SSブログ

PL22:ARSENAL vs Aston Villa [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−2 Aston Villa
2025年1月18日(土)Premier League, Emirates Stadium

Goal
 (35)11Martinelli(←19Trossard)
 (55)29Havertz(←19Trossard)
 (60)Tielemans
 (68)Watkins

22Raya

5Thomas 12Timber 6Gabriel 49Lewis-Skelly

41Rice

8Ødegaard     23Merino

11Martinelli           19Trossard

29Havertz


(82)11Martinelli>>>30Sterling


Substitutes
 32Neto
 15Kiwior
 47Kacurri
 3Tierney
 17Zinchenko
 20Jorginho
 46Kabia
 37Butler-Oyedeji


Arsenal 1.jpg2点リードしながらも
後半追いつかれてしまい
非常に残念なドローでした。

先発は、前節のスパーズ戦の終盤に
脚を気にしていた2サリバに
筋肉系の問題がやはり発生していた事で
右CBは12ティンバーが務め
右SBには5トーマスが入りました。
それによりアンカーは41ライスが務め
左インサイドハーフは23メリーノが入り
前線は前節全く機能しなかった
30スターリングに代わって
11マルティネッリが右サイドに入った以外は
前節と同じメンバーが組まれました。

試合は開始から前線からの激しいハイプレスで
ペースを掴んだアーセナルが
ヴィラゴールに迫りました。

2分過ぎ、左CKの流れから
41ライスが送った左サイドからのクロスを
ファーサイドに飛び込んできた11マルティネッリが
ダイレクトボレーで合わせましたが
そのシュートはマルティネスのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

5分過ぎ、8ウーデゴール〜5トーマス
〜41ライス〜8ウーデゴールと
右サイドでボールを回した所から
8ウーデゴールが送ったパスで
裏に抜け出した41ライスから
ゴール前に鋭いクロスが送られましたが
そのクロスはミングスにクリアーされてしまい
ゴール前に走り込んできていた
29ハヴァーツには通らず。

8分過ぎ、41ライスが蹴った左CKを
ファーサイドに走り込んできた
6ガブリエウがヘッドで折り返したボールが
ゴール前にこぼれた所を
5トーマスが右脚を振り抜きましたが枠を捉えられず。

同時にゴール前で29ハヴァーツと
マルティネスが交錯して
キーパーチャージのファールも取られてしまいました。

一方でアストン・ヴィラにも
ゴールに迫られてしまう場面がありました。

12分過ぎ、ミングスからのパスを
右サイドのライン際で受けたマートセンが
カットインしてきた所から出したパスを
41ライスがカットしたこぼれ球を再び収めた
マートセンに左脚を振り抜かれてしまいました。

幸いそのシュートは22ラヤの正面で救われましたが
マートセンが出したパスのこぼれ球が
自分の所に戻ってきたと言う幸運があったとは言え、
DFラインを割られてしまった
危ない場面でした。

その後もヴィラゴールに迫る場面がありました。

17分過ぎ、29ハヴァーツからのサイドチェンジのパスを受けた
19トロサールがカットインした所から
右脚を振り抜きました。

ペナルティの外側から放たれたそのミドルシュートは
マルティネスのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

そしてミスから非常に危ない場面もありました。

31分過ぎ、5トーマスが6ガブリエウ に向けて送った
右サイドからのスローインを
ワトキンスにカットされてしまい
そのままループシュートを撃たれてしまいました。

幸いそのシュートは枠を捉えずに救われましたが
22ラヤはバックラインでパスを回す事に備えて
前に出ていてゴールはガラ空きでしたので
非常に危険な場面だったと思います。

そして何よりも6ガブリエウへのスローインのコース近くに
ワトキンスがいるにも関わらず
スローインを投げてしまった5トーマスは
非常に軽率だったと言わざる得ないと思います。

その様な中で最初にゴールを奪ったのは
アーセナルの方でした。

35分、41ライスからのスルーパスで
裏に飛び出した19トロサールが
カマラをかわした所から送ったクロスを
ゴール前に飛び込んできた11マルティネッリが
ダイレクトボレーで合わせてゴール!!

カマラにマークされながらも
正確なクロスを入れた19トロサールと
マートセンの背後の死角から
上手く飛び出した11マルティネッリが噛み合った
完璧なゴールだったと思います。

その後もヴィラゴールに迫りました。

38分過ぎ、5トーマスから送られた
11マルティネッリへのパスを
マートセンがカットしたこぼれ球をに対して
19トロサールがダイレクトで右脚を振り抜きましたが
そのシュートは残念ながら枠を捉える事が出来ず。

39分過ぎ、5トーマスが送った楔のパスを
ペナルティの中で受けた23メリーノが
左脚を振り抜きました。

残念ながらそのシュートも
枠を捉える事が出来ませんでしたが
ボガードとラムジーの間を突く
5トーマスのパスは素晴らしかったと思います。

前半はこのまま1−0で終わりましたが
後半もアーセナルペースで進みました。

48分過ぎ、19トロサールからの裏へのスルーパスで
ハーフスペースのレーンに飛び出した49ルイス=スケリーが
ポケットの位置から中に折り返しました。

残念ながらその折り返しは
ディニュにクリアーされてしまい
誰も合わす事は出来ませんでしたが
そのクロスに対して
マルティネスが触る事が出来なかっただけに
ゴール前に走り込んできた23メリーノと29ハヴァーツが
あと一歩早く反応して走り込んでいき
触っていたら決定機になっていたと思いますので
惜しい場面だったと思います。

そして早々に追加点を奪う事に成功しました。

55分、6ガブリエウからのパスを受けた
19トロサールが左サイドを
持ち込んだ所から送ったクロスを
ニアで29ハヴァーツが合わせてゴール!!

対峙したキャッシュのタイミングを
上手く外して送った
19トロサールのクロスが全てだったと思います。

過密日程の中で行われたこの試合でしたが
後半の早い段階で2点リードした事で
この後は少し楽な展開になるかと思われましたが
攻勢を強めてきたヴィラに
ゴールを奪われてしまいました。

60分、ボガードから送られた
サイドチェンジのパスを受けたディニュが送った
右サイドからのアーリクロスを
ゴール前に走り込んできたティーレマンスに
ヘッドで合わされてしまい失点。

大したクロスを入れられないだろうと
舐めていた訳ではないと思いますが
そもそもサイドチェンジのパスを受けたディニュに対して
5トーマスが寄せきれずに
完全にフリーの状態で
クロスを入れさせてしまったのは
明らかに舐め過ぎだったと思いますし、
23メリーノはティーレマンスが
走り込んできていた事を
あらかじめ認識していたと思いますので
そのティーレマンスの前側にいながら
出し抜かれてしまったのは
緩い対応だったと言われても
言い訳は出来ないと思います。

その後も勢いづいたヴィラに
ゴールに迫られてしまいました。

60分過ぎ、ドリブルで持ち込んできたラムジーの
右サイドからの折り返しを
49ルイス=スケリーがカットしたこぼれ球に対して
ティーレマンスにダイレクトで右脚を振り抜かれてしまいました。

幸いそのシュートはポストの外側を叩き救われましたが
この場面でも後手に回っていた感は
否めませんでした。

一方でアーセナルにもチャンスはありました。

64分過ぎ、右CKの流れから
こぼれ球を収めた6ガブリエウが送った
浮き球のパスに対して
11マルティネッリがダイレクトボレーで
右脚を振り抜きました。

残念ながらそのシュートは
枠を捉える事は出来ませんでしたが
混戦の中で冷静に
相手の頭を越す浮き球のラストパスを送った
6ガブリエウはまるで
8ウーデゴールや20ジョルジーニョの様だったと思います。

しかし次にゴールネットを揺らしたのは
ヴィラの方でした。

68分、右サイドからのFKの流れから
左サイドから送られた
キャッシュのクロスに対して
ファーサイドでワトキンスに
右脚で合わされてしまい失点。

FK後だったとは言えアーセナルの最後列には
ニアから49ルイス=スケリー、6ガブリエウ、
12ティンバー、29ハヴァーツ、
5トーマスと揃っていて
6ガブリエウがミングスを見て
12ティンバーがコンサを見て
29ハヴァーツがボガードを見て
そして5トーマスがワトキンスを見ていましたので
この時点では全く隙はなかったと思います。

しかしキャッシュがクロスを入れたタイミングで
なぜか5トーマスは前に出てしまい
自分がマークしていたワトキンスのマークを
外してしまいました。

オフサイドトラップを
仕掛けようとしたのかもしれませんが
6ガブリエウがゴール寄りに残っていたのは
一番後ろにいた5トーマスは
見えていたはずですので
なぜ前に出てしまったのか?疑問でしかありません。

どちらにせよ本職ではない5トーマスを
右SBで起用せざる得ない現状のマイナス面が
出てしまったのは残念でした。

仮に4ホワイトや18冨安が
長期離脱していなければ、
仮に2サリバが欠場せずに
12ティンバーを右SBで起用できていたら、
1失点目の場面ではもっとディニュに寄せて
フリーでクロスを入れさせなかったかもしれませんし、
この場面でもしっかりとボールに喰らい付いていたかもしれません。

怪我人が続出している現状を考えますと
5トーマスを右SBで起用するしか
解決策がないのは仕方がないと思いますが
この様なちょっとした綻びが
勝敗に直結してしまったのは残念です。

その後は攻勢を強めたアーセナルが
攻め込みました。

73分過ぎ、19トロサールからのパスを受けた
41ライスがペナルティの外側から
右脚を振り抜きましたが
そのシュートはわずかに枠の外側で
ゴールを奪う事は出来ず。

81分過ぎ、41ライスが送った
裏への浮き球のパスで飛び出した
5トーマスから送られたマイナス方向への折り返しを
8ウーデゴールが左脚で合わせましたが
そのシュートもボガードにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

86分過ぎ、41ライスが
強引に切り込んでいった所から送った
クロスのこぼれ球に対して
23メリーノが左脚を振り抜きました。

そのシュートは29ハヴァーツに当たって
コースが変わりゴールネットに吸い込まれましたが
VARの結果、29ハヴァーツの右手に当たっていた事が
確認された為に
このゴールは取り消されました。

89分過ぎ、6ガブリエウから送られた
左サイドの裏へのパスを受けた
19トロサールがダイレクトで折り返し
その折り返したボールに対して
8ウーデゴールがシュートを試みましたが
左脚を振り抜く寸前にカマラにカットされてしまい
シュートを撃つ事は出来ず。

そしてそのこぼれ球に対して
23メリーノが左脚を振り抜きましたが
そのシュートもポストを叩きゴールを奪う事は出来ず。

そしてその跳ね返ったボールのクリアーボールを収めた
19トロサールが右脚を振り抜きましたが
そのシュートもマルティネスにセーブされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

95分過ぎ、49ルイス=スケリーから送られたスルーパスで
裏に抜け出した19トロサールが
左脚を振り抜きましたが
そのシュートはわずかにファーポストの外側で
しかもオフサイドだった為に
ゴールを奪う事は出来ず。

このまま最後までゴールを奪う事が出来ずに
2−2のドローで終わってしまいました。

前節の勝利で『4』にまで縮めた
首位リバプールとの勝ち点差は
再び『6』に広がってしまいました。

残念な結果に終わってしまいましたが
6日間で3試合、
中二日での連戦と言う状況を考えますと
選手達は最後までよく戦ったと思います。

普通ならばとっくに
ガス欠を起こしていても
おかしくない状況だったと思いますが
最後の最後まで鞭を打って走り続けた選手たちを
誇りに思います。

何はともあれ、このタイトなスケジュールの中で
殆どメンバーを変える事が出来ない
スカッドの現状は
異常事態と言って差し支えないと思います。

実際、ベンチに控えていた攻撃的な駒が
30スターリングしかいなかった様に
ガス欠寸前の選手に代えて
フレッシュな選手を入れる事も
新たな選手を投入して戦術的な変更を施す事も出来ませんでした。

しかも唯一投入したのがその30スターリングだった為に
インパクトを与える事が出来ずに
勝ち越しゴールを奪う事は叶いませんでした。

どちらにせよ、左膝前十字靭帯損傷に対して
手術を行った直後の9ジェズスは勿論ですが
7サカもまだ杖をついている状態ですので
復帰してくるのはまだまだ先だと思います。

現実的に53ヌワネリの復帰待ちという状況になりますが
それでも駒が足りているとは言い切れません。

そういう意味では現在離脱している
33カラフィオーリ、4ホワイト、18冨安の方が
まだ復帰が早いかもしれませんが
それでもまだまだ当分の間は
全く余裕がない状態のまま
タイトなスケジュールを
こなし続けなければならないと思います。

冬の移籍期間も残り2週間を切りました。
果たして補強する事が出来るのかどうか?

しかも将来的な不良債権にならない様に
中途半端なレベルの選手ではなく
今後もチームの主力になるレベルの選手の
補強でなければならないと思いますので
かなり高いハードルになると思います。

しかしそれでも首位リバプールを追撃する為には
待つ事は出来ません。

どれだけ予算があるのかわかりませんが
勝負をかけるときだと思います。

次はCLリーグフェーズ第7節ディナモ・ザグレブ戦です。

この試合も殆どローテーションする事が出来ずに
挑まなければならないかもしれませんが
この試合に勝利して
ラウンド16にストレートインを決めて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

2サリバ       PL:2G0A
4ホワイト      PL:0G1A
5トーマス      PL:2G2A
6ガブリエウ     PL:3G1A CL:1G0A FA:1G0A
7サカ        PL:5G10A CL:4G2A CC:0G1A
8ウーデゴール    PL:1G3A CC:0G2A
9ジェズス      PL:3G0A CL:0G1A CC:4G1A
11マルティネッリ   PL:6G2A CL:1G0A
12ティンバー     PL:1G1A CL:0G1A
15キヴィオル     PL:0G0A CC:0G2A
19トロサール     PL:4G4A CL:1G1A
23メリーノ      PL:2G1A
29ハヴァーツ     PL:8G2A CL:3G0A CC:2G0A
30スターリング    PL:0G1A CC:1G1A
33カラフィオーリ   PL:1G1A
41ライス       PL:1G3A CL:0G1A CC:1G1A
53ヌワネリ      PL:2G0A CC:3G0A


nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。