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冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−5 [Arsenal F.C.]

冬の移籍期間に向けて2022/23、その1−5

Arsenal 1.jpg次は、選手層に問題があった左SBに対して獲得した
35ジンチェンコです。


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35オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)


昨シーズンの左SBは
レギュラーである3ティアニーが
怪我でフル稼働する事が出来ず
その3ティアニーを
バックアップする事が期待された
20タヴァレスも経験値の低さを露呈して
十分に機能しなかった為に
左SBもこの夏の重要な
補強ポイントでした。

その左SBに対して獲得した35ジンチェンコは
チーム戦術をもう一つ上のレベルへ押し上げる
補強になったと思います。

元々35ジンチェンコは
CMF、攻撃的MFが本職の選手で
実際ウクライナ代表では
今でもこのポジションでプレーしていますが、
シティ在籍時に
その戦術理解度の高さを買われて
グアルディオラ監督に左SBにコンバートされ、
偽SBと言う新たな役割を開花させました。

そしてアーセナルに加入してからも
偽SBとしての役割が与えられ
アーセナルに新たな戦術を持ち込む事になりました。

その35ジンチェンコは
プレーの起点は一応左SBの位置ですが
流れの中で5トーマスと並ぶ位置にまで
中に絞ってきて
バックラインからボールを引き出し
前線に展開する司令塔の役割を担い、
ボールが前に進んでからは
ライン側をオーバーラップするだけではなく
ハーフスペースをインナーラップして
攻撃陣に厚みをもたらす役割も担っています。

一方で相手ボールになった時には
34ジャカが前線にまで上がっている時には
本来はインサイドハーフがカバーするエリアで
プレスを仕掛けて相手の攻撃を遅らせ、
押し込まれ始めた時に34ジャカが戻ってきていなければ
5トーマスの横に並び
DFラインをプロテクトする役割も担います。

言うなれば攻守の両面で
インサイドハーフの34ジャカの動きにリンクする様に
中盤に穴が空かない様に
しっかりと埋める役割を担っていますが
反対に言えば35ジンチェンコが
穴を埋めてくれるお陰で
これまで以上に34ジャカは
自由に動く事が出来ているとも言えると思います。

偽SBとして中盤の安定性に大きく寄与している
35ジンチェンコですが問題がない訳ではなく
特に左SBとして
相手のアタッカーと対峙した時の
守備強度に関しては大きな問題があると思います。

フィジカル的な強度の問題の為に
デュエルの局面はそれ程強くなく
それを補う様なディフェンススキルも
高い方ではありません。
又、元々がMFだった為なのか
相手の動きを見切る前に
山を張って一か八かの対応に出てしまう場面も散見される等
純粋な守備者としては問題があると思います。

現状としてはアルテタ監督は
その守備的な問題よりも
偽SBとして中盤の安定性に寄与する力を重視して
左SBのファーストチョイスとして起用しており
実際、戦術的にアーセナルを
一つ上のレベルに押し上げたと思いますが
個人的には35ジンチェンコの守備を観ていますと
非常に怖く感じてしまいますので
守備面の問題に対して改善に努めて欲しいと思います。

怪我の影響でここまでは
約半分の期間欠場していますが
アーセナルに新たな戦術を持ち込む事になった
35ジンチェンコの獲得は成功だと思われます。

そして怪我で欠場した第4節フラム戦で
逆転ゴールが生まれた時に
ベンチ外にも関わらずピッチに飛び出して
歓喜の輪に入ってしまう等
熱く愛らしい姿は非常に好感が持てます。


C'mon Arsenal !!


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サンパウロから完全移籍
 右サイドアタッカー マルキーニョス(19歳)ブラジル £300万(推定)

ポルトから完全移籍
 攻撃的MF ファビオ・ヴィエイラ(22歳)ポルトガルU-21 £3000万+430万(推定)

ニューイングランド・レボリューションから完全移籍
 GK マット・ターナー(28歳)アメリカ代表 £750万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 ストライカー ガブリエル・ジェズス(25歳)ブラジル代表 £4500万(推定)

マンチェスター・シティから完全移籍
 左SB&CMF オレクサンドル・ジンチェンコ(25歳)ウクライナ代表 £3000万+200万(推定)

(年齢は獲得時の年齢)


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