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PL24:ARSENAL vs Manchester City [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 5−1 Manchester City
2025年2月2日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (2)8Ødegaard(←29Havertz)
 (55)Haaland
 (56)5Thomas
 (62)49Lewis-Skelly(←41Rice)
 (76)29Havertz(←11Martinelli)
 (90+3)53Nwaneri(←41Rice)


22Raya

12Timber 2Saliba 6Gabriel 49Lewis-Skelly

5Thomas

8Ødegaard     41Rice 

11Martinelli            19Trossard

29Havertz


(84)8Ødegaard>>>23Merino
(84)19Trossard>>>53Nwaneri
(90)29Havertz>>>30Sterling
(90)49Lewis-Skelly>>>33Calafiori


Substitutes
 32Neto
 15Kiwior
 3Tierney
 17Zinchenko
 20Jorginho


Arsenal 1.jpg5発大勝!!!!!!!!!

調子を落としているとは言え
PL4連覇中のシティを倒さずにして
PL優勝は語れない程
最重要試合だったシティ戦で
完膚なきまでに叩き潰して
先行しているリバプールとの
PL優勝争いの権利を獲得すると共に
シティの5連覇への夢を
完全に打ち砕く快勝でした!!

先発は前試合のCLジローナ戦を
筋肉系のトラブルで欠場した22ラヤが
先発に復帰し、DFラインは右SBに12ティンバー、
左SBに49ルイス=スケリーが入り、
CBは2サリバ&6ガブリエウが組みました。
中盤はアンカーを5トーマスが務め、
インサイドハーフには8ウーデゴールと
41ライスが並び
前線は右に11マルティネッリ、
左に19トロサール、
そして1トップを29ハヴァーツが務める
現時点でのベストメンガーが組まれました。

試合は開始早々から
統率された激しいプレスから
先制点を奪う事に成功しました。

2分、ストーンズからパスを受けた
アカンジが19トロサールのプレスに曝されて
慌てて出したパスをその19トロサールがカットし、
そのこぼれ球を41ライスが29ハヴァーツに繋ぎ
その29ハヴァーツからのラストパスを
8ウーデゴールが冷静に蹴り込み
先制ゴール!!!!!!!

試合開始1分44秒!!
今シーズン一貫して不安定なシティのDFラインのミスを突き
早々に先制点を奪う事に成功しました。

その後も勢いに乗ったアーセナルが
シティゴールに襲いかかりました。

5分過ぎ、ルーズボールを収めた29ハヴァーツから
ボールを引き取った8ウーデゴールからの
DFラインの裏への柔らかいタッチのスルーパスで
抜け出した11マルティネッリが
前に出てきたオルテガをかわす様に
チップキックでゴールに流し込みました。

残念ながらマルティネッリの位置がオフサイドで
このゴールは認められませんでしたが
完璧な連携で完璧に崩したと思います。

一方で危険な場面もありました。

22分過ぎ、マームシュが蹴った右サイドからのCKに対して
ニアに入ってきたグバルディオルに
ヘッドで合わされてしまいました。

その至近距離から放たれたヘッドに対して
超人的な反応を観せた22ラヤのスーパーセーブで
ゴールを死守。

そして追加点の決定的なチャンスが訪れました。

25分過ぎ、オルテガが出したパスを
下がってきたコヴァチッチが受けようとした時に
追走してきた41ライスが
スライディングタックルでカットし
そのこぼれ球を受けた29ハヴァーツが
ゴール正面の位置から左脚を振り抜きましたが
そのシュートは枠を捉えられず。

オルテガの背後にストーンズが戻ってきたとは言え
ゴール前で時間的にも空間的にも
全くプレッシャーが掛かっていない場面でしたので
29ハヴァーツは決めなければならなかったと思います。

何はともあれアーセナルの鋭いハイプレスに対して
シティのバクラインは翻弄され
完全に浮き足立っていたのは
間違いないと思います。

一方で前半終了間際には危ない場面がありました。

41分過ぎ、フォーデンからのサイドチェンジのパスを受けた
グバルディオルに右サイドから
ダイレクトで折り返されてしまいました。

ファーサイドに走り込んできたシウバに向けて送られた
その鋭い折り返しは
22ラヤが前に出てなんとかボールを触って
僅かにコースが変わり、
そしてそのシウバにしっかりと付いていた49ルイス=スケリーが
シウバの前でしっかりと蓋をした事で
シウバには合いませんでしたが
22ラヤが触らず
そして49ルイス=スケリーが出遅れていたら
非常に危険な場面になっていたと思います。

43分過ぎ、ヌネスが送った左サイドからのクロスに対して
ファーサイドで2サリバが
ヘッドでクリアーしたこぼれ球を収めた
サビーニョに左脚を振り抜かれてしまいました。

そのシュートはブロックを試みた
2サリバの左脚に当たり
コースが変わりましたが
そのディフレクトしたシュートに対しても
22ラヤは超人的な反応を観せ、
スーパーセーブでゴールを死守。

前半は2つの決定機のうち
1つ決めたアーセナルに対して
2つの決定機を22ラヤのスーパーセブに阻まれ
ゴールを奪えなかったシティという形で
1−0で折り返す事になりましたが
後半は早い時間帯にシティに
同点ゴールを奪われてしまいました。

55分、フォーデンからのパスを6ガブリエウと
49ルイス=スケリーの間に出来ていたスペースに
走り込んできたサビーニョが受け、
そこから送られたクロスを
ファーサイドでハーランドにヘッドで決められてしまい失点。

背後にいたハーランドに前を取られてしまった様に
2サリバが一瞬の隙を観せてしまったのは残念でした。

ここまで全く仕事をしていなかったハーランドでしたが
この場面の様にたった一つのチャンスを
確実に決める事が出来る力技を持っているだけに
早い段階で同点に追いつかれてしまったのは
嫌な流れだったと思います。

しかし2シーズン前のアーセナルならば
ここからズルズルと
シティに押し切られていたかもしれませんが
今のアーセナルは逆に攻勢を強めて行き
すぐにゴールを奪い返しました。

56分、フォーデンがマームシュに向かって送ったパスを
カットした5トーマスが
ペナルティの外側から右脚を振り抜きました。

そしてそのミドルシュートは
ストーンズの背中に当たってコースが変わり
そのままゴールに突き刺さって勝ち越しゴール!!!!!

僅か1分45秒で再びリードを奪い返したこのゴールで
シティの勢いを挫くのには十分すぎるのは言うまでもなく
同時に湧きに湧き上がったエミレーツの大歓声の後押しを受けて
アーセナルの選手たちはさらに躍動し始めました。

58分過ぎ、グバルディオルのスルーパスで
ポケットの位置に飛び出して来たマームシュに対して
素早く寄せた6ガブリエウが
そこからの折り返しをブロックして
スタンドに向かって吠える!!

そしてこの試合の勝敗を決するゴールが生まれました。

62分、左サイドのライン際に開いていた
41ライスからのパスを
ハーフスペースで受けた49ルイス=スケリーが
そのまま前を向いて切り込んで行き、
前に立ちはだかるストーンズをかわした所から
右脚を振り抜きゴール!!

これまでの49ルイス=スケリーは
相手のアタッキングサードにまで上がって来ても
自らゴールに向かって仕掛ける様な場面は
余り観せてきませんでしたが、
この場面では41ライスからのパスを受けると
間髪入れずにゴールに向かって行き
しかも最後は利き脚ではない右脚を振り抜いてゴールを決める等
これまでにない積極性を観せたと思います。

その理由はこのゴールのセレブレーションで
49ルイス=スケリーが「座禅ポーズ」をした事からも
明らかだと思います。

9月にエティハドで行われたシティ戦での
ハーランドの無礼に対して
アーセナルに関わる全ての人達が
怒り心頭になっていたのは言うまでもなく
特にヘイルエンド出身の49ルイス=スケリーは
その様な感情を強く感じていた一人だと思います。

この様な事もあり49ルイス=スケリーは
この試合に対する思い入れが
人一番強かったと思われ、
そのシティを完膚なきまでに叩きのめす為に
非常に強い意志を持って戦っていたと思います。

特に印象的だったのは23分過ぎの、
サビーニョからのクロスに対して
ファーに流れてきたハーランドが
49ルイス=スケリーを退けて
合わせようとした場面だったと思います。

フィジカル的に弱そうに観える選手を狙って仕掛けるのは
ハーランドの常套手段ですので
18歳の一見華奢そうに観える49ルイス=スケリーを狙えば
退かせる事など容易いと
ハーランドは考えていたのかもしれませんが
その49ルイス=スケリーは
ハーランドからのプレッシャーに全く屈する事なく
ボールに触らせなかったのは勿論ですが、
無理やり退けようとしたハーランドのファールを誘うなど
明らかに体格的に不利な状況にも関わらず
それに負けない強さを示すと共に
ハーランドにだけは負ける事を許さない
メンタル的な強さも示したと思います。

そして技術的に言えば49ルイス=スケリーは
これまでは左脚でボールを扱う事が多かったと思いますが
この場面ではまさに満を持すように
普段余り使わない右脚を振り抜いた所に
個人的には大きな成長を感じました。

シティにとっては最も警戒していなかったと思われる
49ルイス=スケリーにゴールを奪われ、
そしてその後に飛び出した「座禅ポーズ」に
シティのプライドは完全に崩壊したのは言うまでもなく
その様なシティを飲み込んだアーセナルは
その後も圧倒し続けました。

67分過ぎ、グバルディオルからのパスを受けた
コヴァチッチに対して
プレスバックして来た
29ハヴァーツのスライディングタックルで
ボールを奪い返した所から
カウンターが発動しました。

そこからのこぼれ球を収めた41ライスが
持ち上がった所から送ったスルーパスで
抜け出した11マルティネッリが
右脚を振り抜きました。

残念ながらそのシュートは
オルテガのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
41ライスからの11マルティネッリへのパスがズレずに
ゴールに向かってしっかりと出されていたら
11マルティネッリはもっと良い角度で
シュートを撃つ事が出来ていたと思いますので
ちょっと残念でした。

しかしこの辺りからいつもの様に
疑問に感じるジャッジが増えて来ました。

67分過ぎ、左サイドの深い位置でボールをキープした
19トロサールに対して
戻って来たシウバが背後から押し倒しただけではなく
その後にボールを蹴るフリをして
倒れている19トロサールの脚に蹴りを入れました。

倒れた19トロサールに対して
蹴りを入れたシウバの行為は
普通に考えれば一発レッドの対象になっても
おかしくない愚行だったと思いますが
レッドカードは勿論の事、
イエローカードすら出ませんでした。

70分過ぎ、スローインを受けた19トロサールが
ボールをキープしている所で
背後から来たシウバに投げ飛ばされてしまいましたが
その様な愚行に対しても笛を吹かれず。

そしてそこからボールを持ち出そうとした
コヴァチッチに対して
速やかに寄せた8ウーデゴールが
ボールを奪い返しましたが
それに対してはファールが取られてしまいました。

27分過ぎのシウバが8ウーデゴールを
突き飛ばした場面の様な
初めから相手に向かって突っ込んでいった様な
危険なチャージに対しても、
背後から投げ飛ばす様な行為に対しても、
ファールを取らなかったにも関わらず
ボールに対して体を入れて奪い返した
このチャージに対してだけはなぜファールを取るのか?

ここまでも疑わしいジャッジはありましたが
前節のウルヴス戦での疑惑のレッドカードの件もあり
そこまで派手な偏向ジャッジは観せてきませんでしたが
流石にこれ以上ゴールを奪われてしまっては
シティの敗北が決まってしまう事に焦ったのか
ピーター・バンクスは偏向ジャッジで
シティを加勢を始めたのは
ある意味想定内だったと思います。

しかしこの様な偏向ジャッジに
アーセナルの選手達はもう屈する事はなく
さらにゴールを奪ってみせて
無駄な努力という事を知らしめました。

76分、コヴァチッチからの縦パスを受けたサビーニョから
6ガブリエウがボールを奪い返した所から
カウンターが発動しました。

そこからのこぼれ球を受けた5トーマスが送った
右サイドのスペースへのパスで11マルティネッリが飛び出し
そのまま持ち上がった所から送られた
ラストパスを受けた29ハヴァーツが
左脚を振り抜きゴール!!

前半のミスシュートを帳消しにする
素晴らしいゴールと共に
珍しく感情を爆発させたセレブレーションも
印象的でした。

そしてラストプレーで
駄目押しゴールを奪いました。

90+3分、41ライスのサイドチェンジのパスを受けた
53ヌワネリが右サイドからカットインした所から
左脚を振り抜き
ゴール!!!!!!

試合はこのまま5−1で勝利!!

まぁ、9月のエティハドでの試合の結果を観れば
この試合の結果は当然の結果だったと思います。

その試合ではシティの面々は
あたかも勝利した様に小躍りしていましたが
実際は11人対10人と言うの状況で戦っていながらも
後半アディショナルタイムに
どうにか追いついた状況でしたので
仮に最初から最後まで11人対11人の状況で戦っていたら
どの様な結果になっていたか
誰の目からも明らかだったと思います。

勿論、この試合でも11人対10人、
もしくは12人対10人で戦う事が出来れば
シティにもチャンスがあったかもしれませんが
残念ながらこの試合では11人揃ったアーセナルと
戦わざる得なくなり、
頼みの+1人もウルヴス戦での
疑惑のレッドカードの件もあり
派手に加勢を受ける事が出来ませんでしたので
圧倒的な大差を持って敗れたのは必然だったと思います。

しかもウルヴス戦のレッドカードで
この試合から排除しようとした49ルイス=スケリーに
ゴールを奪われてしまうと言う
おまけ付きで、、、。

まぁ、色々な手を使って4連覇を達成した事で
シティの一部の選手は謙虚さを忘れてしまって
未だに最強だと勘違いしている人がいる様ですが
それはこれまで在籍していた先人達が達成しただけで
今のチームが達成した訳ではない事を
謙虚に受け入れなければならないと思います。

本当ならば同点に追いついた時点で
今のシティの身の丈に合わせて
11人全員でゴール前を固めて
なりふり構わず守りに徹していたら
この様な恥をかかなくて済んだかもしれませんが、、、。

何はともあれ対戦相手に対して
リスペクトを欠く様な相手に対しては
リスペクトを施す必要はなく
完膚なきまでに叩きのめすのが世の常だと思いますので
この様な結果になったのも自業自得でしょうかね?

それにしてもピッチサイドで呆然と戦況を眺めていた
グアルディオラ監督は
非常に不憫でなりません。

ここまで来たらアルテタ監督が行った様に
例えエースであったとしても
謙虚さを忘れた選手はチームから排除して
チームを基礎から築き直さなければならないかもしれません。

まぁ、場合によってはしたくなくても
一からチームを築き直さなければならに状況が
今後待っているかもしれませんが、、、
グアルディオラ監督の
今後の判断には注目したいと思います。

この勝利でPL優勝をする上で
決して避ける事が許されない
シティという壁を乗り越える事ができ、
チームはまた一つ成長する事が出来たと思います。

それでも我々はまだ何にも勝ち取った訳ではありません。

現実的に消化試合が1試合少ない
リバプールとの勝ち点差はまだ「6」のままです。

アルテタ監督が常々いっている様に
この勝利に浮かれる事なく
常に次の試合に向き合い続ける
謙虚さを持ち続けなければならないと思います。

そしてその様に謙虚さを持ち続ける事ができれば
この試合の様に勝利の女神は
必ず微笑んでくれると思いますので
一戦一戦勝利を目指し続けて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G0A
4ホワイト      PL:0G1A
5トーマス      PL:3G2A
6ガブリエウ     PL:3G1A CL:1G0A FA:1G0A
7サカ        PL:5G10A CL:4G2A CC:0G1A
8ウーデゴール    PL:2G3A CL:1G0A CC:0G2A
9ジェズス      PL:3G0A CL:0G1A CC:4G1A
11マルティネッリ   PL:6G3A CL:1G1A
12ティンバー     PL:1G1A CL:0G1A
15キヴィオル     PL:0G0A CC:0G2A
19トロサール     PL:4G4A CL:1G3A
23メリーノ      PL:2G1A
29ハヴァーツ     PL:9G3A CL:4G1A CC:2G0A
30スターリング    PL:0G1A CC:1G1A
33カラフィオーリ   PL:2G1A
41ライス       PL:1G5A CL:1G1A CC:1G1A
49ルイス=スケリー  PL:1G0A
53ヌワネリ      PL:3G0A CL:1G0A CC:3G0A


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