32スミス・ロウがDFラインの裏の深い位置まで侵入しました。

残念ながらそこからの折り返しはブロックされてしまいましたが
この3人のイメージが合致した良い速攻だったと思います。
一方で裏に抜け出した32スミス・ロウは
多少角度的に厳しくてもファーストタッチの所で
シュートを選択して欲しかった場面でした。

その後もアーセナルの攻撃陣は躍動していたと思います。

右サイドの深い位置で
レスターのパスをカットした19ペペが
そのまま9ラカゼットとのワンツーを受けて
ティーレマンスとエヌディディの間を
切り込んで行った所で
倒されてPK獲得と一度は判定された12分過ぎの場面、
VARの結果、その19ペペの脚をかけたのが
ペナルティ内のティーレマンスではなく
僅かにペナルティの外にいた
エヌディディだった事が分かり
ペナルティの外からのFKになってしまいましたが
19ペペの鋭い突破に2人共付いていけていませんでした。

34ジャカからの楔のパスを
左サイドで受けた19ペペが
ダイレクトで12ウィリアンへ繋ぎ
その12ウィリアンからのスルーパスで
3ティアニーが裏に飛び出した17分過ぎの場面、
そこからの折り返しはブロックされてしまいましたが
ここまでずっとチームから浮いていた12ウィリアンが
やっと同じリズムとビジョンでプレーする様になったと
感じさせられた場面でした。

34ジャカからのパスを受けた3ティアニーが
そのままドリブルで突き進んで
鋭いクロスを入れた25分過ぎの場面、
惜しくもゴール前で合わせた19ペペのシュートは
ヒットしませんでしたが
独力でもチャンスを作る事が出来る3ティアニーの存在は
チームにとって大きな存在だと思います。

23D.ルイスの1レノへのバックパスから始まり、
1レノ〜 22マリ〜34ジャカ〜25エルネニー〜
32スミス・ロウ〜25エルネニー〜19ペペ〜
17ソアレス〜32スミス・ロウ〜19ペペ〜32スミスロウ〜
12ウィリアン〜19ペペ〜34ジャカ〜12ウィリアンと
14本のパスをテンポ良く繋いだ25分過ぎの場面、
攻め手を探りながらただパスを繋いで行った様な状況ではなく
1つ1つのパスが意味を持ち
同じビジョンの中でパスを繋いで崩した場面でしたが
この場面でもわかる様に
サブ組の選手達もチームが目指している
スタイルやビジョンの中で
同じリズム、同じレベルでプレー出来る様になったと
強く感じさせられる場面でした。

そしてこの勢いまま同点ゴールが生まれました。

37分過ぎ、9ラカゼットからの
サイドチェンジのパスを受けた19ペペが
ドリブルで突破しようとした所で
ルーク・トーマスに倒されてFK獲得。

39分、12ウィリアンが蹴ったそのFKを
23D.ルイスがヘッドで叩き込み同点ゴール!!
22マリと9ラカゼットが動いて空けたスペースに
ファーサイドから23D.ルイスが走り込んできた
完璧なセットプレーだったと思います。

そしてこの試合の右サイドから仕掛ける19ペペを
レスターの守備陣は全く押さえる事が出来ずに
右サイドの主導権を握り続けていたのが
このゴールに繋がったのは間違いないと思います。

そして前半終了間際に逆転ゴールが生まれました。

44分、11ウーデゴールからのパスを受けた19ペペが
豪快に左脚を振り抜いたシュートを
エヌディディが腕でブロックしてしまいPK獲得!!

前半ロスタイム、9ラカゼットがそのPKを決め逆転!!

前半の内に逆転すると言う
理想的な形で後半に入り
早々に追加点を奪う事に成功しました。

52分、中盤でのルーズボールを収めた
34ジャカから速攻が始まりました。
その34ジャカからのパスを受けた19ペペから
11ウーデゴール〜12ウィリアンと繋ぎ
そこからの折り返し?を19ペペが
無人のゴールに流し込んでゴール!!

公式上では12ウィリアンのシュートが
相手の脚に当たって19ペペに繋がったと言う
判定だった為にアシストは付きませんでしたが
アウトサイドで中に折り返した様にも観えましたので
12ウィリアンにアシストを付けても良かった様に感じます。

しかし3点目を奪った事で気持ちが緩んでしまったのか
この後はミスやピンチが増えてしまいました。

53分過ぎ、25エルネニーの不用意なバックパスが
ヴァーディに奪われてしまい
そのまま持ち込まれた所から
折り返しを入れられてしまいましたが
23D.ルイスがクリアーして大事に至らず。

60分過ぎ、11ウーデゴールの中途半端なバックパスが
イヘアナチョに通ってしまい
そこから持ち込まれてしまいました。
最終的にはオルブライトンのクロスをクリアーして
大事に至らず。

64分過ぎ、17ソアレスがロストしたボールを
収めたイヘアナチョが間髪入れずに送った
前方のスペースへのパスでヴァーディに飛び出されてしまいましたが
そのヴァーディに付いていた22マリが
上手く押さえ込んで大事に至らず。

この場面での22マリは非常に上手かったと思いますが
その前にまず驚いたのは
俊足のヴァーディに対してもスピード負けする事なく
付いていけた所です。
敏捷性にやや難がある為に
それ程スピードが無いと思っていましたが
その認識は私の勝手な思い込みだった様です。
この場面を観ても分かります様に
ヴァーディに対しても走り負けていませんでしたので
これまでの認識を改めなければなりません。
同時にヴァーディの事を完全に潰してしまいますと
警告を受けるのは勿論の事、
場合によっては1発退場も考えられる場面でしたが
ファールにならない程度に手を掛けたり接触したりして
上手く押さえ込んだのは
非常に上手い対応だったと思います。

ミス絡みの危険な場面も上手く凌ぎ切ったアーセナルは
その後もゴールを許さず1−3のまま終演。

怪我人が続出しているとは言え、
ミッドウィークのELの試合を
ホームで行っていたレスターの方が
連続して遠征してきたアーセナルよりも
コンディション的には
良くてもおかしくない状況でしたが
実際はレスターのコンディションは
非常に悪そうに観えました。

実際、イレギュラーな今シーズンは
各クラブ共に怪我による主力選手の離脱が続出しており
ここからシーズン終盤に向けて
コンディション維持に苦労すると思います。

アーセナルも年末からチームを引っ張ってきた
32スミス・ロウが前半終了を待たずして怪我で退いた様に
主力選手がシーズン終わりまで
稼働し続ける事が出来るかどうかは
非常に重要なポイントだと思います。

そう言う意味ではチームのエースである
14オーバメヤンや7サカを
この試合で休ませる事が出来たのは
今後にとって大きなポイントになるかも知れません。
まぁ個人的には14オーバメヤンを
84分から出す位ならば完全に休ませて
出場機会が限られている35マルティネッリに
チャンスを与えても良かった様に感じますが、、、
何かしら縛りがある契約なのでしょうかね?

とは言え、32スミス・ロウの様に
今後も主力選手に怪我人が出てくるかも知れませんので
その穴をしっかりと埋める事が出来るかどうかは
重要になってきます。

以前にも書きました様に
チームやPLのスタイルにフィットしてきた19ペペは
決定的な仕事をする様になり始め、
12ウィリアンもやっと
チームと同じリズムやビジョンの中で
プレー出来る様になり始めたのは
非常に大きな収穫だと思います。
そして失点の場面の対応は多少疑問点はありますが
第4CBである22マリが
アーセナルにとっての天敵であるヴァーディを
完璧に押さえ込んだ様に
選手層の底上げは確実に進んできていると思います。

この様にこのレスター戦の勝利は
サブ組の底上げを実感する勝利であり
これまで苦戦していたサブ組の選手でも
レギュラー組と同じレベルで
チームが目指しているスタイルの試合を
行う事が出来る事を確認出来た
重要な試合になった様に感じます。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:1G2A EL:0G1A
3ティアニー     PL:1G1A EL:1G0A FA:0G1A
6ガブリエウ     PL:2G0A 
7サカ        PL:5G2A EL:1G3A CS:0G1A 
8セバージョス    PL:0G2A EL:0G0A
9ラカゼット     PL:9G2A EL:1G0A CC:1G0A FA:0G1A
12ウィリアン     PL:0G4A EL:0G1A
14オーバメヤン    PL:8G1A EL:3G0A FA:1G0A CS:1G0A
15M=ナイルズ    PL:0G0A EL:0G1A 
16ホールディング   PL:0G1A EL:0G0A
17ソアレス      PL:0G1A EL:0G1A
18トーマス      PL:0G1A EL:0G0A
19ペペ        PL:5G0A EL:3G3A
22マリ        PL:0G0A EL:1G0A
23D.ルイス      PL:1G0A EL:1G0A
25エルネニー     PL:0G0A EL:1G0A
24ネルソン      PL:0G0A EL:1G1A
28ウィロック     PL:0G0A EL:3G3A
30エンケティア    PL:1G1A EL:3G0A CC:1G0A
32スミス・ロウ    PL:0G4A EL:1G2A FA:1G0A
34ジャカ       PL:1G2A EL:0G0A
35マルティネッリ   PL:0G0A EL:0G0A CC:0G1A
38バロガン      PL:0G0A EL:2G1A


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