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2023/24のスカッド:開幕版 [Arsenal F.C.]

2023/24シーズンのファーストチームのスカッド開幕版です。

Arsenal 1.jpg


1 アーロン・ラムズデール(24)(HG)
2 ウィリアム・サリバ(22)(HG)
3 キーラン・ティアニー(26)
4 ベン・ホワイト(25)(HG)
5 トーマス・パーティ(30)
6 ガブリエウ(25)
7 ブカヨ・サカ(21)(HG)
8 マルティン・ウーデゴール(24)
9 ガブリエル・ジェズス(26)
10 エミール・スミス・ロウ(23)(HG)
11 ガブリエウ・マルティネッリ(22)(HG)
12 ユリエン・ティンバー(22)
13 ルナル・アレックス・ルナルソン(28)
14 エディー・エンケティア(24)(HG)
15 ヤクブ・キヴィオル(23)
16 ロブ・ホールディング(27)(HG)
17 セドリック・スアレス(32)
18 冨安健洋(24)
19 レアンドロ・トロサール(28)
20 ジョルジーニョ(31)
21 ファビオ・ヴィエイラ(23)
22 
23 アルベール・サンビ・ロコンガ(23)
24 リース・ネルソン(23)(HG)
25 モハメド・エルネニー(31)
26 フォラリン・バロガン(22)(HG)
27 マルキーニョス(20)(U-21)
28 
29 カイ・ハヴァーツ(24)
30 
31 カール・ハイン(21)(U-21)(HG)
32 
33 アーサー・オコンクウォ(21)(HG)
34 
35 オレクサンドル・ジンチェンコ(26)
41 デクラン・ライス(24)(HG)
ニコラ・ぺぺ(28)
ヌーノ・タヴァレス(23)


シーズンローン



(年齢は9/1現在)
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プレミアリーグには「ホームグロウン」制度があり
少なからずチームの構成に影響を与えています。

因に「ホームグロウン制度」とは、
『プレミアリーグのファーストチームのシニア
(22歳以上:2001年12月31日生まれ以前)の登録数は25名まで、
そのうち21歳の誕生日を迎えるシーズンまでに
3年以上イングランド&ウェールズ内のクラブに所属していた
「ホームグロウン」選手が最低8名必要。
(反対に言うと「非ホームグロウン」選手は17名までとなります。)
その他21歳以下の選手の登録は随時追加出来る。』
と言う規定です。

開幕時点でのスカッドの内訳は

シニア登録選手 合計31名 (6名オーバー)
 ホームグロウン  12名
 非ホームグロウン 19名 (2名オーバー)
U-21 2名
ローン 0名


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GK
 1アーロン・ラムズデール(24)
 33アーサー・オコンクウォ(21)
 31カール・ハイン(21)
 13ルナル・アレックス・ルナルソン(27)


今シーズンも1ラムズデール&ターナーの
体制になると思われましたが
開幕直前にターナーをノッティンガム・フォレストへ放出して
新たにブレントフォードからラヤを
獲得する事がほぼ決定していますので
今シーズンは1ラムズデール&ラヤの体制で
挑む事になると思います。

これで実力が拮抗したレギュラークラスのGKを
2人擁するする体制になりましたので
今シーズンのこのポジションは盤石だと思われます。

もっと言えば正GKの1ラムズデールも
油断していたらその座を奪われる可能性もありますので
さらにレベルアップしてくれる事を
期待したいと思います。

一方で第3GKに関しては
シニア枠の登録枠の状況を考えますと
昨シーズンと同様に31ハインが有力だと思いますが
このプレシーズン中のプレーでは
不安定な所を露呈してしまった関係で
第3GKとしてハインを残すのか
それとも経験を積ませる為にローン移籍に出すのか
意見が分かれる所だと思います。

USツアーに参加した13ルナルソンに関しては
プレシーズンでは
一度もチャンスが与えられませんでしたので
構想外という立ち位置に変化がないと思われ
31オコンクウォと共に
この夏にチームを離れる可能性が高いと思われます。


CB 
 6ガブリエウ(25)
 2ウィリアム・サリバ(22)
 4ベン・ホワイト(25)
 15ヤクブ・キヴィオル(23)
 16ロブ・ホールディング(27)


CBは昨シーズンと同様に2サリバ&6ガブリエウのコンビを
軸にすると思われますが
このプレシーズン中に積極的に4ホワイトを
CBで起用していた様に
今シーズンは右SBでの起用を基本としつつ
第3CBとしてCBでも
4ホワイトを起用する試合が増えるかもしれません。

第4CBとしては現時点では
15キヴィオルが務める事になると思います。
その15キヴィオルは左利きですが
右脚もしっかりと使える事で
左CBだけではなく右CBの位置でも起用出来る利便性があり
このプレシーズンでは偽SBとして
左SBの位置でもプレーしていましたので
今シーズンは色々な位置で
守備陣をバックアップする事になるかもしれません。

とは言え、2サリバ&6ガブリエウとの間には
まだ差があるのは言うまでもありませんので
利便性があるとはいえ
15キヴィオルで十分かどうかと言う問題に対しては
意見が分かれると思われますが
プレシーズンからチームと共にトレーニングする事が出来た
今シーズンは成長している事を期待したいと思います。

一方で16ホールディングに関しては
ドレッシングルームでは貴重な存在だとしても
ピッチの上では昨シーズン終盤から
アルテタ監督の信頼を失っている様に観えますので
このまま構想外になる可能性もあると思います。

現実的に18冨安や12ティンバーも
有事の際はCBで起用が可能な事を考えますと
16ホールディングが退団しても
大きな問題にはならない可能性がありますので
この夏の移籍期間が終わるまでに
登録枠を空ける為に
移籍する可能性は否定出来ないと思います。

よって今シーズンは
2サリバ&6ガブリエウを軸に
4ホワイトと15キヴィオルがバックアップしつつ
有事の際には18冨安や12ティンバーがカバーする布陣で
不足感はないと考えます。


右SB
 4ベン・ホワイト(25)
 18冨安健洋(24)
 17セドリック・スアレス(32)

左SB
 12ユリエン・ティンバー(22)
 35オレクサンドル・ジンチェンコ(26)
 3キーラン・ティアニー(26)
 ヌーノ・タヴァレス(23) 


ポジション別に分けるのならば
上記の様になると思いますが
12ティンバーや18冨安は右左SBでプレー可能ですので
一概に右・左で分けるのも無理があるかもしれません。
一方でプレースタイルで分けるのならば
大きく3つのタイプに分かれると思われます。

1つ目は偽SBとしてプレー出来る
35ジンチェンコと新加入の12ティンバー。

2つ目は守備力が高いCB寄りの
4ホワイトと18冨安。

3つ目は古典的なSBの
3ティアニーと17セドリックとタヴァレス。

この様なスカッドの状況の中で
新加入の12ティンバーが
偽SBとして起用出来る目処が立った事で
他の選手の起用方法や組み合わせの自由度は
格段に上がったと思います。

元々アルテタ監督は
偽SBを起用した反対サイドのSBには
守備力のあるCB寄りの選手を起用する事を
基本にしていると思われる関係で
昨シーズンは偽SBとして
35ジンチェンコを左SBで起用した場合には
反対の右SBにはCB色の強い4ホワイトを起用する形が
基本の形になっていました。

しかし偽SBとして起用出来る選手が
35ジンチェンコ1人に限定されていた為に
昨シーズンは35ジンチェンコ&4ホワイトの一択の状況でしたので
それまで左SBの1stチョイスだった3ティアニーは
終盤の守備固めの場面くらいしか出番がなくなり
持っている能力を発揮する場面は殆どなくなっていました。

それと共に35ジンチェンコが欠場した時には
代わりに偽SBを務められる選手がいなかった為に
適応がない3ティアニーを無理やり嵌め込む様に
偽SBとしてプレーさせるなど
各々に選手が持っている能力を
完全に活かしきる事が出来ていなかったと思います。

その様な状況もありこの夏に獲得した12ティンバーを
アヤックス時代には経験した事のない偽SBとして
このプレシーズン中に積極的に起用していましたが
初めてプレーする役割とは思えない程
速やかに適応していたと思います。

実際、偽SBとしてプレーする12ティンバーは
中盤の底でボールを捌くだけではなく
攻撃陣にスイッチを入れる様なパスを送る事も出来れば
チャンスがあれば積極的に前線にまで上がって行き
攻撃陣に厚みをもたらす様なプレーも観せていました。

しかも本職がCMFの35ジンチェンコには
守備面に大きな問題を抱えていましたが
本職がCBの12ティンバーは守備能力も高いのは言うまでもなく
純粋な守備のユニットとしても
強固なユニットを構築出来る様になっていたと思います。

この様に12ティンバーを
偽SBとして起用出来る目処が立っただけでも
この夏の大きな収穫だったと思いますが
それだけではなく右SBの位置でも左SBの位置でも
偽SBとして起用する事が出来る目処まで立った事で
これまで活用出来なかった各々の選手の能力を
今まで以上に活かす事が出来る様になったと思います。

例えばアヤックス時代でも時々プレーしていた
右SBの位置でしかプレーできなかった場合には
その12ティンバーを起用する時には
これまでの右SBの1stチョイスだった
4ホワイトを起用出来なくなる問題が
発生していたと思います。

しかし12ティンバーが左SBの位置でも
起用出来る目処が立ったお陰で
DFラインの守備面での貢献は勿論ですが
7サカや8ウーデゴールの後ろでフォローしつつ
タイミング良く裏のスペースへ飛び出す
フリーランニング等、
攻撃面でも成熟した連携面を築いている4ホワイトを
外す事なく同時起用する事が出来るようになったと思います。

そして昨シーズン絶対的な安定感を誇った
4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウのユニットに
12ティンバーを加える事で
本職がCBの4人がDFラインに並ぶ
強固な守備ユニットが構築される事になりますので
少なくとも35ジンチェンコを起用した時よりは
守備面での安定性は格段に上がると思います。

勿論、今シーズンの4ホワイトは
CBで起用される場面が増えるかもしれませんので
その時は12ティンバーを
従来の右SBの位置で起用する事もあると思いますし、
その他でも例えば12ティンバーを右SBの位置に移して
左SBに3ティアニーを起用すれば
左サイドのワイドな位置からの攻撃に厚みをもたらす事が出来、
例えば相手のエースをピンポイントで抑えたい時には
右でも左でも起用出来る18冨安を起用して
その反対サイドに12ティンバーを起用すれば
偽SBシステムを継続したまま起用ができると思います。

勿論、中盤での支配力を上げる為に
昨シーズンと同様に
35ジンチェンコを起用する試合も多くあると思いますが
12ティンバーを偽SBの1stチョイスにした方が
その他の選手起用のバリエーションが増え、
守備力も安定すると思われますので
個人的には今シーズンの偽SBの軸は
12ティンバーにするべきだと思います。

一方で昨夏の段階で構想外になっていた
17セドリックとタヴァレスは
この夏に退団する事が既定路線だと思われますので
移籍金収支を改善する為に
ローン移籍ではなく完全移籍で
放出する事が出来るかどうかが
焦点になると思われます。


アンカー
 41デクラン・ライス(24)
 5トーマス・パーティ(30)
 20ジョルジーニョ(31)
 25モハメド・エルネニー(31)


アンカーに関してはクラブ最高額で獲得した
41ライスを軸に起用すると思われますが
現時点ではこれまでチームと共に一緒に
ステップアップしてきた5トーマスの方が
チームとの親和性は高い様に感じます。

よって41ライスが軸と言うよりも
当分の間は41ライスと5トーマスを
併用しながら徐々に41ライスへ移行する様な形が
理想的ではないかと思っています。

とは言え個人的にはアンカーに5トーマスを起用して
左インサイドハーフに41ライスを起用すれば
中盤の守備強度、中盤からの推進力共に
非常に強力になる様に感じますので
この形での起用をを希望します。

一方で20ジョルジーニョは
上記の2人に比べて守備強度に劣ると言う
問題点がありますが
その一方でゲームメイク力は勿論の事、
1本のパスで決定機を演出する
ラストパス能力を誇っていますので
シーズンが進むにつれて重要な働きをしてくれると思います。

25エルネニーに関しては
USツアーに参加してトレーニングに励んでいましたが
まだ右膝の怪我からの復帰途中ですので
どの様な使い方になるのかまだ観えていません。
しかし実際問題としてアンカーのポジションで
高いレベルでプレー出来る選手を3人擁している
現在のスカッドでは
出場機会がかなり限定されると思いますので
裏方に徹するシーズンになってしまうかもしれません。


インサイドハーフ
 8マルティン・ウーデゴール(24)
 29カイ・ハヴァーツ(24)
 10エミール・スミス・ロウ(23)
 21ファビオ・ヴィエイラ(23)
 23アルベール・サンビ・ロコンガ(23)


右インサイドハーフは今シーズンも
8ウーデゴールで決まりだと思いますが
問題は昨シーズンまでジャカが務めていた
左インサイドハーフをどの様な形で埋めるかだと思います。

ここまでのプレシーズンの状況を考えますと
新加入の29ハヴァーツと10スミス・ロウが
このポジションを争う事になりそうでしたが
エミレーツカップとコミュニティ・シールドの2戦では
新たに41ライスを起用しました。

元々プレシーズンの序盤では
主に29ハヴァーツを起用していた様に
インサイドハーフには攻撃的MFを並べるプランが
アルテタ監督にはあったのかもしれません。

昨シーズンこのポジションでプレーしていたジャカは
積極的に高い位置にまで侵入して
攻撃面でも存在感を発揮していましたが
元々は3列目の選手なだけに
その攻撃面でのプレービジョンやアイデア、
そして攻撃的なプレーの質に関しては
やや不足感がありましたので
その攻撃面で不足している部分を
攻撃的MFを起用する事で補填し
より強固な攻撃ユニットを
形成しようとしていたのかもしれません。

しかしジャカがもう一つ担っていた
偽SBシステムを使う上での
中盤のバラサーとしての役割を担うには
29ハヴァーツではポジショニング感覚、
カバーリング感覚、
そして広範囲カバーする機動力の面が
不足していた為に
プレシーズンの間に中盤のバランスを
見出す事が出来ていなかったと思います。

一方で元々中盤の底が本職の41ライスは
優れたフィジカル的な強度を活かした
守備能力が高く
90分間広範囲をカバーする事の出来るスタミナと
危機察知能力に長け
同時に攻撃面でのプレービジョンやアイデア、
それを具現化するセンスも
ジャカを上回る物を持っていると思いますので
昨シーズンジャカが担っていた役割を
そのまま任せるのならば
41ライスが最も適していると思います。

とは言え、試合を重ねるにつれて
29ハヴァーツも適応の兆しを観せ始めていますので
守備面での負担が少なく
圧倒的にボールを支配する様な試合では
29ハヴァーツをインサイドハーフで起用する試合も
多くあると思われ、
同時に前線に高さが必要な試合では
トップの位置での起用も十分にあると思われます。

昨シーズン終盤に怪我から復帰した10スミス・ロウは
フィジカルコンンディションが上がらずに
苦しんでいましたが
この夏は殆ど休み返上で
イングランドU-21代表の一員として
Uー21欧州選手権に参戦していたのが良かったのか
昨シーズン終盤とは見違える程
コンディションが良くなっている印象です。

この様に体が動く様になった事もあり
これまでの受け身の姿勢とは異なり
積極的にボールに絡む様になってきましたので
完全復活は間近だと思います。

その10スミス・ロウはインサイドハーフに限らずに
前線の左サイドでも起用可能ですが
前線の左サイドには11マルティネッリと19トロサールと言う
レギュラークラス2人を擁していますので
今シーズンの10スミス・ロウは
インサイドハーフが主戦場になると思われます。

一方で8ウーデゴールをバックアップするのは
主に21ヴィエイラだと思います。

昨シーズンは激しいボディーコンタクトに苦しんで
その能力の一端しか観せる事は出来ませんでしたが
このプレシーズンでのプレーを観る限りでは
ボディーコンタクトに対する耐性も
徐々に上がってきている印象を受けます。

プレッシャーが掛かっていない状況でボールを持てば
その左脚は超一級品ですので
PLの激しい展開に完全に適応する事が待たれます。

この様に右インサイドハーフは
8ウーデゴールを軸に21ヴィエイラがバックアップし
左インサイドハーフは
昨シーズンのジャカの様な役割が必要な時は
41ライスが起用され
反対にボールを支配しより攻撃的に振る舞う時は
29ハヴァーツと10スミス・ロウが
そのポジションを争う事になると思われます。

23ロコンガに関しては
この夏にチームを離れる事が既定路線で
完全移籍で売却出来るかどうかが焦点になると思われます。


サイドアタッカー
 7ブカヨ・サカ(21)
 11ガブリエウ・マルティネッリ(22)
 19レアンドロ・トロサール(28)
 24リース・ネルソン(23)
 27マルキーニョス(20)
 ニコラ・ぺぺ(28)


今シーズンも右サイドの7サカと
左サイドの11マルティネッリと言う
二人のエースが中心になると思われますが
今シーズンはそこに19トロサールと言う
この2人と遜色ない実力者を擁しています。

その19トロサールは
中央で偽9番としても振る舞う事も出来れば
状況によっては右サイドでもプレー可能ですが
本職は左サイドだと思います。

個の力でサイドを切り込んでいくウイングプレーと
ゴール前にも顔を出して
フィニッシュの局面に関与する
ウイングストライカーとしての両面を持っている
11マルティネッリと
神出鬼没で色々な所に顔を出しながら
コンビネーションと決定的なラストパスで
アシストを連発するチャンスメイカータイプの
19トロサールと言う
明らかにタイプが異なるアタッカーを
戦況によって使い分ける事で
戦術的な幅は大きく広がる事になると思われます。

一方でこのプレシーズンでは
その19トロサールを
左インサイドハーフの位置で
起用する場面もありましたが
19トロサールが最も活きるのは
前記の様にコンビネーションや
決定的なラストパスを送る事の出来る
よりゴールの近い所でプレーしてこそだと思いますので
ビルドアップの段階から関与する必要がある
インサイドハーフでは
余計なエネルギーを浪費するだけの様に感じますので
個人的にはインサイドハーフでの起用は反対です。

その19トロサールはこのプレシーズンでは
ゴールを連発しています。
昨シーズン冬に加入してからは
2ゴール10アシストと
圧倒的にアシストの方が多かったのですが
元々ブライトン時代は
アシストよりもゴールの方が多いアタッカーでしたので
今シーズンは貴重なゴールで
チームを救う場面が増えるかもしれません。

左さサイドは11マルティネッリと19トロサールの2人で
盤石だと思いますが
問題は右サイドです。

現状として7サカを誰がバックアップするのか
未だに観えてきていません。

この夏までだった契約を延長した24ネルソンが
その第1候補だと思われますが
元々アルテタ監督は逆脚のアタッカーを起用する事を好みますので
右利きの24ネルソンを右サイドで起用するのかどうかが
24ネルソンがこのプレシーズン中に怪我を負った為に
不明のままです。

一方で27マルキーニョスもその候補の一人ですが
プレシーズン中はコンディションの問題もあり?
殆ど起用されなかった為に
アルテタ監督がどこまで評価しているかも
現時点では不明のままです。

コンディション不良で7サカを休ませた
エミレーツカップのモナコ戦では
21ヴィエイラを右サイドで起用していましたが
元々21ヴィエイラは前方のアタッカーに
絶妙なラストパスを送る様な状況でこそ
その能力が最大限に発揮されますので
どちらかと言うと自分の前に
スペースがあった方が活きる選手だと思います。

しかしサイドで起用されますと
当然前にはそれ程スペースがない状況になる事が多く
同時にそこからクロスを送る等のウイングプレーの質も
現時点ではそれほど高くありませんので
現状としては緊急時以外は
右サイドでの起用は難しいと思います。

そう言う意味で個人的に注目しているのが
19トロサールです。

19トロサールは本来は右利きですが
左脚も遜色なく使う事が出来る為に
右脚だけではなく左脚でもシュートを撃つ事がありますが
ここ最近の19トロサールは
あえて左脚に持ち替えてシュートを撃つ場面が非常に多く
実際先日のコミュニティ・シールド戦で
右サイドからカットインして左脚でゴールを奪った様に
「右サイドでもいけます」と
アルテタ監督に無言でアピールしていると言うのは
考えすぎでしょうか?

結局右サイドの7サカのバックアッパー問題は
現時点では解決していませんが
7サカ&11マルティネッリ&19トロサールと言う
エース級の3選手を擁するこのポジションは
今シーズンもアーセナルの生命線になると思われます。

ペペに関してはこの夏に退団する事が
既定路線だと思いますが
完全移籍での引き取り手が現れるかどうかが
現実的な問題と言われています。
その為に給与分の負担だけでも減らす為に
契約解除も視野に入れていると言われていますので
この夏に退団する事になると思われます。

一方で27マルキーニョスに関しては
このままチームに残るのか
経験値を上げる為にローン移籍に出るのかは
現時点では不明だと思います。
しかし個人的にはチームに残っても
それ程出場機会が得られそうではありませんので
ローン移籍に出て経験値を上がる事に努めて欲しいと思います。


ストライカー
 9ガブリエル・ジェズス(26)
 14エディー・エンケティア(24)
 26フォラリン・バロガン(22)


今シーズンもこのポジションは
9ジェズスが中心になるはずでしたが
開幕前のこの時期にマイナーな問題に対処する為に
手術を施行し数週間離脱する事が決まりました。

右膝の怪我から復帰した昨シーズン終盤は
コンディションが上がらずに
ベストな状態の9ジェズスとはかけ離れた状態でしたが
このプレシーズンではかなりコンディションを上げてきており
完全復活も近いと思われていました。

その様な状況の中でマイナーなトラブルとは言え
手術が施行された様に
今後もフル稼働が出来るかどうかは
まだ不明な部分もありますので
予め9ジェズスが起用出来なかった時の備えが
必要だと思われます。

そのバックアッパーの一番手は
今シーズンも14エンケティアが務める予定だと思われます。

その14エンケティアは
9ジェズスとはそのプレースタイルが異なる為に
14エンケティアが起用された試合では
少なからず戦術的なアプローチを変える必要があり
同時に少ない時間で結果を出す事が出来ないと言う問題も
昨シーズンは存在していました。

実際、このプレシーズンでもゴールを奪った
エミレーツカップのモナコ戦は
先発から起用されていた試合でしたので
試合途中から投入され、
試合を決めるゴールを奪う様な
ジョーカーとして機能出来ていないと言う所は
バックアッパーとしては大きな問題の様に感じます。

とは言え、現在のスカッドには
29ハヴァーツや19トロサールの様に
トップの位置でプレーできる選手が他にもいますので
大きな問題にはならない様に感じます。

29ハヴァーツはアーセナルの前線の選手に欠けている
高さをもたらし、
19トロサールは偽9番として
9ジェズスと同様に周囲の選手を活かす事に長けていますので
状況によって使い分ける事で
仮に9ジェズスが離脱しても
その穴を埋める事は出来る様に感じます。

とは言えこの2人は「9番」と言うよりも
「偽9番」タイプになりますので
本来ならばゴールが欲しい時にゴールを奪う事が出来る
点取り屋タイプのストライカーが
バックアッパーには必要だと感じています。

そう言う意味では未だに去就が決まっていない
26バロガンがどの様になるのかが注目されます。

26バロガンは定期的な出場機会を求めている為に
他のクラブへの移籍を模索していると言われています。
実際、インテルが積極的に獲得に動いている様ですが
移籍金として£5000万を求めているアーセナルに対して
インテルは£3000万程度しか提示出来ていない為に
獲得交渉は全く進んでいないと言われています。

モナコも26バロガンについて照会を入れたと言われていますが
どちらにせよアーセナルが求めている
£5000万の移籍金を出せるクラブは
現時点では現れていないと言われています。

とは言え、アーセナルサイドからの移籍金の減額は
絶対に行うべきではないと思います。

それはリーグのレベルの違いや
残りの契約年数の違い等状況は異なりますが
昨シーズンセリエAで9ゴールしか挙げられなかった
ホイルンドを獲得するにあたり
ユナイテッドはアトランタに
総額£7200万(推定)の移籍金を支払っていますので
昨シーズンリーグ1で21ゴール挙げた26バロガンに対して
インテルが提示している£3000万クラスと言われる移籍金が
どれほど少額かという事が分かると思います。

とは言え、1選手に£5000万クラスの移籍金を提示出来るクラブは
プレミアリーグのクラブ以外では
数える程しかありませんので
26バロガンがこの夏の間に移籍するのならば
現実的にローン移籍での移籍しかありえない状況だと思います。

しかし当の26バロガンは
ローン移籍での移籍は望んでいないと言われていますので
このままチームに残る可能性は十分ある様に感じています。

実際プレシーズンではストライカーとして
大きな成長を観せていたと思いますので
スカッドに欠けている
点取り屋タイプのストライカーとして
26バロガンは期待できる様に感じます。

よって今シーズンのこのポジションは
9ジェズスを中心になると思いますが
9ジェズスがフル稼働出来ない場合には
チームに残留するのならば
是非とも26バロガンにチャンスを与えて欲しいと思います。


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この夏の移籍期間では
チェルシーから29ハヴァーツを
総額£6500万(推定)で獲得し
アヤックスから12ティンバーを
総額£3800万(推定)で獲得し
ウエスト・ハムから41ライスを
総額£1億500万(推定)で獲得した様に
すでに£2億以上の移籍金を投資していましたが
そこにブレントフォードからラヤを
買い取りオプション付きのローン移籍で
獲得する予定になっており
レギュラー組とサブ組の間にあった実力差は
かなり改善されたと思います。

一方でここまで選手を放出して得た移籍金は
ACモンツァへのマリの移籍で£600万(推定)、
レヴァークーゼンへのジャカの移籍で£2150万(推定)、
シェフィールド・ユナイテッドへのトラスティの移籍で£500万(推定)、
ノッティンガム・フォレストへのターナーの移籍で£1000万(推定)、
合計£4250万(推定)しか得ていない為に
移籍金収支は大幅にマイナスの状態です。

同時に現時点でのスカッドのシニア枠の選手は
加入予定のラヤを合わせると32名在籍していますので
移籍期間が終わるまでに7名の選手を放出する必要性があり
しかも非ホームグロウン選手が19名在籍していますので
放出が必要な7名の内、
非ホームグロウン選手を2名以上
含める必要性があります。

その放出候補としては
昨シーズンローン移籍に出ていて
この夏のUSツアーには参加していなかった
セドリック、ルナルソン、ペペ、
タヴァレス、ロコンガ、オコンクウォの6名が
放出される可能性が高いと思いますので
残りの1名が誰になるかが最大の注目ポイントだと思います。

本当ならばその最後の1名は
26バロガンになるはずだったのかもしれませんが
その26バロガンが残留する可能性が出てきた為に
誰を放出するのかは不透明の状況です。

考えられる候補としては
今シーズンは4ホワイトを
CBでも起用するプランがあるのならば
16ホールディングはその候補に入ると思われます。
一方で昨シーズンから出場機会が限られ
同時に新加入の12ティンバーを
左SBで起用する可能性が高くなっている事から
3ティアニーもその候補に入ると思われます。

それ以外として考えられるのは
重要な戦力だと思いますが
人数過多になっているアンカーの20ジョルジーニョは
出場機会が限られる為に放出候補に入るかもしれませんし、
仮に26バロガンが残留するのならば
反対に14エンケティアも
放出候補に入れても良いのかもしれません。

しかしこれらの選手を放出する事になったとしても
移籍金収支はマイナス収支になるのは間違いないと思いますので
現時点では本当の意味での7サカをバックアップする
右サイドアタッカーは不在のままですが
残りの移籍期間で新たな選手を獲得する可能性は
殆どないと思います。

とは言え、各々のポジションの
レギュラー組とサブ組との実力差は
確実に埋める事が出来る補強が出来たと思います。
これによりPLとCLの2つの大会で戦うだけの戦力は整い
昨シーズンの様に離脱者が出た時にも
しっかりと対応出来ると信じたいと思います。

20シーズンぶりのPL制覇に向けて
準備は整ったと思います。


C'mon Arsenal !!


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IN

チェルシーから完全移籍
 攻撃的MF カイ・ハヴァーツ(24歳)ドイツ代表 総額£6500万(推定)

アヤックスから完全移籍
 CB ユリエン・ティンバー(22歳)オランダ代表 総額£3800万(推定)

ウエスト・ハムから完全移籍
 DMF デクラン・ライス(24歳)イングランド代表 総額£1億500万(推定)


OUT

リヨンへ完全移籍
 CMF エインズリー・メイトランド=ナイルズ(26歳)イングランド フリー

未定
 CB ザック・アヴェ(19歳)イングランド フリー

未定
 LW ジョエル・イデホ(20歳)オランダ フリー

未定
 LW ジョージ・ルイス(23歳)ノルウェー フリー

未定
 CMF マット・スミス(22歳)イングランド フリー

未定
 GK トム・スミス(21歳)イングランド フリー

St.ガレンへ完全移籍
 ストライカー ニコライ・モーラー(21歳)スウェーデン 移籍金非公表

FCラピド・ブカレストへシーズンローン
 CMF カタリン・シルジャン(20歳)ルーマニア 手数料非公表

バローAFCへ完全移籍
 CB メイズド・オグンボ(20歳)アイルランド 移籍金非公表

ACモンツァへ完全移籍
 CB パブロ・マリ(29歳)スペイン £600万(推定)

レヴァークーゼンへ完全移籍
 CMF グラニト・ジャカ(30歳)スイス代表 £2150万(推定)

コルチェスター・ユナイテッドへシーズンローン
 CMF マウロ・バンデイラ(19歳)ポルトガル 手数料非公表

イーストボーン・バラへシーズンローン
 ストライカー ビリー・ヴィガー(19歳)イングランド 手数料非公表

スラウ・タウンヘシーズンローン
 GK ヒューバート・グラチェ(20歳)ポーランド 手数料非公表

シェフィールド・ユナイテッドへ完全移籍
 CB オーストン・トラスティ(25歳)アメリカ代表 £500万(推定)

マザーウェルへシーズンローン
 ストライカー ミカ・ビエレス(20歳)デンマーク 手数料非公表

ノッティンガム・フォレストへ完全移籍
 GK マット・ターナー(29歳)アメリカ代表 £1000万(推定)

スウォンジー・シティへシーズンローン
 CMF チャーリー・パティーノ(19歳)イングランドU-20 手数料非公表


(年齢は2023年9/1時点)

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