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PL27:Fulham vs ARSENAL [Arsenal マッチリポート]

Fulham 0−3 ARSENAL
2023年3月12日(日)Premier League, Craven Cottage

Goal

 (21)6Gabriel(←19Trossard)
 (26)11Martinelli(←19Trossard)
 (45+2)8Ødegaard(←19Trossard)


1Ramsdale

 4White 12Saliba 6Gabriel 35Zinchenko

5T. Partey

8Ødegaard    34Xhaka

 7Saka             11Martinelli

19Trossard


(71)35Zinchenko>>>3Tierney
(71)7Saka>>>24Nelson
(77)11Martinelli>>>21Vieira
(77)19Trossard>>>9Jesus
(80)4White>>>18Tomiyasu


Substitutes
 30Turner
 16Holding
 20Jorginho
 10Smith Rowe


Arsenal 1.jpg3発快勝!!

トロサールの3アシストからのゴールで
フラムを寄せ付けずに5連勝を挙げました。

先発はソケイ部の怪我で欠場していた
19トロサールが復帰して1トップで先発した以外は
ベストメンバーが組まれ、
そして右膝内側側副靱帯損傷に対して手術した
9ジェズスが遂にスカッドに戻ってきました。

試合は前線から激しく仕掛けてきた
フラムのハイプレスに
上手くボールを前に進めない時間帯もありましたが
徐々にその状況に対応し始めたアーセナルは
良い形でフラムゴールに迫り出しました。

11分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを受けた7サカが
ライン側をドリブルで持ち上がり
そこからカットインした所から
8ウーデゴール〜19トロサール〜
11マルティネッリへと繋いで
DFラインの前を右から左へ横断した所から出した
裏へのスルーパスで飛び出した34ジャカが中に折り返しました。
残念ながら11マルティネッリが出したスルーパスが
少し強かった為に
34ジャカが折り返したのは
ライン側ギリギリの所からになってしまった為に
その折り返しはレノにキャッチされてしまいましたが
アーセナルらしいテンポの良いパスワークから
フラムゴールへ迫った場面でした。

15分過ぎ、11マルティネッリからのパスを受けた
34ジャカが送ったスルーパスで抜け出した
11マルティネッリが放ったシュートは
レノのファインセーブに防がれてしまいましたが
その弾いたボールがロビンソンに当たり
ゴールに吸い込まれてゴール!!
と思われましたがVARの結果
11マルティネッリの位置がオフサイドで
残念ながらこのゴールは取消されてしまいました。

とは言え、サイドライン側に向いている体勢から
11マルティネッリの走り込むコースを予測して出した
ジャカのスルーパスは
自分の背中側に向けて出したスルーパスと言うだけではなく
マークに付いていたアデラバイヨの股を抜くと言う
なんともお洒落なパスでした。

18分過ぎ、リームが出したパスを
5トーマスがカットしてボールを収めた
8ウーデゴールからのパスを受けた34ジャカが
体勢を崩しながらも左脚を振り抜きましたが
このシュートもレノのファインセーブで防がれてしまい
ゴールを奪う事が出来ず。

この後、CKから先制ゴールが生まれました。

21分、19トロサールが蹴った左CKを
6ガブリエウがヘッドで合わせて先制ゴール!!

たて続けて3回連続CKを蹴った事で
焦点が合ってきたかの様に
完璧なCKだったと思います。

そしてすぐ後に2点目も生まれました。

26分、34ジャカからのパスを受けた19トロサールが
持ち込んだ所から送った
左サイドからの柔らかいタッチのクロスを
ファーサイドに入ってきていた11マルティネッリが
ヘッドで合わせてゴール!!

レノは幻のゴールの切っ掛けとなった
11マルティネッリのシュートや
その後の34ジャカのシュートの時の様に
シュートストッパーとしては非常に優秀だと言う事は
今更言うまでもないと思いますが
その一方で空中戦に対しては守備範囲が狭い、
競り合いに弱いと言う弱点があり
その問題が1ラムズデールとのポジション争いに負けた
一つの要因だと考えていますが
その弱点を上手く突く事が出来た2つのゴールだったと思います。

そしてこのゴールの起点となった
12サリバのサイドチェンジのパスは
見事だったと思います。
フラムのハイプレスによって
自陣の深い位置にまで押し込められていた所から
34ジャカの所に送ったサイドちゃん時のパスは
利き足ではない左脚で送っていましたが
流れの中からその左脚で送ったからこそ
フラムの守備陣が整う前に
ゴール前で勝負する事が出来たと思いますので
影のファインプレーだったと思います。

その後も華麗なパスワークで
フラムゴールに迫る場面が続きました。

35分過ぎ、アデルバイヨからのパスをカットした
5トーマスからのパスを受けた
8ウーデゴールが出したボールを
前でスルーした34ジャカが裏に抜け出す動きに合わせて
その背後にいた19トロサールがスルーパスを送りました。
そのスルーパスを受けた34ジャカは
レノと1対1の状況になりましたが
ファーストタッチが流れてしまい
残念ながらシュートを撃つ事が出来ず。

抜け出した34ジャカは
左のアウトサイドでボールを触っていましたので
レノをかわそうとしたのかもしれませんが
小細工せずにダイレクトで狙っても良かった様に感じます。
とは言え、いかにもアーセナルらしい崩しだったと思います。

37分過ぎ、35ジンチェンコからのサイドチェンジのパスを
右ライン側で受けた7サカから
8ウーデゴール〜7サカと繋いで
ポケットの位置にまで入り込み
そこから送ったマイナス方向の折り返しを
11マルティネッリが19トロサールに繋ぎ
その19トロサールが左脚でシュートを放ちました。

残念ながらそのシュートは僅かに枠の外で
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
前に立ちはだかっていたアデルバイヨの壁を動かした
右脚のキックフェイントから
左脚に持ち替えてシュートを撃った
19トロサールの一連の動きは
左右どちらの脚でも遜色なく使う事が出来る
19トロサールだからこそ活きる
小技だったと思います。

43分過ぎ、4ホワイトが送った左脚からのクロスを
ファーサイドで11マルティネッリが
ダイレクトで合わせましたが
これもレノのファインセーブに阻まれゴールを奪う事が出来ず。

いつゴールが生まれてもおかしくない様な
ビッグチャンスが続きましたが
3点目が生まれたのは前半終了間際でした。

前半ロスタイム、11マルティネッリからのパスを
左サイドの開いた位置で受けた19トロサールが送ったクロスを
8ウーデゴールが収め
冷静に左脚で蹴り込みゴール!!

前半の間に0−3になった為に少しペースが落ちたのか
後半に入ると攻勢に出たフラムに
押し込まれる場面が増えてしまい
前半の様な華麗なパスワークで崩す場面は
この場面まで待たなければならなかったと思います。

65分過ぎ、左サイドに開いてきていた11マルティネッリから
4ホワイト〜5トーマス〜11マルティネッリ
〜7サカ〜11マルティネッリへと
ダイレクトパスを織り交ぜながら繋いだ所で
攻撃のスイッチが入りました。
そして11マルティネッリが
カットインして行った所から出したパスを受けた
8ウーデゴールがペナルティに向かって走り込んできた
34ジャカにパスを送り
その34ジャカがヒールで流したボールに対して
そのまま走り込んできていた11マルティネッリが
左脚を振り抜きました。
残念ながらそのシュートはテテにブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ませんでしたが
この仕掛けもアーセナルらしい完璧な仕掛けだったと思います。

しかしこの後この試合で最大のピンチを迎えてしまいました。

67分過ぎ、ペレイラからのパスを左サイドで受けたリードに
右脚を振り抜かれてしまいました。

その鋭いシュートは1ラムズデールのファインセーブで
ゴールを守る事に成功しましたが
ペレイラから出されたパスに対して
体勢が逆を突かれてしまってとは言え
ガブリエウの足はボールに届く所にありましたので
通してはならないパスだったと思います。

68分過ぎ、ペレイラが蹴った左サイドからのCKを
ミトロヴィッチにヘッドを合わされてしまいましたが
幸いこのヘッドもバーを叩き救われました。

その後もゴールに迫られる場面はありました。

74分過ぎ、ペレイラが蹴ったFKを
左サイドの大外から裏に走り込んできたアデラバイヨに
ヘッドで合わされてしまいました。
このヘッドも1ラムズデールのファインセーブで
ゴールを死守しましたが
完全に死角から走り込んで来たアデラバイヨにの侵入に
気が付くのが遅れた危ない場面でした。

そしてこの後怪我で離脱していた9ジェズスが
19トロサールに代わってピッチに入り、
早速存在感を観せました。

79分過ぎ、6ガブリエウのフィードを
テテがカットしたこぼれ球を
素早く回収した9ジェズスから
24ネルソンにスルーパスが送られました。

そのスルーパスを受けて抜け出した24ネルソンは
残念ながらシュートを撃つ事も
クロスを入れる事も出来ませんでしたが
テテがカットしたこぼれ球を回収する時に
チョンとボールを浮かして
奪い返しに来たテテをかわすプレーや、
シュート撃つモーションから
24ネルソンへスルーパスを出すプレー等、
9ジェズスのプレーは
観ている者をワクワクさせてくれます。

84分過ぎ、ライン側に開いていた5トーマスからのパスを
下がってきて受けた9ジェズスが
回転してマーカーをいなしながら
21ヴィエイラにヒールパスを送り
そのパスを受けた21ヴィエイラが
ドリブルで持ち込んだ所から送ったラストパスを受けた
9ジェズスがシュートを放ちました。
残念ながら21ヴィエイラからのパスが
9ジェズスのイメージよりも若干短かった為に
強振する事が出来ずに
タイミングをズラす様なシュートになってしまった事もあり
このシュートはレノにセーブされてしまいましたが
ここでも9ジェズスは見せ場を作ってくれました。

試合終盤には24ネルソンも見せ場を作っていました。

87分過ぎ、3ティアニーからのパスを
開いた位置で受けた24ネルソンが
アデラバイヨを振り切って深い位置にまで侵入し
そこからのマイナス方向の折り返しを
8ウーデゴールがダイレクトで合わせましたが
残念ながら枠を捉えられず。

瞬間的な加速で強く速いアデラバイヨを振り切った
24ネルソンの仕掛けも良かったと思いますが
何よりもアデラバイヨのプレッシャーに曝されながらも
ゴール前でフリーになっていた8ウーデゴールを見付け、
そこに正確にクロスを送った一連のプレーは
非常に質が高いプレーだったと思います。

89分過ぎ、左CKの流れから
右サイドのワイドな位置でパスを受けた
5トーマスが送ったクロスを
ファーサイドの大外で受けた24ネルソンが
そのままドリブルでポケットの位置にまで侵入した所から
マイナス方向の折り返しを入れました。
残念ながらゴール前には誰も侵入していなかった為に
そのシュートには繋がりませんでしたが
この場面でも瞬間的な動き出しで深い位置まで侵入し
そこからフラムの守備網に出来た隙間を見付け
そこに綺麗に折り返しを送っていましたので
誰かが侵入していたら決定機になっていたと思います。

流れの中から見切り発車的にクロスを入れる場面も良くありますが
2回連続フラムの守備網に出来た穴に向けて
正確に折り返していた事からも
24ネルソンはしっかりと狙い
そして狙い通りに折り返しを送っていたと考えられます。

この後もゴールは生まれませんでしたが
しっかりと守り切って0−3で勝利!!

アルテタ監督が就任して以来
公式戦通算100勝目と言う節目の勝利と共に
5回あったロンドンダービーのアウェイでの試合の全てで
クリーンシートを達成した初めてのクラブとなりました。

そしてこの試合で3つのアシストを挙げた19トロサールは
PLのアウェイのゲームで前半の間に3アシストを挙げた
初の選手として歴史に名を刻んだ様に
この試合での19トロサールは傑出していたと思います。

それに加えてこのタイミングで9ジェズスも復帰しており
シーズン終盤に向けて
攻撃陣は更に活性化すると言うのは
言うまでもないと思います。

その9ジェズスはまだ短い時間でしたが
怪我する前と同様に存在感を示したと思います。

9ジェズスに縦パスを入れれば
ロストする事はないのは勿論ですが
ただキープして次に繋げるだけではなく
その一連の動作の中で必ずと言って良い程
マーカーをかわして
数的に有利な状況を生み出してしまう
そのセンスは流石としか言いようがありません。

19トロサールの活躍と9ジェズスの復帰で
アルテタ監督はうれしい悲鳴を挙げていると思います。

アルテタ監督は試合後に
9ジェズスが復帰したからと言って
他の誰かが外れると言う訳ではなく
9ジェズスであってももう一度自らの力で
ポジションを奪い返さなければならないとコメントしていた様に
ポジションは与えられる物ではなく
自らが掴み取る物と言う考えが
今のアーセナルには完璧に浸透している事が
このコメントからもはっきり分かりますので
前線の選手達は更に研磨される事が期待されます。

次はELラウンド16第2戦、
ホームでのスポルティングCP戦です。

このフラム戦でも7サカの動きは悪く
コンディション的には限界に来ている様に観えますので
本当にそろそろ休ませる事を考えないと
怪我しないか非常に不安です。

9ジェズスが復帰した事で
これからシーズン終盤に向けて
更に増すと思われる勢いに水を差さない為にも
新たな離脱者を出さない様に
しっかりと管理して欲しいと思います。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:1G2A 
5トーマス      PL:3G0A
6ガブリエウ     PL:3G0A
7サカ        PL:10G9A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:10G6A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
10スミス・ロウ    PL:0G1A
11マルティネッリ   PL:12G2A FA:0G1A
12サリバ       PL:2G1A EL:1G0A 
14エンケティア    PL:4G1A EL:2G1A CC:1G0A FA:2G0A
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G1A EL:0G1A 
19トロサール     PL:1G5A
21ヴィエイラ     PL:1G2A EL:1G2A FA:0G2A
24ネルソン      PL:3G2A EL:0G0A CC:0G1A 
25エルネニー     PL:0G0A FA:1G0A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G5A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:1G2A


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