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PL32:ARSENAL vs Newcastle United [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−0 Newcastle United
2019年4月1日(月)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (30)8Ramsey
 (83)9Lacazette(←14Aubameyang)
 

19Leno

20Mustafi 5Sokratis 18Monreal

15Maitland-Niles 8Ramsey 29Guendouzi 31Kolasinac 

 10Özil    17Iwobi

9Lacazette


(69)17Iwobi>>>14Aubameyang
(65)8Ramsey>>>4Elneny
(80)10Özil>>>7Mkhitaryan


Substitutes
 1Czech
 25Jenkinson
 22Suarez
 49Nketiah


Arsenal 1.jpg快勝!!

代表ウィーク中に
大人の事情でドバイ遠征をした事が
吉と出るか凶と出るか
個人的には心配だったこの試合でしたが
70%超えるポゼッションで圧倒し
PLホーム10連勝を飾りました。

先発はGKには19レノが入り
左足の打撲で6コシールニーが欠場した
DFラインは20ムスタフィ、5ソクラティス、
18モンレアルの3バックが組まれました。
中盤は右WBに15ナイルズ、左WBに31コラシナツが入り
代表戦で左鼠径部を痛めた34ジャカが間に合わなかった
CMFは8ラムジーと29グエンドゥージが起用されました。
そして前線は2シャドーに10エジルと17イウォビが並び
1トップに9ラカゼットが入る3−4−2−1が組まれました。

試合は非常にハイテンションの状態で始まりました。

特にアーセナルにとってはこの試合は
前日までの他のクラブの結果から
この試合に勝てば3位に上昇出来る試合でしたので
試合開始から攻撃時には人とボールを積極的に動かして素早く展開し、
守備時には一気にプレスを掛けてアグレッシブにボールを奪い返して
ニューカッスルを圧倒する流れで始まりました。

その様な中で早々にアーセナルがゴールネットを揺らしました。

12分過ぎ、10エジルが入れた左CKを
ニアサイドに入ってきた31コラシナツが後ろに逸らし、
そのボールに対してファーに走り込んできた8ラムジーが
ダイレクトで合わせてゴールに叩き込みましたが
ゴール前でルジュンと競り合っていた5ソクラティスが
ルジュンのシャツを引っ張って倒した所が
ファールに取られてしまい
このゴールは幻のゴールになってしまいました。

まぁ、ルジュンの倒れ方は
些かワザとらしかった様に感じましたが、、、
どちらにせよこのゴールに対してルジュンは
それ程関係はなかった様に感じましたので
5ソクラティスはシャツを引っ張らずに
動きを邪魔する位の対応でも良かったのかもしれません。

その後はアーセナルがボールを支配し続けましたが
5バックを中心に引いて守る
ニューカッスルのブロックを中々崩せずにいた中で
先制ゴールを奪う事に成功しました。

30分、29グエンドゥージから入れられた鋭い縦パスを
8ラムジーが右足のアウトサイドを使って
9ラカゼットへダイレクトのスルーパスが送られました。
そのパスを受けた9ラカゼットが
そのままペナルティの中に切り込んでいった所で
イェドリンにカットされたこぼれ球を
8ラムジーが左脚を振り抜いてゴール!!
8ラムジーのシュートは右ポストの内側を叩いた
見事なコントロールショットで
先程は幻のゴールに終わりましたが
今度は正真正銘のゴールを奪う事に成功しました。

一方のニューカッスルは引いて守った所から
手数を掛けずに一気に前線にボールを送ってくる形で
チャンスを作ろうとしていた様です。

30分過ぎ、リッチーから送られた
DFラインの裏のスペースへのパスに対して
対応した5ソクラティスがロンドンに弾き飛ばされてしまい
そのままシュートを撃たれてしまいました。
そのシュートは19レノがしっかりと対応してゴールは守られましたが
フィジカル的に強いロンドンの特徴を活かした
危険な場面だったと思います。
もっと言えばファーサイドにペレスが走り込んでいましたので
ロンドンは自分で撃たずに
冷静にファーサイドにパスを出していたら
もっと危険な場面になっていたかもしれませんでしたので
そう言う意味では救われました。

その後もアーセナルが支配しながら
少しづつニューカッスルゴールに迫っていきました。

37分過ぎ、17イウォビからのパスを
左サイドで受けた31コラシナツがスペースのない所を
ペナルティ内の9ラカゼットに向けてパスを通しましたが
そのパスは収めきれずにクリアーされてしまいましたが
そのクリアーを拾った18モンレアルからのパスを
左サイドで受けた17イウォビから
再びゴール前の9ラカゼットへ
ピンポイントのグラウンダーのクロスが送られました。
そのクロスを受けた9ラカゼットは
背後からラスセルズのプレッシャーを受けた為に
自らはシュートは撃てず
後ろから走り込んできたラムジーに託し
その8ラムジーがミドルシュートを放ちました。
そのシュートもブロックされてしまいましたが
そのこぼれ球を収めた10エジルから
ファーサイドに向けて柔らかいタッチのクロスが送られ
そのクロスを31コラシナツがヘッドで合わせましたが
これもドゥブラフカにセーブされてしまいゴールならず。

最終的にブロックされたりクリアされたとしても
そのボールをしっかりと収めて
波状攻撃を続けられたという事は
アタックする部分とそれをフォローする部分のバランスが
非常に良い事を表していると思います。

39分過ぎ、左サイドのライン際から入れられた
31コラシナツの縦パスを
10エジルがスルーしてその背後の17イウォビが受け
その17イウォビがダイレクトで戻したボールを
10エジルが再びダイレクトで17イウォビに戻し
今度はその17イウォビから
ダイレクトで送られたパスを受けた31コラシナツが
左サイドの深い位置まで侵入した所から
ニアに走り込んできた10エジルへ
グラウンダーの鋭いクロスが送られました。
残念ながらあと一歩の所で
10エジルの足には届きませんでしたが
まさに流れる様なコンビネーションで
引いてガッチリ守っていたニューカッスルのブロックを
完全に崩す事に成功していました。

前半ロスタイム、18モンレアルからのフィードを受けた17イウォビが
タメを作った所から送ったヒールパスで
ライン際を駆け上がってきた31コラシナツに繋げて
攻撃のスイッチが入りました。
その31コラシナツからのパスを受けた8ラムジーが
ドリブルで持ち込んだ所から
DFラインの裏へ走り込んだ10エジルへ向けて
スルーパスが送られましたが
10エジルはそのままシュートを撃つ事が出来ず、
その10エジルから戻されたボールを受けた31コラシナツが
中に折り返したボールを
9ラカゼットが反転して右脚を振り抜きましたが
このシュートもゴールの中で守っていた
リッチーにヘッドでクリアーされてしまい
残念ながらゴールを奪えませんでした。

とは言え、ここでも流れる様なコンビネーションが
冴え渡った仕掛けを見せてくれたと思います。

前半は1−0のままで終わりましたが
終盤には何度か良いコンビネーションから
ニューカッスルゴールに迫る場面があった様に
後半も良い流れのまま始まりました。

54分過ぎ、左サイドから31コラシナツが送ったパスを
スルーしてDFラインの裏へ走り込んだ10エジルに向けて
9ラカゼットからスルーパスが送られました。
そのパスを受けた10エジルから送られた折り返しは
リッチーにクリアーされてしまいましたが
プレーイメージが共有された良い仕掛けは続きました。

その後、17イウォビに代わり14オーバメヤンが投入され
2トップに変更された一方で
8ラムジーの左脚?にトラブルが発生してしまい
4エルネニーと交代する事になりました。
試合後のエメリ監督のコメントでは
8ラムジーの脚は痙攣だけとの事ですので
早期に復帰できる事を祈りたいと思います。

66分過ぎ、右サイドのライン際から
15ナイルズが送ったスルーパスを受けた14オーバメヤンが
そのままラスセルズを振り切った所から
クロスが送られました。
そのクロスはドゥブラフカに直接キャッチされてしまいましたが
鋭いカウンターだったと思います。

72分過ぎ、29グエンドゥージのディアメに対する素早いプレスで
奪い返したボールを収めた10エジルから送られたスルーパスで
DFラインの裏へ抜け出した14オーバメヤンが
そのまま右脚を振り抜きましたが
ドゥブラフカのファインセーブで防がれてしまい
これもゴールならず。

そして遂に追加点が生まれました。

83分、29グエンドゥージからの縦パスを受けた
9ラカゼットがダイレクトで叩いた浮き球のボールを
14オーバメヤンがヘッドで前方に送り
そのボールで裏に抜け出した9ラカゼットが
前に出てきたドゥブラフカの頭を越す
ループシュートを決めてゴール!!

その後も何度かチャンスがありました。

84分過ぎ、15ナイルズが9ラカゼットとのワンツーで
右サイドを抜け出した所から
グラウンダーのクロスが送られましたが
ゴール前に飛び込んできた14オーバメヤンには
あと一歩の所で届かず。

85分過ぎ、7ムヒタリアンが入れた左CKを
ゴール前でドゥブラフカと競り合いながら
9ラカゼットがヘッドで押し込みゴールネットを揺らしましたが
判定は9ラカゼットがファールを犯したとの事で
ゴールは認められず。

ヘッドで合わした時に9ラカゼットがドゥブラフカを
腕で抑えた所をファールに取ったのでしょうか?
ゴール前のポジションの取り合いの中では
相手の前に腕をねじ込む行為は
PLでなくても日常的な行為の様に感じますが
前半の5ソクラティスが腕を引っ張った所よりも
ちょっと厳しすぎる判定の様に感じます。

試合はこのまま2−0で終わり
非常に重要な一戦で勝利を掴む事に成功しました。


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19レノ

 全体的にアーセナルがボールを支配し続けた事もあり殆ど危険な場面は訪れず。
 
20ムスタフィ
 
 時に体を張ったディフェンスでピンチの芽を摘むが、その一方で不用意なミスパスが多く、一つ間違えると相手のカウンターの起点に成りかねない場面が何度かあった。
 
5ソクラティス

 3バックの中央でしっかりと最後列に残りDFラインをフォローする。 危険な場面ではセーフティーに外に蹴り出すなどの判断も的確であり零封に貢献する。

18モンレアル

 5ソクラティス同様にフォローする意識が高く零封に貢献する。

15ナイルズ

 全体的にアグレッシブに上下動を繰り返す。 曲者のアルミロンに対しても互角に対応する。 そして
タイミングを見計らった深い位置へのフリーランニングも非常に効果的だった。 願わくはそこからのクロスの精度と仕掛けるアイデアのバリエーションが増えれば2ベジェリンのバックアッパー問題はクリアーされるだろう。 

8ラムジー

 怪我により代表戦を離脱するもその怪我も回復して3試合連続CMFで先発から起用される。 中盤で豊富な運動量を見せるのは勿論の事、無駄走りが減った所は大きな改善だろう。 そして以前はパスを受けても前を向けずにバックパスや横パスに逃げる率が高かったが、この試合では常に前を向く事が意識されており、その事もあり8ラムジーの所で流れが澱む場面は殆どなかった。 その上、仕掛けの場面でも他の選手とのプレーイメージの共有が出来ており、その事もあり10エジルと共に攻撃面での鍵になっていた。 その機能性を考えるとキャリアハイの存在感といっても過言ではない。 それだけに怪我が軽症である事を願いたい。 

29グエンドゥージ

 中盤の司令塔としてゲームを作る。 ニューカッスルの前線でのプレスのターゲットになっていた為に潰される場面も多かったが、上手くファールをもらって回避したとも言える。 もう少しラストパスやキーパスの精度が上がればもう1ランク上の選手になれるだろう。

31コラシナツ

 ニューカッスルのブロックがかなり引いて守っていた事と共に相手のWBにしっかりとケアされていた事もありDFラインの裏のスペースに飛び出すプレーは多くなかったが、それでも周囲との細かなコンビネーションで何度となく左サイドから仕掛けていた。

10エジル

 非常に良かった。 ゴールやアシストと言う数字に残るプレーはなかったが、攻撃陣の方向性を示しながら仕掛けの鍵となるプレーを何度も見せておりチームの中心選手として大きな存在感を示す。 そして守備の面でも非常に広い範囲ケアし、時には激しいプレーも見せていた。 7ムヒタリアンとの交代でピッチを去る時の10エジルの表情を見る限りでは言うなればエネルギーの全てをピッチに注いだ様な表情をしており、これならばエメリ監督も納得するだろう。

17イウォビ

 コンビネーションと共に、時に自らの個の力で仕掛けて良いアクセントになっていた。 

9ラカゼット

 最初から最後まで闘志むき出しに戦い続けてチームに貢献し、その上で貴重な2点目も奪う。

14オーバメヤン

 終盤にニューカッスルにスペースが生まれ始めてからはそのスピードがより活きていた。 そういう意味では引いて守っていた事でスペースがあまりなかった前半ではなく、スペースが出来始めた後半から投入したエメリ監督の采配は当たったと言えるだろう。 

4エルネニー

 怪我で退いた8ラムジーに代わり投入される。 8ラムジーに比べて重心が低い位置でプレーする事もありチームの前への推進力はやや落ちた印象。

7ムヒタリアン

 10エジルに代わり終盤投入され、短い時間だったがキレのあるプレーを見せていた。


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トップ4争いのライバルクラブが足踏みしている間に
しっかりと勝利して3位への浮上に成功しました。

ニューカッスルがそれ程ハイプレスを仕掛けてこずに
引いて守っていた事もあるかもしれませんが
とにかくボールを支配する事が出来た事が
この試合の重要なポイントになっていた様に感じます。

以前のアーセナルではボールを支配していても
引いて守られてスペースを消されてしまうと
相手の守備ブロックを崩す事に苦慮してしまい
ただボールを持っているだけの試合になっていた事も
少なからずありましたが
この試合を見る限りでは今のアーセナルは
例えスペースを消されたとしても
それを切り崩すだけのアイデアと
仕掛けのプレーイメージの共有が出来ているので
その様な状況を苦にしなくなってきているのは
心強いばかりです。

現状としては心配していたドバイ遠征の影響は
特に感じられなかったのは良かったと思います。
それと共にトップ4と言う明確な目標が目の前にあるだけに
全ての選手が戦闘モードでピッチに立っている事が分かる所も
非常に好感が持てます。

残り7試合、戦績の悪いアウェイの試合が5試合も残っていますが
この試合の様にチームが一つにまとまり続ければ
そのアウェイの試合も含めて全ての試合で勝利を奪う事も
十分に可能だと思います。

とは言え、次のアウェイでのエヴァートン戦は
非常に難しい試合になる事が予想されます。

本来ならば勝ち点43で10位のエヴァートンは
ELの出場権が与えられる5位とは大きく引き離されており
一方で降格争いももうありませんので
この試合はエヴァートンにとって
単なる消化試合になっていたはずでした。

しかし今シーズンは仮にカラバオ杯に続き
FA杯もシティが制覇した場合には
ELの出場権はPL5位から7位までの
3クラブに与えられる事になる為に
7位のウルヴァーハンプトンから
勝ち点差4に付けているエヴァートンにとっても
来シーズンのEL出場権を獲得する上で
次のアーセナル戦は非常に重要な試合になってしまいました。

アウェイと言うだけでも現在のアーセナルにとっては
難しい試合ですが
更にエヴァートンが高いモチベーションで挑んでくるとなると
かなり難しい試合になるのは間違いありません。

それでもこの試合と同じ様な気持ちで
同じ様なプレーが出来れば
必ず勝利を挙げる事が出来るはずです。
そしてその勝利が大きな自信となり
更に大きな勢いを作って
残りのシーズンを駆け抜ける原動力になると思いますので、
チームが一丸となって勝利を!!


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:0G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G2A
8ラムジー      PL:4G6A EL:1G1A
9ラカゼット     PL:13G7A EL:1G1A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:4G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G0A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:17G5A EL:4G1A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G0A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G1A
34ジャカ       PL:4G1A EL:0G2A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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