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Emirates Cup:ARSENAL vs Lyon [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 1−2 Lyon
2019年7月28日(日)Emirates Cup 2019, Emirates Stadium

Goal
 (35)14Aubameyang(←7Mkhitaryan)
 (66)Dembele
 (75)Dembele
 

1Leno

15Maitland-Niles 21Chambers 5Sokratis 18Monreal

29Guendouzi   34Xhaka 

14Aubameyang    28Willock     7Mkhitaryan

9Lacazette


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最終形

1Leno

25Jenkinson 20Mustafi 5Sokratis 49Medley

41Burton   34Xhaka

35Martinelli     8Ceballos    45John-Jules

30Nketiah


(12)9Lacazette>>>24Nelson
(46)29Guendouzi>>>30Nketiah
(69)21Chambers>>>20Mustafi
(69)28Willock>>>8Ceballos
(69)7Mkhitaryan>>>35Martinelli
(76)15Maitland-Niles>>>25Jenkinson
(76)24Nelson>>>45John-Jules
(86)18Monreal>>>49Medley
(86)14Aubameyang>>>41Burton


Substitutes
 26Martinez


Arsenal 1.jpg今シーズンのエミレーツカップは
リヨンを迎えて行われましたが
残念ながら後半2ゴールを奪われてしまい
敗れてしまいました。

先発はGKには1レノが入り
DFラインは右SBに15ナイルズ、
左SBに18モンレアル、
そしてCBには21チェンバースと
5ソクラティスのコンビが起用されました。
中盤は29グエンドゥージと34ジャカが組み
2列目には右に14オーバメヤン、
左に7ムヒタリアン、
そしてトップ下には28ウィロックが
起用されました。
そして1トップに9ラカゼットを起用した
4−2−3−1が組まれました。

先日強盗未遂事件に巻き込まれた
10エジルと31コラシナツは
本人とファミリーのメンタルケアの為に
この試合は欠場する事になりましたが
一方で合流まもない29グエンドゥージと
8セバージョスは早くもスカッド入りしてきました。

試合はアーセナルの良いコンビネーションで
何度もチャンスを作る事に成功しました。

6分過ぎ、28グエンドゥージからのパスを
下がってきて受けた9ラカゼットが
ダイレクトで7ムヒタリアンに繋ぎ
その7ムヒタリアンからの
リターンパスを受けた9ラカゼットが
右脚を振り抜きました。
そのシュートはヒットせずに
枠を捉える事が出来ませんでしたが
9ラカゼットが下がりながらパスを受ける事で
攻撃のスイッチを入れる形で
まず一つ目のチャンスを作りました。

11分過ぎ、左サイドの14オーバメヤンから
ハーフスペースに出てきた28ウィロックに繋げ
その動きに合わせてワイドの位置から
中に向かって走り込んできた18モンレアルが
パスを受けてペナルティ内を切り込んでいった所で
ルーカスと接触して倒されましたが
判定はノーファール。
ルーカスは後手を踏んでボールに触る事なく
18モンレアルをヒットしていましたので
PKをとっても良かった様に感じますが
まぁ、プレシーズンマッチですので
忖度があったのかもしれませんね。

ここでアクシデントが発生しました。
9ラカゼットが左足首を痛めてしまい
24ネルソンと交代する事となり
この交代により右サイドに24ネルソンが入り
14オーバメヤンがトップの位置に移る形に変更されました。

この交代の後もアーセナルのペースは続きました。

13分過ぎ、左サイドに開いた位置の28ウィロックからのパスを
下がってきた14オーバメヤンが受けた所から
また攻撃陣のスイッチが入りました。
その14オーバメヤンからのパスを受けた7ムヒタリアンが
28ウィロックに繋げ
その28ウィロックがマークについていたデュボイスをかわして
裏に抜けた所から左脚を振り抜きましたが
GKのロペスにセーブされてしまいゴールならず。

28ウィロックのシュートは角度のない所からでしたので
シュートではなくゴール前に走り込んできた
7ムヒタリアンに合わせても良かったかもしれませんが
その一方で1トップが14オーバメヤンに代わっても
スルスルと下がってきた所に楔となるパスを入れる事で
攻撃のスイッチが入る所は同じだと言う事を考えますと
これは今シーズンの攻撃面での一つの決まり事かもしれません。

17分過ぎ、右サイドで28ウィロック、34ジャカ等と連動して
プレスをかけた24ネルソンがパスをカットし
そのまま右サイドへ持ち込んだ所から
ゴール前に鋭いクロスが入れられましたが
残念なから中には合わず。
ゴール前の28ウィロックと14オーバメヤンは
28ウィロックがDFを下げさせる様に引きつけて
そこに出来たスペースに14オーバメヤンが入ってくる
昨シーズン得意にしていたペナルティスポットに向けて
マイナス方向のクロスを折り返すパターンの様な形を
イメージしていたのかもしれませんが
反対に24ナイルズは28ウィロックがトップスピードのまま
ゴール前に飛び出してきた所を
点で合わせる様なイメージだったのかもしれません。
どちらのイメージでもしっかりと共有出来ていたら
ゴールチャンスが生み出せそうな場面でしたので残念でした。

19分過ぎ、戻されたパスを受けた29グエンドゥージが
間髪入れずに入れた鋭い縦パスを28ウィロックが受け、
そのまま反転して前を向いて右脚を振り抜きましたが
ロペスの正面でゴールならず。

リヨンの選手の間を射抜く様に送られた
28グエンドゥージのパスはまさに急所を突く様なパスでした。
この夏のプレシーズンマッチのアーセナルは
多少リスクを冒してでもスペースのない所を
積極的にパスを通す方向でプレーしていましたので
28グエンドゥージもその流れに則って
この様なパスを積極的に通せる様になれば
攻撃陣は楽になると思います。

20分過ぎ、34ジャカからのパスを受けた24ネルソンから
14オーバメヤン〜15ナイルズと右サイドへ展開され
その15ナイルズからクロスを
7ムヒタリアンがダイレクトボレーで合わせました。
そのシュートはロペスのファインセーブで防がれてしまい
そのこぼれ球に対して詰めてきた28ウィロックが
押し込もうとしましたが
それも残念ながら枠を捉えられず。

早いタイミングで送られた
15ナイルズのクロスは正確でしたし
それを7ムヒタリアンが
綺麗にダイレクトボレーで合わせましたので
決まっていたらスーパーゴールだったと思います。

30分過ぎ、24ネルソンからのパスを
下がってきて受けた14オーバメヤンが
そのままドリブルで推し進め
DFが前に出てくるタイミングを見計らって
そのDFと交差する様に送ったパスを受けた28ウィロックが
スペースのない所で押し込もうとしましたがブロックされて
シュートは撃てず。
しかしそのクリアーボールを7ムヒタリアンが
ペナルティの外側からダイレクトボーレーで
ミドルシュートを放ちましたが
そのシュートもロペスに阻まれゴールならず。

ここまで良い形は作れていながら
ゴールだけが足りない状態でしたが
遂に先制ゴールが生まれました。

35分、右サイドの深い位置で
素早い出足を見せた28グエンドゥージが
パスをカットした所から始まりました。
そのボールを7ムヒタリアン〜15ナイルズ〜7ムヒタリアンと
繋いだ所から
7ムヒタリアンが送った超高速クロスを
14オーバメヤンが合わせて先制ゴール!!

14オーバメヤンをマークしていた
ヤンガ=ムビワもロペスも
あっけに取られた様に1歩も動けずに
ボールがゴールに吸い込まれるのを
ただ見送るしか出来なかった
スーパーゴールでした。

しかし前半の残り時間は
些細なミスから何度かゴールに迫られる場面がありました。

37分過ぎ、ディオプのプレスを受け
29グエンドゥージがボールロストした所から
ピンチを招きました。
そこからディオプ〜グイリ〜ディオプ〜ルーカスと繋ぎ
そのルーカスが放ったシュートは
21チェンバースがブロックしてゴールは死守。

39分過ぎ、入れられたクロスの
クリアーボールを受けた24ネルソンが
34ジャカに送ったパスが逸れてしまい
そのルーズボールをデパイに
ダイレクトでシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは枠を外れ救われました。

44分過ぎ、相手のパスをカットした18モンレアルが出した
不注意なパスをルーカスにカットされてしまい
そこから繋げたトラオレからのパスを受けて
裏に抜け出したルーカスに
角度のない所から右脚を振り抜かれてしまいましたが
枠を捉えられず救われました。

前半の終盤に些細なミスを連発してしまったのは
頂けなかったと思います。
そしてこの時間帯は全体的に前に出る推進力や
献身的なプレスが緩んでいた様に感じられ
それがアメリカ帰りの為の疲労によるものか?
それとも先制点を奪った事で気が緩んだのか?分かりませんが
全体的に緩んでしまった様に観えました。

そして後半に入るとリヨンの反撃を受けてしまいました。

49分過ぎ、リヨンのペナルティ付近でボールを奪われた所から
カウンターを受けてしまいました。
ボールを持ち上がったアワールからデンベレへパスが送られ
そのデンベレからパスを受けたデパイに
ペナルティの外側からミドルシュートを撃たれてしまいました。
ゴール左隅を正確に狙われたそのシュートは
1レノのファインセーブで防ぎましたが
後半頭からアワールとデンベレが入ってきて事で
リヨンの攻撃陣は1ランク上がった印象です。

52分過ぎ、右サイドをドリブルで上がってきたデパイのボールを
15ナイルズがカットしましたが
そのこぼれ球を収めたアワールに
ペナルティの外側からミドルシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートはデパイの背中に当たりコースが変わりましたが
これも素早く反応した1レノのファインセーブで
ゴールを死守。

一方でアーセナルにも決定機がありました。

55分過ぎ、右サイドから入れた14オーバメヤンのクロスは
クリアーされてしまいましたが
そのこぼれ球を受けた28ウィロックが入れたクロスを
ゴール前で30エンケティアがヘッドで合わせましたが
クリーンヒット出来なかった為に決められず。

前にいたヤンガ=ムビワが邪魔になって
ボールがよく見えなかったのかもしれませんが
28ウィロックのクロスは
完璧なピンポイントクロスだっただけに
決められなかったのは
30エンケティアの大きなミスだったと思います。

57分過ぎ、34ジャカからのパスを受けて
左サイドから侵入してきた24ネルソンが
ゴール前にグラウンダーの鋭いクロスが入れられましたが
ゴール前に侵入してきた30エンケティアの
足元に入ってしまい合わせられず。
この場面でもマーカーから上手く離れて
フリーの状況で飛び込めていただけに
多少無理をしてでも合わせて欲しかったと思います。

58分過ぎ、28ウィロックのパスを受けた14オーバメヤンが
無回転のロングシュートを放ちました。
GKのラチョッピの手前でブレながら沈む様な
良い無回転シュートだったと思います。

59分過ぎ、5ソクラティスのパスを受けた24ネルソンが
そのままドリブルで持ち込んでカットインした所から
右脚を振り抜きました。
ゴール右隅を狙った良いシュートでしたが
惜しくも僅かに枠の外でゴールならず。

この試合でも前半の24ネルソンは
周囲とイメージが共有出来ていない様な場面が
何度かありましたが
その一方でチャージを受けても泥臭く粘る場面を観せるなど
何かを変えようとする気合は感じられました。
そのメンタル的な充実度が実を結んだのか
後半に入ると24ネルソンのプレーは
どんどん良くなって行ったと思います。
不要にボールを持ちすぎる事なく、
ボールを持った時に次のプレーに迷う場面も減り、
流れを崩さない様に1タッチ2タッチでボールを回しながら
中盤の流れを崩さず、
アタッキングエリアに入って
テンポアップが必要な局面になったら
得意のドリブルで仕掛けるなど
チームの奏でるリズムやテンポの変化に乗って
自分のプレーを観せられる様になってきたと思いますので
これからもっと良くなるかもしれません。

61分過ぎ、相手のパスをカットして
そのままボールを持ち上がってきた28ウィロックから
左サイドでパスを受けた24ネルソンが
ペナルティ内のスペースのない所にいた
30エンケティアに浮き球のパスを送りました。
そのパスを受けた30エンケティアは
周囲を4人の選手で囲まれながら
自陣方向に戻ると見せかけて
一気に反転してゴールに向かい
右足のアウトサイドで押し込もうとしましたが
残念ながらラチョッピのファインセーブでゴールならず。

それにしても30エンケティアの
4人の選手に囲まれると言う状況を逆手に取った仕掛けは
非常に面白いアイデアだったと思います。
相手にしてみたら4人で囲み
その状況で30エンケティアが
ボールを戻す方向に動いていましたので
このままバックパスを出して仕掛けてこないだろうと言う
一瞬の隙を30エンケティアは見事に突いたと思います。
こう言う事を堂々と出来るだけの
メンタル的な強さが出てきた所も
大きな成長を感じます。

ここまで何度となくチャンスを作ってきましたが
残念ながら次にゴールを奪ったのは
リヨンの方でした。

66分、アワールからのパスを
左サイドで受けたデパイが
対峙した15ナイルズをかわして入れたクロスを
デンベレにヘッドで合わせられてしまい失点。

アーセナルの守備陣の悪い所が
全て出てしまった様な失点でした。
デパイと対峙していた15ナイルズの対応は明らかに軽く
簡単にクロスを入れさせてしまったのも問題であり
デンベレに対するマークも
ニアを閉めに行っていた21チェンバースがするべきだったのか
CMFのどちらかが下がってきて
マークに付くべきだったのか曖昧であり
結局完全にフリーの状態にしてしまったのは
失敗だったと思います。
この辺りの守備組織の構築に関しては
昨シーズンの総括でも書いた様に
エメリ監督では余り期待出来ない所だと思いますので
この様な場面を目の当たりにしてしまうと
守備組織の脆さを個の力で補ってしまう様な
有能なCBの必要性を感じさせられてしまいます。

その後も危ない場面がありました。

68分過ぎ、アワールからのスルーパスを受けて
侵入してきたデンベレに対して
スライディングで飛び込んできた21チェンバースを
デンベレが切り返してかわした所を
戻ってきた15ナイルズがクリアーしてピンチを防ぎました。
21チェンバースが仕掛けたスライディングが
余りにも見え見えだった事を考えますと
もしかしたら最初から21チェンバースのスライディングは囮で
切り返させる事でデンベレの動きを止めた所で
15ナイルズがアタックする形だったのかもしれません。

ここで早くも新加入の8セバージョスが投入されました。

その8セバージョスが起点となって
チャンスが造られました。

73分過ぎ、8セバージョスが
ドリブルで持ち込んだ所から送られたパスで
左サイドに侵入した14オーバメヤンから
クロスが入れられました。
そのクロスはゴール前には合いませんでしたが
右サイドまで流れた所から
24ネルソンが右脚を振り抜きましたが
DFにブロックされてしまいゴールならず。

そしてその後ゴールネットを揺らす事に成功しました。

73分過ぎ、右サイドのスローインから
24ネルソンのパスを受けた30エンケティアが
角度のない所からからシュートを放ちました。
このシュートはラチョッピに阻まれゴールを奪えませんでしたが
このこぼれ球をゴール前に詰めていた35マルティネッリが押し込み
ゴール!!
と思われましたが35マルティネッリのハンド?で
このゴールは認められず。

しかしこの直後にまた隙を突かれて失点してしまいました。

75分、センターラインを越えた辺りから送られた
アワールからのスルーパスでデンベレに抜け出されてしまい
そのまま持ち込まれて決められて失点。

20ムスタフィがアピールしていた様に
厳密に言えばオフサイドだったと思いますので
残念な失点でしたが
その一方でアピールする事も大切ですが
20ムスタフィが猛然と戻って行かなかったのは残念でした。
間に合いそうもないタイミングでありながら
それでも15ナイルズは猛然と戻ってきた様に
仮に20ムスタフィも猛然と戻っていき
そのプレッシャーを受けたデンベレが
そのプレッシャーをかわそうと
少しでも外にコースを移していたら
その僅かに得たその時間で戻ってきた15ナイルズが
ブロックする事が出来たかもしれません。

現在のPLではアーセナルは
ビッグ6の一角と扱われていますが
その一方で中堅クラブの戦力アップは凄まじく
現実的に我々アーセナルとその下の中堅クラブとの差は
殆どのない様に感じられます。
それだけにいつ何時でも常に全力で戦い
全力で相手を叩き潰す様にプレーしなければ
今以上の地位を取り戻す事は勿論、
今の地位すら守れなくなってしまう様に感じます。
特にここ最近グナの評判がすこぶる悪い20ムスタフィは
このプレシーズンの間、
自分たちの実力を証明する為に全力でプレーし
そして自らの力で自分たちの実力を認めさせようとしている
30エンケティアや28ウィロック達の
危機感を持った姿勢を見習う必要があるかもしれません。
たかだかプレシーズンマッチだったとしても
危機感を持って全力でプレーする姿を観せてくれば
再び信頼を勝ち取る事が出来ると思います。

終盤に同点のチャンスが巡ってきました。

82分過ぎ、センターラインの手前から
左サイドのスペースに出した34ジャカのパスで
14オーバメヤンが抜け出してきました。
このパスに対してペナルティの外まで飛び出してきた
ラチョッピを見た14オーバメヤンが角度のない所から
そのパスをそのままダイレクトでロングシュートを狙いましたが
そのシュートはポストの外側を叩き
惜しくもゴールならず。

試合はこのまま1−2で終わり
エミレーツ・カップはリヨンの勝利で終わりました。


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1レノ

 後半頭の危険なシュートは的確なセーブでゴールを守ったが、2つの失点の場面ではノーチャンスだっただろう。

15ナイルズ

 1失点目の場面でデパイに簡単にクロスを上げさせてしまったのは対応としては軽すぎる。

21チェンバース
 
 全体的にはしっかりとした対応を観せていたが、失点の場面ではデンベレのマークが中途半端だった。

5ソクラティス

 DFラインを引っ張る存在としては2つの失点共に余りにも簡単に取られ過ぎだろう。

18モンレアル

 ここ最近の中では高い位置まで攻撃参加する場面が多かった。

29グエンドゥージ

 合流間もない中で初めから参加していた選手達と同じレベルでプレー出来ていた。 テンポ良くボールを散らしながら19分過ぎの場面では急所を突く様な鋭い縦パスでチャンスを演出する。 一方で当たりの弱さを見せてしまう場面も未だにあった。

34ジャカ

 裏のスペースを意識する1本のパスでチャンスを何度も演出していた。

14オーバメヤン

 右サイドで先発し、9ラカゼットの怪我に伴い1トップに移り、そして後半頭から30エンケティアが投入されてからは再び右サイドに戻る。 右サイドでもトップの位置でも攻撃陣の中心となり先制点を奪う。

28ウィロック

 この試合ではトップ下の位置で先発し、前半のみで29グエンドゥージが退いてからはCMFに移った。 これまでと同様にCMFではしっかりとゲームを組み立ててチームにリズムを与え、前半プレーしたトップ下の位置ではより積極的にゴールに迫りその位置でも存在感を示せる所を証明した。

7ムヒタリアン

 この日の7ムヒタリアンはプレーの確度が高くよりゴールに迫るプレーが多かった。

9ラカゼット

 前半早々に左足首を負傷して退く。

24ネルソン

 前半はまだ周囲とのイメージにズレがある様に感じられたが、後半はだいぶ良くなった。 プレー自体も迷いが減りチームの流れの中で自分のプレーが出来る様になってきておりこれから期待が出来そうだ。

30エンケティア

 後半頭から投入される。 この試合でも大きなチャンスを決められなかったのは残念だったが、その一方でそのビッグチャンスを引き出したのはゴール前でのポジショニングが絶妙だったからでもあり、またすぐにゴールは生まれるだろう。

20ムスタフィ

 21チェンバースに代わって投入されるもエミレーツにはブーイングで迎えられてしまった。 この不人気ぶりを払拭する為にはもっと危機感を持ったプレーを観せるしかないが、そこまでの危機感が感じられないのが残念だ。

8セバージョス

 後半途中から投入される。 まだ合流間近ながらチームの流れの中でしっかりとプレー出来ていただけではなく自分の持ち味の片鱗を早くも観せていた。

35マルティネッリ

 7ムヒタリアンに代わって投入される。 この試合でも積極的な姿勢を観せてゴールに迫り、幻に終わったがゴールネットも揺らした。

25ジャンキンソン

 15ナイルズに代わって後半途中に投入される。

45ジョン・ジュールズ

 24ネルソンに代わって後半途中に投入される。

49メドレイ

 18モンレアルに代わって左SBで投入される。

41バートン

 14オーバメヤンに代わって投入されCMFに入った。


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この試合は敗れてはしまいましたが
試合内容は決して悪くはなかったと思います。

しかし順調に仕上がっている攻撃陣に比べて
守備陣に関しては昨シーズン同様に危うさを見せる場面があり
シーズン開幕に向けて不安でしかありません。

一方で早速起用された8セバージョスは
約20分程の起用でしたが
しっかりとインパクトを残したと思います。

中盤を広範囲に動きながらパスを散らしてテンポ良く展開し、
ボールを持ったら独特のリズムのドリブルで
グイグイ突き進む推進力もあり、
そして73分過ぎの14オーバメヤンにパスを出した場面の様に
パスの受け手がパスコースに入ってくる事を待つ事なく
自分が動く事で自らパスコースを作る事で流れを切らさない所も
アーセナルが目指しているスタイルに合致する選手だと言えると思います。

この試合では最初はCMFで出場し
終盤ではトップ下の位置でプレーしていましたが
どちらのポジションにおいても
チームの中心に立ってゲームをコントロールしていたのは
今後の期待が膨らみます。
そこで気になるのが10エジルとどの様に折り合いを付けるかです。
10エジルの後ろでプレーさせるのか?
それともトップ下の10エジルとのポジション争いが始まるのか?
個人的には10エジルとの共演を見てみたいと思いますが
そうなりますと当たりの激しいPLで
線の細い8セバージョスがCMFで対応出来るかどうか
と言う問題が発生するかもしれません。

とは言え、合流間もないながら
いとも簡単にチームの流れに乗ってプレーしていせた
8セバージョスのファーストインプレッションは
非常に良かったと思います。


C'mon Arsenal !!


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うなぎいぬ

欠場したのは、エジルとコラシナツで、
ソクラティスではないです。
コラシナツの撃退ぶり凄かったですね。頼りになりますね。
by うなぎいぬ (2019-08-02 15:06) 

silentlucidity

うなぎいぬ さん、ご指摘ありがとうございます。

訂正します。


では、また。
by silentlucidity (2019-08-02 16:16) 

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