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PL35:Newcastle United vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Newcastle United 0−2 ARSENAL
2023年5月7日(日)Premier League, St James' Park

Goal

 (14)8Ødegaard(←20Jorginho)
 (71)Schar(og)


1Ramsdale

 4White 15Kiwior 6Gabriel 35Zinchenko

20Jorginho

8Ødegaard    34Xhaka

7Saka              11Martinelli

9Jesus


(61)35Zinchenko>>>3Tierney
(80)11Martinelli>>>19Trossard
(80)8Ødegaard>>>5T. Partey
(87)9Jesus>>>14Nketiah
(87)7Saka>>>24Nelson


Substitutes
 30Turner
 16Holding
 10Smith Rowe
 21Vieira


Arsenal 1.jpgシーズン通して好調を維持している
ニューカッスルの本拠地に乗り込んでの一戦は
予想通り激しい試合になりましたが
なんとか競り勝ち2連勝です!!

先発は左サイドを19トロサールから
11マルティネッリに代えた以外は
前節と同じメンバーが組まれました。

試合はニューカッスルの
特大のプレッシャーに曝されたアーセナルが
開始早々にゴールに迫られてしまいました。

1分過ぎ、20ジョルジーニョが送った
8ウーデゴールへのフィードを
ボトマンがヘッドでクリアーしたボールを収めた
ウィロックが素早く前を向いて
ウィルソンへ楔のパスを送り
そこからイサク〜ウィロックと繋いで
右サイドに侵入してきた所から
クロスが送られてしまいました。
そのクロスをファーサイドで受けたマーフィーが
左脚を振り抜いたシュートは
幸いポストを叩き救われました。

2分過ぎ、パスを受けた34ジャカが
背後からのジョエリントンのチャージでボールをロストしてしまい
そのこぼれ球を拾ったウィロックからのパスを受けた
イサクに右脚を振り抜かれてしまいましたが
このシュートも身を挺した4ホワイトがブロックしてゴールを死守。

ニューカッスルの強度が高く
非常にアグレッシブなプレーに
完全に出鼻を挫かれてしまいましたが
この後にある意味この試合の
ターニングポイントになった場面がありました。

7分過ぎ、ニューカッスルの左サイドのショートコーナーから
トリッピアー〜ウィロック〜トリッピアーと繋ぎ
そのトリッピアーからのマイナス方向の折り返しを受けた
ギマランイスが放ったシュートが
15キヴィオルに当たり
ハンドを取られてしまいました。

しかしVARの結果そのシュートが当たったのは
15キヴィオルの右太腿だった事が証明され
そのハンドは取り消されて救われましたが
試合開始から強度が高くアグレッシブなニューカッスルに
完全に圧倒されていましたので
仮にこの場面でPKを取られて失点していたら
そのままニューカッスルの勢いに飲まれて
大敗していた可能性もあったと思いますので
このPK取消は重要な場面でした。

それと共にこの場面でVARが介入し
更に主審がオンフィールドレビューまで行ったお陰で
約3分間のインターバルを与えられたのは
非常に大きかったと思います。
このインターバルによって
ニューカッスルの勢いに完全に屈していた
アーセナルの選手達は落ち着きを取り戻し
一度リセットする事が出来た様に観えましたので
この場面はこの試合の流れを大きく変えた
重要な場面だったと思います。

それでもその後もアグレッシブなニューカッスルに
手を焼いていましたが
8ウーデゴールの一振りでゴールを奪う事に成功しました。

14分、ジョルジーニョからパスを受けた8ウーデゴールが
豪快に左脚を振り抜きゴール!!
ゴールから約25m以上離れた位置から放った
その地を這う様なシュートは
ボトマンの股を抜けてゴール右下の隅に突き刺さった
完璧なロングシュートでした。

この後も決定機が続きました。

20分過ぎ、34ジャカからのパスを
アンカーの横に出来たスペースで受けた
8ウーデゴールから間髪入れずに送られた
スルーパスで抜け出した11マルティネッリが
右脚を振り抜きましたが
ポープのファインセーブで阻まれゴールを奪う事が出来ず。

そしてそのこぼれ球を収めた8ウーデゴールが
そのままペナルティの中に侵入した所から
左脚を振り抜きましたが
このシュートもポープのファインセーブに阻まれ
ゴールを奪う事が出来ず。

23分過ぎ、34ジャカから送られたスルーパスで
シェアとボトマンの間を抜け出した7サカが
左脚を振り抜きましたが
そのシュートもポープに阻まれ
ゴールを奪う事が出来ず。

これらの場面でゴールを奪う事が出来ていたら
試合の流れは大きく変わっていたと思いますので
非常に残念な場面でした。
そしてこの様な決定機を迎えた時に
冷酷なまでに仕留める事が出来ない所が
今後更に1ランク上のチームになる為の
課題かも知れません。

その後も両チーム共に積極的にゴールに迫る
エキサイティングな展開が続きました。

26分過ぎ、ギマランイスの楔のパスを受けた
ウィルソンが繋いだボールを
ウィロックに右脚を振り抜かれてしまいましたが
今度は1ラムズデールがこの決定的なシュートを
素晴らしいセーブで防ぎゴールを死守。

それにしてもウィロックの成長は
目を見張るものがあると思います。

2021年冬にローン移籍で
ニューカッスルに加入したウィロックは
シーズン終盤で起用された試合で
7試合連続ゴールを奪うと言う離れ技が評価され
2021年夏にそのまま
ニューカッスルに完全移籍しました。

当時はアーセナルに残るよりも
ニューカッスルに移籍した方が
出場機会が得られる状況でしたが
その後サウジ系のファンドが
ニューカッスルを買収し
積極的に新たな選手を補強しだした事で
ウィロックが生き残れるのかどうか
少なからず心配していました。
しかしウィロックはクラブが新たな選手を獲得しても
起用され続けた様に
今ではニューカッスルの中心選手の一人として
欠かす事の出来ない選手に成長しました。

そのウィロックはアーセナル時代もプレーエリアが広い
Box to BoxタイプのCMFでしたが
その後ニューカッスルで成長したウィロックは
一つ一つのプレーのスピードと強度が格段に向上し
機動力と推進力を活かしたそのダイナミックなプレーと
フィニッシュの局面にもタイミング良く顔を出すセンスに
磨きが掛かった様に感じます。

勿論、この様に成長したのは
ニューカッスルに移籍したからと言う部分が
大きいと思いますので
そのままアーセナルに残っていても
同じ様なレベルにまで成長出来ていたかどうかは分かりませんが
仮にアーセナルに残ったままで
今のレベルにまで成長していたら
左インサイドハーフは34ジャカではなく
ウィロックが担っていてもおかしくない程の
成長ぶりだと思いますので
もしもそのままアーセナルに残っていてくれたら
中盤の選手層の問題に苦しむ事はなかったかも知れませんね。

前半終盤もニューカッスルゴールに迫る場面がありました。

40分過ぎ、スローインを受けたジョエリントンに対して
激しくプレスを仕掛けた8ウーデゴールが
ボールを奪い返し
そのまま持ち込んだ所から送った
ラストパスを受けた11マルティネッリが
左脚を振り抜きましたが枠を捉える事は出来ず。

8ウーデゴールのラストパスが
あと2タッチ前のタイミングで送られていたら
違う結果になったかも知れない場面だったと思います。
8ウーデゴールがラストパスを出すタイミングが遅かった為に
11マルティネッリがパスを受けるポイントが深い位置になってしまい
その結果として角度のない所から
左脚を振り抜かなければならない状況になってしまった事からも
8ウーデゴールはパスを出すタイミングを誤ったと思います。

前半ロスタイム、左サイドからのリスタートの場面で
シェアと競り合った7サカが左サイドでボールを収め、
その7サカからボールを引き継いだ
11マルティネッリがドリブルで
深い位置にまで切り込んだ所からの折り返しを受けた
8ウーデゴールがバーンをかわして
右脚を振り抜きましたが
このシュートもポープのファインセーブで阻まれ
ゴールを奪う事が出来ず。

追加点を奪うチャンスを
決められなかったのは残念でしたが
ある意味、1ラムズデールとポープが
素晴らしいセービングを観せて
次世代のイングランド代表GKの座を争っている様な
見応えのある前半だったと思います。

後半も最初にチャンスを作ったのは
ニューカッスルの方でした。

47分過ぎ、トリッピアーからのパスを受けた
マーフィーのサイドからの仕掛けに対して
35ジンチェンコがマーフィーのフェイントに付いて行けずに
足を滑らせて転ばされてしまい
フリーの状態からクロスを入れられてしまいました。
そのクロスに対してゴール前に飛び込んできたイサクに
ヘッドで合わされてしまいましたが
幸いそのヘッドはポストを叩き救われました。

それにしてもそこまで鋭くなかった
マーフィーのフェイントに付いて行けずに
脚を滑らして転ばされてしまった
35ジンチェンコの守備の緩さは
やはり問題だと思います。

48分過ぎ、トリッピーアーが蹴った
左サイドからのFKを
シェアにヘッドで合わされてしまいました。
幸いそのヘッドも1ラムズデールのファインセーブで凌ぎ
ゴールを死守しましたが
立て続けに危険な場面が訪れてしまいました。

その後もオープンな展開ではないのですが
両チーム共ゴールに迫る場面が何度かありました。

50分過ぎ、9ジェズスからのパスを受けた11マルティネッリが
縦に抜けるフェイントをした所から
右脚を振り抜きました。
ゴール右上を狙ったそのシュートは
惜しくもバーを叩きゴールを奪う事が出来ませんでしたが
縦に抜ける様に重心を移す動きを途中で止め
その状態から残っていた右脚で
コントロールショットを撃った
この11マルティネッリのシュートは
今回は決まりませんでしたが
もしかしたら11マルティネッリの必殺技と呼ばれる様な
強力な武器になる可能性があるシュートだったと思います。

58分過ぎ、アーセナルのプレスを回避して
ボールを持ち上がってきたバーンが送ったスルーパスを
4ホワイトに走り勝ったイサクが収め
そこからのラストパスを受けたウィロックに
シュートを撃たれてしまいましたが
34ジャカのスライディングタックルで
そのシュートをブロックしてゴールを死守。

そして次にゴールネットを揺らしたのも
アーセナルの方でした。

71分、左サイドの深い位置にまで
侵入してきた11マルティネッリが対峙したボトマンを
巧みなフェイントでかわした所から送った鋭い折り返しが
クリアーしようとしたシャアの足に当たって
そのままゴールに吸い込まれてオウンゴール!!
仮にシェアの足に当たらなければ
ファーサイドにいた8ウーデゴールに通っていたと思いますので
このオウンゴールは仕方がなかったと思います。

この後は最後まで集中力を切らさずに守り切り
0−2で勝利!!

プレッシャーが凄まじいセントジェームズで
絶好調のニューカッスルを見事攻略したと思います。

2試合連続先発した15キヴィオルは
大きなミスもなくチェルシー戦より
更に安定していたと思います。

同時に20ジョルジーニョも
常に指示を出し続けていた様に
ピッチの中の司令官として
大きな存在感を示していましたので
この調子ならば残りの試合は
このまま20ジョルジーニョを起用し続けるかも知れません。

どちらにせよ一時期の停滞感は薄れ
ここまでのシーズン通して観せてきた
本来の姿に戻ったと言って良いと思います。

次も難敵のブライトンをホームに迎えます。

実際シティもブライトン戦を残している事からも
このブライトン戦は勝ち点差を縮めるチャンスですので
しっかりと勝ち切って欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:0G1A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:2G5A 
5トーマス      PL:3G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A
7サカ        PL:13G11A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:15G7A 
9ジェズス      PL:10G5A EL:0G1A 
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:15G5A FA:0G1A
12サリバ       PL:2G1A EL:1G0A 
14エンケティア    PL:4G1A EL:2G1A CC:1G0A FA:2G0A
16ホールディング   PL:1G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G1A EL:0G1A 
19トロサール     PL:1G8A
20ジョルジーニョ   PL:0G1A
21ヴィエイラ     PL:1G2A EL:1G2A FA:0G2A
24ネルソン      PL:3G2A EL:0G0A CC:0G1A 
25エルネニー     PL:0G0A FA:1G0A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:5G7A EL:2G0A  
35ジンチェンコ    PL:1G2A


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