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EL Semi-Final 2nd:Valencia vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Valencia 2−4 ARSENAL
2019年5月9日(木)Europa League Semi-Final 2nd leg, Mestalla

Goal
 (11)Gameiro
 (17)14Aubameyang(←9Lacazette)
 (50)9Lacazette(←11Torreira)
 (58)Gameiro
 (69)14Aubameyang(←15Maitland-Niles)
 (89)14Aubameyang(←7Mkhitaryan)
 

1Czech

 5Sokratis 6Koscielny 18Monreal

15Maitland-Niles 11Torreira 34Xhaka 31Kolasinac 

10Özil

14Aubameyang   9Lacazette


(62)10Özil>>>7Mkhitaryan
(71)31Kolasinac>>>20Mustafi
(80)11Torreira>>>29Guendouzi


Substitutes
 19Leno
 4Elneny
 17Iwobi
 49Nketiah


Arsenal 1.jpgメスタージャも攻略!!

14オーバメヤンのハットトリックの活躍もあり
4発快勝!!
2試合合計7−3で
決勝進出を決めました。

先発はGKには1チェフ、
DFラインは5ソクラティス、6コシールニー、
18モンレアルの3バックが組まれました。
中盤は右WBに15ナイルズ、
左WBに31コラシナツが入り
CMFは11トレイラと34ジャカが組みました。
前線はトップ下の10エジルと
14オーバメヤンと9ラカゼットが2トップに入る
3−4−1−2が組まれました。

試合は1stレグの結果が3−1だったと言う事もあり
ホームメスタージャの歓声の後押しを受けた
バレンシアが試合開始から積極的に仕掛けてきました。

5分過ぎ、右サイドを駆け上がってきたガヤからのパスを受けて
右サイドに開いてきたガメイロの折り返しを
そのままゴールに向かって走り込んできた
ガヤにダイビングヘッドで
合わされそうになってしまいましたが
辛くも6コシールニーがヘッドでクリアーして
ゴールを死守。

しかしその勢いのまま右サイドから崩されてしまい
先制ゴールを奪われてしまいました。

11分、ロドリゴに入った楔のパスから
速攻を受けてしまいました。
その楔のパスを受けたロドリゴが
ダイレクトで右サイドのグエデスに繋げ
そのパスを受けたグエデスが
右サイドからドリブルで侵入してきた所から
裏に出したスルーパスでロドリゴが飛び出し
そこからの折り返しをファーサイドに飛び込んできた
ガメイロに押し込まれてしまい失点。

この前のプレーで高い位置まで上がっていた
15ナイルズが空けていた
右サイドのスペースから完璧に崩されてしまいました。
一応ゴール前では3対3の状況でしたので
なんとか止めて欲しい場面でしたが
結局、ロドリゴの折り返しが6コシールニーの脚にあたり
少しコースが変わったとは言え、
18モンレアルがガメイロの前を取っていたにも関わらず
その折り返しに対して遅れを取ってしまって
クリアー出来なかったのは残念です。
この場面以外でも18モンレアルは
先手を取っていても相手のスピードに付いていけずに
振り切られる場面が何度かありましたので
18モンレアルのここ最近の
スピード不足や瞬発力不足の問題は
非常に気になる問題です。

これで2試合合計3−2となり
アウェイゴールの関係でバレンシアがあと1点取れば
逆転される形になってしまいました。

その後も右サイドを破られてしまう場面がありました。

13分過ぎ、ガヤからグエデスへの
右サイドのライン際のパスに対して
15ナイルズがスライディングでカットしに行きましたが
カットする事が出来ずに
フリーの状態でグエデスに
深い位置までの侵入を許してしまいました。
そのグエデスからの折り返しを受けた
ロドリゴにワンタッチで
6コシールニーと5ソクラティスの間に割って入られ
そのまま左脚でシュートを撃たれてしまいました。
幸いそのシュートはガメイロに当たって
ゴールは守られましたが
完全に右サイドを狙い撃ちされている状況でした。

その後も流れはバレンシアのままでした。

15分過ぎ、左サイドからのヴァスのクロスを受けた
ロドリゴに左脚のミドルシュートを撃たれてしまいました。
ペナルティの少し外側からのその強烈なミドルシュートは
僅かにポストの外側で救われましたが
右サイドと共に押し込まれた時にDFラインの前のエリアが
手薄になって仕舞う問題も
この試合のアーセナルにはあった様に見えました。

しかし一本のパスから同点ゴールが生まれました。

17分、1チェフのGKを
14オーバメヤンとガブリエウが競ったルーズボールを
9ラカゼットがヘッドで繋ぎ
そのボールを受けた14オーバメヤンが
そのスピードを活かして抜け出して
右足のアウトサイドに掛けたシュートを
ゴール右隅に突き刺して同点ゴール!!

1チェフからの1本のパスと
1トップのコンビネーションで
2ndレグを有利にするアウェイゴールを
奪う事に成功しました。
これで2試合合計4−2となり
バレンシアがあと2点奪っても
まだイーブンと言う状況に変わりました。

その後は一進一退の状況が続きました。

31分過ぎ、ドリブルで上がってきた
18モンレアルのパスを受けた10エジルから送られた
ラストパスを受けた14オーバメヤンが
左脚を振り抜きましたが
惜しくもネトの正面でゴールならず。

33分過ぎ、9ラカゼットのパスをカットされた所から
カウンターを受けてしまいました。
パスをカットしたパレホから送られた
ロングスルーパスでガメイロに
右サイドの深い位置まで侵入され
そこからの折り返しを受けたパレホが落としたボールを
グエデスが受けた所で
戻ってきた11トレイラが激しいチャージで止めた所で
ファールを取られてしまいました。

34分過ぎ、パレホが蹴った
そのほぼゴール正面の位置からのFKも
僅かにポストの外側で救われました。

38分過ぎ、右サイドの開いた位置で
10エジルからのパスを受けた14オーバメヤンが
巧みなフェイントでガブリエウを抜き去って
そのまま右サイドを駆け上がり
そこからタイミングを見計らって送られたクロスを
9ラカゼットがダイレクトで合わせましたが
そのシュートはポストの外側を叩き
惜しくもゴールならず。

前半はこのまま終わり
2試合合計4−2でリードしたまま
折り返す事になりました。

そして勝利に近づく次のゴールは
再びアーセナルが奪いました。

50分、パレホがトラップミスしたボールを受けた
14オーバメヤンが右サイドでガヤにスピード勝負を仕掛けました。
しかしこの勝負は引き分けでしたが
そこから14オーバメヤンが繋いだボールを受けた11トレイラが
素早く9ラカゼットに繋ぎ
そのパスを受けた9ラカゼットが
戻ってきたピッチーニを反転してかわした所から
右脚を振り抜きゴール!!

これで2試合合計5−2となり
アウェイゴールを2つ奪ったアーセナルに勝つ為には
バレンシアはあと4ゴール必要な状況となり
圧倒的にアーセナルが有利な状況になりました。

しかしバレンシアも意地を見せたと思います。

58分、パレホからのスルーパスを
左サイドの大外から裏のスペースに走り込んできた
ヴァスが受けて
そこからの折り返しをロドリゴが右脚でシュートを放ちました。
そのシュートはゴール前に入ってきていたガメイロに当たり
そのこぼれ球を自らで押し込まれてしまい失点。

まだ圧倒的にアーセナルの有利は変わりませんが
ここ連日のCLでの大逆転劇がありますので
まだまだ予断は許されない状況だったと思います。

このゴールで息を吹き返したバレンシアに対応する為に
エメリ監督は10エジルに代えて7ムヒタリアンを投入してきました。

10エジルは序盤こそ消えていましたが
徐々にボールに絡む様になると
アーセナルに良いリズムが生まれてきましたので
決して10エジルの出来が悪かった訳ではなく
あくまでの終盤に向けて走り負けしない様にする
処置だと思われます。

そしてバレンシアの息の根を止めるゴールがこの後生まれました。

69分、34ジャカのリスタートのサイドチェンジのパスを
右サイドで受けた15ナイルズが
マークに付いていたグエデスをかわして深い位置まで侵入し
そこから入れられたグラウンダーのクロスを
ニアサイドに走り込んできた14オーバメヤンが合わせて
ゴール!!

これで2試合合計6−3になり
ほぼ勝敗が決まったゴールになったと思います。

その後もバレンシアは最後まで
アーセナルゴールに向かう姿勢を保ち続けましたが
アーセナルはしっかりとした対応でゴールを守りきり
最後は派手なゴールでこの試合を締めくくりました。

89分、右サイドで29グエンドゥージと14オーバメヤンで
パス交換をした後で
その29グエンドゥージからのパスを
14オーバメヤンがスルーしたボールを
その背後で受けた7ムヒタリアンが送ったスルーパスで
14オーバメヤンが裏に抜け出し
そのままニアサイドからゴール右上の角を豪快にぶち抜き
ハットトリック達成!!

1stレグの2点のリードを守り抜く事をせずに
ゴールを奪う事でバレンシアを撃破しました。

序盤こそは15ナイルズが
ガヤとグエデスの2人に圧倒されてしまい
右サイドを何度となく崩されてしまいましたが
時間が経つにつれて15ナイルズも意地を見せて
抑える様になったからは
全体的にもバレンシアの攻撃を抑えられる様になり
後は地力の差を見せつけて勝利し
決勝への切符を掴みました。


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1チェフ

 2つの失点はノーチャンスだっただろう。 それ以外はしっかりとした対応で撃ち合いを制す。
 
5ソクラティス
 
 体を張った対応でDFラインを引き締める。

6コシールニー

 時々危なっかしい場面もあったが、DFラインを統率し勝利に貢献する。
 
18モンレアル

 失点の場面ではガメイロの前を取っていながらもクリアー出来ず、スピード勝負を仕掛けられると先行していながらも抑えられない場面が何度かあり、この試合でもスピード不足、俊敏性不足を露呈する。 

15ナイルズ

 序盤はガヤとグエデスのコンビに圧倒され右サイドを何ども破られてしまう。 しかし時間が経つにつれて抑えられる様になり、決勝進出をほぼ決める14オーバメヤンのゴールをアシストする。

11トレイラ

 交代するまでの間、しっかりとアグレッシブな姿勢を貫き通す。 後半早々に試合の流れを掴む9ラカゼットのゴールをアシストする。

34ジャカ

 鍵となるパスを送る場面もあったが、時折見せる不安定なパスが非常に気になる。 そのパスミスが失点には繋がらなかったが司令塔としてはその様なパスミスはよろしくない。

31コラシナツ

 後半途中に脚がつった様に守備への労力が大きかった様だ。

10エジル

 序盤は消えていたが、時間が経つにつれてボールに触り出すと徐々にアーセナルの流れが生まれる様になった。 結局10エジルの出来がアーセナルの出来に直結するのか?

14オーバメヤン

 ハットトリック達成し決勝進出に貢献する。 どのシュートもここ最近の様なひ弱なシュートではなく、決めるべくして決めた迫力のあるゴールだった。 もっと早くトンネルから抜け出していたらシーズン終盤の状況は変わっていたかもしれない。

9ラカゼット

 必要ならばDFラインのレベルまで戻ってでもゴールを奪いに行きチームの勝利に導こうとする気概にあふれていた。 

7ムヒタリアン

 10エジルに代わって後半途中から投入される。 狙いは分かるが無謀なパスも何度かあったが最後は14オーバメヤンのゴールをアシストする。

20ムスタフィ

 故障した31コラシナツに代わり投入され右CB入る。

29グエンドゥージ

 11トレイラに代わり投入される。 バレンシアの攻撃の起点となるパスに対してしっかりとケアして上手く切っていた。
 

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決勝進出決定です!!

PLではトップ4入りがほぼ難しくなってしまいましたので
来シーズンのCL出場権を獲得する為には
EL優勝しか残っておらず
その挑戦権を獲得しました。

その決勝での対戦相手はチェルシーに決まりました。

これでCL決勝もEL決勝もPLのクラブ同士の対戦と言う
歴史的な快挙が達成されましたが
出来る事ならばチェルシーではなく
フランクフルトに勝ち上がってきて欲しかったと思います。

今シーズンのチェルシーとの対戦は
1勝1敗で五分、
プレシーズンマッチも引き分けでしたので
まさに互角の相手だと思います。

そうなりますと後はどちらの方が
勝利を欲しているのかの勝負になるかもしれません。

すでにPL4位以上が決まり
来シーズンのCL出場権を獲得している
チェルシーの方がプレッシャーがない分
実力が発揮しやすいのかもしれませんし
反対に気が緩む可能性もあります。

一方のアーセナルはこのEL決勝は
ただのタイトル戦ではなく
来シーズンのCL出場権を賭けた戦いになりますので
非常に大きなプレッシャーに曝される事になると思います。
そのプレッシャーを力に変える事が出来るのか
それともそのプレッシャーに押しつぶされてしまうのか
非常に難しい試合になるかもしれません。

それでもアウェイチームにとっては戦いずらい
ナポリのホーム、サン・パオロでも
バレンシアのホーム、メスタージャでも
そのプレッシャーに負ける事なく
しっかりと勝利を収めて来ましたので
決勝戦もその大きなプレッシャーに負ける事なく
最高の試合を観せてくれると思います。

そして1チェフにとっても
現役最後の試合をタイトルを賭けて
古巣のチェルシーと対戦するというのは
誰かがプロデュースした様な最高の展開ですが
その試合で我々の記憶に残る様なパフォーマンスを観せて
最後のトロフィーを挙げる姿を見せて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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2ベジェリン     PL:0G5A
4エルネニー     PL:0G0A EL:0G1A
5ソクラティス    PL:1G2A EL:2G0A
6コシールニー    PL:3G0A
7ムヒタリアン    PL:6G4A EL:0G3A
8ラムジー      PL:4G6A EL:2G1A
9ラカゼット     PL:13G8A EL:5G2A CC:1G0A FA:0G1A
10エジル       PL:5G2A EL:1G1A
11トレイラ      PL:2G2A EL:0G1A CC:0G1A
12リヒトシュタイナー PL:0G0A EL:0G1A CC:1G0A
14オーバメヤン    PL:20G5A EL:8G2A FA:1G0A
15ナイルズ      PL:1G1A EL:1G2A
17イウォビ      PL:3G4A EL:1G2A FA:1G0A
18モンレアル     PL:1G3A EL:0G2A CC:0G1A
20ムスタフィ     PL:2G0A EL:1G0A
23ウェルベック    PL:1G1A EL:2G0A CC:2G0A
29グエンドゥージー  PL:0G0A EL:1G0A CC:0G2A
31コラシナツ     PL:0G5A EL:0G2A
34ジャカ       PL:4G2A EL:0G3A
55スミス・ロウ    PL:0G0A EL:2G0A CC:1G0A
59ウィロック     PL:0G0A EL:1G0A FA:2G0A


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