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Friendly Match:ARSENAL vs Barcelona [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 5−3 Barcelona
2023年7月26日(水)Friendly Match, Sofi Stadium

Goal
 (7)Lewandowski
 (13)7Saka
 (34)Raphinha
 (43)29Havertz(←8Ødegaard)
 (55)19Trossard
 (78)19Trossard(←3Tierney)
 (88)Torres
 (90)21Vieira


1Ramsdale

4White  2Saliba  6Gabriel  12Timber

5Thomas

8Ødegaard     29Havertz

 7Saka              19Trossard

9Jesus


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後半から

1Ramsdale

4White  2Saliba  6Gabriel  12Timber

5Thomas

8Ødegaard    10Smith Rowe

 7Saka              19Trossard

9Jesus


(46)29Havertz>>>10Smith Rowe

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70分から

1Ramsdale

4White  15Kiwior  6Gabriel  3Tierney

20Jorginho

 21Vieira     10Smith Rowe

 7Saka              19Trossard

9Jesus


(62)8Ødegaard>>>21Vieira
(70)12Timber>>>3Tierney
(70)2Saliba>>>15Kiwior
(70)5Thomas>>>20Jorginho

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
79分から

1Ramsdale

4White  15Kiwior  6Gabriel  3Tierney

20Jorginho

 21Vieira     10Smith Rowe

 7Saka              11Martinelli

14Nketiah


(79)19Trossard>>>11Martinelli
(79)9Jesus>>>14Nketiah

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84分から

1Ramsdale

4White  16Holding  15Kiwior  3Tierney

20Jorginho

 21Vieira     10Smith Rowe

45Cozier-Duberry         11Martinelli

14Nketiah


(84)6Gabriel>>>16Holding
(84)7Saka>>>45Cozier-Duberry

Substitutes
 31Hein
 18Tomiyasu
 32Trusty
 27Marquinhos


Arsenal 1.jpg昨シーズンリーガを制したバルセロナとの
USツアーの最終戦は
5発大勝で締めくくりました。

先発はここまで偽SBとして
右SBの位置で起用していた
12ティンバーを左SBの位置で起用し
4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウと共に
DFラインを組んだ所が
最大のポイントだったと思います。
中盤はトレーニング中に打撲を負った
41ライスは大事を取ってこの試合は欠場し
代わって5トーマスがアンカーを務め
インサイドハーフには8ウーデゴールと
29ハヴァーツが並びました。
前線は右に7サカ、左に19トロサール、
1トップに9ジェズスが入る
4−3−3が組まれました。

試合は中々テンポが上がらなかった
ユナイテッド戦を反省したのかどうかは分かりませんが
親善試合とはとても思えない程の
非常にアグレッシブな姿勢の試合になりましたが
不用意なボールロストから
バルセロナに先制点を奪われてしまいました。

7分、5トーマスからのパスを受けた8ウーデゴールが
そのままドリブルで切り込んで行こうとした所で
アブデにカットされてしまい
そこからカウンターを受けてしまいました。
そしてそこからアブデにペナルティの中まで
ドリブルで持ち込まれた所から送られた折り返しを
ラフィーニャに合わされてしまいましたが
そのシュートは1ラムズデールのファインセーブで凌ぎましたが
そのこぼれ球をレヴァンドフスキに押し込まれてしまい失点。

ミスは仕方がないとは言え
ビッグクラブと対戦した時の8ウーデゴールは
気負い過ぎるのか?
本来のプレーが出来なくなると言う
問題がある所はやはり気になります。
特に今シーズンはCLにも参戦する関係上
昨シーズン以上にビッグゲームで戦わなければなりませんので
ビッグゲームに弱いと言う
8ウーデゴールの弱点が解消される事が待たれます。

しかしすぐに同点に追いつきました。

13分、7サカからのパスを受けた4ホワイトが
8ウーデゴールに向けて送ったパスが
若干ズレた為にそのまま素通りしてしまいましたが
そのボールを受けたクリステンセンが
トラップした時にボールが流れてしまった所を
中に走り込んできていた7サカがボールを奪い取り
右脚でゴール!!

サボらずにゴールに向かって
しっかりと入ってきていたのは勿論ですが
クリステンセンのチャージに全く揺らぐ事なく
そのまま切り込んで行き
前に出てきたテア・シュテーゲンの動きを
しっかりと見極めて決めた
7サカのプレーは際立っていたと思います。

このゴールで流れはアーセナルになり
更にバルセロナゴールに迫りました。

13分過ぎ、6ガブリエウから送られた縦パスを受けた
19トロサールから12ティンバー〜29ハヴァーツへと繋ぎ
その29ハヴァーツからの左サイドのスペースへのパスで抜け出した
9ジェズスがペナルティの中で鋭く切り返した所から
ゴール前を横切る様なグラウンダーのクロスが送られました。

そのクロスはファーで待っていた7サカに届く直前に
アラウホに触られてしまい通りませんでしたが
アラウホが触ってなければ
7サカが確実に決めていたと思われる場面だったと思います。

とは言え、29ハヴァーツのパスを
9ジェズスが収めた段階で
中央には8ウーデゴールが
ファーサイドには7サカがフリーで走り込んでいましたので
このタイミングで折り返した方が
よりゴールが生まれる可能性は高かった様に感じます。

20分過ぎ、5トーマスからの楔のパスを
9ジェズスがヒールで29ハヴァーツへ流し
そのパスを受けた29ハヴァーツからの
サイドチェンジのパスを受けた7サカからの
裏へのパスで抜け出した8ウーデゴールが折り返したボールを
ゴール前に飛び込んできた19トロサールが
ダイレクトで合わせた所、
そのシュートがアラウホの手に当たりPK獲得。

21分過ぎ、そのPKを7サカが蹴りましたが
枠を外してしまいゴールならず。

残念ながら追加点は奪えませんでしたが
この場面の様なテンポの良いパス回しと
アグレッシブなフリーランニングがしっかりと連動した
仕掛けが作れた所は
先日のユナイテッド戦とは
大きく異なる所であり
ここ数日の間にチームの状態を
かなり上げてきた印象を強く受けました。

その後も連動的な仕掛けで
バルセロナゴールに迫っていきました。

25分過ぎ、自陣から4ホワイトが蹴ったリスタートのボールを
クリステンセンと競り合いながら9ジェズスが落とし
そのボールを受けた7サカがペナルティに切り込みながら
19トロサールとのワンツーを試みました。
残念ながら19トロサールからの
リターンパスは通りませんでしたが
この場面でも仕掛けのイメージは
しっかりと共有出来ていたと思います。

27分過ぎ、4ホワイトからのスローインを
ポケットの位置で受けた7サカから戻されたボールを
19トロサールが中に折り返しました。
その折り返しはアラウホにカットされてしまいましたが
そのこぼれ球を8ウーデゴールが
1トラップしてから押し込もうとしましたが
枠を捉えられず。

最後の場面での8ウーデゴールは
タイミング的には1トラップせずに
そのままダイレクトで強引に撃つべきだったと思います。

ここで不運な形からゴールが奪われてしまいました。

34分、12ティンバーがアブデを倒して与えてしまった
左サイドの位置からのFKを
ラフィーニャが蹴りました。
そのFKは壁に入っていた8ウーデゴールに当たってコースが変わり
そのままゴール右隅に吸い込まれてしまい失点。

1ラムズデールが怒っていた様に
8ウーデゴールが避けなければ
ゴールに吸い込まれる事はなかったと思われますので
1ラムズデールにとっては
不運なゴールになってしまったと思います。

しかし前半の終盤に再び同点ゴールを奪いました。

42分過ぎ、5トーマスのパスを受けた7サカが
自ら深い位置にまで切り込んだ所から送った折り返しを
8ウーデゴールがヘッドで落とし
そのボールをファーサイドで29ハヴァーツが押し込み
同点ゴール!!

この場面は7サカの強さに尽きると思います。
深い位置に向かって切り込んで行った7サカに対して
アロンソは激し目に体を入れてきましたが
それにより倒れたのは体を入れてきたアロンソの方で
チャージを受けた7サカはほんの少し体勢を崩しただけで
すぐに持ち直してすぐさま右脚で折り返しを送っていました。

アロンソといえばチェルシー時代に
何度も苦汁をなめさせられた様に
SBとしては非常にフィジカルが強い選手でしたが
そのアロンソのチャージを物ともしない程
7サカの体幹が強くなっている事が
はっきりとわかる場面でした。

前半の終了間際にも惜しい場面がありました。

44分過ぎ、ギュンドアンのパスが流れた所を
19トロサールが収め
そのまま持ち込んだ所から
豪快に左脚を振り抜きましたが
テア・シュテーゲンのファインセーブに阻まれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

45分過ぎ、7サカが蹴った右CKを
ファーサイドで9ジェズスがヘッドで合わせましたが
このシュートもテア・シュテーゲンのファインセーブで阻まれ
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

後半は29ハヴァーツに代わって
10スミス・ロウが左インサイドハーフに入りました。

前半で退いた29ハヴァーツは
これで2試合連続ゴールを奪う事になりましたが
状況的にはまだまだだと思います。

確かに当初よりはボールに絡む場面は増え
何度か鍵になるパスを出せる様になってきたと思いますが
29ハヴァーツのプレースタイルを考えれば
求められているのはゴールに直結する様な
ラストパスだと思いますので
そう言う意味ではまだまだだと思います。

今後その様なラストパスを出せる段階に行く為には
アーセナルのプレースピードの中で
周囲の選手とプレービジョンを共有出来るかどうか?
そしてこれまで以上にプレースピードを上げて
チームのリズムについて行く事が出来るかどうかだと思いますので
更なる改善が待たれます。

後半もアーセナルのペースで始まりました。

45分過ぎ、1ラムズデールのフィードを
右サイドを駆け上がってきていた4ホワイトが収め
その4ホワイトからのパスを受けた8ウーデゴールから
9ジェズスへラストパスが送られました。
そのパスを受けた9ジェズスは
巧みなボールコントロールでセルジ・ロベルトをかわして
左脚を振り抜こうとしましたが
クンデにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

1本のフィードから一気にゴールに迫った場面でしたが
そのフィードを受けた4ホワイトのボールコントロールや
浮き球のボールコントロールで
セルジ・ロベルトをかわしてから左脚のシュートまでの
9ジェズスの一連のモーションは
素晴らしかったと思います。

51分過ぎ、左サイドのスローインを受けたトーレスが
右サイドに展開しようとしたボールが
8ウーデゴールに当たり、
その跳ね返ったボールを収めた
9ジェズスから送られたラストパスを
ゴール前に入ってきていた7サカが
右脚のダイレクトボレーで合わせましたが
枠を捉えられず。

偶発的なボールから始まった攻撃でしたが
そのボールにしっかりと反応して7サカに繋いだ
9ジェズスの動きは先程のプレーと同様に
怪我する前の良い状態に
徐々に戻ってきている印象を受ける場面でした。

そしてついに逆転ゴールが生まれました。

55分、1ラムズデールからのゴールキックを
9ジェズスとガルシアが競ってこぼれたボールを収めた
19トロサールが
持ち込んだ所から左脚を振り抜きゴール!!
クンデの股間を抜いた
完璧なゴールだったと思います。

その後も惜しい場面がありました。

59分過ぎ、右サイドの深い位置からのリスタートのボールを
後ろから走り込んできた10スミス・ロウが
ダイレクトで右脚を振り抜きました。

そのシュートはペーニャのファインセーブに
惜しくも阻まれてしまいましたが
動いているボールを確実に枠の中に蹴る事が出来る
10スミス・ロウの状態も
徐々に戻ってきた印象を受ける場面でした。

反対にアーセナルゴールに迫られる場面もありました。

74分過ぎ、パスを受けに下がって行ったトーレスに対して
6ガブリエウも付いて行って対応した所で
こぼれたボールをアンス・ファティに拾われた所から
カウンターを受けてしまいました。
そしてそのままドリブルで持ち込まれた所から送られたラストパスを
デンベレに右脚でシュートを撃たれてしまいましたが
幸いそのシュートはポストを叩き救われました。

しかし次にゴールネットを揺らしたのも
アーセナルの方でした。

78分、右サイドのスローインからのルーズボールを
19トロサールがヒールで7サカに繋ぎ
そこから左サイドを上がってきた3ティアニーに展開しました。
そしてその3ティアニーから送られた鋭いクロスを
ゴール前に入っていた19トロサールが
ダイレクトで合わせてゴール!!

3ティアニーからの鋭いピンポイントクロスは
かなり厳しいクロスだったと思いますが
それをしっかりと合わせた19トロサールは
見事だったと思います。
そして何よりもこの場面の19トロサールは
素早くバルデの前を取った
ポジショニングが素晴らしかったと思います。

試合終盤は反撃を受けました。

デ・ヨングの裏へのパスで抜け出してきたバルデに
左脚を振り抜かれてしまった79分過ぎの場面、
そのシュートはバーを叩き救われました。

デンベレからのパスを受けたヤマルに
カットインしてきた所から左脚を振り抜かれた86分過ぎの場面、
そのシュートは枠を捉えず救われました。

そしてミスから失点してしまいました、

88分、15キヴィオルからのバックパスを受けた
16ホールディングが足を滑らせてしまった為に
デンベレにボールを奪われてしまい
そのデンベレからのパスを受けた
トーレスに右脚を振り抜かれてしまい失点。

最後は21ヴィエイラのゴールで試合を終わらせました。

90分、20ジョルジーニョの縦パスを
11マルティネッリがパスを受けた所で
ガルシアがカットしたこぼれ球を
21ヴィエイラが収め、
ペナルティの外側から左脚を振り抜きゴール!!

プレッシャーを受けていない状況で
ボールを持った時の21ヴィエイラの左脚は
やはり一流だと思います。

試合はこのまま5−3で勝利!!

バルセロナは数日前にチーム内で食中毒が発生した影響で
万全な状態ではなかったと思われますが
それでも奪った5つのゴールに関しては
バルセロナのコンディションとは関係なく
しっかりと崩して奪った良いゴールだったと思いますので
アーセナルのチーム状態は
ユナイテッド戦に比べてかなり上がってきた印象を受けます。

これでUSツアーが終わりましたが
開幕に向けて色々な形が見えてきたと思います。

まず戦術の肝である偽SBに関しては
ツアーには参加していましたが
怪我の影響で35ジンチェンコが欠場している間に
起用されていた12ティンバーが
偽SBとして起用できる目処がたったのは
大きな成果だったと思います。

偽SBとしてプレーする12ティンバーは
中盤の底でパスを捌くだけではなく
この試合でも攻撃の鍵となるパスを送るなど
司令塔としてもしっかりと機能していたと思います。

同時に元々CMFの35ジンチェンコに対して
12ティンバーの本職はCBですので
ディフェンス面が安定しているのは言うまでもなく
その事からも序列的には既に
35ジンチェンコと入れ替わっていても
おかしくない状況だと思います。

しかも当初は右SBの位置で起用されていましたが
この試合では左SBの位置でも起用され、
その左SBでも右SBの時と遜色ないプレーを観せたと思いますので
右SBだけではなく左SBの位置での起用できる目処が立ったのも
非常に大きな成果だったと思います。

これで昨シーズン安定していた
4ホワイト&2サリバ&6ガブリエウのユニットをそのままに
左SBの位置に12ティンバーを嵌め込む事が出来る様になり
より強固な守備ユニットを構築できる様になったと思います。

そして12ティンバーを右SBの位置でも左SBの位置でも
偽SBとして起用できる目処が立った事で
SBの組み合わせは無限に広がったと思います。

左サイドのワイドの位置からの攻撃を
増やしたい状況では
12ティンバーを右SBに移して
左SBに3ティアニーを起用すれば
左サイドの攻撃力は上がると思います。

反対に相手のエースをピンポイントで抑えたい時には
右でも左でもプレーできる18冨安を起用して
その反対に12ティンバーを配置する。

より中盤の支配力を高めたい時には
12ティンバーではなく35ジンチェンコを起用する等
多くの状況に対処できる様になったと思います。

同時にこのプレシーズンでは
12ティンバーと35ジンチェンコの
2人とも起用できない時に備えて
偽SBとして15キヴィオルを左サイドの位置で
5トーマスを右SBの位置で起用するテストも済ませていますので
昨シーズンの反省から
不測の事態に対する準備も怠っていない所は評価出来ます。

CBに関しては今シーズンも2サリバ&6ガブリエウのコンビが
不動のコンビだと思いますが
ここまでの試合では4ホワイトをCBの位置で
積極的に起用していた様に
今シーズンは4ホワイトを本職のCBで起用する機会が
増える可能性が高いと思われます。

そして第4CBは左利きの15キヴィオルが務める事になると思われますが
一方で16ホールディングに関しては
コンディションに問題があるのかもしれませんが
このツアー中ベンチには入っていましたが
結局この試合の終了間際に起用されるまで
全く起用されていなかった事からも
もしかしたら既に構想外になっいる可能性があり
しかもこの試合で大きなミスを犯してしまいましたので
これからアルテタ監督の信頼を取り戻すのは
難しい状況になっている様に感じます。

よってこの夏の移籍期間が閉まる前に
32トラスティと共に16ホールディングも
チームを離れる可能性は否定できないと思います。

中盤はアンカーには
41ライス、5トーマス、20ジョルジーニョの3人が
一つのポジションを争う形になっています。
アルテタ監督は将来の事も考えて
41ライスを軸に考えていると思いますが
この試合でテンポの良い攻撃を構築出来た様に
現時点では41ライスよりも5トーマスの方が
アーセナルの中盤を機能させられていると思います。
とは言え、それはこのチームの中での
経験値の差の問題もあると思いますので
41ライスも開幕までにフィットしてくるかもしれませんが
個人的にはアンカーに5トーマス、
左インサイドハーフに41ライスと言う形を
一度試して欲しいと思っています。

その左インサイドハーフに関しては
今の所29ハヴァーツを重用していますが
試合を重ねる毎に徐々に良くなっているとは言え
期待しているレベルにはまだ程遠い印象を受けます。
一方でこの試合で後半から出場した10スミス・ロウの方は
ここ数ヶ月の試合の中では最もよく動けていたと思います。

この試合では与えられていたデ・ヨングのマンマークを
しっかりと行いつつ
怪我明けから激減していた運動量は確実に増え、
ボールに絡む場面も増えていたと思いますので
コンディションさえ整えば
再び復活してくれる事が期待できると思います。

前線では、8番の位置で起用される事もありましたが
やはり19トロサールはよりゴールに近い
3トップの1角で起用した方が活きる事が
この試合でもはっきりしたと思いますので
左サイドは11マルティネッリと19トロサールが
高いレベルでポジション争いをして行く事になると思われます。

一方で右サイドの7サカをバックアップする選手は
結局このツアー中に見つける事は出来なかったと思います。

勿論、怪我の影響で24ネルソンが不参加だった為に
テストが出来なかったと言う問題がありますし
11マルティネッリや19トロサールを起用する事も出来ますので
それほど大きな問題にはならないのかもしれませんが
それでも絶対的なエースである7サカのバックアッパー問題は
シーズンが進むにつれて問題にならないか
心配ではあります。

CFに関してはプレシーズンが始まった頃の9ジェズスは
まだコンディションに問題がある様に観えましたが
このツアーが進むにつれて
徐々にコンディションは戻りつつある様に感じますので
開幕までにはもっと上げてくると思われます。

一方でその9ジェズスをバックアップする
14エンケティアはこのツアー中にゴールを奪う事が出来ず、
インパクトを残す事が出来ませんでした。

もっと言えばこのツアー中に
ストライカーとして最も脅威を与えていたのは
26バロガンだと思いますので
以前から何度も書いていますが
26バロガンはチームに残って
9ジェズスとのポジション争いに
挑んで欲しいと思っています。

とは言え、移籍金収支の事を考えますと
高値が付いている26バロガンの放出は
避ける事が出来ない問題なのかもしれませんが
それでもチーム編成的には
9ジェズス&26バロガンの編成が
理想の様に感じます。

次はロンドンに戻って
モナコとのエミレーツカップになります。

週末には早くもシティとのコミュニティー・シールドがありますので
このモナコ戦が実質的に最後のテストマッチになると思います。
そしてその試合では41ライスと29ハヴァーツの最適な起用法が
見出される事を期待したいと思います。


C'mon Arsenal !!


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