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2019/20シーズンに向けて〜〜補強ポイント:ウイング・攻撃的MF〜〜 [Arsenal F.C.]

2019/20シーズンに向けて:補強ポイント:ウイング・攻撃的MF

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〜〜〜ウイング〜〜〜

ニコラ・ペペ(24歳):右サイドアタッカー
リール
1995年5月29日生
183cm68kg
コートジボワール代表
移籍金 £6500万


ライアン・フレイザー(25歳):左サイドアタッカー
ボーンマス
1994年2月24日生
163cm 70kg
スコットランド代表
移籍金 


クリストファー・エンクンク(21歳):CMF、サイドアタッカー
パリSG
1997年11月14日生
178cm 68kg
フランスU-21
移籍金 £1720万


〜〜〜攻撃的MF〜〜〜

カイ・ハフェルツ(20歳):攻撃的MF
バイヤー・レバークーゼン
1999年6月11日生
188cm 77kg
ドイツ代表
移籍金 £8800万


ジョアン・フェリックス(19歳):セカンドトップ、トップ下
ベンフィカ
1999年11月10日生
178cm 64kg
ポルトガル代表
移籍金 £1億以上


(年齢は2019年8月10日現在)


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この夏に絶対に補強しなければならないのが
個の力でサイドから仕掛けらる事が出来る
ウイングタイプの選手であり、
それと共に10エジルや7ムヒタリアンの去就によっては
攻撃的MFも必要になる可能性があります。

この夏に噂が挙がっている
ウイングタイプの選手の中で
最もそのニーズに合致しているのが
リールのニコラ・ペペだと思います。

左利きの逆足のサイドアタッカーで
爆発的なスピードを持っていながらも
そのスピードに頼り過ぎると事なく
細かなコンビネーションを駆使するタイプの
アタッカーと言う印象で
足下の技術は柔軟でパスの出し手としても
パスを引き出す動きとスペース感覚に優れる
パスの受け手としても優秀で
利己的なプレーに走り過ぎない所も
アーセナルらしい選手だと思います。
そして右45度から左脚でファーを狙うシュートも
大きな武器であり
今シーズンリーグ1でここまでで
20ゴール11アシスト挙げた様に
サイドの攻撃の核としては打って付けの存在と言えます。

しかし問題なのはこの夏の人気銘柄になっている事もあり
リールは最低でも£6500万程度の移籍金を希望しており
現実的にこの夏のアーセナルの予算では
ほぼ獲得不可能な存在になってしまっています。

一方でウイングタイプの選手で
現実的なターゲットなのが
ボーンマスのライアン・フレイザーかもしれません。
上背が163cmしかない小兵のフレイザーは
今シーズンは15アシストのアザールに次ぐ
14アシストを挙げ、ゴールも7つ奪ってブレイクしました。
これはボーンマスが今シーズンに挙げた56ゴールの
約37.5%のゴールに直接関与した計算になり
そのチャンスメイク力は非常に魅力的だと思います。

フレイザーは右利きですが左脚も遜色なく使いこなし
左脚でシュートを撃つ事も
左サイドから左脚で鋭いクロスを挙げる事も出来ます。
勿論、利き脚である右脚の精度も高く
ゴールに直結する様なクロスやFKは非常に正確で
それ以外にもタイミング良く送るラストパスのセンスも
非凡なものがある様に感じます。

そしてスピードも抜群であり
小兵という事もあり小回りの効くドリブルで
スペースのない所を切り込んで行ける所も
大きな武器だと思います。
その一方で独力で仕掛けて
そのままゴールをこじ開けると言う印象よりも
あくまでもクロスやラストパスに繋げる
一つの段階と言う印象で
スタイル的には個の力で状況を打開するタイプと言うよりも
コンビネーションを駆使するタイプの
サイドアタッカーと言う印象です。

一方で163cmと小兵ですが
体幹がしっかりとしている事もあり
PLの激しい当たりにも苦にしない事は既に立証されており
他のリーグから加入する選手が陥る事の多い
PLへの適応問題がない所は魅力の一つだと思います。
そのPLでの「経験」と共に
今シーズンの活躍で「実績」を加わったフレイザーは
即戦力として計算出来るタレントだと思います。

そしてこのフレイザーのボーンマスとの契約は
2020年夏までと言われ、
フレイザーはその契約を更新する意思がないと言われており
その為にある程度安価な移籍金で獲得可能と思われる所も
この夏補強資金が乏しいアーセナルにとっても
良い狙い目だと思います。

同様にある程度安価な移籍金で獲得可能と思われるのが
PSGのクリストファー・エンクンクだと思います。

17/18シーズンの時に下部組織から昇格させた様に
エメリ監督はエンクンクの才能を
高く評価していると思われます。

そのエンクンクはスピードとクイックネスに優れ
スピードの乗った状態でもブレない様に
足下の技術レベルは正確で柔軟だと思います。
そしてプレービジョンも広く
アイデアも優れている方だと思いますが
ややトリッキーなプレーが多い所を
どの様に評価するのかが難しいかもしれません。
その一方でエンクンクはPSGでは
インサイドハーフとサイドアタッカーの
両方で起用されている様に
アーセナルが求めている様な
純粋なウイングタイプの選手ではなく
どちらかと言うと攻撃的MFタイプのCMFの方が
キャラクター的には近いのかもしれません。

そうなりますと仮にエンクンクを獲得したとしても
この夏に求めているサイドから個の力で仕掛ける事が出来る
ウイングタイプの選手と言うよりも
退団する8ラムジーの後釜と言う意味合いの方が
強くなってしまうかもしれませんが
とは言え、サイドでも起用出来るユーティリティー性は
予算が少ないアーセナルにとっては
良い補強になる様にも感じます。

その上、エンクンクは今シーズンのPSGでは
十分な出場機会が得られていないと感じている様で
2020年夏に切れるPSGとの契約の延長交渉は
今の所大きな動きがないと言われています。
よってこのまま契約延長交渉が進まなければ
この夏にPSGを離れる可能性が高いと言われ
仮にこの夏にPSGを離れる事になった場合は
移籍金も£1720万程度で獲得可能だと言われています。

話しは少しずれますが
この夏に補強資金を作る為に
10エジル又は7ムヒタリアンを放出した場合には
その穴埋めとなる選手が必要であり
個人的にはレヴァークーゼンのカイ・ハフェルツと
ベンフィカのジョアン・フェリックスがお気に入りです。

レヴァークーゼンのハフェルツは
左利きのテクニシャンで
柔軟なボールタッチと正確なパスが最大の武器で
その閃きやアイデアで決定機を作り出す所は
10エジルに通じるトップ下の選手だと思います。
その一方でスペースのない所でも
自ら切り込んで行けくプレーもレパートリーにあり
守備の面でもフィジカル的な強さやその長い脚を活かして
積極的に行う献身性がある所は
10エジル以上かもしれません。

レヴァークーゼンのレジェンドである
「バラック二世」と言われているようですが
そのバラックよりも柔軟であり
一方で10エジルよりもフィジカル的に強い印象の
トップ下の逸材だと思います。

一方のベンフィカのフェリックスは
ロナウドに続くポルトガルのスター候補生ですが
そのプレースタイルは全く異なり
パスを受ければ自らドリブルで切り込んで
ゴールを陥れる事も出来れば
決定的なパスを送る事も出来る所は
ACミラン時代の全盛期のカカを彷彿させます。
そのカカ同様にボールテクニックが高い所は勿論の事、
それがスピードに乗っている所でも
常に高いレベルで行える所が特筆される所で
そこに広いプレービジョンと判断の速さ、
そして一瞬の閃きに優れている事で
高次元のプレーを可能にしている様に見えます。

今シーズンではポルトガルリーグで
14ゴール9アシストを挙げ
ELフランクフルト戦では
ハットトリックを決めて更に注目を集た事で
この夏にビッグクラブへ移籍するのは確実と言われています。

この2人の逸材は
ハフェルツは10エジル以上の強さをもたらし
フェリックスは10エジル以上決定力をもたらしてくれる
最高のタレントだと思いますが
問題は高額な移籍金が必要な所です。
ヘフェルツは£8800万、
フェリックスに至っては£1億以上の移籍金が必要と言われており
現実的にアーセナルが獲得するのは
不可能なタレントだと思います。

この夏の補強候補の中で
最優先事項であるウイングタイプの選手としては
リールのペペが最も理想的な選手だと思いますが
移籍金が高額な為に
この夏のアーセナルに
獲得出来るだけの資金が準備出来るかは些か疑問であり
そう言う意味ではPLでの実績がある
ボーンマスのフレイザーが
最も現実的なターゲットかもしれません。

一方で補強資金を得る為に
10エジルや7ムヒタリアンを売却した場合は
その穴埋めとなる選手が必要になりますが
個人的にはヘフェルツやフェリックの様な
次代のワールドクラス候補が気に入っていますが
獲得に必要な移籍金が余りにも高額な事を考えますと
現実的に獲得するのは難しいと思います。

よって何はともあれフレイザーだけでも獲得する事に
注力を注いで欲しいと思いますが
その交渉をより確実にする為には
ELで優勝して来シーズンのCL出場権を獲得する事も
忘れてはならない様に感じます。


・・・つづく。


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ぐーなー

更新お疲れ様です。

今年も残すところあと1試合となりましたね。
勿論、最後の試合となるEL決勝に全力を注がなくてはいけないんですが、この時期、補強の話題になると楽しみになってしまいますよね。

今回の記事に名前は挙がっていませんが、個人的には、このポジションで一番好み、というか獲得してほしいのはザハです。
アーセナルも対戦時に何度もやられている通り、実力は折り紙付きだと思いますし、何よりもPLに慣れているので適用期間も気にしなくて良いのが良いと思います。
26歳と油が乗った年齢なので、そこに移籍金£8000万?という金額がやはりネックになってしまうので、恐らく厳しいでしょうけど・・・どこも獲得から手を引いて、万が一5000万£くらいまで落ちたら、獲得に乗り出してほしいです!
by ぐーなー (2019-05-18 10:50) 

silentlucidity

ぐーなーさん、コメントありがとうございます。

ザハは良いアタッカーになりましたよね。 一方で良いアタッカーになり過ぎてしまいましたので移籍金が、、、(苦笑)。

少しでも良い選手を補強出来る様に、まずはELに優勝してCLの出場権を獲得しなければなりませんよね!!


では、また。


by silentlucidity (2019-05-18 20:33) 

shiiin

更新お疲れ様です。
ザハいい選手ですが、今シーズンの低予算を考えますと、フレイザーが現実的ですよね。
ここには載ってないですが、アヤックスのツィエクはいかがですか?
ドルトムント時代みたいのゴールもアシストも出来るムヒタリアンみたいなタイプですが、契約年数も少ないので安くで獲得出来るみたいですよ。

個人的には来シーズンはエメリにとって勝負の年になるでしょうし、即戦力が欲しいです。
フレイザーorツィエクとこちらも実力の割に契約解除金が安いマノラス(まだCBに触れていいかわかりませんが笑)がとれたら勝負出来るかなと思っています。
by shiiin (2019-05-19 10:16) 

silentlucidity

shiiinさん、コメントありがとうございます。

ツィエクも良い選手ですよね。  
最近の噂では£2500万くらいの移籍金で獲得可能という話も出ていますので頑張ればその位のお金は出せそうですものね。

きっとEL優勝して来シーズンでのCL出場権を獲得した時のプランAと獲得出来なかった場合のプランBの二つの方向で動いていると思いますのでまだまだ色々な名前が出てきそうですが、数合わせの補強ではなくやはりチーム力をアップさせる有能なタレントが欲しいですよね。


では、また。


by silentlucidity (2019-05-19 16:11) 

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