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PL13:Brentford vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Brentford 0−1 ARSENAL
2023年11月25日(土)Premier League, Gtech Community Stadium

Goal
 (89)29Havertz(←7Saka)


1Ramsdale

18Tomiyasu  2Saliba  6Gabriel  35Zinchenko

41Rice

8Ødegaard    19Trossard

 7Saka              11Martinelli

9Jesus



(65)9Jesus>>>14Nketiah
(79)11Martinelli>>>29Havertz
(90+3)7Saka>>>4White
(90+3)8Ødegaard>>>20Jorginho


Substitutes
 31Hein
 15Kiwior
 17Cedric 
 25Elneny
 24Nelson


Arsenal 1.jpgアルテタ監督が就任してから
公式戦200試合目となる
アウェイでのブレントフォード戦は
非常に難しい試合になりましたが
最後の最後で29ハヴァーツが決めて
非常に大きな勝ち点3を獲得しました。

先発はブレントフォードから
ローン移籍中の為に起用出来ない
22ラヤに代わってラムズデールが
ゴールマウスを守り
DFラインは
右から18冨安、2サリバ、6ガブリエウ、
35ジンチェンコが並びました。
中盤はアンカーに41ライスが入り
脳震盪のプロトコールが終わり
先発に戻ってきた8ウーデゴールと共に
インサイドハーフん入ったのは
19トロサールでした。
そして前線は右に7サカ、
左に11マルティネッリが入り
1トップには怪我で離脱していた9ジェズスが
代表戦に続き先発で起用されました。

試合は5バック+3センターで
スペースを消す様にブロックを築き
守備を固めるブレントフォードに
アーセナルの攻撃陣は
切り崩す切っ掛けを掴むのに
非常に苦しむ展開で進みました。

7サカが蹴った右CKのクリアーボールを収めた
7サカからのパスを
19トロサールがダイレクトで右脚を振り抜いた10分過ぎの場面、
そのシュートは枠を捉える事が出来ませんでしたが
シュートコースが空いていただけに
枠に飛ばして欲しかった場面でした。

35ジンチェンコからのクロスを
19トロサールがヘッドで捉えた24分過ぎの場面、
このヘッドも枠を捉えられませんでしたが
35ジンチェンコのクロスは
アイエルの頭を越して19トロサールに届けた
完璧なピンポイントクロスだったと思います。

35ジンチェンコからの楔のパスを受けた9ジェズスが
反転して左脚を振り抜いた29分過ぎの場面、
そのシュートはピノックにブロックされてしまいましたが
ストライカーらしい動きだったと思います。

7サカが蹴った右CKに対して
6ガブリエウがニアに飛び込んで合わせた30分過ぎの場面、
6ガブリエウは背中で合わせたそのシュートも
ポストの外側で惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

ブレントフォードのクロスを
18冨安がクリアした所から
カウンターが発動した36分過ぎの場面、
そのクリアボールを収めた7サカから
9ジェズス〜8ウーデゴールへと繋がり
その8ウーデゴールからラストパスが送られました。
そのパスの軌道を観ますと
一番外側を駆け上がってきた
11マルティネッリを狙った様にも観えましたが
その内側を走っいた7サカのすぐ後ろを通そうとした為に
そのパスを7サカがカットしてしまい
このカウンターは完結させる事が出来ず。

散発的にはブレントフォードのゴールに
迫る場面はありましたが
完全に崩した決定機を作ったのは
この場面だけだったと思います。

41分過ぎ、7サカが送った柔らかいタッチのクロスを
DFラインの裏に飛び出して合わせた9ジェズスのヘッドは
フレッケンのファインセーブに阻まれてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
その弾いたボールをゴール前に詰めていた
19トロサールがヘッドで押し込みました。
VARの結果、19トロサールの位置がオフサイドで
残念ながらこのゴールは取り消されてしまいましたが
この場面の様に縦の揺さぶりを
もっとするべきだった様に感じます。

後半も前半同様に
散発的にブレントフォードゴールに迫る場面がありましたが
完全に崩してゴールに迫る場面は
中々作れなかったと思います。

ルーズボールを収めた8ウーデゴールからのパスを受けた7サカが
深い位置にまで切り込んだ所から
鋭いクロスを送った45分過ぎの場面、
そのクロスはニアに入ってきた8ウーデゴールには
上手く合いませんでしたが
この試合常にダブルチームでマークされていた為に
中々ドリブルで切り込む事が出来なかった7サカが
なんとか切り込んでいった数少ない場面の一つでした。

35ジンチェンコからのパスを
左サイドで受けた11マルティネッリが
クロスを送った67分過ぎの場面、
ゴール前に入ってきた14エンケティアイを狙った
そのクロスは14エンケティアの手前で
ベン・ミーにクリアーされてしまいましたが
ベン・ミーに触られていなければ
14エンケティアに完璧にあっていたと思います。

この後、1ラムズデールのミスからの場面と共に
この試合最大のピンチを迎えてしまいました。

76分過ぎ、41ライスからのパスを受けた35ジンチェンコが
オンエカからのプレスを受けてボールをロストしてしまい
そのオンエカからのパスを受けたエンベウモが
走り込んできたアイエルに繋ぎ
そのままペナルティの中に切り込んできた所から
シュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは6ガブリエウがブロックしましたが
そのこぼれ球を収めたエンベウモが
深い位置から送ったクロスを
ファーサイドでモペイにヘッドで合わされてしまいましたが
そのヘッドもゴール前に入ってきていた
35ジンチェンコがクリアして
なんとかゴールを死守。

自らのミスを自らのファインプレーで
帳消しにする事が出来たのは良かったかもしれませんが
これまでも何度もあった様に
35ジンチェンコが自陣で不用意な形で
ボールをロストしてしまい
そこからショートカウンターを受けてしまうと言う
最悪の形の失点パターンでしたので
35ジンチェンコを起用した時の
この様な格好のミスを
どこまで許容出来るかは
今後も課題の一つだと思います。

この後もブレントフォードゴールに迫る場面がありました。

19トロサールからのパスを受けた41ライスが
ペナルティの外側から右脚を振り抜いた
79分過ぎの場面、
ブロックに来たオンエカの股の間を狙った様な
抑えの効いた弾道の低い強烈なミドルシュートでしたが
残念ながらそのオンエカの脚に当たり
ディフレクトしたシュートは枠を外れてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

35ジンチェンコのクロスがクリアされたボールに対して
2サリバがペナルティの外側から
ダイレクトで右脚を振り抜いた83分過ぎの場面、
そのシュートも僅かに枠の外側でゴールを奪う事が出来ず。

35ジンチェンコが前方に送ったルーズボールを
最終的に収めた7サカからのパスを受けた14エンケティアが
そのまま持ち込んで右脚を振り抜いた84分過ぎの場面、
ハードヒット出来なかったそのシュートは
フレッケンにセーブされてしまいゴールを奪えませんでしたが
3対2の数的有利な状況でしたので
その数的有利の状況をもっと活かした仕掛けをしても
良かった様に感じます。

このままブレントフォードのゴール前に築いた
ブロックを崩せないまま試合が終わろうとしていた
終了間際に遂にゴールをこじ開けました。

89分、右サイドから7サカが送ったクロスを
ファーサイドで29ハヴァーツがヘッドで合わせてゴール!!

ファーサイドのポストに向かっていく様なクロスに対して
ファーサイドから飛び込んで行くと言う
アーセナルの得意のパターンの仕掛けでしたが
そのクロスを受けた29ハヴァーツは
地面に叩きつける様なヘッドで
ポスト際を塞ぎに来たフレッケンの股を抜いたのは
冷静だったと思います。

この1点を最後まで守り切り
0−1で勝利!!

アルテタ監督の公式戦200試合目を飾る勝利と共に
今シーズン初めてPLの首位に立つ
貴重な勝ち点3を
アウェイのブレントフォード戦で奪う事に成功しました。

とは言え、この試合で2つの決定的なミスを犯してしまった
1ラムズデールの状態は非常に心配です。

12分過ぎ、ゴールキックのリスタートのボールを
6ガブリエウから受けた1ラムズデールは
パスの出し所を探している間に
猛然と寄せてきたビッセのプレッシャーに屈して
ボールをロストしてしまい
そのビッセからのパスを受けたエンベウモに
シュートを撃たれてしまいました。
幸いゴールマウスの中に戻ってきていた
41ライスがブロックしてゴールを死守しましたが
決定的なミスだったと思います。

36分過ぎ、スローイングが途中で止まらなかったのか?
ボールを地面位叩きつける様な格好のスローイングになってしまい
そのボールはオンエカに奪われてしまいましたが
幸い、素早く戻って来たアーセナルの選手達が
ブロックを築いた事で
ショートカウンターを受けずに済みましたが
この2つの場面はどちらも
普通ならば起こる事のない
とんでもないミスだったと思います。

36分過ぎの場面は、下がって来た19トロサールに向かって
スローイングでボールを送ろうとした時に
そのスローイングを読んだノルガールドに
パスコースを消されてしまいました為に
急遽スローイングを止めようとしたが止まらずに
ボールを叩きつける様な格好になってしまったのだと思いますので
まだ擁護出来ると思いますが
12分過ぎの場面は全く擁護出来ないミスだと思います。

勿論、1ラムズデールは22ラヤに比べて
足元でボールを扱うレベルは劣っているかもしれませんし、
ペナルティの外側にはあまり出て行かない様に
バックラインから丁寧に繋いでビルドアップするスタイルよりも
正確なフィードを前線に送るスタイルの方を
好んでいるのかも知れませんが
ここまで徹底していないとは言え
昨シーズンもバックラインでパスを繋ぐスタイルをこなし、
今回の様な猛然と襲いかかってくる様なプレスを
上手くかわしてしっかりと繋ぐ事も出来ていましたので
アルテタ監督が目指している現在のスタイルに
1ラムズデールが全く適応出来ていないと言うのは
違うと思います。

実際、先日18冨安がコメントしていた様に
バックラインからのビルドアップは
この順番でボールを回していくと言う
基本的な道筋は勿論の事、
このコースを潰されたら次はここにボールを送る、
ここから相手選手が来たらここが空くので
ここにボールを回す等の
予め決められた通りにボールを動かす
再現性が高いスタイルで行われている様ですので
この場面でも右サイドから
猛然とビッセが迫って来ていたとしても
焦らずに決まり通りに
ボールを回していけば良いだけだったと思います。

元々のパスを出す最初の選択肢は
下がって来た41ライスだったと思います。

確かに下がって来た41ライスの背後には
ノルガールドが付いて来ていましたので
それが気になったのかも知れませんが
ビッセが1ラムズデールに迫って来ていた関係で
右サイドの2サリバはフリーになっていましたので
41ライスの後ろにノルガールドが付いて来ていたとしても
41ライスはそのままダイレクトで2サリバに繋ぐだけでしたので
1ラムズデールは躊躇する事なく
41ライスにパスを出すべきだったと思います。

仮に41ライスにパスを出せないと判断したのならば
左側に並ぶ様に立っている6ガブリエウに
パスを出すのが次の選択肢だったと思います。
勿論、その6ガブリエウにはすぐにエンベウモが
プレスを掛けて来ると思いますが
同時に左ライン側にいる35ジンチェンコが下がって来て
6ガブリエウからボールを引き取りますので
迷う要素は何一つなかったと思います。

勿論、久しぶりの起用で
試合勘が鈍っていた部分もあると思いますが
この場面は即興的に
その場で素早く的確に判断を行う様な
試合勘が必要な場面ではなく
決められた事を決められた通りに
正確に行うだけの場面だったと思いますので
試合勘云々と言うよりも
トレーニングの段階で
ボールの動かす方向や方法を理解し
それを実際のピッチの上で行う為の準備が
単純に出来ていなかっただけだと思います。

もっと言えば今シーズンから
バックラインでのボールの回し方が多少変わったとは言え
プレシーズンが始まってから
既に約5ヶ月経った現在でも
この様な基本となる動きが出来ていないと言うのは
明らかに理解度が足りていないと言わざる得ず、
もっと言えばそれをピッチの上で具現化する為の努力が
足りていないと言われても言い訳が出来ないと思います。

この様な状況を実際観せられてしまいますと
それらの動きを的確に行っている22ラヤよりも
評価が落ちているのも
仕方がないと思います。

22ラヤにポジションを奪われてから約3ヶ月、
いったい1ラムズデールは何をしていたのでしょうか?

ただゴールマウスの前でゴールを守るだけで
ポジションを与えられる訳ではないと
明確に示されているにも関わらず
これまでと同じ事を続けているだけで
再びポジションを与えられると思っていたのならば
それは明らかに甘すぎます。

アルテタ監督が常々言っている様に
ポジションは与えられるものではなく
掴み取るものだと言う事を忘れてはならないと思います。

22ラヤと比較して
劣っている部分があるのならばそれを自覚し
それを改善する為に本当に取り組んできたのでしょうか?

少なくともこの試合の1ラムズデールは
その様な努力を積んできた様には観えません。

もっと言えば昨シーズンよりも劣化している様に観えます。

当然その様な状況では
22ラヤからポジションを奪い返す事など
一生出来ないと思います。

ミスを犯して不安な表情を浮かべている暇などありません。
ゴールネット裏の相手のファンを煽り
そこからの罵声を力に変えて来た
太々しさを呼び戻し、
出来ないならば出来るまで
死に物狂いでフィールドプレーの練習に取り組み、
そして正GKから外してアルテタ監督の判断が
間違っていた事を
自らの力で証明して欲しいと思います。

難しいミッションかも知れませんが
1ラムズデールならば必ず出来ると信じています。

そして再びアーセナルのゴールマウスの前に戻ってくる事を
心から期待しています。


C'mon Arsenal !!


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2サリバ       PL:1G1A
4ホワイト      PL:1G0A
7サカ        PL:4G5A CL:2G3A CS:0G1A
8ウーデゴール    PL:3G1A CL:1G0A CC:1G0A
9ジェズス      PL:1G0A CL:3G1A
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:1G2A CL:1G1A
14エンケティア    PL:5G0A CC:0G1A
18冨安        PL:1G0A
19トロサール     PL:3G1A CL:2G1A CS:1G0A
21ヴィエイラ     PL:1G2A CL:0G0A CC:0G1A
24ネルソン      PL:0G0A CL:0G1A CC:1G0A
29ハヴァーツ     PL:2G1A
35ジンチェンコ    PL:1G0A
41ライス       PL:2G2A CL:0G1A


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