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PL19:Norwich City vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Norwich City 0−5 ARSENAL
2021年12月26日(火)Premier League, Carrow Road

Goal
 (7)7Saka(←8Ødegaard)
 (44)3Tierney(←8Ødegaard)
 (67)7Saka(←9Lacazette)
 (84)9Lacazette(pk)
 (90)10Smith Rowe


32Ramsdale

4White  16Holding  6Gabriel  3Tierney

5T. Partey  34Xhaka

 7Saka    8Ødegaard   35Martinelli

9Lacazette


(75)5T. Partey>>>25Elneny
(78)7Saka>>>19Pépé
(82)35Martinelli>>>10Smith Rowe


Substitutes
 1Leno
 22Mari
 20Tavares
 23Lokonga
 87Patino
 30Nketiah


Arsenal 1.jpg5発快勝!!

この試合でも攻撃陣が爆発して
PL4連勝、そして苦手だったアウェイでの試合でも
2連勝を挙げました。

現在イギリス全土で再び猛威を奮っている
新型コロナウイルスの影響が
アーセナルにも少しづつ現れており
新型コロナ陽性で離脱していた
22マリと23ロコンガは
スカッドに戻ってきましたが
18冨安、15メイトランド=ナイルズ、
17セドリックの3名が新たに陽性になり
21チェンバースと共に合わせて4名が
新型コロナ陽性で離脱する事になってしまいました。

その為、右SBの3名が起用出来ないと言う
状況になってしまった事で
この試合ではその右SBは4ホワイトが務め、
代わってCBには16ホールディングが入りました。
それ以外は前節のリーズ戦と
同じ先発メンバーが組まれました。

試合の方はいつにもなく
テンポ良く綺麗にパスを繋ぐ事が出来たアーセナルが
ペースを掴みました。
勿論、チームとして成熟してきている所もあると思いますが
一方で現在最下位に沈んでるノリッジは
プレスが甘く、スペースのケアも曖昧だった事もあり
アーセナルは気持ちよくパスを繋ぐ事が出来ていたと思います。

そのアーセナルが早々に先制点を奪いました。

7分、35マルティネッリの激しいプレスに曝されたカバクが
アーロンズに出した不用意なパスをカットした
3ティアニーから9ラカゼット〜35マルティネッリ〜
8ウーデゴールと繋ぎ、
その8ウーデゴールからのラストパスを受けた7サカが
ウィリアムスとギブソンの股を抜いて先制ゴール!!

35マルティネッリと3ティアニーの連動的なプレスで
高い位置でボールを奪い返し、
そこから1タッチ2タッチのパスで素早く展開して
ノリッジの守備網を完璧に崩した
アーセナルが目指している形の
ゴールだったと思います。

その後もテンポ良くボールが回り
圧倒的にボールを支配し続けて
何度かチャンスが作られました。

25分過ぎ、5トーマスのパスを
右サイドで受けた7サカが送った
柔らかいタッチのクロスを
ファーサイドで9ラカゼットがヘッドで合わせましたが
枠を捉えられず。

9ラカゼットはアーロンズの前に上手く体を捻じ込みましたが
ゴールに向かって
更に捻じる事が出来なかったのは残念でした。

36分過ぎ、5トーマスからの
サイドチェンジのパスを受けた
35マルティネッリのスルーパスで
その外側を追い越してきた3ティアニーが
深い位置まで侵入し
そこからマイナス方向へ折り返しが送られましたが
残念ながら誰にも合わず。

ノリッジのゴール前に
その折り返しの為の通り道が出来たかの様に
綺麗に抜けてきましたので
誰も合わせられなかったのは残念でした。

その後35マルティネッリに対する
ドウェルのファール紛いのチャージを契機に
荒れた展開になり始めましたが
その様な状況を黙らせたのは3ティアニーでした。

44分、左サイドを駆け上がってきた3ティアニーが
8ウーデゴールからのパスを受けた所から持ち込み
左脚を振り抜いてゴール!!

36分過ぎの5トーマスの
35マルティネッリへのパスも、
この場面の8ウーデゴールの
3ティアニーへのパスもそうですが
斜めに大きくサイドを変えるパスが綺麗に繋がった
完璧な崩しだったと思います。

同時にこのゴールの切っ掛けになったのが
35マルティネッリのプレスバックでした。

8ウーデゴールが不用意な形でボールをロストした為に
カウンターを仕掛けられる危険性がありましたが
ウィリアムス〜プラシェタと右サイドで繋げられたボールに対して
猛然と追いかけてボールを奪い返したのが
35マルティネッリでした。
その35マルティネッリは
元々左サイドからゴールに向かって入ってきた位置にいましたが
危険を察知した様にそこから全速力で戻ってきて
結局右サイドのライン側まで追った所で
プラシェタが出したパスをカットして
ノリッジの攻撃を瞬時に止めました。
その後、そのこぼれ球を受けた4ホワイトから
35マルティネッリ〜8ウーデゴール〜3ティアニーと
繋がって行きましたので
このゴールが生まれたのは全て
右サイドにいるはずがない35マルティネッリが
右サイドでボールを奪い返したからだと言って
過言ではないと思います。

ここ最近の35マルティネッリは
ゴールやアシストを挙げて大活躍ですが
何よりもチームの勝利の為ならば何でもすると言う
献身性と責任感には脱帽であり
絶好調の10スミス・ロウを
ベンチに座らせざる得ないアルテタ監督の気持ちが
十分に分かります。

とは言え、全力でプレーし過ぎて
怪我をする事だけは注意して欲しいと思いますが、、、。

早々に先制しましたが
その後ゲームをコントロールしながらも
中々次のゴールが生まれない中で
乱戦模様に持ち込まれそうなイヤな展開でしたので
前半終了間際に追加点を奪えたのは
非常に大きかったと思います。

後半もアーセナルペースで試合が進み
ノリッジゴールに迫っていきました。

48分過ぎ、5トーマスのパスを受けて
ペナルティの中に入ってきた3ティアニーが
豪快に左脚を振り抜きましたが
アーロンズの左腕に阻まれてゴールならず。

アーロンズの左腕に3ティアニーのシュートが当たったのは
不可抗力かどうかと言うのがポイントになると思いますが
この場面でのアーロンズは
右腕は畳んでいたにも関わらず
左腕は大きく広げたままでしたので
不可抗力でたまたま当たった訳ではなく
アーロンズ自身の不注意が最大の原因だと言えますので
ハンドを取らなかったのは
明らかにミスジャッジだったと思います。

60分、4ホワイトから送られたサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた35マルティネッリが
そのまま持ち込み右脚を振り抜きました。
そのシュートはアーロンズの足に当たり
そのままゴールに吸い込まれましたが
4ホワイトのパスを受けた
35マルティネッリの位置がオフサイドで
ゴールは認められず。

そして試合を決める3点目も
7サカの左脚から生まれました。

67分、左サイドのライン側から送られた
3ティアニーのパスを8ウーデゴール〜
9ラカゼット〜7サカへと展開し
その7サカが中に切り込んだ所から振り抜いた
左脚のシュートがゴール左隅に突き刺さり
ゴール!!

マークに付いていたウィリアムスに何もさせずに
まさにサイドネットに突き刺したと
表現するのが相応しいゴールだったと思います。

そして終盤35マルティネッリに代わってピッチに入った
10スミス・ロウの活躍で更に追加点が生まれました。

82分過ぎ、10スミス・ロウが
9ラカゼットとのワンツーで
2ラインの間を左から右へ横切って行った所から送られた
ラストパスをペナリティ内で受けた9ラカゼットが
カバクに倒されてPK獲得。

84分、そのPKを9ラカゼットが決めてゴール!!

アシストは付きませんでしたが
ノールックから送られた10スミス・ロウのラストパスは
完全に裏を突いた完璧なパスであり
10スミス・ロウ本来の力が発揮された
パスだったと思います。

そして最後も10スミス・ロウが締めました。

後半ロスタイム、8ウーデゴールのスルーパスを
ペナルティ内で受けた19ぺぺが
左脚を振り抜いたシュートは
カバクの足に当たってしまいましたが
そのディフレクトしたボールを
10スミス・ロウが押し込みゴール!!

試合はこれで0−5で終演。
4連勝を挙げました。

後半途中からの出場にも関わらず
10スミス・ロウは3試合連続でゴールを挙げ、
早くも8ゴール目を奪いました。

10スミス・ロウが8ゴール2アシスト、
7サカが5ゴール4アシスト、
8ウーデゴールが4ゴール3アシスト
35マルティネッリが4ゴール2アシストと
この4人だけでPL21ゴール11アシスト
挙げた事になります。

今シーズンアーセナルが
PLで奪ったゴールは32個ですので
約2/3のゴールをこの4人が挙げた事になります。

同時にユナイテッドとリーズに連敗した後の4戦で
アーセナルは計14ゴール奪っていますが
この4試合でもこの4人は合わせて10ゴール奪っており
4連勝の原動力にもなっています。

現実的にこの試合で2ゴール奪った7サカは
以前苦言を呈した頃とは異なり
常に100%でプレーすると共に
勝負所では120%の力を発揮して
決定的な仕事をする様になり、
この試合で2アシスト挙げた8ウーデゴールも
9ラカゼットをトップ下で起用していた時期を契機に
プレーに鋭さが戻り
組み立てからラストパスまで
非常に効果的なプレーで貢献し
同時にアシストも量産し始めています。

35マルティネッリもこの試合ではオフサイドで
ゴールは認められませんでしたが
ウイングストライカーとしてフィニッシュの局面で
決定的な仕事が出来る様になり、
同時に前線から献身的なプレスで
守備の局面でも重要な役割を担っている事もあり
チームのトップスコアラーである
10スミス・ロウをベンチスタートにせざる得ない程
現在の2列目は充実しています。

とは言え、これらの3人を刺激したのは
間違いなく突然ゴールを奪い出した
10スミス・ロウの活躍であり、
反対にここ最近ベンチスタートになっている
10スミス・ロウが少ない時間で結果を出し続けているのも
先発で起用されている3人に刺激されているからだと思いますので
結果としてお互いがお互いを刺激し続ける事で
急速に成長していると思います。

勿論、この2列目を活かしているのが9ラカゼットであり
怪我から34ジャカが復帰してからは
中盤での組み立てがスムーズになっている所も
ゴール数が増加している現状を後押しいていると思います。

次はシティ戦です。
アウェイでの第3節で5−0と大敗した相手との
今度はホームでの試合になりますが
そのシティ戦で敗れ最下位にまで沈んだ時のチームとは
もう別のチームになっていると言っても
過言ではないと思います。
唯一の不安は新型コロナ陽性になった18冨安が
復帰する事が出来るかどうかですが
トップ4争いに戻ってきた現在のアーセナルが
トップ4争いに勝ち抜くだけの力を付けたかどうかが
試される試合になると思います。

そしてシティに勝利する事が出来れば
このまま勢いに乗って
更に上位を目指す事が出来るかもしれませんので
第3節の借りを思いっきり返して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:1G2A CC:0G0A
5トーマス      PL:1G0A CC:0G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A CC:0G0A
7サカ        PL:5G4A CC:1G0A 
8ウーデゴール    PL:4G3A CC:0G1A
9ラカゼット     PL:3G3A CC:2G1A 
10スミス・ロウ    PL:8G2A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:4G1A CC:3G1A 
15M=ナイルズ    PL:0G0A CC:0G1A 
17セドリック     PL:0G0A CC:0G2A
18冨安        PL:0G1A CC:0G0A
19ペペ        PL:0G1A CC:2G4A
20タヴァレス     PL:0G1A CC:0G1A
21チェンバース    PL:0G0A CC:1G0A
25エルネニー     PL:0G1A CC:0G0A
30エンケティア    PL:0G0A CC:5G0A
34ジャカ       PL:0G1A CC:0G0A
35マルティネッリ   PL:4G2A CC:0G0A
87パティーノ     PL:0G0A CC:1G0A

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追伸、

本年もお付き合いしていただきありがとうございました。

今シーズンは開幕3連敗と
最悪のスタートを切りましたが
その後はV字回復を果たして
遂にトップ4争いに返り咲きました。

20代前半の若い選手を中心としたチームの成長は
まだ始まったばかりと言う印象で
シーズン後半に向けて
これからもまだまだ良くなる可能性を秘めていると
思いますので非常に楽しみです。

現実的な目標はまだ
来シーズンのCL出場権の獲得だと思いますが
近い将来トップ3の3チームと
優勝争いを繰り広げる日も
それ程遠くはない様に感じます。

アルテタ監督が就任して2年、
観ていて非常に楽しいチームになってきました。
その中心になっている若い選手達の成長と共に
今のチームがどこまで成長して行くのか、
来年は勝負の年になると思います。

そして来シーズンこそはCLの舞台で
若いチームが躍動する姿を観たいですね!!

では、来年も宜しくお願いします。
皆様、良いお年を!!


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