SSブログ

冬の移籍期間に向けて2022/23、その3−2 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その3−2

Arsenal 1.jpg

次はサイドアタッカーに付いて考えてみたいと思います。


〜〜〜サイドアタッカー〜〜〜

ミハイロ・ムドリク(22歳):左サイドアタッカー
Mykhaylo Mudryk
シャフタール・ドネツク
2001年1月5日生
175cm 70kg
ウクライナ代表
移籍金 £4300万〜8800万


コーディ・ガクポ(23歳):左右サイドアタッカー・トップ下
Cody Gakpo
PSVアイントホーフェン
1999年5月7日生
193cm 76kg
オランダ代表
移籍金 £4000万〜


ジョアン・フェリックス(23歳):セカンドトップ・左サイドアタッカー
João Félix
アトレティコ・マドリー
1999年11月10日生
179cm 70kg
ポルトガル代表
移籍金 £8800万


(年齢は2023年2/1現在)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここまでのシーズン前半は
右サイドの7サカと左サイドの11マルティネッリに
非常に大きな負担が掛かっていたのは周知の事実であり
その負担を軽減させる為にも
この2人と同等レベルの即戦力の選手が求められています。

その為このポジションの補強候補には
数多くの選手の名前が挙がってきましたが
メインターゲットはこの3人に絞られたと思います。

その中でも筆頭はシャフタール・ドネツクのムドリクです。

今シーズン頭角を現してきたムドリクは
ウクライナリーグだけではなく
CLでも絶大な存在感を示して
多くのビッグクラブに注目される存在になりました。

自在に操る正確なボールタッチと
スピードに乗った鋭いドリブルが売りの左ウイングで
右脚から放たれるパンチ力がある鋭いシュートも魅力的です。

その中でも最も魅力的に感じる所が
視野が広く常に冷静な所だと思います。
ドリブルで切り込んでいる時でも
フリーの選手を見逃さずに
的確にラストパスを送る冷静さと
プレービジョンの正確さは
21歳とは思えない程成熟していると思います。

しかし現在のアーセナルは
左サイドは怪我で離脱している10スミス・ロウが復帰すれば
11マルティネッリと共に2枚揃いますが
右サイドは21ヴィエイラが対応可能になったとは言え
基本的には7サカへの負担が大きい状況ですので
左サイドを主戦場にしているムドリクが
この冬の補強対象として
ベストな選択なのかどうかと言う部分には
賛否があると思われます。

とは言え、ムドリクは右利きの選手ですが
右脚だけではなく左脚も遜色なく使えますので
もしかしたら右サイドでもプレー出来る可能性を
アルテタ監督は見出しているのかもしれませんし、
何よりもムドリクが観せてくれる
観ている者をワクワクさせてくれるプレーは
その様な細かい事を超越するだけの魅力があると思います。

一方で今シーズン一気にブレイクしたムドリクは
実質まだ1年目の選手ですので
伸び代がある一方で
環境が変わった時にどの様な反応を示すのか?
適応が難しいPLに適応出来るのか?
と言う問題があり
同時にシャフタール・ドネツクは
実質1年目の選手に対して
€1億と言う超高額な移籍金を求めていると言われており
獲得に向けて大きな障害になる可能性があります。

ムドリクと共に以前から名前が挙がっているのが
PSVのガクポです。

PSVの下部組織出身のガクポは
2018年2月にファーストチームデビューを飾った後
2018/19シーズンからはファーストチームの定着し
2019/20シーズンからは
左サイドのポジションを掴んで
現在はPSVのエースとして活躍しています。

ガクポの特徴は
ストライドの大きいスピードに乗ったドリブルだと思います。
一度スピードに乗ってしまえば
そう簡単に止める事が出来ないそのドリブルは
非常に迫力があります。

一方でボールタッチも柔軟な方だと思いますが
脚が長い為なのかボールの扱いは若干大味に観えてしまい
サイドからの仕掛けも
シンプルに折り返しを送る事がメインですので
ウインガーとしては
そのスピード以外に特に特徴はないかもしれません。

しかし左右どちらの脚からも撃つ事が出来、
ゴールを的確にを狙える
精度の高い丁寧なシュートを持っていますので
チャンスメイクの面よりも
ウイングストライカーとして
ゴールを期待する選手だと思います。

そして左サイドが主戦場ではありますが
右サイドでもプレーが可能であり
オランダ代表ではトップ下でも起用されている様に
複数のポジションで起用出来る所も
ガクポの強みだと思います。

個人的には前記の様にチャンスメイクよりも
ゴールを狙う能力の方が
ガクポは優れている様に感じますので
フィジカル的な強度や
CBを背負ってのポストプレーに
どれだけ対応出来るかと言う問題はありますが
元々ウインガーだったロビンをコンバートした様に
ガクポもCFで試してみたいと思っています。

最近はアトレティコ・マドリーの
フェリックスの噂も大きくなっています。

2019年夏にベンフィカから
アトレティコ・マドリーに加入したフェリックスは
シメオネ監督のスタイルへの適応に苦しみ
未だに本領を発揮出来ずにいる為に
今シーズンも出場機会は限られた物になっています。

しかし今回のW杯ではその才能を発揮し
再び大きな存在感を観せた事で
シメオネ監督のチームでは
フェリックスはその才能を発揮する事が出来ないと
自他共に認める事となり
フェリックスもクラブも
チームを変える事に前向きと言われています。

そのフェリックスは厳密に言えば
サイドアタッカーと呼べる選手ではないかもしれません。
ポルトガル代表では左サイドで起用されていましたが
そのプレーエリアはワイドな位置ではなく
積極的に中に入ってきてプレーする場面が多く、
アトレティコ・マドリーでも
2トップの一角でプレーしていますので
セカンドトップやシャドーストライカーと
呼ばれる様なポジションの方が
フェリックスは輝くのかもしれません。

そう言う意味ではアルテタ監督の目には
サイドアタッカーの補強候補ではなく
9ジェズスの穴を埋める
ストライカーの補強候補として見ている可能性がありますが
どちらにせよサイドとCFの両方で起用可能と言う意味では
大きな補強になると思います。

しかし、そのフェリックスに対して
アトレティコ・マドリーは
€1億と言う値札をつけていると言われており
完全移籍で獲得するのは
あまり現実的ではないかもしれません。

その様な事もありシーズン終わりまでの
ローンでの獲得を模索していると言われており
その場合は£800万のローン手数料+給与で
獲得を狙っている様です。

個人的な好みで言うならば
どれ位の移籍金になるかにもよりますが
見ていてワクワクするプレーを観せてくれて、
若く才能のある選手を補強する
現在のアーセナルの補強方針にも合致する
ムドリクの獲得を希望します。

一方でローン移籍で獲得出来るのであれば
フェリックスの獲得も是非狙って欲しいと思います。

ムドリクは左サイドに限定される可能性があり
フェリックスはサイドよりも
中央で起用した方が良いタレントかもしれませんので
7サカと11マルティネッリへの負担が
どこまで軽減する事が出来るかと言う問題はありますが
テクニカルなこの2人は
アーセナルの攻撃陣との噛み合わせは
良い様に感じます。

反対にガクポは7サカや
11マルティネッリの負担を減らすのは勿論の事
9ジェズスの穴を埋める事も出来る
タレントになる可能性はありますが
そのプレーの質が全体的に大味に感じてしまう事が多い為に
アーセナルの攻撃陣との噛み合わせに
苦しむ可能性がある様に感じますので
上記の2人に比べると優先順位は低い様に
個人的には感じます。


C'mon Arsenal !!


nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。