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PL28:ARSENAL vs Crystal Palace [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 4−1 Crystal Palace
2023年3月19日(日)Premier League, Emirates Stadium

Goal

 (28)11Martinelli(←7Saka)
 (43)7Saka(←4White)
 (55)34Xhaka(←19Trossard)
 (63)Schlupp
 (74)7Saka(←3Tierney)


1Ramsdale

 4White 16Holding 6Gabriel 35Zinchenko

5T. Partey

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka             11Martinelli

19Trossard


(65)19Trossard>>>9Jesus
(65)35Zinchenko>>>3Tierney
(83)4White>>>20Jorginho
(83)11Martinelli>>>10Smith Rowe
(86)6Gabriel>>>15Kiwior


Substitutes
 30Turner
 97Walters
 21Vieira
 24Nelson


Arsenal 1.jpg120分の激闘の末、敗退したELの試合から
中2日で迎えたこの試合は
その敗退の無念を晴らす様に
圧倒的な力を観せて快勝しました。

先発は怪我で離脱した12サリバに代わって
16ホールディングが右CBに入り
19トロサールが1トップに入る以外は
ベストメンバーが組まれました。

一方のクリスタル・パレスは
今年に入ってからの成績不振の責任を取らされる形で
この試合の前にヴィエラ監督が解任された事で
解任ブーストが発動するのではないかと心配しましたが
試合の方はアーセナルが圧倒的にボールを支配して
試合開始から攻め続ける流れで進みました。

左サイドからカットインしてきた
11マルティネッリからのパスを受けた
34ジャカがDFの裏に向かって浮き球のパスを送った
3分過ぎの場面、
そのリターンパスで11マルティネッリが抜け出しましたが
シュートを撃つ前にグエヒにクリアーされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

35ジンチェンコが素早くスローインでリスタートした
8分過ぎの場面、
そのスローインで抜け出した11マルティネッリが
ドリブルで侵入した所から
19トロサールにラストパスを送りましたが
ミリボイェビッチにカットされてしまい
シュートを撃つ事は出来ず。

グエヒの内側を通した5トーマスのスルーパスで
大外から裏に向かって回り込んできた
7サカが抜け出した13分過ぎ、
そこからゴール前に入ってきた34ジャカに
ラストパスが送られましたが
ウォードにクリアーされてしまい
シュートを撃つ事が出来ず。
7サカは完全に抜け出していただけに
自分で勝負しても良かったかもしれません。

7サカのクロスのクリアーボールを収めた
19トロサールが繋いだボールを
8ウーデゴールが左脚を振り抜いた17分過ぎの場面、
このシュートはウィットワースんセーブされてしまい
惜しくもゴールを奪う事は出来ず。

ゴールこそ奪えませんでしたが
かなり効果的な仕掛けで
クリスタル・パレスゴールに迫り続け
その勢いのまま先制点が生まれました。

28分、7サカからのクロスを
ファーサイドで受けた11マルティネッリが
マークに付いていたウォードをかわして
左脚を振り抜きゴール!!

11マルティネッリは
先発から外れたアストン・ヴィラ戦を境に
心身共にリフレッシュしたのか
再びパフォーマンスレベルが挙がってきていると思います。
同時にこの試合の11マルティネッリは
スポリティングCP戦でのPK失敗の悔しさを
振り払うかの様に
もしくは禊を果たそうとしているかの様に
ガムシャラと表現した方が良いくらい、
非常にアグレッシブにプレーしていたと思います。

その後もクリスタル・パレスゴールに迫りました。

4ホワイトから出されたスルーパスで
ポケットの位置に抜け出した7サカから
マイナス方向に折り返された40分過ぎの場面、
その折り返しはトムキンスにクリアーされてしまいましたが
そのクリアーボールを収めた8ウーデゴールが
再び左脚を振り抜きましたが
そのシュートは惜しくも枠の外側で
ゴールを奪う事は出来ず。

35ジンチェンコからのパスを受けた34ジャカが
左サイドからダイレクトで折り返した42分過ぎの場面、
ゴール前を横切る様なそのクロスは
ゴール前に侵入してきていた
19トロサールと8ウーデゴールには合いませんでしたが
ここからの流れで追加点が生まれました。

43分、右サイドでその抜けてきたクロスを収めた7サカが
一度ボールを預けた4ホワイトからのリターンパスを受けて
裏に抜け出した所から左脚を振り抜きゴール!!

非常に美しいコンビネーションだったと思います。

この後もゴールに迫り続けました。

パスを受けたミリボイェビッチに対して
34ジャカと19トロサールが
挟み込む様に仕掛けたプレスでボールを奪い返した
43分過ぎの場面、
そのこぼれ球を収めた19トロサールが
持ち込んだ所から振り抜いた左脚からのシュートは
トムキンスにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
2−0とリードし前半も残りわずかの時間帯でしたが
全く気を緩める事のない所は
今シーズンのアーセナルをよく表していたと思います。

上がってきていた6ガブリエウからのパスを受けた
5トーマスがミドルシュートを放った45分過ぎの場面、
そのシュートは僅かに枠の外側でゴールを奪う事は出来ず。

圧倒的にゲームを支配したアーセナルに対して
前半の間にクリスタル・パレスに
ゴールに迫られたのは
この2つの場面位だったと思います。

10分過ぎ、16ホールディングが仕掛けた
スライディングタックルのこぼれ球を収めた
シュラップからのスルーパスで抜け出したザハに
カットインした所からシュートを撃たれてしまいましたが
そのシュートは1ラムズデールが指先で触った事もあり
ポストを叩いて救われました。

15分過ぎ、シュラップからのスルーパスで
エドゥアールに抜け出されてしまいましたが
そこからのシュートは1ラムズデールがセーブし
そもそもエドゥアールの位置がオフサイドだった為に
ゴールを奪われる事はありませんでした。

後半もアーセナルのペースで進みました。

下がってきた19トロサールから展開された7サカが
ミッチェルをかわして深い位置にまで侵入した所から
鋭いクロスを送った45分過ぎの場面、
そのクロスはウィットワースを突破する事は出来ましたが
その背後をカバーしていたウォードにクリアーされてしまい
惜しくもゴール前に詰めていた34ジャカには通らず。

右サイドでパスを受けた8ウーデゴールからのパスで
その8ウーデゴールを追い越してきた7サカが
ポケットの位置に飛び出した46分過ぎの場面、
そこから折り返しはトムキンスにカットされてしまいましたが
この試合では7サカ、8ウーデゴール、
4ホワイトの3人が絡むコンビネーションで
何度となく右サイドを切り崩す事に成功していました。

そして追加点は34ジャカの足から決まりました。

55分、35ジンチェンコの楔のパスを受けた
34ジャカがダイレクトで19トロサールに繋ぎ
その19トロサールからのスルーパスで
抜け出した34ジャカが押し込みゴール!!

1トップの19トロサールが下がった位置で
チャンスメイクを担い
その19トロサールに代わって
ゴール前に何度となく顔を出していた
34ジャカが決める。
現在のアーセナルの掴み所ない攻撃陣の流動的な動きが
ゴールに繋がった場面だったと思います。

しかしセットプレーから失点してしまいました。

63分、右サイドからのCKがクリアー出来ずに
シュラップの足下にこぼれたボールを
押し込まれてしまい失点。

結果としてゴール前に穴を空けてしまった為に
クリアーする事が出来なかったのは大きな問題だと思います。
ここ最近のセットプレー時の守備に関しては
早急に修正が必要だと思います。

その後も危ない場面がありました。

71分過ぎ、ボールをカットしたシュラップが
持ち込んだ所から送られたラストパスを受けた
ザハに左脚を振り抜かれてしまいましたが
僅かに枠を捉える事なく救われました。

危ない場面が続きましたがこの後、
試合を決める4点目が生まれました。

74分、ヒューズがクリアーしたボールを
左サイドで収めた3ティアニーが折り返したボールを
7サカがダイレクトで叩き込みゴール!!

この試合の7サカは特に序盤は動きが重く
キレがありませんでしたが
それでも終わってみたら
2ゴール1アシストという結果を出して
チームを勝利に導いた様に
アーセナルのエースとして申し分ない活躍だったと思います。

同時に出場機会に恵まれず
笑顔を見せる場面が極端に少なくなっていた
3ティアニーが久しぶりにチームの輪の中で
皆とゴールを喜ぶ姿を観る事が出来たのは
非常に良かったと思います。

このゴールで試合はほぼ決まった事もあり
4ホワイトに代えて20ジョルジーニョを投入して
5トーマスを右SBでプレーするテストが行われました。

手術を行った右膝の怪我の為に
18冨安の今シーズン中の欠場が決まった関係で
もしも4ホワイトに何かがあった時に
誰がカバーするかが問題でした。

そこでそこまで多くはありませんが
アトレティコ・マドリー時代に
右SBでも起用された経験がある5トーマスが
候補の一人に挙がるのは自然の流れであり
不測の事態が起こった時に急遽起用する前に
前もってテストを行えたのは良かったと思います。

その5トーマス以外では
12サリバもサンテティエンヌ時代に
右SBでプレーしていた経験がある様ですので
4ホワイトに何かがあった時には
5トーマスか12サリバを起用する事になると思われますが
出来る事ならばこの試合で観せていた様に
7サカとのコンビネーションが際立っている
現在の4ホワイトが怪我で離脱しない事が
もっとも望まれている事だと思います。

終盤、15キヴィオルもPLデビューを飾り
その能力の高さの片鱗を観せたと思います。

90分過ぎ、右サイドの裏のスペースに出されたパスで
抜け出してきたザハに対して
そのスピードに置いていかれてしまった
16ホールディングに変わって
15キヴィオルがしっかりと追い付いて蓋をして
このカウンターを止め
その後にペナルティー内で仕掛けてきたザハに対しても
振り切られる事なく的確なスライディングタックルで
ボールを掻き出すなど
その能力の高さを示したと思います。

一方の16ホールディングは全体的に観れば
12サリバの穴をよく埋めていたと思います。

この90分過ぎの場面の様に
シンプルなスピード勝負に持ち込まれた時には
分が悪いと言う問題点はありますが
反対に捕まえてしまえば
高確率で相手を制圧する事が出来る強さを
発揮していたと思いますので
12サリバが復帰してくるまでは
今後もしっかりとその穴を埋めてくれると思います。

試合はこのまま4−1で勝利!!

この週末はシティはFA杯の試合を行なっていましたので
消化試合が1試合多くなりましたが
結果的に勝ち点差を8にまで増す事が出来たのは
非常に大きなアドバンテージになると思います。

ここから約2週間、多くの選手が代表チームに呼ばれて
チームを離れて行きましたが
どうか怪我をせずに無事に戻ってくれる事を願います。

その一方でこの約2週間のインターバルが
チームにとって後押しになる可能性もあると思います。

怪我で離脱している12サリバは
このインターバルを活かして回復に努め
アンフィールドでのリバプール戦にまでに
復帰してくれる事が望まれます。
そして怪我明けでコンディションを上げている最中の
9ジェズスや10スミス・ロウが
ベストな状態に戻る事が出来れば
悲願のPL制覇に向けて大きな後押しになると思います。

どちらにせよ残り10試合、
これまで通りに1戦1戦集中して
戦い抜いて欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:0G1A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:1G3A 
5トーマス      PL:3G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A
7サカ        PL:12G10A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:10G6A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:13G2A FA:0G1A
12サリバ       PL:2G1A EL:1G0A 
14エンケティア    PL:4G1A EL:2G1A CC:1G0A FA:2G0A
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G1A EL:0G1A 
19トロサール     PL:1G6A
21ヴィエイラ     PL:1G2A EL:1G2A FA:0G2A
24ネルソン      PL:3G2A EL:0G0A CC:0G1A 
25エルネニー     PL:0G0A FA:1G0A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:4G5A EL:2G0A  
35ジンチェンコ    PL:1G2A


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