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PL12:ARSENAL vs Burnley [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 3−1 Burnley
2023年11月11日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (45+1)19Trossard(←7Saka)
 (54)Brownhill
 (57)2Saliba(←19Trossard) 
 (74)35Zinchenko

Sent off
 (83)21Vieira


22Raya

18Tomiyasu  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

20Jorginho

29Havertz      41Rice

 7Saka              11Martinelli

19Trossard



(58)29Havertz>>>21Vieira
(82)7Saka>>>24Nelson
(82)19Trossard>>>14Nketiah
(89)11Martinelli>>>15Kiwior


Substitutes
 1Ramsdale
 76Walters
  89Ibrahim
 25Elneny
 71Sagoe Jr


Arsenal 1.jpgメンバーが揃わない状況で行われた
バーンリーとの試合は
しっかりと3ゴールを奪って勝利し
良い形で代表期間を迎える事が出来ました。

先発はCLセビージャ戦とほぼ同じメンバーが組まれ
そのCLセビージャ戦で違和感を感じた為に
前半で退いた18冨安も
大事には至らず先発に名を連ねましたが
この試合はコンディション不良で欠場した
4ホワイトに代わって右SBに入り
代わって左SBには35ジンチェンコが入りました。
同様にそのCLセビージャ戦で
度重なるチャージを受けていた為に
試合終了を待たずしてピッチを後にした
7サカも先発に名を連ねました。

試合は圧倒的にボールを保持するアーセナルに対して
タイトなブロックを築いて守る
バーンリーと言う流れで進みましたが
そのバーンリーのブロックを崩すのに
苦労していたと思います。

アーセナルのバックラインがボールを持っている時は
中盤の底に入る20ジョルジーニョと35ジンチェンコの前を
バーンリーの2トップの2人が並んで抑え
その背後に狭い間隔で4人が並ぶ様にブロックを築いて
ボールに触らせない様にされてしまった為に
ビルドアップのルートは
サイドから迂回する様な格好になる事が多く
中々攻撃のテンポを上げる事が出来ませんでした。

そしてバーンリーのアタッキングエリアに
ボールを運んでも
ゴール前のスペースを消す様に
タイトにブロックが築かれていた為に
なんとか崩そうとしていましたが
フィニッシュの局面に至らない場面が続きました。

左サイドの裏に向かって走り出した19トロサールに向かって
6ガブリエウがロングフィードを送った12分過ぎの場面、
そのパスを受けた19トロサールは
ハーフスペースを上がってきた41ライスにパスを送り
そのパスを受けた41ライスは
サイドから裏に向かって走り込んできた11マルティネッリに
ダイレクトパスを送りましたが
そのパスをクリアーされてしまい
シュートに繋げる事は出来ず。

19分過ぎには波状攻撃を仕掛けました。
まず右CKからの流れで
35ジンチェンコが送った浮き球のパスを
ポケットの位置に入ってきた29ハヴァーツが
19トロサールに繋げようとしましたが
そのパスはカットされてしまいました。
その後、右サイドに展開した所からの
11マルティネッリのクロスを
ファーサイドで29ハヴァーツがヘッドで折り返しましたが
そのパスもクリアーされてしまい、
35ジンチェンコから29ハヴァーツへの楔のパスを
カットされたこぼれ球に対して
18冨安が左脚を振り抜きましたが
そのシュートもブロックされてしまいました。
最後は7サカが29ハヴァーツとの
ワンツーを試みたパスがカットされた所で
すぐに詰めた7サカが右脚を振り抜きましたが
トラフォードのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

バーンリーが切り込んできた所を防いだ後のこぼれ球を
7サカが左サイドを上って行った
11マルティネリに繋いだ22分過ぎの場面、
その11マルティネッリからスペースへのパスで
そのまま駆け上がってきた7サカが
ペナルティの中に入って行きましたが
戻ってきたオシェイに潰されてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。

7サカからの戻されたパスを受けた
35ジンチェンコがペナルティの中を
ドリブルで切り込んで行った24分過ぎの場面、
そこから足の裏を使った裏をかく様なパスを7サカに繋げ
そのパスを受けた7サカが
高速のグラウンダーの中に入れましたが
ニアに飛び込んできた19トロサールには合わず。

29分過ぎ、7サカが蹴った右CKを
29ハヴァーツがヘッドで合わせましたが
このシュートも枠を捉えられず。

オシェイからのパスを受けたブラウンヒルに対して
41ライスがアグレッシブにプレスを仕掛けて
ボールを奪い返した35分過ぎの場面、
そこからのパスを受けた29ハヴァーツが繋げた
19トロサールが切り返して左脚を振り抜きましたが
トラフォードのファインセーブに防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

ゴール前のバーンリーの分厚い壁を
撃ち砕く事が出来ませんでしたが
全体的には連動的で流動的な
良い形の仕掛けが出来ていた場面も
あったと思います。

一方で隙を突かれて
決定機を作られてしまいました。

30分過ぎ、トラフォードのゴールキックに対して
ロドリゲスがこぼしたボールを
2サリバが中途半端に処理したボールが
グドムンドソンに拾われてしまい
そのままドリブルでペナルティの中に入られた所から
シュートを撃たれてしまいました。
このシュートは22ラヤのファインセーブで
ゴールを死守しましたが
非常に危険な場面だったと思います。

その様な状況の中で前半終了間際に
先制ゴールを奪うことに成功しました。

前半ロスタイム、左サイドの11マルティネッリからの
パスを受けた35ジンチェンコが
ダイレクトで送ったクロスに対して
ゴール前で競り勝った7サカが
ヘッドで折り返したボールを
逆サイドに飛び込んできた19トロサールが
ポストに激突しながらヘッドで押し込み
エミレーツスタジアム通算1000ゴールを記念する
先制ゴールを奪いました。

危険を顧みずに飛び込んで行った
19トロサールの気迫のヘッドは勿論ですが
11マルティネッリからのクロスに備えていた
バーンリーのDF陣が一息つこうとしたタイミングで送った
35ジンチェンコのクロスを送るタイミングも
俊逸だったと思います。

幸い右の前腕をポストに強打した
19トロサールも大事には至らずに
前半を1点リードした状態で
後半に入りましたが
後半早々に危ない場面を迎えました。

後半開始直後、センターライン辺りから
コレオショがドリブルで切り込んできた時に
右サイドの裏のスペースに流れたボールに対して
スピード勝負になってしまった2サリバが
一瞬置いていかれそうになってしまいました。
幸いペナルティに入った所で
2サリバがスライディングタックルを仕掛けて
上手くボールを外に出す事に成功しましたが
あの2サリバがスピード勝負で負けそうになると言う
非常に危ない場面だったと思います。

そしてそのコレオショからの仕掛けから
失点してしまいました。

54分過ぎ、右サイドのライン際から
ドリブルで仕掛けてきたコレオショに対して
18冨安は上手く体を前に入れて抑えたかと思われましたが
そのコレオショの前に進もうとする圧力に
背後から押された18冨安がバランスを崩した時に
ボールが奪われてしまい
そのコレオショに折り返されてしまいました。
その折り返しを受けたロドリゲスに対しては
6ガブリエウが抑えましたが
そのこぼれ球に対してブラウンヒルが放ったシュートが
6ガブリエウの脚に当たりディフレクトしたボールが
ゴールに吸い込まれてしまい失点。

結局コレオショに対して応対した18冨安が
抑えきれなかった所が
勝負の分かれ目だったと思います。

一度体を前に入れた事に油断した訳ではないと思いますが
一度体を前に入れた後に
背後からのプレッシャーにバランスを崩し
最後はコレオショに強引に右脚を前に入れられてしまった事で
踏ん張りきれなかったのは
まずい対応だったと思います。

後半早々に良くない形で失点してしまいましたが
その直後にすぐにゴールを奪い返しました。

56分過ぎ、11マルティネッリの素早いプレスで
ボールを奪い返した所から
41ライスが送った左サイドのスペースへのパスで
11マルティネッリが抜け出し
そのままドリブルで切り込んで行った所から
シュートを放ちましたが
このシュートはトラフォードにセーブされてしまいました。

57分、19トロサールが蹴ったそこで得た左CKを
ゴール前で2サリバがヘッドで合わせてゴール!!

その後もバーンリーゴールに迫りました。

66分過ぎ、20ジョルジーニョからの縦パスを
2ラインの間で受けた19トロサールが
そのままドリブルで切り込んで行きましたが
その19トロサールはベルゲにブロックされてしまいました。
しかしそのこぼれ球をに対して41ライスが
ペナルティの外側から右脚を振り抜きましたが
そのシュートも僅かに枠の外側でゴールを奪う事は出来ず。

そして試合を決める3点目が生まれました。

74分、19トロサールが蹴った左CKが
オシェイに当たりバーを直撃したボールに対して
35ジンチェンコが放ったダイレクトボレーが
ゴール右上に突き刺さりゴール!!

これで勝負はほぼ決まったと思われましたが
その後アクシデントが発生してしまいました。

82分過ぎ、ルーズボールを収めに行った21ヴィエイラの右足が
ブラウンヒルの右脚を捉えてしまい
1発レッドで退場!!

21ヴィエイラとしては跳ね上がったボールを
足の裏でトラップしようとしたのだと思いますが
そのボールに対して先に触ったブラウンヒルの脚を
21ヴィエイラは足の裏で捉えてしまった事を考えれば
不注意なプレーであり
1発レッドは仕方がなかったと思います。

これで数的不利になってしまい
残りの時間は守勢に回りましたが
何とかそのまま逃げ切り3−1で勝利!!

ゴールを奪うまでは非常に苦労しましたが
これまでの様な独力での仕掛けに偏重し過ぎる事なく
しっかりと連携を築いてゴールに迫る場面が
増えてきていましたので
攻撃陣の機能性は徐々に良くなってきている印象を受けます。

この試合で1ゴール1アシストと活躍した
19トロサールの0トップでの起用が
攻撃陣を活性化させているのは間違いなく
けが人が続出している現状を乗り切る為の
切り札になるのは間違いないのかもしれません。


C'mon Arsenal !!


追伸、ニュカッスル戦での失点の場面で
疑惑の判定がありましたが
この試合でも首をかしげる判定がありました。

25分過ぎ、19トロサールが送った左サイドからのクロスを
テイラーがヘッドで弾いて頭上に上がったボールに対して
コレオショと競り合った7サカがヘッドで折り返しました。
そしてそのボールをクリアーしようとした
バイヤーのヘッドがゴールの枠に飛んでしまい
あわやオウンゴールという場面がありましたが
コレオショに対する7サカのプッシングが取られてしまい
このオウンゴールは認められませんでした。

果たしてこの7サカのチャージは
本当にファールと呼べるものだったのでしょうか?

コレオショへの7サカのチャージは
確かにコレオショの背後から
7サカは接触はしていましたが
腕を伸ばして背中を押す様な強いプッシングはしておらず
実際コレオショのジャンプを
妨げる様なチャージではありませんでしたので
非常にマイルドな接触だったと思います。

一方でニューカッスル戦の失点の場面での
6ガブリエウに対するジョエリントンのチャージが
元審判の人達からファールを取らなかったのは
誤りだというコメントが上がる中で
PGMOLはファールはなかったとする検証結果を
正式に発表していますが
そのジョエリントンが腕を伸ばし
6ガブリエウの上から押さえ込んで
ジャンプする事を妨げたチャージが
ファールではないのならば
この場面での7サカのチャージに対して
ファールを取るのは
明らかに整合性が取れていないと思います。

因みにシティ対チェルシー戦で
PKが与えられたハーランドに対する
ククレジャのチャージも疑念が残る判定だと思います。
この場面では前に入られたハーランドの背後から
ククレジャがシャツを引っ張るなどした結果
ハーランドは前に倒れこみましたが
仮にククレジャが背後から引っ張った事で
ハーランドを倒したというのならば
少なくとも前に倒れる事はないと思います。

ハーランドが前に倒れこんだというのならば
前に出ようとしたハーランドの脚を掛けた場合か
ハーランドの背中に乗りかかる様にして
押しつぶす様な格好にならないと起こらないと思いますが
この場面ではククレジャがハーランドの脚を掛けた様な形跡はなく
屈強なハーランドの背中に乗って倒すには
ククレジャはあまりにも小柄すぎると思います。

そしてニューカッスル戦での
ジョエリントンの6ガブリエウへのチャージの場面では
6ガブリエウが自ら飛んだだけなので
ファールがなかったと言うのならば
この場面でのハーランドも自ら倒れただけではないでしょうか?

ニューカッスル戦の後に
アルテタ監督がPLの審判に対して「恥ずべき事だ」と
批判した事を肯定する様な疑問を感じる判定が
相変わらず多いのは非常に残念だと思います。

今週ブライトンのデ・ゼルビ監督が
「イングランドの審判の80%は好きではない」
とコメントしていましたが
「好きではない」と言う個人的な感情を表す言葉を使って
マイルドな言い方をしていますが
言おうとしている事は
アルテタ監督とそれほど変わりないと思います。

勿論、ニューカッスル戦での
ジョエリントンの6ガブリエウへのチャージが
ファールではないのならばそれでも良いと思いますが
それならば7サカのチャージも
ククレジャのハーランドに対するチャージも
ファールを取るべきではないと思います。

反対に7サカやククレジャのチャージを
ファールと取るのならば
ジョエリントンの6ガブリエウへのチャージが
誤審だったとPGMOLは正式に認めて
謝罪するべきだったと思います。

まぁ、アーセナルに対しては
全く違う判定基準で試合が裁かれているのは
今回に限らずにこれまでも
ずっと長い間普通に行われてきた事ですので
アルテタ監督がどれだけ訴えても
変わる事はないと思います。

よってこれからも疑惑の判定に
アーセナルは苦しめられると思いますし、
その様な判定がアーセナルに降りかかる事を前提に
試合をしなければならない様です。

そしてその様な状況を考慮しますと
疑惑の判定に勝敗を左右されない様に
常に3点差以上で勝利する様な
相手を圧倒する試合を続けなければ
PL制覇するのは難しいと思いますので
今シーズンはまずシーズン100ゴール以上奪うことを
目標にしないといけないのでしょうかね?


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2サリバ       PL:1G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G4A CL:2G3A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:3G1A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:1G2A CL:1G1A
14エンケティア    PL:5G0A CC:0G1A
18冨安        PL:1G0A
19トロサール     PL:3G1A CL:2G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:1G1A
35ジンチェンコ    PL:1G0A
41ライス       PL:2G2A CL:0G1A


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