SSブログ

Dubai Super Cup:ARSENAL vs AC Milan [Arsenal マッチリポート]

ARSENAL 2−1 AC Milan
2022年12月13日(火)Dubai Super Cup, Al Maktoum Stadium

Goal

 (21)8Ødegaard
 (41)24Nelson(←21Vieira)
 (78)Tomori

Penalty Shootout

   17Cedric  ○ー○ Bennacer
   6Gabriel  ○ー● Díaz
 27Marquinhos ○ー○ Tonali
   25Elneny  ○ー○ Lazetić
    72Smith ●ー● Krunić
        (4−3)


31Hein

4White 16Holding 6Gabriel 3Tierney

5Thomas

8Ødegaard     23Lokonga

21Vieira               24Nelson

14Nketiah


(46)4White>>>17Cedric
(46)5Thomas>>>25Elneny
(74)21Vieira>>>27Marquinhos
(81)3Tierney>>>96Sousa
(81)24Nelson>>>85Cozier-Duberry
(81)14Nketiah>>>43Butler-Oyedeji
(90)23Lokonga>>>83Nwaneri
(90)8Ødegaard>>>72Smith


Substitutes
 53Graczyk
 44Cirjan
 50Foran
 71Sagoe Jr
 81Lewis-Skelly
 97Walters


Arsenal 1.jpgACミランと対戦した
ドバイ・スーパーカップ第2戦も
試合後に行われたPK戦も含めて
完全勝利を収め
勝ち点8で優勝しました。

先発はW杯からいち早く戻ってきた
4ホワイトと5トーマスが
右SBとアンカーに復帰した以外は
前試合のリヨン戦と
同じメンバーが組まれました。

この試合のミランは
積極的なハイプレスで前線から嵌めにきていましたが
リヨン戦と同様に人とボールの流れが
よく整理されたビルドアップでそのプレスをかわして
上手くボールを前に進める事が出来ていたと思います。
一方でミランのファーストプレスをかわしても
ミラン陣内に入るとかなり激し目のチャージを受けて
上手く流れを切られてしまう場面が多く
結果として良い形でミランゴールに迫る場面を
あまり作れませんでした。

その様な序盤戦の中で
最初にゴールに迫ったのはミランの方でした。

10分過ぎ、レビッチからの縦パスを受けたオリギに
16ホールディングがかわされてしまい
ペナルティの外側から
右脚を振り抜かれてしまいました。

そのシュートはバーを叩き救われましたが
レビッチの縦パスを受けて反転したオリギに対して
16ホールディングは寄せ切れずに
逃してしまったのは
非常に甘い対応だったと言わざる得ないと思います。

12分過ぎ、レビッチから入れられた
右サイドからのクロスを
ニアに入ってきたアドリに
右足のアウトサイドのボレーで
合わされてしまいました。

このシュートは寄せた6ガブリエウが
しっかりとブロックしてゴールは守られましたが
元々レビッチにパスを送ったポベガへの
4ホワイトの寄せも甘ければ
サイドの裏に出てきたレビッチに対して
戻ってきた21ヴィエイラが付いて行くのか
16ホールディングがサイドに出て行き対応するのかが
はっきりとしない非常に中途半端な対応だったと思います。

16分過ぎ、16ホールディングのパスを受けた23ロコンガが
ブランクスの激しいプレスに曝されて
ボールをロストしてしまった所から
ショートカウンターを受けてしまいました。
そのこぼれ球を収めたサーレマーカースから
アドリ〜レビッチへと繋げられ
そのレビッチからの折り返しを受けた
サーレマーカースに左脚を振り抜かれてしまいました。

幸いそのシュートは枠を大きく外れて救われましたが
この試合の序盤から仕掛けられていた
激しいハイプレスに嵌められてしまった場面でした。

流れを掴みきれなっかた序盤戦でしたが
先制点を奪ったのはアーセナルでした。

19分過ぎ、8ウーデゴールからの縦パスを受けた
14エンケティアが反転して前を向いた所で
カルルに倒されてFKを獲得。

21分、ペナルティのすぐ外側からのそのFKを
8ウーデゴールがゴール右上に
直接突き刺し先制ゴール!!

その後は徐々にミランゴールに迫り始めました。

24分過ぎ、8ウーデゴールからのパスを受けた
23ロコンガから出された裏へのパスで
抜け出した3ティアニーから
マイナス方向への折り返しが送られました。
残念ながらその折り返しは
8ウーデゴールに繋がる前に
カットされてしまいましたが
完全に崩した場面でした。

しかしこの日の守備面での緩さは
その後も続いてしまいました。

27分過ぎ、レベッチから出された
左サイドのスペースへのパスで
アドリに抜け出されてしまい
そこから送られたクロスを
ゴール前に走り込んできたオリギに
ヘッドで合わされてしまいました。

幸いそのヘッドは枠を捉えずに救われましたが
スペースに抜け出されたアドリに対して
23ロコンガが対応しましたが
クロスを上げられる前に
プレッシャーを与える事が出来ずに
フリーでクロスを上げられてしまったのも
6ガブリエウと16ホールディングが揃っていながら
その間に入られたオリギに
ヘッドで合わされてしまったのも
緩い対応だったと言わざる得ませんでした。

その後は両チーム共に決定機を作れませんでしたが
前半終了間際に追加点を奪いました。

41分、GKのタタルサヌからのアドリへのパスを
素早く寄せていった21ヴィエイラがカットし
そのままトナリをドリブルでかわした所から送られたラストパスを
24ネルソンが右脚を振り抜きゴール!!

前半終了間際にも惜しい場面はありました。

45分過ぎ、パスをカットした5トーマスから
カウンターが始まりました。
その5トーマスからのパスを受けた14エンケティアが
ドリブルで持ち込んだ所から
並走して駆け上がってきた24ネルソンにパスが送られ
その24ネルソンがダイレクトで左脚を振り抜きましたが
残念ながらわずかに枠の上でゴールを奪う事は出来ず。

完全に流れを掴みきれない展開ながらも
2−0で前半を折り返す事が出来たのは
非常に良かったと思います。

しかし後半もバタバタした展開で始まり
その後も流れを掴む事が出来ない為に
ミランゴールに迫る場面は
それ程多く作れませんでした。

21ヴィエイラからのパスを受けた25エルネニーが
ロングシュートを放った58分過ぎの場面、
そのシュートは8ウーデゴールに当たってしまい
枠を捉える事が出来ませんでしたが
8ウーデゴールに当たっていなければ
枠を捉えていたと思われる
良いロングシュートだったと思います。

25エルネニーからのサイドチェンジのパスを受けた
24ネルソンの折り返しに対して
21ヴィエイラがダイレクトで左脚を振り抜いた
62分過ぎの場面、
そのシュートは枠を捉える事が出来ませんでしたが
25エルネニーからの大きな展開から
24ネルソンが鋭いカットインでマーカーをかわして
ラストパスが送るまの流れは
アーセナルが構築している
仕掛けの一つの形であり
それをしっかりと具現化出来ていた場面でした。

しかしこの後も決定機を作る事に苦しみ
次にゴールネットを揺らしたのはミランの方でした。

78分、27マルキーニョスがボゾランを倒して
与えてしまった右サイドからのFKを
トモリにヘッドで叩き込まれてしまい失点。

トナリの蹴ったFKの精度は確かに良かったと思いますが
普通に考えればターゲットになり得るトモリに対して
誰もマークに付かずに
フリーで飛び込ませてしまったのは
大きなミスだったと思います。

終盤は再びリザーブの選手を起用しましたが
このまま逃げ切って2−1で勝利!!

そして試合後のPK戦も
再び31ハインの活躍で4−3で勝利して
今回のドバイ・スーパーカップは
完全優勝を達成しました。

リヨン戦と同様に人とボールの流れが整理されたビルドアップは
ミランの激しハイプレスに対してもしっかりと対応して
ボールを前に進める事が出来ていましたので
それは良かったと思いますが、
一方でミラン陣内に入ると仕掛けられる
激し目のチャージに対して
最後まで対応する事が出来なかったのは
改善の余地があると思います。

リヨン戦で素晴らしいプレーを観せた23ロコンガも
このミランのチャージに対応する事が出来ませんでしたが
このミランよりも
さらに激しいチャージに曝される可能性がある
PLで出場機会を得る為には
この様なチャージに負けないフィジカル的な強度や
チャージを受けても崩れないボディーバランスを
身に付けていく必要があると思います。
同時に27分過ぎの場面の様に
要所要所で集中力を切らす様な対応を
観せてしまう場面もまだあり
今後の更なる成長が待たれます。

この2戦で行われた2回のPK戦で
勝利をもたらしたPKストップを観せた
31ハインも良いアピールが出来たと思います。
実際10本のPKの内、
決められたのは4本だけであり
枠外1本とパネンカ崩れが1本ありましたが
残りの4本は見事なPKストップを観せました。

その一方でこの試合で何度かありました様に
フィードの精度には大いに改善の余地があると思います。
ワイドな位置の24ネルソンや21ヴィエイラに
直接フィードを送り一気に状況を打開すると言うのは
ハイプレスを仕掛けてくる相手に対する対処法として
絶対に必要な部分ですので
今後フィードの精度を上げていかないと
アルテタ監督のスタイル下では
出場機会は限られてしまうと思われます。

全体的に観てもW杯期間中に行った
今回のトレーニングキャンプは
サブ組の底上げに繋がる等
成果が出たと思います。

実際、このミラン戦の様に
多くのチャンスを作れない様な流れの試合でも
大崩れする事なく試合を進められる様になっており
少ないチャンスをゴールに繋げる事も出来ていましたので
サブ組の成長は確かだと思います。

その一方で多くのチャンスを作れない展開の時には
絶対的な個の力が必要なのも事実であり
その絶対的な個の力に関しては
9ジェズスや7サカや11マルティネッリ等の
レギュラー組の力が必要だと言う事も確認出来たと思います。

これでドバイでのトレーニングキャンプは終わり
次はエミレーツに戻って
ユベントスとの対戦になります。

どこまで起用されるかは分かりませんが
12サリバ以外はW杯に参戦していた
レギュラー組も戻ってくると思いますので
レギュラー組の中で成長したサブ組の選手が
どれだけ存在感を示す事が出来るのか楽しみです。


C'mon Arsenal !!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

3ティアニー     PL:0G0A EL:1G1A 
4ホワイト      PL:0G2A 
5トーマス      PL:2G0A
6ガブリエウ     PL:2G0A
7サカ        PL:4G6A EL:1G0A 
8ウーデゴール    PL:6G2A 
9ジェズス      PL:5G5A EL:0G1A 
11マルティネッリ   PL:5G2A 
12サリバ       PL:2G1A
14エンケティア    PL:0G0A EL:2G1A CC:1G0A 
16ホールディング   PL:0G0A EL:1G0A 
18冨安        PL:0G0A EL:0G1A 
21ヴィエイラ     PL:1G1A EL:1G1A 
24ネルソン      PL:2G1A EL:0G0A CC:0G1A 
27マルキーニョス   PL:0G0A EL:1G1A 
34ジャカ       PL:3G3A EL:1G0A  
35ジンチェンコ    PL:0G1A

 
nice!(2)  コメント(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。