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Friendly Match:ARSENAL vs Juventus [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 0−2 Juventus
2022年12月17日(土)Friendly Match, Emirates Stadium

Goal

 (45)34Xhaka(og)
 (90)ling-Junior


1Ramsdale

4White 16Holding 6Gabriel 3Tierney

5Thomas

8Ødegaard     34Xhaka

21Vieira               24Nelson

14Nketiah


(22)24Nelson>>>27Marquinho
(62)4White>>>25Elneny
(62)5Thomas>>>27Marquinhos
(62)34Xhaka>>>85Cozier-Duberry
(78)27Marquinho>>>83Nwaneri



Substitutes
 30Turner
 31Hein
 96Sousa
 50Foran
 97Walters
 72Smith
 43Butler-Oyedeji


Arsenal 1.jpgW杯期間中に行われた親善試合の3戦目は
エミレーツに戻って
ユベントスを迎えて行われましたが
不運な形で2点奪われてしまい
敗れてしまいました。

先発はドバイ・スーパーカップのメンバーに
W杯からいち早く戻ってきた
1ラムズデール、4ホワイト、
5トーマス、34ジャカの4人を入れた
布陣が組まれました。

この4人に30ターナーを加えた5人は
既にトレーニングにも復帰して
臨戦体制に入っていましたが
W杯決勝に進んだフランス代表の12サリバと共に
7サカ、11マルティネッリ、18冨安は
PL再開前の最後のテストマッチである
このユベントス戦には
残念ながら間に合いませんでした。

試合はここまでの2戦と同様に
チームとしての連動性が更に向上したアーセナルが
ビルドアップの段階は勿論の事、
ユベントス陣内に入っても
テンポ良くパスを繋いでボールを支配し続け
多くの時間ユベントス陣内でプレーし続けました。

一方でACミラン戦でも観られましたが
シュートチャンスを作る事は出来るのですが
そこからのフィニッシュの精度や決定力が足りないと言う
勝利に導く決定打に欠いた試合でもあったと思います。

3ティアニーが前方に大きく蹴り出した
試合開始直後の場面、
そのボールを収めた24ネルソンが
そのままドリブルで持ち込み
カットインしてペナルティに侵入した所から
右脚を振り抜きましたが
残念ながら枠を捉える事が出来ず。

3ティアニーがクロスを入れた所から
波状攻撃が始まった3分過ぎの場面、
そのクリアーボールを収めた4ホワイトから
21ヴィエイラ〜5トーマス〜24ネルソン〜
6ガブリエウと右サイドから左サイドへ展開して行き
その6ガブリエウからの縦パスを受けた
34ジャカからのパスを受けた3ティアニーが
もう一度クロスを入れましたが
ゴール前に入ってきた14エンケティアには合わず。
そしてそこからのクリアーボールを収めた
34ジャカからの折り返しを
8ウーデゴールがダイレクトで左脚を振り抜きましたが
このシュートも枠を捉える事は出来ず。

ユベントスのスローインからのルーズボールを
5トーマスがヘッドで14エンケティアに繋いだ
9分過ぎの場面、
そのパスを受けてペナルティに入った14エンケティアは
右脚を振り抜きましたが
そのシュートはブロックされてしまいゴールを奪う事は出来ず。

ミレッティのヘッドでのパスミスを収めた24ネルソンが
21ヴィエイラに繋いだ9分過ぎの場面、
そのパスを受けた21ヴィエイラは
ワントラップして左脚で豪快にボレーシュートを放ちましたが
このシュートはペリンのファインセーブで阻まれ
ゴールを奪う事は出来ず。

左サイドから24ネルソンがクロスを送った12分過ぎの場面、
そのクロスを収めた14エンケティアは
ゴール前のスペースのない所で
ボールを動かしてシュートコースを見出して
左脚を振り抜きましたが
このシュートもブロックされてしまい
ゴールを奪う事は出来ず。

21ヴィエイラのサイドチェンジのパスを
左サイドで受けた14ネルソンが
バルビエリをかわしてポケットの所まで入った所から
マイナス方向に折り返した13分過ぎの場面、
その折り返しを受けた34ジャカが
ヒールパスで14エンケティアに繋ごうとしましたが
そのパスはカットされてしまい
シュートを撃つ事は出来ず。

5トーマスの楔のパスを受けた34ジャカが
ダイレクトで8ウーデゴールに繋いだ19分過ぎの場面、
そこから左脚を振り抜きましたが
そのシュートも枠を捉える事が出来ず。

この様に開始20分の間に何度も良い形で
ユベントスゴールに迫る場面を作る事は出来ていましたが
そこからの決定打に欠いてしまい
ゴールネット揺らす事が出来ませんでした。

その様な状況の中で24ネルソンが
左のハムストリングを負傷してしまい
早々に27マルキーニョスと交代する
トラブルが発生してしまいました。

この試合の序盤戦でも
24ネルソンは左サイドでも
存在感を観せ始めていただけに
再び怪我で離脱する事になってしまったのは残念です。

その後もユベントスゴールに迫る場面はありました。

31分過ぎ、ガッティのパスミスを受けた8ウーデゴールが
バレネケアをかわして右脚を振り抜きましたが
大きく枠を外してしまいゴール奪う事は出来ず。

しかしこの場面で8ウーデゴールが
バレネケアのレイトタックルで倒された事で得たFKから
ゴールネットを揺らす事に成功しました。

33分過ぎ、8ウーデゴールが蹴ったそのFKが
壁に当たって跳ね返ったボールに対して
3ティアニーがダイレクトで右脚を振り抜きました。
そのミドルシュートに対して
ルガーニがクリアーミスしたこぼれ球を収めた
14エンケティアが左脚で流し込みましたが
その14エンケティアの位置がオフサイドで
ゴールは認められず。

そしてその後も惜しい場面が続きました。

33分過ぎ、このオフサイドの
リスタートのボールを受けたミレッテイが
ペリンに戻したボールを奪った14エンケティアが
ダイレクトで左脚を振り抜きましたが
このシュートもポストを叩き
残念ながらゴールを奪う事は出来ず。

この2つの場面の様に14エンケティアは
局面に対する反応と
そこからの瞬発力は素晴らしかったと思います。
それだけにこの様なチャンスが訪れた時に
確実に決め切る決定力が足りない所が課題であり
もう一つ上のレベルに
ステップアップする為には
改善しなければならない所だと思います。

この様にゴールは奪えなかったとは言え、
アーセナルが試合を支配し続けた前半でしたが
前半ロスタイムに不運な形から
失点してしまいました。

前半ロスタイム、左サイドからのショートコーナーから
ファジョーリが入れたクロスを
34ジャカがクリアーしきれずに
頭に当たったボールが
そのままゴールに吸い込まれてしまい失点。

チャレンジしなければならない場面でしたので
仕方がなかったと思いますが
ここまで一方的な展開だっただけに
非常に痛い失点だったと思います。

この失点が影響したのか
後半に入ると徐々に噛み合わなくなり始めて
良い形を作る事が出来なくなり始めてしまいました。

21ヴィエイラのスルーパスで
裏に抜け出した4ホワイトが
マイナス方向に折り返した48分過ぎの場面、
その折り返しを受けた34ジャカが
ダイレクトで14エンケティアに繋ごうとしましたが
タイミングが合わず。

CKのクリアーボールを右サイドで収めた21ヴィエイラが
左サイドの27マルキーニョスへサイドチェンジのパスを送った
57分過ぎの場面、
その27マルキーニョスがダイレクトで6ガブリエウに繋ぎ
そのパスを受けた6ガブリエウは
裏のスペースへリターンパスを出しましたが
27マルキーニョスは
そのパスを感じる事が出来ずに止まってしまい
深い位置にまで侵入するチャンスを逸してしまいました。

そのような中で再びゴールネットを揺らす場面がありました。

60分過ぎ、8ウーデゴールが蹴った左CKを
ニアで5トーマスと14エンケティアが競って
流れたボールに対して
ファーサイドで6ガブリエウが飛び込みましたが
リチオにヘッドでクリアーされてしまいました。
しかしそのルーズボールに対して
21ヴィエイラがヘッドで中に折り返したボールを
ゴール前に飛び込んだ14エンケティアが押し込みましたが
ハンドの判定???でゴールは取り消されました。

最初は6ガブリエウの頭とリチオの頭が激突しましたので
それに対して主審がプレーを止めたのかと思いましたが
主審は手を指していましたので
どこかでハンドがあったのだと思います。
ハンドがあった可能性があったのは
ボールを押し込んだ14エンケティアの場面ですが
21ヴィエイラがヘッドで折り返した時点で
すでに笛は吹かれていましたので
21ヴィエイラがヘッドで折り返した辺りで
ハンドがあった事になりますが、、、、
リプレーを観る限りはどこでハンドがあったのかわかりません、、。

その後ももう少し上手くやれば
ゴールを奪えそうな場面がありました。

3ティアニーからのパスを受けた
8ウーデゴールが出したパスで
14エンケティアが裏に抜け出した66分過ぎの場面、
そこからゴール前を横切る様に
グラウンダーのクロスが送られましたが
ゴール前には誰も入っていなかった為に
ゴールを奪う事は出来ず。

27マルキーニョスからのクロスを
14エンケティアが胸で落とし
そのボールに対して21ヴィエイラが
ダイレクトで右足を振り抜いた71分過ぎの場面、
そのシュートはリチオにブロックされてしまい
これもゴールを奪う事は出来ず。

その後も最後までゴールを奪う事が出来ないまま
後半ロスタイムに不運な形から
再びゴールネットを揺らされてしまいました。

後半ロスタイム、ボエンデからの裏へのパスで抜け出した
イリング・ジュニオールに角度のない所から
左脚を振り抜かれてしまい
そのボールが16ホールディングに当たって
そのままゴールに吸い込まれてしまい失点。

公式にはイリング・ジュニオールのゴールになっていますが
16ホールディングのオウンゴールと言って
差し支えないと思われます。

試合はこのまま終わり0−2で敗戦。


ACミラン戦でも書きましたが
確かにビルドアップから
アタッキングサードに入るまでの
一連の流れは良くなっていますが
最終局面での仕掛けのアイデア、
質、精度、そして迫力が
9ジェズス、7サカ、11マルティネッリの3人を
欠いた布陣では
明らかに足りていない様に感じます。

勿論、取り消されてしまいましたが
14エンケティアは2度ゴールネットを揺らしており、
21ヴィエイラのシュートは
この試合の中でユベントスのゴールに
最も迫った場面の一つだったと思いますので
上記の3人を欠いたメンバーでも
ゴールを奪うチャンスはあったと思います。
その一方で大事な局面でパスの出し手と受け手の
タミングが合わない場面や、
コースやスピードが悪くてパスが通らない場面が
多かったのも事実であり
その様な部分の精度がもっと良かったら
ユベントスゴールに迫る場面は
もっと増えていたかもしれませんし
その結果としてゴールも生まれていたかもしれませんでした。

それ以外でもW杯から戻ってきて2戦目の5トーマスは
中断前の状態に大分戻ってきていると思いますが
4ホワイトと34ジャカは
中断前の状態にまだ戻ってきていない所は気になります。

W杯の疲れの問題なのか?
メンバーが違うチームで違うテンポや戦術下で
プレーしていた影響なのか?
同じ様にプレーはしていましたが
周囲の選手と噛み合わない場面が何度かありましたので
合流が遅れている7サカや11マルティネッリが
PL再開までのここからの1週間で
中断前の様なパフォーマンスが
発揮出来るレベルにまで戻るのかどうか
少なからず心配です。

そしてこの試合で24ネルソンが負傷してしまったのは
シーズン後半に向けて少なからず影響を及ぼすと思われます。

シーズン前半のアーセナルは
右サイドには7サカが
左サイドには11マルティネッリが固定されていましたが
この2人をバックアップする選手には
少なからず問題がありました。

しかしこの中断期間中の3試合では
右サイドに21ヴィエイラが
左サイドには24ネルソンが起用され
一定以上の結果を出していたと思いますので
今後復帰すると思われる10スミス・ロウと共にこの2人が
サイドアタッカーのバックアッパー問題を
解消する事が出来れば
この冬の移籍期間ではサイドアタッカーの補強から
怪我で離脱している9ジェズスの穴を埋める補強に
舵を切る事も出来たかもしれませんでした。

しかし24ネルソンが怪我で離脱し、
復帰が待たれている10スミス・ロウが
思う様にトレーニング量を増やせていない状況を考えますと
21ヴィエイラがサイドで起用出来る目処が立ったとしても
この冬の移籍期間では
駒不足のサイドアタッカーの補強に
注力しなければならないかもしれませんので
非常に難しい状況になってきていると思います。

この中断期間に行われた3試合で
ポジショナルプレーの質が向上するなど
レギュラー組とサブ組の間にあった差は
少なからず埋める事が出来た様に思いますので
仮にレギュラー組のメンバーが揃わなくても
昨シーズンの様にあっさりと負ける様な試合は
増えない様に感じます。
その一方で個々のクオリティに関しては
まだ足りない部分があるのも事実であり
その問題を解決しなければ
勝ち切れずに勝ち点を取りこぼす試合も
出て来るかもしれません。

そうならない為にも
この冬の移籍期間は
非常に重要な1ヶ月になると思われます。


C'mon Arsenal !!


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3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A
7サカ        PL:4G6A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G1A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A

 
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