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2023/24シーズンに向けて補強ポイント〜〜インサイドハーフ・CMF〜〜 [Arsenal F.C.]

2023/24シーズンに向けて補強ポイント〜〜インサイドハーフ・CMF〜〜

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〜〜〜インサイドハーフ・CMF〜〜〜


デクラン・ライス(24歳):CMF・DMF
Declan Rice
ウエスト・ハム
1999年1月14日生
188cm 80kg
イングランド代表
移籍金 £1億


モイセス・カイセド(21歳):CMF・DMF
Moisés Caicedo
ブライトン
2001年11月2日生
178cm 73kg
エクアドル代表
移籍金 £8000万〜9000万


マルティン・スビメンディ(24歳):DMF
Martín Zubimendi
レアル・ソシエダ
1999年2月2日生
180cm 74kg
スペイン代表
移籍金 £5250万(バイアウト条項)


アマドゥ・オナナ(22歳):DMF
Amadou Onana
エヴァートン
2001年8月16日生
192cm 76kg
ベルギー代表
移籍金 £6200万


イルカイ・ギュンドアン(32歳):CMF
İlkay Gündoğan
マンチェスター・シティ
1990年10月24日生
180cm 80kg
ドイツ代表
移籍金 フリー


エンゴロ・カンテ(32歳):DMF
N'Golo Kanté
チェルシー
1991年3月29日生
168cm 68kg
フランス代表
移籍金 フリー


ユーリ・ティーレマンス(26歳): CMF
Youri Tielemans
レスター・シティ
1997年5月7日生
176cm 72kg
ベルギー代表
移籍金 フリー



(年齢は2023年9/1現在)


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インサイドハーフ・CMFは
元々選手が足りないポジションでしたが
ここに来て今シーズンこのポジションを
ほぼ一人で支えてきた34ジャカが
退団する可能性が出てきた為に
場合によっては2人補強する必要性が出てきています。

その様な状況もあり以前から
獲得候補の噂は後を経たない状況ですが
その中で最も積極的に獲得に動いていると言われているのが
ウエスト・ハムのライスだと思います。

本来は3列目が本職の選手で
2ボランチでもアンカーでも機能する
展開力と機動力、そして守備強度を併せ持った
イングランド代表の主力ですが
それらの能力と共に個人的には
前にボールに進める推進力や
積極的にアタッキングエリアにまで出て行き
チャンスメイクの局面に顔を出す攻撃面、
そしてチャンスがあれば
フィニッシュの局面にも顔を出すセンスを考えますと
今シーズンの34ジャカが担っている役割に
フィットするのではないかと思っています。

同時に、その攻撃面でのアイデアやセンスは
34ジャカよりも上の様に感じていますので
34ジャカが移籍するしないは別としても
左インサイドハーフをアップグレードさせる事が
出来るタレントだと思います。

もっと言えば、現在のスカッドには
5トーマスと20ジョルジーニョの2人が
アンカーにいますので
アンカーは早急に補強が必要なポジションではなくなっていますが
両者共に30歳を超えている事を考えますと
近い将来、世代交代が必要になると思われます。
しかしこの段階でライスを獲得しておけば
アンカーの世代交代が必要になった場合でも
速やかに対処出来ると思いますので
長い目で見ても非常に有効な補強になる様に感じます。

同じく冬の移籍期間でも積極的に獲得に動いていた
カイセドもまだターゲットの一人かもしれません。

昨冬の移籍期間では移籍を希望するカイセドに対して
ブライトンは移籍する事を許可せず
そのまま残留する事となり
そのゴタゴタを収束させる意味も含めて
その後契約延長にサインしましたが
それでもこの夏にブライトンを離れる可能性が
高いと言われています。

そのカイセドは機動力があり対人強度が非常に高い
DMFとして評価を高めてきましたが
同時にボールを前に進める推進力も非常に高い所から
Box to BoxタイプのCMFへと
少しずつそのカラーが変わってきている様に観えます。

そういう意味ではボランチのポジションで
相手の攻撃の芽を摘むフィルター役として
起用する事も有用だと思いますが
一人アンカーではその推進力を活かす機会が
損なわれる様に感じますので
今シーズンの34ジャカの様に
左サイドを広範囲カバーしながら
その機動力や推進力を活かして
最前線にまで顔を出す役割の
左インサイドハーフで起用した方が
現在のアーセナルのシズテムでは
フィットしやすい様に感じます。

そしてここにきて注目なのが
怪我人が続出しているブライトンが
そのカイセドを右SBで起用している所です。
サイドアタッカーを封じ込める事の出来る対人強度、
ライン側のアップダウンに耐えられるだけの機動力と持久力等
右SBでも十分に機能する所を観せており
実際、先日の直接対決でも
アーセナルの攻撃陣は
攻め倦む場面が観られた様に
右SBとしてもカイセドは大きな可能性を
示していると思います。

よってインサイドハーフと共に
状況によってはアンカーも務められるだけではなく
右SBもカバーする事が出来るのならば
インサイドハーフ&右SBと言う
この夏の2つの補強ポイントを
カイセド一人獲得するだけで埋める事が出来ますので
そう言う意味でも
非常に大きな補強になると思います。

そしてさらに飛躍すれば
CMFのカイセドがSBでも起用する事が出来るとなりますと
偽SBとして起用する事も視野に入れられる可能性も出てきます。
そしてその守備強度の高さを考えますと
守備面に関しては35ジンチェンコよりも
安定するのは間違いないと思いますので
カイセドの獲得は色々な可能性を
チームにもたらしてくれるかもしれません。

それ以外ではレアル・ソシエダのスビメンディや
エヴァートンのオナナの名前も挙がっています。

昨冬の移籍期間でも獲得に動いていたと言われる
スビメンディは気が利いたポジショニングセンスと
的を得たボールハント技術、
そしてゲームをコントロールする展開力がある
リーガを代表するボランチで
ブスケツが退団するバルセロナも
獲得に動いていると言われています。

一方で印象的にはスビメンディは
アンカーやボランチを担う3列目の選手で
一列前の34ジャカの様なポジションで
プレーするイメージはありません。

冬の移籍期間では5トーマスをカバーする
アンカーの補強が必要な状況でしたが
20ジョルジーニョを獲得した事で
この夏に補強が必要なポジションではなくなっています。

仮に5トーマスか20ジョルジーニョをこの夏に放出して
アンカーのポジションを刷新しようと考えているのならば
スビメンディの獲得はありだと思いますが
補強の優先順位的には
この夏はアンカーの刷新はそこまで高くないと思いますので
他の選手を取り逃し続ける様な事がない限り
スビメンディの獲得には動かない様に感じます。

現在のスカッドは強さと高さが足りない事を考えますと
確かにオナナは魅力的ですが
このオナナもあくまでも他の選手を取り逃した場合の
代替え案に過ぎないと思われます。

一方でカンテやギュンドアンの獲得の噂もあります。

この両者に共通している所は
この夏に契約が切れる為に
フリーで獲得する事が可能と言う所です。

実際、ライスにしてもカイセドにしても
£1億前後の投資が必要と言われていますの
このポジションの2人目の選手に対しては
出来る限り少ない投資で獲得出来る
契約が切れの選手の獲得に動く可能性は
十分にあると思います。

カンテもギュンドアンも共に32歳で
ベテランの域に入っていますので
昨冬獲得したジョルジーニョと同様に
短期的な視野の補強になるかもしれませんが
絶対的な経験値が足りていない若いチームにとっては
その20ジョルジーニョの時と同様に
戦力面以上のプラスアルファを
もたらしてくれると思いますので
フリーで獲得可能ならば
ベテラン選手の獲得は良い選択肢だと思います。

そう言う意味ではフリーで獲得可能な
ティーレマンスも獲得候補に戻ってくる可能性は
否定出来ないと思いますが
獲得可能と言われながらも
ここまで獲得していない現状を考えますと
アルテタ監督はそこまで評価していないのかもしれません。


実際、この夏の補強予算がどこまであるかによって
£1億クラスの投資が出来るかどうかが決まりますが
それでも現在獲得に動いていると言われている
ライスを獲得出来るかどうかは
この夏の補強の成否に直結する案件になると思いますでの
他のクラブに横取りされる事なく
絶対に獲得しなければならないと思います。

その上で並行して獲得の噂がある
カイセドも獲得する事が出来れば
脆弱だったこのポジションは
一気に強固な布陣に生まれ変わると思いますので
出来る事ならばカイセドも獲得して欲しいと思います。

しかし仮にこの両者を獲得しますと
合わせて£1億8000万〜2億クラスの投資になりますので
この夏の補強予算の殆どを使ってしまう
この様な投資が可能なのかどうか?
疑問は残ります。

しかし前記の様にカイセドを獲得する事が出来れば
右SBの補強が必要なくなる可能性があり、
同時に今シーズン右SBを務めていた4ホワイトも
有事の際には右CBで起用する事も可能になりますので
16ホールディングが退団しても
CBの補強は行わなくてすむ様になります。

よって本来は右SBとCBの補強に使う予定の予算を
カイセドの獲得にまわす事で
なんとか獲得して欲しいと思います。

ライスやカイセドを取り逃がした場合や
この2人のうち、予算的にどちらか一人しか
獲得できない状況の時には
この夏に契約が切れるカンテやギュンドアンを獲得出来れば
見劣りしない補強になると思います。

しかしここ数シーズン行ってきた
数シーズン先を見越した補強と言う方針を遵守する為にも
ライスやカイセドの補強を実現して欲しいと思います。


・・・つづく。


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