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2023/24シーズンに向けて補強ポイント〜〜右サイドアタッカー〜〜 [Arsenal F.C.]

2023/24シーズンに向けて補強ポイント〜〜右サイドアタッカー〜〜

Arsenal 1.jpg


〜〜〜右サイドアタッカー〜〜〜


ムサ・ディアビ(24歳):右左サイドアタッカー、セカンドトップ
Moussa Diaby
レヴァークーゼン
1999年7月7日生
170cm 67kg
フランス代表
移籍金 £5000万


ラフィーニャ(26歳):右サイドアタッカー
Raphinha
バルセロナ
1996年12月14日生
176cm 68kg
ブラジル代表
移籍金 £5600万


(年齢は2023年9/1現在)


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19トロサールや24ネルソンも
このポジションでプレー可能ですが
右サイドには左利きの逆脚のアタッカーを好む
アルテタ監督のコンセプトを考えますと
実質的に7サカのバックアッパーが不在と言う現状を解決する
左利きのアタッカーがこのポジションの
ターゲットになると思います。

しかし三苫やザハの様な左サイドを主戦場とする
右利きのアタッカーの名前は良く挙がりますが
右サイドを主戦場とする左利きのアタッカーの名前は
レヴァークーゼンのムサ・ディアビと
バルセロナのラフィーニャ位しか
名前が挙がっていないと思います。

まずレヴァークーゼンのディアビは
2019年夏にパリSGから移籍した
最初のシーズン途中から
ポジションを掴みましたが
当初は左サイドで起用される事が多かった様です。
しかし2020/21シーズンの途中から
右サイドにコンバートされると
決定力が発揮される様になり
2021/22シーズンでは
ブンデスリーガで13ゴール12アシスト、
そして今シーズンもブンデスリーガで
9ゴール9アシストを挙げ
注目のアタッカーに成長しました。

ディアビの特徴は
まずスピードに乗ったドリブルが挙げられると思います。
スピードがありながらも相手ディフェンスの間を
スルスルとすり抜ける様なドリブルが特徴で
その様なドリブルを可能にする
スピードを落とさない柔軟なボールタッチと
ボディーバランスの良さがディアビの強みの一つだと思います。

そしてカットインした所から左脚を振り抜くシュートも
得意としている印象で
鋭くコンパクトな左脚の振りから放たれるシュートは
鋭く正確だと思います。

しかし正確な左脚があるからと言って
左脚一辺倒という訳でもなく
必要であれば右脚でシュートを撃つ事や
パス送るを事も出来ますので
レヴァークーゼンでは右サイドだけではなく
左サイドやセカンドトップでも起用されている様です。

一方でいなす、かわす術は心得ている様ですが
実際小柄な事もあり
直接的なボディーコンタクトを受けた時に
どの様な反応を示すかは未知数だと思います。
特にボディーコンタクトに寛容なPLでは
ブンデスリーガ以上にボディーコンタクトを
受ける事になると思いますし、
その止まらないドリブルを
ファールで止められる場面も増えると思います。

その様な状況に陥った時に自分のリズムを崩さずに
プレーをし続ける事が可能かどうか?
7サカの様にボディーコンタクトを受けても
ブレる事のない強さを身に付ける事が出来るかどうか?
そこがポイントになると思います。

どちらにせよスピードを上手く使いこなして
グイグイ前に進んでいくディアビのスタイルは
7サカとは異なるタイプだと思いますので
バックアッパーと共に
相手に疲れが見え始めた
試合終盤に投入するジョーカーとしても
面白い存在になる様に感じます。

もう一人のバルセロナのラフィーニャは
昨夏にリーズから移籍しましたが
その時もアーセナルは獲得に動いていた様に
元々アルテタ監督の評価は高いと思います。

そのラフィーニャは高精度なボールスキルを活かした
テクニカルなスタイルのアタッカーという印象で
スピードに頼り過ぎない所は
タイプ的には7サカに近いと思います。
同時にリーズでプレーしていましたので
PLに対する適応にも問題ない所は魅力的だと思います。

更にバルセロナの財政状態は
数名以上の主力選手を
放出しなければならない程
状況が悪いと言われており
同じポジションにはデンベレがいる関係で
ラフィーニャもその対象になる可能性があると
言われています。

しかし念願だったバルセロナに移籍して1年で
再びPLに戻ってくる事をラフィーニャが望むかと言われれば
正直それはないと思われます。

しかも絶対的なレギュラーという地位が
確約されているのならばまだしも
アーセナルが求めているのは
絶対的なエースである7サカを
バックアップする実力者ですので
その様な状況を理解してラフィーニャが
アーセナルに移籍してくるとは正直思えません。

よって財政難のバルセロナが得意としている
強引に退団を迫る様な事がない限り
獲得するチャンスは乏しい様に感じます。

この様にこの夏の補強候補はディアビ一択と言っても
良い状況だと思いますが
獲得に向けて最大の障壁は
レヴァークーゼンが希望する
£5000万クラスの移籍金だと思います。

確かにディアビは良いアタッカーだと思いますが
現状としてはカタールW杯フランス代表メンバーからも漏れた様に
フランス代表ではデンベレ、コマンに次ぐ
3番手か4番手辺りの立ち位置で
言うなればワールドクラス予備軍の一人、
と言うレベルだと思います。

その様な立ち位置のディアビに対して
£5000万と言う移籍金は高額過ぎる印象は拭えず
特に評価額を大きく上回る様な投資を行わないと言う
厳格なポリシーが存在する今のアーセナルが
絶対的な主力選手として迎える訳ではなく
7サカのバックアッパーとして迎える選手に対して
昨夏の9ジェズスに投資した額よりも
高額な移籍金を払って獲得に動くとは
正直思えません。

唯一の獲得の可能性が残っているのは
レヴァークーゼンに移籍する可能性が高い
34ジャカの移籍交渉と絡める事で
その移籍金を下げる事が出来た場合だけだと思います。

PLにすぐに適応出来るかどうかと言う問題はありますが
7サカとはタイプが異なるディアビは
7サカのバックアップと共に
試合の流れを変えるジョーカーとしても
魅力的なアタッカーだと思いますので
獲得に動いて欲しいと思います。

しかし現状として£5000万クラスと言われる移籍金を払ってまで
アーセナルがディアビの獲得に動く様には感じませんので
場合によっては19トロサールや
契約が切れる24ネルソンを残留させる事で
この夏もお茶を濁す可能性は否定出来ないと思います。


・・・つづく。


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