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冬の移籍期間に向けて2022/23、その3−1 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その3−1

Arsenal 1.jpg

次は実際色々なメディアで
補強候補に名前が挙がっている選手に付いて
考えてみたいと思います。

この冬の移籍期間で補強が必要になると思われるポジションは

1、DMF・CMF

2、サイドアタッカー

3、ストライカー

の3つのポジションだと思います。

元々選手層的に問題がある
1、『DMF・CMF』と2、『サイドアタッカー』に関しては
以前から補強候補の噂が絶えませんでしたが
W杯中に9ジェズスが負傷してしまい
約3ヶ月離脱する可能性が出てきた事で
補強のメインターゲットが
『3、ストライカー』に移る可能性が出てきており
どのポジションを補強するか
非常に流動的になっていると思います。

では、まずDMF・CMFの
獲得候補に名前が挙がっている選手に付いて
考えてみたいと思います。


〜〜〜DMF・CMF〜〜〜

ダニーロ(21歳):DMF
Danilo
パルメイラス
2001年4月19日生
177cm 72kg
ブラジル
移籍金 £2000万〜2150万


ユーリ・ティーレマンス(25歳): CMF
Youri Tielemans
レスター・シティ
1997年5月7日生
176cm 72kg
ベルギー代表
移籍金 £2000万


ユヌス・ムサ(20歳): DMF・CMF
Yunus Musah
バレンシア
2002年11月29日生
178cm 75kg
アメリカ代表
移籍金 £8600万(バイアウト条項)


アレクシス・マック・アリスター(23歳):CMF
Alexis Mac Allister
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン
1998年12月24日生
174cm 72kg
アルゼンチン代表
移籍金 £


アドリアン・ラビオ(27歳):CMF
Adrien Rabiot
ユベントス
1995年4月3日生
188cm 72kg
フランス代表
移籍金 £1350万


デクラン・ライス(24歳):DMF
Declan Rice
ウエスト・ハム
1999年1月4日生
188cm 80kg
イングランド代表
移籍金 £1億5000万


ジュード・ベリンガム(19歳):CMF
Jude Bellingham
ボルシア・ドルトムント
2003年6月29日生
186cm 75kg
イングランド代表
移籍金 £1億3000万


(年齢は2023年2/1現在)

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このポジションへの補強の必要性は
誰もが認める所であり
夏の移籍期間でもこのポジションへの補強に動いていましたが
残念ながら失敗してしまいました。

その様な事もあり
まず夏の移籍期間でも追っていた
パルメイラスのダニーロや
レスターのティーレマンスが
この冬もメインターゲットに挙がっています。

パルメイラスのダニーロは
中盤の底を主戦場とする
いかにもブラジル人らしいボランチの選手と言う印象で
フィジカル的な強さを活かしたスタイルではなく
脚や体を捻じ込んでボールを奪う
粘り強いスタイルのディフェンスを観せていると思います。
同時に左脚の精度も高い印象で
状況を進めるミドルレンジのパスは
大きな武器だと思います。
そして自らボールを持ちあがる推進力もあり
ラストパスを送るチャンスメイク力や
ペナルティの周辺までフリーランニングで侵入して
攻撃陣に厚みをもたらす
ダイナミックさも持ち合わせていると思います。

そう言う意味では一人アンカーも対応可能だと思いますが
前に出る推進力を活かす為には
一人アンカーよりもダブルボランチの一角でプレーした方が
その能力を発揮する事が出来るのかもしれません。
その一方でそのダイナミックさを考えれば
インサイドハーフにも対応可能な様に感じますので
アンカーとインサイドハーフの
2つのポジションをカバー出来る可能性がある点を考えれば
良い補強になると思われます。

しかし左利きのダニーロは
そのプレーの多くを左脚1本で行う事が多い所は
少し気になります。

精度の高い左脚を持っている一方で
右脚でパスを出す場面は
短い距離のパスでも時々しかなく
殆どの場面で左脚でパスを出す関係で
体の向きによってどこにパスを出すか
予想が付いてしまいます。
ブラジル国内では問題にならないかもしれませんが
鋭いハイプレスを仕掛けてくるチームを相手にした時には
パスが出てくるコースが想定出来てしまうとと
そのハイプレスに嵌められてしまう可能性がありますので
PLで適応出来るかどうか少し心配です。

とは言え、ブラジルリーグは現在シーズンオフですので
移籍金さえ準備出来れば
獲得のハードルはそれほど高くない所は非常に魅力だと思います。

レスターのティーレマンスは
ゲームを作る司令塔的な役割と共に
仕掛けの段階にも影響力を観せる事が出来る
攻撃力の高いCMFで
レスターでは左インサイドハーフを主戦場にしている様に
34ジャカとポジションを争う事が出来る選手だと思います。

その一方でダブルボランチの一角ならば
対応可能だと思いますが
5トーマスの様な一人アンカーとして起用するには
守備強度的に不足感があり
同時にその攻撃力を活かす場面が減ってしまいますので
基本的には起用するポジションは
インサイドハーフに限定されるかもしれません。

それと共に来夏でレスターとの契約が切れるティーレマンスを
約£2000万と言われる移籍金を投じて
この冬に獲得に動くかどうかと言う部分に関しても
少なからず疑問を感じます。

実際、昨夏の段階から
「個人条件は合意済み」と言う噂があった様に
裏では来夏にフリーで加入する事が
既に決まっているのではないかと言う噂もありますので
ティーレマンスの獲得は来夏まで待つ可能性の方が
高いかもしれません。

最近はバレンシアのムサも
このポジションの補強候補に挙がっている
一人だと思います。

ムサは元々アーセナルの下部組織で育成され
当時リザーブのリーグを制覇したU-18の主力選手として
将来が期待されていた選手でしたが
2019年夏にバレンシアに引き抜かれてしまいました。
その移籍したバレンシアでは
2020年9月にファーストチームデビューを飾ると
そのままレギュラーに定着し
今回のW杯カタール大会でも
アメリカ代表の主力として全試合で先発出場しています。

そのムサは言うなればダイナモと呼ぶに相応しい
スタイルの選手だと思います。

攻撃時に中盤の底からしっかりとパスを捌きながら
ボールを持ち上がる推進力がストロングポイントで
チャンスがあれば前線の選手を追い越して
フィニッシュの局面にも顔を出す
アグレッシブさが売りのCMFだと思います。

守備時には人やボールに対する反応が速く
ボールホルダーに対して激しいチャージも
恐れないアグレッシブな守備も観せてくれますので
攻守の両面で中盤にパワーを与えてくれる選手だと思います。

現在のバレンシアやアメリカ代表でのプレースタイルを観ますと
アンカーと言うよりもインサイドハーフの方が
そのアグレッシブさは活きる様に感じますが
サイズやフィジカル的な強度は足りないかもしれませんが
それを補うだけの機動力がありますので
アンカーとしてもある程度は対応可能かもしれません。

一方で今回のW杯で評価を挙げた事でバレンシアは
バイアウト条項に設定されている
£8600万とは言わなくても
それなりの高額の移籍金を要求する可能性があり
同時にムサの獲得は23ロコンガの去就は勿論の事
今シーズンローンに出ている
アジーズやパティーノの今後の去就にも
影響する可能性がありますので
現実味は少ないかもしれません。

そしてW杯カタール大会で活躍した
アルゼンチン代表のマック・アリスターや
ユベントスのラビオに対しても
アーセナルは興味を抱いていると言う噂も出ています。

マック・アリスターはブライトンではダブルボランチで
アルゼンチン代表ではインサイドハーフでプレーしているCMFで、
精度の高いラストパスや
自ら切り込んで行けるドリブルを活かした
高いチャンスメイク能力や推進力と
精度の高い右脚から放たれるFKやシュートが魅力的な
攻撃的MF寄りのCMFと言う印象です。

勿論、機動力があり
南米の選手らしくボディーコンタクトを恐れない
アグレッシブな守備も観せていると思いますので
守備の面でもある程度計算出来る選手だと思いますが
マック・アリスターのストロングポイントは
明らかに攻撃面の様に個人的には感じます。

そういう意味では現在のアーセナルの中盤に当てはめますと
8ウーデゴールが担っている役割に近い
キャラクターのCMFの様に感じますが
仮に34ジャカをカバーするCMFとして
マック・アリスターを獲得すると言うのならば
アルテタ監督は34ジャカの攻撃面のプレーに対して
納得していないと考えるべきなのかもしれません。

確かに今シーズンの34ジャカは
これまで以上に高い位置でプレーし
コンビネーションに関わる場面やラストパスを送る場面が増え、
状況によってはゴール前にまで侵入し
フィニッシュの局面にも顔を出す場面が増えていますが
その精度やアイデアを具現化するスキルが
十分ではないのも事実だと思いますので
34ジャカが担っている様な
攻撃陣に厚みをもたらす役割を
もう1ランク上げたいと考えているのならば
マック・アリスターの獲得もありかもしれません。

とは言え、シーズン中にPLのクラブから
そのクラブの中心選手を引き抜くとなると
高額な移籍金が必要になるのは避けられないと思いますので
その様な補強が出来るのかどうかも些か疑問を感じます。

一方で現在の34ジャカが担っている役割を
同様に担う事が出来ると思われるのが
ラビオだと思います。

中盤の底からボールを前に押し進める推進力があり
場合によってはサイドに開いてプレーする事も
アタッキングエリアに入って
攻撃陣に厚みをもたらすプレーをする事が出来る
非常に広い範囲でプレー可能なCMFで
守備面に関しても献身的であり、
フィジカル的な強度が高くカバーする範囲も広いので
攻守に存在感を発揮出来るCMFだと思います。

同時にユベントスとの契約が
来夏までになっている関係で
この冬にユベントスを離れる可能性が高いと言われており
移籍金もそれ程高額ではない所も魅力的です。

一方で移籍先のクラブに対しては
かなり高額な年俸を希望していると言われており、
同時にラビオの母親はトラブルメイカーで有名であり
アーセナルに加入しても
すぐにレギュラーとして起用されないかもしれない状況に
波風が立たないかと言う事問題もあります。

しかし一人アンカーとしては
どこまで対応出来るかどうかと言う問題はありますが
34ジャカをカバーする補強としては
理想的な選手だと思います。

仮に無制限に資金があると言うのならば
アンカーにウエスト・ハムのライス、
インサイドハーフにドルトムントのベリンガムを獲得するのが
個人的の理想の補強です。
とは言え、この2人を獲得する為には
それぞれに£1億5000万は必要ですので
2人合わせて£3億クラスの投資を
アーセナルが行えるはずもなく
この補強は夢物語だと思います。


怪我から復帰した25エルネニーと
このW杯の中断期間中に成長を観せた
23ロコンガの2人に対して
アルテタ監督がどこまで評価しているかによって
補強の本気度が変わると思いますが
もしも本気でPLを取りに行くのならば
27歳と昨今の補強方針からは外れる選手ではありますが
将来性のある若い選手の補強ではなく
ラビオ位のインパクトのある補強を
個人的には希望します。


C'mon Arsenal !!


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